JP3112846B2 - 建築用補強パネルおよびその取付構造 - Google Patents

建築用補強パネルおよびその取付構造

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JP3112846B2 JP08327678A JP32767896A JP3112846B2 JP 3112846 B2 JP3112846 B2 JP 3112846B2 JP 08327678 A JP08327678 A JP 08327678A JP 32767896 A JP32767896 A JP 32767896A JP 3112846 B2 JP3112846 B2 JP 3112846B2
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宣明 須志田
知行 仙頭
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板製の組立家屋
等に用いられる建築用補強パネルおよびその取付構造に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば物置等の組立家
屋の壁面や扉等には、剛性を向上させるための縦リブを
設けたパネル材が用いられることが多い。しかし、縦リ
ブのみでは組付け時の面強度が充分でなく、壁面を押え
た時に凹みが生じることがあり、感触強度の向上が望ま
れる。
【0003】このような場合、板厚を大にすれば強度の
向上を図れるが一様に板厚を大きくすれば重量が大とな
り、また、コスト高ともなるため、効果的な対策が望ま
れていた。
【0004】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
コスト安に剛性の向上を図ることのできる建築用補強パ
ネルおよびその取付構造を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明では、内方に折曲された補強
フランジを両側に有し、かつ、互いに所定の間隔をおい
て縦方向に形成された補強用の縦リブを有する塗装鋼板
よりなるパネル本体の内面に、前記補強フランジと対応
する折曲部を両側に有し、かつ前記縦リブと対応する凹
部が所定の間隔おきに形成された帯板材よりなる補強板
材を、前記縦リブと交又状態となるように、接着剤にて
貼着してなることを特徴としている。
【0006】補強板材をパネル本体の内面に貼着するこ
とにより、大して重量を増やすことなく、コスト安に、
効果的に面強度を向上させることができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の建築用補強パネルを取付ける取付構造であって、前
記パネル本体の補強フランジを、前記補強板材の折曲部
と共に、取付部材により、柱に固定してなることを特徴
としている。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の前記柱が、内方に開口する溝を形成する両側板部及
び該両側板部より溝内に折曲された縁部を有し、前記取
付部材が、ネジ孔が設けられた板部及び該板部の両端よ
り折曲された内向板部を有する第一金具と、ボルト挿入
孔が設けられた板部の両側に側面部を有する略コの字形
状に形成された第二金具とよりなり、前記パネル本体の
補強フランジの外面を前記柱の側板部に当接させてその
端縁を前記柱の溝内に折曲させてその側板部の縁部に重
合させる一方、前記第一金具の両内向板部の先端を前記
柱の両側板部と縁部との間に嵌合させると共に、前記第
二金具の両側面部を前記補強板材の両折曲部に外側から
当接させるようにして前記第二金具を前記柱に向けて被
嵌させ、締結部材を室内側から締結することによって、
前記第一金具と第二金具とを一体的に固定してなること
を特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の建築用補強パネル
およびその取付構造の実施形態について図面に基づいて
詳細に説明する。図1は建築用補強パネルの内側から見
た平面図、図5は組み付け状態の斜視図で、これらの図
において、符号1は塗装鋼板よりなるパネル本体、2は
そのパネル本体1に所定の間隔をおいて縦方向に折曲形
成された縦リブ、3はそのパネル本体1の両側に内方に
向けて折曲形成された補強フランジ、4はパネル本体1
の裏面に縦リブ2,…と交叉するように接着剤8によっ
て接着された帯板材よりなる補強板材である。なお、補
強板材は1枚に限られることなく、2枚以上を適当な間
隔をおいて取り付けてもよい。
【0010】上述の補強板材4(図2参照)は、パネル
本体1の補強フランジ3と対応する折曲部5,5を両側
に有し、かつ、パネル本体1の各縦リブ2,…と対応す
る凹部6(61と62)が所定間隔おきに形成されてお
り、その長手方向の両側縁には、略U字状に折曲形成さ
れた補強縁部7,7(図3参照)が連続的に形成されて
いる。
【0011】このような補強部材4の接着に際しては、
接着剤8を補強板材4の裏面側に塗布するのが好まし
く、接着された状態では、塗装面同士が強固に接着さ
れ、補強板材4自体が補強縁部7,7によって効果的に
補強されているため、パネル本体1の剛性を効果的に高
めることができる。なお、接着剤8は補強板材4の折曲
部5,5にも塗布してもよい。また、接着剤8は通常線
状に2条程度塗布するのが好ましいが、全面に塗布して
もよい。
【0012】このような補強板材4による補強では、パ
ネル本体1の板厚を増大させる場合に比して、はるかに
軽量で効果的に補強でき、また、予め、所定の形状に形
成された補強板材4に接着材8を塗布して接着させれば
よく、きわめて作業性が良く、コスト安となる。
【0013】図4および図5はこのような建築用補強パ
ネルPの組付状態を示し、符号11は隅柱、12は間
柱、13,14は取付金具(取付部材)であり、隅柱1
1は、内方に開口する溝111を形成する両側板部11
2,112と、その両側板部112,112より溝11
1内に折曲された縁部113,113を有し、間柱12
においても、内方に開口する溝121を形成する両側板
部122,122と、その両側板部122,122より
溝121内に折曲された縁部123,123を有してい
る。
【0014】一方、取付金具13は、第一金具131と
第二金具132とよりなり、その第一金具131はネジ
孔が設けられた板部133と、その板部133の両端よ
り折曲された内向板部134,134を有し、第二金具
132はボルト挿通孔を有する板部135の両側にV字
状の側縁部136,136を有している。他方の取付金
具14は、第一金具141はネジ孔が設けられた板部1
43と、その板部143の両端より折曲された内向板部
144,144を有し、第二金具142はボルト挿通孔
を有する板部145の両側に側面部146,146を有
して略コの字状に形成されている。
【0015】このような取付金具13,14による隅柱
11および間柱12への建築用補強パネルPの組み付け
は略同様にきわめて作業性よくおこなうことができる。
例えば、間柱12への組み付けでは、パネル本体1の補
強フランジ3の外面を間柱12の側板部122に当接さ
せてその端縁31を間柱12の溝121内に折曲させて
その側板部122の縁部123に重合させる一方、第一
金具141の両内向板部144の先端を間柱12の両側
板部122と縁部123との間に嵌合させると共に、第
二金具142の両側面部146を補強板材4の両折曲部
5に外側から当接させるようにして第二金具142を間
柱12に向けて被嵌させ、締結部材(ボルト)15によ
って第一金具141と第二金具142とを締め付け固定
すれば組み付けが完了する。なお、隅柱11への組み付
けも略同様におこなうことができるので、説明は省略す
る。
【0016】このように、取付金具13,14によっ
て、隅柱11と間柱12へ組み付けられた状態では、建
築用補強パネルPは補強板材4と共に、両柱11,12
に強固に取付けられており、それ自体が補強板材4によ
って高い面強度を有する上に両柱11,12との高い接
合強度をも得られ、高剛性な建屋を形成することができ
る。なお、取付金具13,14は、上述のように、補強
板材4が取り付けられている位置に設ける他必要に応じ
てその他の部位にも適宜取り付けるのが望ましい(図5
参照)。
【0017】図6(A)〜(D)は建築用補強パネルの
取付構造の異なる実施形態をそれぞれ示し、この場合、
いずれも取付部材としてボルト20とナット21を用い
ている。(A)〜(C)では、柱12の両側板部12
2,122の外面にパネル本体1,1の補強フランジ
3,3を当接させているが、(D)では、補強部材4,
4の折曲部5,5同士を当接させて、パネル本体1,1
の補強フランジ3,3と共に柱12の両側板部122,
122の内側に嵌入させてボルト20とナット21で締
め付けている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項の1建築用
補強パネルによれば、内方に折曲された補強フランジを
両側に有し、かつ、互いに所定の間隔をおいて縦方向に
形成された補強用の縦リブを有する塗装鋼板よりなるパ
ネル本体の内面に、前記補強フランジと対応する折曲部
を両側に有し、かつ、前記縦リブと対応する凹部が所定
の間隔おきに形成された帯板材よりなる補強板材を、前
記縦リブと交叉状態となるように、接着剤にて貼着する
ので、大して重量を増やすことなく、コスト安に、効果
的に面強度を向上させることができる。
【0019】請求項2の建築用補強パネルの取付構造に
よれば、パネル本体の補強フランジを、補強板材の折曲
部と共に、取付部材により、柱に固定するので、また、
請求項3の建築用補強パネルの取付構造では、パネル本
体の補強フランジの外面を柱の側板部に当接させてその
端縁を前記柱の溝内に折曲させてその側板部の縁部に重
合させる一方、前記第一金具の両内向板部の先端を前記
柱の両側板部と縁部との間に嵌合させると共に、前記第
二金具の両側面部を前記補強板材の両折曲部に外側から
当接させるようにして前記第二金具を前記柱に向けて被
嵌させ、締結部材を内側から締結することによって第一
金具と第二金具とを固定するので、きわめて作業性よく
建築用補強パネルの組み付けをおこなうことができる。
組み付けられた状態では、パネル本体が補強板材と共に
柱に対して強固に取り付けられ、高剛性な建屋を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用補強パネルの一実施形態を示す
内側から見た平面図である。
【図2】同補強部材の斜視図である。
【図3】同補強部材の断面図である。
【図4】同建築用補強パネルの組付状態の断面図であ
る。
【図5】同建築用補強パネルの組付時における斜視図で
ある。
【図6】同建築用補強パネルの取付構造の異なる実施形
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…パネル本体、2…縦リブ、3…補強フランジ、4…
補強板材、5…折曲部、6,61,62…凹部、11,
12…柱(隅柱,間柱)、13,14…取付部材(取付
金具)、131,141…第一金具、132,142…
第二金具、111,121…溝、112,122…側板
部、113,123…縁部、133,143,135,
145…板部、134,144…内向板部、136…側
縁部、146…側面部、15…締結部材(ボルト)2
0,21…取付部材(ボルト,ナット)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−150307(JP,U) 実開 平3−115704(JP,U) 実開 昭63−134013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/72 E04B 1/343 E04C 2/30 - 2/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方に折曲された補強フランジを両側に
    有し、かつ、互いに所定の間隔をおいて縦方向に形成さ
    れた補強用の縦リブを有する塗装鋼板よりなるパネル本
    体の内面に、前記補強フランジと対応する折曲部を両側
    に有し、かつ前記縦リブと対応する凹部が所定の間隔お
    きに形成された帯板材よりなる補強板材を、前記縦リブ
    と交又状態となるように、接着剤にて貼着してなること
    を特徴とする建築用補強パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建築用補強パネルを取
    付ける取付構造であって、前記パネル本体の補強フラン
    ジを、前記補強板材の折曲部と共に、取付部材により、
    柱に固定してなることを特徴とする建築用補強パネルの
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記柱が、内方に開口する溝を形成する
    両側板部及び該両側板部より溝内に折曲された縁部を有
    し、前記取付部材が、ネジ孔が設けられた板部及び該板
    部の両端より折曲された内向板部を有する第一金具と、
    ボルト挿入孔が設けられた板部の両側に側面部を有する
    略コの字形状に形成された第二金具とよりなり、前記パ
    ネル本体の補強フランジの外面を前記柱の側板部に当接
    させてその端縁を前記柱の溝内に折曲させてその側板部
    の縁部に重合させる一方、前記第一金具の両内向板部の
    先端を前記柱の両側板部と縁部との間に嵌合させると共
    に、前記第二金具の両側面部を前記補強板材の両折曲部
    に外側から当接させるようにして前記第二金具を前記間
    柱に向けて被嵌させ、締結部材を内側から締結すること
    によって、前記第一金具と第二金具とを一体的に固定し
    てなることを特徴とする請求項2に記載の建築用補強パ
    ネルの取付構造。
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