JP2570195Y2 - エレベーターの乗かご側壁 - Google Patents
エレベーターの乗かご側壁Info
- Publication number
- JP2570195Y2 JP2570195Y2 JP7477592U JP7477592U JP2570195Y2 JP 2570195 Y2 JP2570195 Y2 JP 2570195Y2 JP 7477592 U JP7477592 U JP 7477592U JP 7477592 U JP7477592 U JP 7477592U JP 2570195 Y2 JP2570195 Y2 JP 2570195Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- side wall
- decorative panel
- elevator
- car side
- Prior art date
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエレベーターの乗かご側
壁に係わり、特に、側板の表面にほうろう処理した化粧
パネルを配置したエレベーターの乗かご側壁に関する。
壁に係わり、特に、側板の表面にほうろう処理した化粧
パネルを配置したエレベーターの乗かご側壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターの乗かご側壁は、特
願平2−323042号に記載のように、側板の表面に
ほうろう処理した化粧パネルを配置し、この化粧パネル
の対向部で化粧パネルの端部を覆うように目地を配置
し、化粧パネルの対向部に対応する側板に設けた貫通孔
に、目地の裏面に設けたスタツドボルトを挿入し、側板
の裏面からスタツドボルトに螺合したナツトで目地を固
定していた。
願平2−323042号に記載のように、側板の表面に
ほうろう処理した化粧パネルを配置し、この化粧パネル
の対向部で化粧パネルの端部を覆うように目地を配置
し、化粧パネルの対向部に対応する側板に設けた貫通孔
に、目地の裏面に設けたスタツドボルトを挿入し、側板
の裏面からスタツドボルトに螺合したナツトで目地を固
定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベーターの乗かご側壁は、上述の如き構成であつた
ため、目地の材料に美観性を考慮してステンレスを使用
した場合、エレベーターの走行時に発生する微少な振動
により、目地の裏面と化粧パネルの表面との間で摩擦が
生じ、きしみ音を発生してしまうことが分かつた。
エレベーターの乗かご側壁は、上述の如き構成であつた
ため、目地の材料に美観性を考慮してステンレスを使用
した場合、エレベーターの走行時に発生する微少な振動
により、目地の裏面と化粧パネルの表面との間で摩擦が
生じ、きしみ音を発生してしまうことが分かつた。
【0004】本考案の目的とするところは、目地の材料
に拘らずきしみ音を発生することのないエレベーターの
乗かご側壁を提供することにある。
に拘らずきしみ音を発生することのないエレベーターの
乗かご側壁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、隣接する側板の表面に化粧パネルを配置
し、この化粧パネルの継ぎ目に対応する位置に目地を固
定して成るエレベーターの乗かご側壁において、上記目
地と上記側板との間に、上記化粧パネルよりも厚いスぺ
ーサを設け、前記化粧パネル表面と前記目地裏面との間
に隙間を形成したことを特徴とする。
するために、隣接する側板の表面に化粧パネルを配置
し、この化粧パネルの継ぎ目に対応する位置に目地を固
定して成るエレベーターの乗かご側壁において、上記目
地と上記側板との間に、上記化粧パネルよりも厚いスぺ
ーサを設け、前記化粧パネル表面と前記目地裏面との間
に隙間を形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案によるエレベーターの乗かご側壁は、上
述のように目地裏面と化粧パネル表面との間に隙間を設
けた結果、エレベーターの走行により微少な振動が発生
しても、目地裏面と化粧パネル表面との間には摩擦を生
じないのできしみ音が発生することがなくなり、静かな
エレベーターの乗かご側壁が得られた。
述のように目地裏面と化粧パネル表面との間に隙間を設
けた結果、エレベーターの走行により微少な振動が発生
しても、目地裏面と化粧パネル表面との間には摩擦を生
じないのできしみ音が発生することがなくなり、静かな
エレベーターの乗かご側壁が得られた。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。図1は本考案の一実施例によるエレベーターの乗か
ご側壁の要部横断面図である。隣接する側板10,11
は、それぞれ対向側端部を裏面側にほぼ直角に折り曲げ
て起立部10a,11aを形成し、この起立部10a,
11a間に落とし目地12を介在させると共に、図示し
ないボルトおよびナツトによつて締め付けて連結してい
る。これら両側板10,11の表面側には、薄い素地金
属板1a,2aの表面にほうろう1b,2bを形成した
化粧パネル1,2をそれぞれ接着している。焼成幅によ
つて隣接した化粧パネル1,2間に継ぎ目が形成される
が、この継ぎ目は側板10,11の落とし目地12によ
る継ぎ目を避けるように化粧パネル1,2の接着位置を
考慮している。図示の実施例では、落とし目地12より
も側板10側にずらした位置に化粧パネル1,2間の継
ぎ目を位置させている。この継ぎ目に対応する位置の側
板10には、継ぎ目方向に沿つて所定の間隔で貫通孔1
0bを複数個形成しており、スぺーサ7も貫通孔10b
と同様の間隔で貫通孔7aを形成している。
る。図1は本考案の一実施例によるエレベーターの乗か
ご側壁の要部横断面図である。隣接する側板10,11
は、それぞれ対向側端部を裏面側にほぼ直角に折り曲げ
て起立部10a,11aを形成し、この起立部10a,
11a間に落とし目地12を介在させると共に、図示し
ないボルトおよびナツトによつて締め付けて連結してい
る。これら両側板10,11の表面側には、薄い素地金
属板1a,2aの表面にほうろう1b,2bを形成した
化粧パネル1,2をそれぞれ接着している。焼成幅によ
つて隣接した化粧パネル1,2間に継ぎ目が形成される
が、この継ぎ目は側板10,11の落とし目地12によ
る継ぎ目を避けるように化粧パネル1,2の接着位置を
考慮している。図示の実施例では、落とし目地12より
も側板10側にずらした位置に化粧パネル1,2間の継
ぎ目を位置させている。この継ぎ目に対応する位置の側
板10には、継ぎ目方向に沿つて所定の間隔で貫通孔1
0bを複数個形成しており、スぺーサ7も貫通孔10b
と同様の間隔で貫通孔7aを形成している。
【0008】また化粧パネル1,2の継ぎ目に配置する
目地3は、その裏面側に貫通孔10bに対応したスタツ
ドボルト6を有しており、このスタツドボルト6を化粧
パネル1,2の表面側から、貫通孔10bに挿入した
後、側板10の裏面にワツシヤ4を介してナツト5を螺
合させて締め付けている。このとき、側板10の表面と
目地3の裏面との間にスぺーサ7を介在させ、例えばス
ぺーサ7における貫通孔10bと対応する位置に同様の
貫通孔7aを形成し、この貫通孔7aにスタツドボルト
6を挿入する。このスぺーサ7の厚さは、化粧パネル
1,2よりも厚くして、目地3の裏面と化粧パネル1,
2の裏面との間に隙間Gを形成するが、この隙間Gは美
観の点から0.1mmから1mm程度にするのが望まし
い。この隙間Gを形成することにより、エレベーターの
走行により微少な振動が発生しても、目地3の裏面と化
粧パネル1,2の表面との間で摩擦を生じることはない
ので、きしみ音が発生することがない。
目地3は、その裏面側に貫通孔10bに対応したスタツ
ドボルト6を有しており、このスタツドボルト6を化粧
パネル1,2の表面側から、貫通孔10bに挿入した
後、側板10の裏面にワツシヤ4を介してナツト5を螺
合させて締め付けている。このとき、側板10の表面と
目地3の裏面との間にスぺーサ7を介在させ、例えばス
ぺーサ7における貫通孔10bと対応する位置に同様の
貫通孔7aを形成し、この貫通孔7aにスタツドボルト
6を挿入する。このスぺーサ7の厚さは、化粧パネル
1,2よりも厚くして、目地3の裏面と化粧パネル1,
2の裏面との間に隙間Gを形成するが、この隙間Gは美
観の点から0.1mmから1mm程度にするのが望まし
い。この隙間Gを形成することにより、エレベーターの
走行により微少な振動が発生しても、目地3の裏面と化
粧パネル1,2の表面との間で摩擦を生じることはない
ので、きしみ音が発生することがない。
【0009】また、図2は、側板10,11の起立部1
0a,11aの間に落とし目地12を有していないエレ
ベーターの乗かご側壁の要部横断面図であるが、この場
合も全く同様に、側板10の表面と目地3の裏面との間
にスぺーサ7を介在させ、このスぺーサ7の厚さとして
は化粧パネル1,2よりも厚くすることによつて、目地
3の裏面と化粧パネル1,2の裏面との間に、隙間Gを
形成している。この隙間Gを形成することによつて、エ
レベーターの走行により微少な振動が発生しても、目地
3の裏面と化粧パネル1,2の表面との間で摩擦を生じ
ることはないので、きしみ音が発生することがなく、先
の実施例と同様の効果を得ることができる。
0a,11aの間に落とし目地12を有していないエレ
ベーターの乗かご側壁の要部横断面図であるが、この場
合も全く同様に、側板10の表面と目地3の裏面との間
にスぺーサ7を介在させ、このスぺーサ7の厚さとして
は化粧パネル1,2よりも厚くすることによつて、目地
3の裏面と化粧パネル1,2の裏面との間に、隙間Gを
形成している。この隙間Gを形成することによつて、エ
レベーターの走行により微少な振動が発生しても、目地
3の裏面と化粧パネル1,2の表面との間で摩擦を生じ
ることはないので、きしみ音が発生することがなく、先
の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0010】尚、上記実施例では目地3のスタツドボル
ト6を側板10の裏面に設けたナツト5で螺合して、目
地3を側板10に固定したが、他の構造によつて目地3
を側板10に固定したエレベーターの乗かご側壁にも本
考案を同様に適用することができる。
ト6を側板10の裏面に設けたナツト5で螺合して、目
地3を側板10に固定したが、他の構造によつて目地3
を側板10に固定したエレベーターの乗かご側壁にも本
考案を同様に適用することができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、目地の裏
面と側板の表面との間に化粧パネルよりも厚いスぺーサ
を設けて、目地の裏面と化粧パネルの表面との間に隙間
を形成したため、乗かご走行時に微少な振動が発生して
も、目地の裏面と化粧パネルの表面との間に摩擦が発生
しないので、目地の材料に拘らずきしみ音を生じさせる
ことはなく、静かなエレベーターの乗かごを得ることが
できる。
面と側板の表面との間に化粧パネルよりも厚いスぺーサ
を設けて、目地の裏面と化粧パネルの表面との間に隙間
を形成したため、乗かご走行時に微少な振動が発生して
も、目地の裏面と化粧パネルの表面との間に摩擦が発生
しないので、目地の材料に拘らずきしみ音を生じさせる
ことはなく、静かなエレベーターの乗かごを得ることが
できる。
【図1】本考案の一実施例によるエレベーターの乗かご
側壁の要部横断面図である。
側壁の要部横断面図である。
【図2】本考案の他の実施例によるエレベーターの乗か
ご側壁の要部横断面図である。
ご側壁の要部横断面図である。
1,2 化粧パネル 3 目地 6 スタツドボルト 7 スぺーサ 7a 貫通孔 10,11 側板 10b 貫通孔 G 間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 隣接する側板の表面に化粧パネルを配置
し、この化粧パネルの継ぎ目に対応する位置に目地を固
定して成るエレベーターの乗かご側壁において、上記目
地と上記側板との間に、上記化粧パネルよりも厚いスぺ
ーサを設け、前記化粧パネル表面と前記目地裏面との間
に隙間を形成したことを特徴とするエレベーターの乗か
ご側壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477592U JP2570195Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | エレベーターの乗かご側壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477592U JP2570195Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | エレベーターの乗かご側壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637260U JPH0637260U (ja) | 1994-05-17 |
JP2570195Y2 true JP2570195Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13557007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7477592U Expired - Fee Related JP2570195Y2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | エレベーターの乗かご側壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570195Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP7477592U patent/JP2570195Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637260U (ja) | 1994-05-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |