JP3106156B2 - 石材パネルの取付構造 - Google Patents
石材パネルの取付構造Info
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の外装や
内装に用いられる石材パネルを構造躯体に対して取り付
けるための石材パネルの取付構造に関するものである。
内装に用いられる石材パネルを構造躯体に対して取り付
けるための石材パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の石材パネルの取付構造に
おいては、石材パネルには貫通孔が複数形成されてい
る。そして、その貫通孔に連結ピンを挿入して構造躯体
に対して固定することにより、石材パネルが構造躯体に
取り付けられるようになっている。
おいては、石材パネルには貫通孔が複数形成されてい
る。そして、その貫通孔に連結ピンを挿入して構造躯体
に対して固定することにより、石材パネルが構造躯体に
取り付けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来構
成においては、石材パネルに貫通孔が形成されているた
め、その貫通孔からクラックが発生して石材パネルが損
傷を受ける場合があった。そこで、このような不具合の
発生を防ぐために厚みを増して強度を向上させた石材パ
ネルが使用されている。このため、石材パネルの重量が
大きくなり作業性が低下するとともに、石材を大量に使
用しなければならないためにコストが嵩むという問題が
あった。
成においては、石材パネルに貫通孔が形成されているた
め、その貫通孔からクラックが発生して石材パネルが損
傷を受ける場合があった。そこで、このような不具合の
発生を防ぐために厚みを増して強度を向上させた石材パ
ネルが使用されている。このため、石材パネルの重量が
大きくなり作業性が低下するとともに、石材を大量に使
用しなければならないためにコストが嵩むという問題が
あった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、石材パネルの強度を保持しつつ、薄型化
及び軽量化することができ、作業性を向上させることが
できるとともに、コストの低減を図ることができる石材
パネルの取付構造を提供することにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、石材パネルの強度を保持しつつ、薄型化
及び軽量化することができ、作業性を向上させることが
できるとともに、コストの低減を図ることができる石材
パネルの取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の石材パネルの取付構造
は、石材パネルの端面には係合溝を設け、この係合溝と
石材パネルの裏面とに係合するように取付部材を配設
し、この取付部材を介して石材パネルを構造躯体に固定
された連結部材に対して連結するように構成し、隣接す
る石材パネルの相対向する係合溝には、防水用の板材を
挿入するとともに、その板材を埋設するように充填材を
充填したものである。
めに、請求項1に記載の発明の石材パネルの取付構造
は、石材パネルの端面には係合溝を設け、この係合溝と
石材パネルの裏面とに係合するように取付部材を配設
し、この取付部材を介して石材パネルを構造躯体に固定
された連結部材に対して連結するように構成し、隣接す
る石材パネルの相対向する係合溝には、防水用の板材を
挿入するとともに、その板材を埋設するように充填材を
充填したものである。
【0006】
【0007】請求項2に記載の発明の石材パネルの取付
構造は、請求項1に記載の発明において、前記連結部材
には、隣接する石材パネル間の間隔を調節するための位
置調節手段を設けたものである。
構造は、請求項1に記載の発明において、前記連結部材
には、隣接する石材パネル間の間隔を調節するための位
置調節手段を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
〜図7に従って説明する。図1、図4及び図5に示すよ
うに、石材パネル11は矩形板状に形成され、その外周
端面には全周にわたって係合溝12が形成されている。
また、図1〜図3に示すように、石材パネルの裏面11
aの上部及び下部には、石材パネル11の上端縁又は下
端縁に平行に延びる取付溝13が所定間隔をおいて形成
されている。
〜図7に従って説明する。図1、図4及び図5に示すよ
うに、石材パネル11は矩形板状に形成され、その外周
端面には全周にわたって係合溝12が形成されている。
また、図1〜図3に示すように、石材パネルの裏面11
aの上部及び下部には、石材パネル11の上端縁又は下
端縁に平行に延びる取付溝13が所定間隔をおいて形成
されている。
【0009】取付部材としての取付プレート14は、金
属板としてのステンレス鋼板を所定位置で折り曲げるこ
とにより形成されている。そして、この取付プレート1
4は、石材パネル11の上下両端に取り付けられ、係合
溝12と取付溝13とにおいて接着剤15を用いて接着
固定されている。即ち、取付プレート14は帯状のステ
ンレス鋼板が長手方向のほぼ中間部で約120°折り曲
げられて形成されている。そして、その一側の縁部が係
合溝12の周壁に沿うように折り曲げ形成され、他側の
縁部が一部は取付溝13に係合するように、残りは石材
パネルの裏面11aに沿うように折り曲げ形成されてい
る。
属板としてのステンレス鋼板を所定位置で折り曲げるこ
とにより形成されている。そして、この取付プレート1
4は、石材パネル11の上下両端に取り付けられ、係合
溝12と取付溝13とにおいて接着剤15を用いて接着
固定されている。即ち、取付プレート14は帯状のステ
ンレス鋼板が長手方向のほぼ中間部で約120°折り曲
げられて形成されている。そして、その一側の縁部が係
合溝12の周壁に沿うように折り曲げ形成され、他側の
縁部が一部は取付溝13に係合するように、残りは石材
パネルの裏面11aに沿うように折り曲げ形成されてい
る。
【0010】また、取付プレート14は、石材パネル1
1の端縁から内方へ延びる水平部14aと、その水平部
14aの内端から石材パネルの裏面11aへ延びる斜状
部14bを備えている。図2及び図3に示すように、取
付プレート14の斜状部14bには、石材パネル11の
取付溝13に合わせて切欠き窓16が所定間隔をおいて
形成されている。重ね部17は、切欠き窓16を形成す
る際に生じる切欠き片を水平部14aの上面及び石材パ
ネルの裏面11aに沿うように内方へ折り込むことによ
り形成されている。そして、切欠き窓16に対向する水
平部14a及び重ね部17にはダボ孔18が形成されて
いる。
1の端縁から内方へ延びる水平部14aと、その水平部
14aの内端から石材パネルの裏面11aへ延びる斜状
部14bを備えている。図2及び図3に示すように、取
付プレート14の斜状部14bには、石材パネル11の
取付溝13に合わせて切欠き窓16が所定間隔をおいて
形成されている。重ね部17は、切欠き窓16を形成す
る際に生じる切欠き片を水平部14aの上面及び石材パ
ネルの裏面11aに沿うように内方へ折り込むことによ
り形成されている。そして、切欠き窓16に対向する水
平部14a及び重ね部17にはダボ孔18が形成されて
いる。
【0011】図1及び図3に示すように、連結部材19
は、連結ボルト20と、ダボボルト21と、位置決めプ
レート22とを備え、これらにより位置調節手段が構成
されている。連結ボルト20は、その一端の外周に雄ね
じ部20aを備え、構造躯体23に固定された固定板2
4に対して一対のナット25及び座金26により締付固
定されるようになっている。また、連結ボルト20の他
端は平板状に形成され、その中間部にはねじ孔27が貫
通形成されている。
は、連結ボルト20と、ダボボルト21と、位置決めプ
レート22とを備え、これらにより位置調節手段が構成
されている。連結ボルト20は、その一端の外周に雄ね
じ部20aを備え、構造躯体23に固定された固定板2
4に対して一対のナット25及び座金26により締付固
定されるようになっている。また、連結ボルト20の他
端は平板状に形成され、その中間部にはねじ孔27が貫
通形成されている。
【0012】ダボボルト21は、連結ボルト20のねじ
孔27に螺合されている。円板状の位置決めプレート2
2はダボボルト21に嵌挿固定され、ダボボルト21と
一体回動するようになっている。また、ダボボルト21
の上端にはスリット28が形成され、そのスリット28
にドライバー等を係合して回動させることにより、連結
ボルト20と位置決めプレート22の間隔を調節できる
ようになっている。
孔27に螺合されている。円板状の位置決めプレート2
2はダボボルト21に嵌挿固定され、ダボボルト21と
一体回動するようになっている。また、ダボボルト21
の上端にはスリット28が形成され、そのスリット28
にドライバー等を係合して回動させることにより、連結
ボルト20と位置決めプレート22の間隔を調節できる
ようになっている。
【0013】図4に示すように、補強プレート29は、
石材パネル11の左右両端に取り付けられ、係合溝12
において接着剤15を用いて接着固定されている。補強
プレート29はステンレス鋼板を所定位置で折り曲げる
ことにより、係合溝12及び石材パネルの裏面11aに
沿うように断面略S字状に形成されている。
石材パネル11の左右両端に取り付けられ、係合溝12
において接着剤15を用いて接着固定されている。補強
プレート29はステンレス鋼板を所定位置で折り曲げる
ことにより、係合溝12及び石材パネルの裏面11aに
沿うように断面略S字状に形成されている。
【0014】図1及び図4に示すように、防水用の板材
30は隣接する石材パネル11の相対向する係合溝12
に挿入されている。そして、さらに係合溝12には板材
30を埋設するように充填材31が充填されている。ま
た、図1、図4及び図5に示すように、目地32は、隣
接する石材パネル11間の間隙をコーキング処理するこ
とにより形成されている。
30は隣接する石材パネル11の相対向する係合溝12
に挿入されている。そして、さらに係合溝12には板材
30を埋設するように充填材31が充填されている。ま
た、図1、図4及び図5に示すように、目地32は、隣
接する石材パネル11間の間隙をコーキング処理するこ
とにより形成されている。
【0015】次に、前記のように構成された石材パネル
11の取付構造の作用を説明する。さて、石材パネル1
1を例えば図5に示すように壁面に沿って取り付ける場
合には、まず、石材パネル11の上下両端及び左右両端
にそれぞれ取付プレート14及び補強プレート29を接
着固定するとともに、係合溝12には充填材31を充填
する。
11の取付構造の作用を説明する。さて、石材パネル1
1を例えば図5に示すように壁面に沿って取り付ける場
合には、まず、石材パネル11の上下両端及び左右両端
にそれぞれ取付プレート14及び補強プレート29を接
着固定するとともに、係合溝12には充填材31を充填
する。
【0016】次に、構造躯体23に対して連結部材19
を固定する。これは、構造躯体23に固定された固定板
24に対して、連結ボルト20の雄ねじ部20aを一対
のナット25及び座金26で締付固定することにより行
われる。このとき、連結ボルト20に螺合されたダボボ
ルト21を鉛直にするとともに、ダボボルト21の上端
に設けられたスリット28が上方に位置するように連結
ボルト20を締付固定する。
を固定する。これは、構造躯体23に固定された固定板
24に対して、連結ボルト20の雄ねじ部20aを一対
のナット25及び座金26で締付固定することにより行
われる。このとき、連結ボルト20に螺合されたダボボ
ルト21を鉛直にするとともに、ダボボルト21の上端
に設けられたスリット28が上方に位置するように連結
ボルト20を締付固定する。
【0017】続いて、構造躯体23に固定された連結部
材19に対して石材パネル11の下端を連結する。図6
に示すように、連結ボルト20の上方に石材パネル11
を配置し、ダボボルト21が石材パネル11の下部に取
り付けられた取付プレート14のダボ孔18に挿通され
るように石材パネル11を下ろす。このとき、防水用の
板材30を上下の石材パネル11間に配置し、両石材パ
ネル11の係合溝12に挿入する。これにより、図7に
示すように、取付プレート14の下面は位置決めプレー
ト22の上面に当接し、石材パネル11の下端が取付プ
レート14を介して連結部材19に連結されて構造躯体
23に固定される。
材19に対して石材パネル11の下端を連結する。図6
に示すように、連結ボルト20の上方に石材パネル11
を配置し、ダボボルト21が石材パネル11の下部に取
り付けられた取付プレート14のダボ孔18に挿通され
るように石材パネル11を下ろす。このとき、防水用の
板材30を上下の石材パネル11間に配置し、両石材パ
ネル11の係合溝12に挿入する。これにより、図7に
示すように、取付プレート14の下面は位置決めプレー
ト22の上面に当接し、石材パネル11の下端が取付プ
レート14を介して連結部材19に連結されて構造躯体
23に固定される。
【0018】次に、この状態のまま、ダボボルト21の
上端に設けられたスリット28にドライバー等を係合し
て回動させる。すると、その回動に応じて位置決めプレ
ート22が上下に移動するため、これにより連結ボルト
20と位置決めプレート22の間隔を変更し、上下に隣
接する石材パネル11間を所望の間隔になるよう微調節
することができる。
上端に設けられたスリット28にドライバー等を係合し
て回動させる。すると、その回動に応じて位置決めプレ
ート22が上下に移動するため、これにより連結ボルト
20と位置決めプレート22の間隔を変更し、上下に隣
接する石材パネル11間を所望の間隔になるよう微調節
することができる。
【0019】その後、この石材パネル11の上端を連結
部材19を使って構造躯体23に対して固定する。即
ち、その石材パネル11の上部に取り付けられた取付プ
レート14のダボ孔18に上方からダボボルト21を挿
通させ、連結ボルト20を固定板24に締め付け固定す
る。
部材19を使って構造躯体23に対して固定する。即
ち、その石材パネル11の上部に取り付けられた取付プ
レート14のダボ孔18に上方からダボボルト21を挿
通させ、連結ボルト20を固定板24に締め付け固定す
る。
【0020】以降、先に下方の連結部材19に石材パネ
ル11の下部に取り付けられた取付プレート14を連結
し、その後上部の取付プレート14を上方の連結部材1
9に連結させる過程を前記と同様に繰り返し、下方から
上方へ向かって石材パネル11を積み上げていく。
ル11の下部に取り付けられた取付プレート14を連結
し、その後上部の取付プレート14を上方の連結部材1
9に連結させる過程を前記と同様に繰り返し、下方から
上方へ向かって石材パネル11を積み上げていく。
【0021】次に、上記のようにして上下方向に積み上
げられた石材パネル11の側方の所定間隔をおいた位置
に、石材パネル11を同様にして下方から上方へ積み上
げる。こうして、横方向にも石材パネル11を並べて、
全体として石材パネル11の表面が面一になるようにす
る。このとき、図4に示すように、左右に隣接する石材
パネル11の相対向する係合溝12には、充填材31に
埋設するようにして防水用の板材30を挿入する。
げられた石材パネル11の側方の所定間隔をおいた位置
に、石材パネル11を同様にして下方から上方へ積み上
げる。こうして、横方向にも石材パネル11を並べて、
全体として石材パネル11の表面が面一になるようにす
る。このとき、図4に示すように、左右に隣接する石材
パネル11の相対向する係合溝12には、充填材31に
埋設するようにして防水用の板材30を挿入する。
【0022】そして、図1、図4及び図5に示すよう
に、最後に隣接する石材パネル11間の間隙をコーキン
グ処理し、目地32を形成する。以上のように、この実
施形態によれば次のような効果が発揮される。
に、最後に隣接する石材パネル11間の間隙をコーキン
グ処理し、目地32を形成する。以上のように、この実
施形態によれば次のような効果が発揮される。
【0023】・実施形態の石材パネル11の取付構造に
よれば、石材パネル11の端面には係合溝12が設けら
れ、石材パネルの裏面11aには取付溝13が設けられ
ている。また、取付プレート14は、この係合溝12、
取付溝13及び石材パネルの裏面11aに係合するよう
に折り曲げ形成されている。そして、石材パネル11
は、構造躯体23に固定された連結部材19に対して取
付プレート14を介して連結されるようになっている。
よれば、石材パネル11の端面には係合溝12が設けら
れ、石材パネルの裏面11aには取付溝13が設けられ
ている。また、取付プレート14は、この係合溝12、
取付溝13及び石材パネルの裏面11aに係合するよう
に折り曲げ形成されている。そして、石材パネル11
は、構造躯体23に固定された連結部材19に対して取
付プレート14を介して連結されるようになっている。
【0024】このため、石材パネル11に貫通孔を設け
ることなく石材パネル11を構造躯体23に対して取り
付けることができ、厚みを増して強度を向上させた石材
パネル11を使用する必要がない。従って、石材パネル
11の強度を保持しつつ、薄型化及び軽量化することが
でき、作業性を向上させることができるとともに、コス
トの低減を図ることができる。よって、特に中高層ビル
の外壁パネルの取付構造として好適である。
ることなく石材パネル11を構造躯体23に対して取り
付けることができ、厚みを増して強度を向上させた石材
パネル11を使用する必要がない。従って、石材パネル
11の強度を保持しつつ、薄型化及び軽量化することが
でき、作業性を向上させることができるとともに、コス
トの低減を図ることができる。よって、特に中高層ビル
の外壁パネルの取付構造として好適である。
【0025】・実施形態の石材パネル11の取付構造に
よれば、隣接する石材パネル11間の間隙にはコーキン
グ処理がなされて目地32が形成されている。また、そ
れに加えて、隣接する石材パネル11の相対向する係合
溝12には防水用の板材30が挿入されるとともに、そ
の板材30を埋設するように充填材31が充填されてい
る。このため、隣接する石材パネル11間の間隙を水が
流通するのを確実に防止することができ、防水性を向上
させることができる。
よれば、隣接する石材パネル11間の間隙にはコーキン
グ処理がなされて目地32が形成されている。また、そ
れに加えて、隣接する石材パネル11の相対向する係合
溝12には防水用の板材30が挿入されるとともに、そ
の板材30を埋設するように充填材31が充填されてい
る。このため、隣接する石材パネル11間の間隙を水が
流通するのを確実に防止することができ、防水性を向上
させることができる。
【0026】・実施形態の石材パネル11の取付構造に
よれば、ダボボルト21を回動させることにより、位置
決めプレート22と連結ボルト20の間隔を調節し、隣
接する石材パネル11間の間隔を調節することができる
ようになっている。このため、石材パネル11を連結部
材19に取り付けた後、目地32を形成して仕上げる前
に隣接する石材パネル11間の間隔を微調整して所望の
間隔に変更することができ、作業性をさらに向上させる
ことができる。
よれば、ダボボルト21を回動させることにより、位置
決めプレート22と連結ボルト20の間隔を調節し、隣
接する石材パネル11間の間隔を調節することができる
ようになっている。このため、石材パネル11を連結部
材19に取り付けた後、目地32を形成して仕上げる前
に隣接する石材パネル11間の間隔を微調整して所望の
間隔に変更することができ、作業性をさらに向上させる
ことができる。
【0027】・実施形態の石材パネル11の取付構造に
よれば、取付プレート14は石材パネル11の上下両端
に取り付けられ、その上下両端の取付プレート14に連
結部材19が連結されて石材パネル11は構造躯体23
に対して固定されている。このため、石材パネル11と
取付プレート14を接着する接着剤15が焼失した場合
でも、石材パネル11を保持することができ、石材パネ
ル11が落下するのを防ぐことができる。
よれば、取付プレート14は石材パネル11の上下両端
に取り付けられ、その上下両端の取付プレート14に連
結部材19が連結されて石材パネル11は構造躯体23
に対して固定されている。このため、石材パネル11と
取付プレート14を接着する接着剤15が焼失した場合
でも、石材パネル11を保持することができ、石材パネ
ル11が落下するのを防ぐことができる。
【0028】・実施形態の石材パネル11の取付構造に
よれば、取付プレート14は係合溝12に沿うようにし
て形成されている。このため、係合溝12の周壁を補強
することができ、係合溝12からクラックが発生して石
材パネル11が損傷を受けるのを防ぐことができる。
よれば、取付プレート14は係合溝12に沿うようにし
て形成されている。このため、係合溝12の周壁を補強
することができ、係合溝12からクラックが発生して石
材パネル11が損傷を受けるのを防ぐことができる。
【0029】・実施形態の石材パネル11の取付構造に
よれば、取付プレート14及び連結部材19は石材パネ
ルの裏面11a側に形成されている。このため、取付用
の金具類が正面側から見えず、装飾性を向上させること
ができる。
よれば、取付プレート14及び連結部材19は石材パネ
ルの裏面11a側に形成されている。このため、取付用
の金具類が正面側から見えず、装飾性を向上させること
ができる。
【0030】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・石材パネル11に対して取付プレート14を取り付け
るときに、接着剤15を省略すること。
構成することもできる。 ・石材パネル11に対して取付プレート14を取り付け
るときに、接着剤15を省略すること。
【0031】このように構成した場合でも、取付プレー
ト14を石材パネル11の係合溝12、取付溝13及び
石材パネルの裏面11aに係合させて取り付けることが
でき、コストの低減を図ることができるとともに、取付
工程を簡略化することができる。
ト14を石材パネル11の係合溝12、取付溝13及び
石材パネルの裏面11aに係合させて取り付けることが
でき、コストの低減を図ることができるとともに、取付
工程を簡略化することができる。
【0032】・石材パネル11の左右両端に、補強プレ
ート29に代えて取付プレート14を取り付けること。
そして、上下両端の取付プレート14に加えて、左右両
端の取付プレート14にも連結部材19を連結して構造
躯体23に対して固定するように構成すること。
ート29に代えて取付プレート14を取り付けること。
そして、上下両端の取付プレート14に加えて、左右両
端の取付プレート14にも連結部材19を連結して構造
躯体23に対して固定するように構成すること。
【0033】このように構成した場合、石材パネル11
を構造躯体23に対してより強固に取り付けることがで
きる。 ・実施形態の石材パネル11の取付構造を、石材パネル
11を壁面に沿って取り付ける場合だけでなく、床や天
井に沿って取り付ける場合にも適用すること。このよう
に構成した場合でも実施形態と同様の効果を奏すること
ができる。
を構造躯体23に対してより強固に取り付けることがで
きる。 ・実施形態の石材パネル11の取付構造を、石材パネル
11を壁面に沿って取り付ける場合だけでなく、床や天
井に沿って取り付ける場合にも適用すること。このよう
に構成した場合でも実施形態と同様の効果を奏すること
ができる。
【0034】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。・前記取付部材を係合溝
の周壁に沿うように形成した請求項1又は請求項2に記
載の石材パネルの取付構造。
思想について以下に記載する。・前記取付部材を係合溝
の周壁に沿うように形成した請求項1又は請求項2に記
載の石材パネルの取付構造。
【0035】このように構成した場合、係合溝の周壁を
補強することができ、係合溝からクラックが発生して石
材パネルが損傷を受けるのを防ぐことができる。・前記
取付部材を係合溝及び石材パネルの裏面の少なくとも一
方の係合部において接着固定した請求項1又は請求項2
に記載の石材パネルの取付構造。
補強することができ、係合溝からクラックが発生して石
材パネルが損傷を受けるのを防ぐことができる。・前記
取付部材を係合溝及び石材パネルの裏面の少なくとも一
方の係合部において接着固定した請求項1又は請求項2
に記載の石材パネルの取付構造。
【0036】このように構成した場合、取付部材と石材
パネルとの係合を補強して頑丈に取り付けることができ
る。・前記取付部材は金属板を折り曲げて形成されてい
る請求項1又は請求項2に記載の石材パネルの取付構
造。
パネルとの係合を補強して頑丈に取り付けることができ
る。・前記取付部材は金属板を折り曲げて形成されてい
る請求項1又は請求項2に記載の石材パネルの取付構
造。
【0037】このように構成した場合、取付部材を容易
に所定形状に形成することができる。
に所定形状に形成することができる。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の石材パネルの取付構造によれば、石材パネルの強度
を保持しつつ、薄型化及び軽量化することができ、作業
性を向上させることができるとともに、コストの低減を
図ることができる。また、隣接する石材パネル間の間隙
を水が流通するのを確実に防止することができ、防水性
を向上させることができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の石材パネルの取付構造によれば、石材パネルの強度
を保持しつつ、薄型化及び軽量化することができ、作業
性を向上させることができるとともに、コストの低減を
図ることができる。また、隣接する石材パネル間の間隙
を水が流通するのを確実に防止することができ、防水性
を向上させることができる。
【0039】
【0040】請求項2に記載の発明の石材パネルの取付
構造によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、隣
接する石材パネル間の間隔を調節することができ、作業
性をさらに向上させることができる。
構造によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、隣
接する石材パネル間の間隔を調節することができ、作業
性をさらに向上させることができる。
【図1】 この発明の石材パネルの取付構造の一実施形
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図2】 石材パネルに取り付けられた取付プレートを
示す部分斜視図。
示す部分斜視図。
【図3】 この発明の連結部材を示す横断面図。
【図4】 左右に隣接する石材パネルの接合部を示す横
断面図。
断面図。
【図5】 複数の石材パネルを壁面に沿って取り付けた
状態を示す正面図。
状態を示す正面図。
【図6】 連結部材の上方に石材パネルを配置した状態
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図7】 連結部材の上方に石材パネルを取付けた状態
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
11…石材パネル、11a…石材パネルの裏面、12…
係合溝、14…取付部材としての取付プレート、19…
連結部材、20…位置調節手段を構成する連結ボルト、
21…位置調節手段を構成するダボボルト、22…位置
調節手段を構成する位置決めプレート、23…構造躯
体、30…板材、31…充填材。
係合溝、14…取付部材としての取付プレート、19…
連結部材、20…位置調節手段を構成する連結ボルト、
21…位置調節手段を構成するダボボルト、22…位置
調節手段を構成する位置決めプレート、23…構造躯
体、30…板材、31…充填材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−302893(JP,A) 特開 平2−85448(JP,A) 実開 昭63−167503(JP,U) 実開 昭59−100047(JP,U) 実開 昭55−162640(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E04B 1/68
Claims (2)
- 【請求項1】 石材パネルの端面には係合溝を設け、こ
の係合溝と石材パネルの裏面とに係合するように取付部
材を配設し、この取付部材を介して石材パネルを構造躯
体に固定された連結部材に対して連結するように構成
し、隣接する石材パネルの相対向する係合溝には、防水
用の板材を挿入するとともに、その板材を埋設するよう
に充填材を充填した石材パネルの取付構造。 - 【請求項2】 前記連結部材には、隣接する石材パネル
間の間隔を調節するための位置調節手段を設けた請求項
1に記載の石材パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366947A JP3106156B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 石材パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366947A JP3106156B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 石材パネルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000192638A JP2000192638A (ja) | 2000-07-11 |
JP3106156B2 true JP3106156B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=18488091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10366947A Expired - Fee Related JP3106156B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 石材パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106156B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105298075A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-02-03 | 成都聚智工业设计有限公司 | 石材定位挂件 |
CN108222343A (zh) * | 2018-02-06 | 2018-06-29 | 南方雄狮创建集团股份有限公司 | 一种背栓式石材幕墙结构 |
CN109457850A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-12 | 上海绿地建设(集团)有限公司 | 背栓式石材幕墙安装挂架及方法 |
CN113309311B (zh) * | 2021-06-16 | 2025-03-28 | 青岛亿佰建工集团有限公司 | 基于bim技术的异形双曲面的包柱石材安装施工工法 |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP10366947A patent/JP3106156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000192638A (ja) | 2000-07-11 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |