JPH0810618Y2 - 軒天一体型樋 - Google Patents

軒天一体型樋

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JPH0810618Y2
JPH0810618Y2 JP1990124882U JP12488290U JPH0810618Y2 JP H0810618 Y2 JPH0810618 Y2 JP H0810618Y2 JP 1990124882 U JP1990124882 U JP 1990124882U JP 12488290 U JP12488290 U JP 12488290U JP H0810618 Y2 JPH0810618 Y2 JP H0810618Y2
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JP
Japan
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gutter
eaves
integrated
wall
building
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Application number
JP1990124882U
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JPH0482119U (ja
Inventor
成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軒天を兼ねる軒天一体型樋に関する。
[背景技術] 第6図に示すように、従来、日本家屋のような建物1
において、軒天2は、軒先3の下部に吊り木7を介して
取付けられた軒材6に設けられ、また樋4は、軒先3の
先端近傍の鼻隠し8に設けられている。このような軒天
2は、建築現場で複数の軒天部材2Aが連結されて設けら
れる。そして、樋4を設けた後、この樋4に呼び樋5と
縦樋9が接続される。
[考案が解決しようとする課題] 従来の建物では、通常軒先3の出は1m前後あったが、
近年、敷地上の制約から軒先3の出が50cm以下とされた
建物1も多くなってきている。このため、軒天部材2Aが
小さくなって、建築現場で軒天2を設けるための作業が
容易ではなくなっている。また、隣接する建物との間隔
が狭い場合、樋4の取付作業も困難であるという問題点
もあった。
本考案は、軒天と樋とを建物に容易に設けることがで
きる軒天一体型樋を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、一方の端部が軒先先端の外側まで延在し、
立ち上げ部を有する他方の端部が建物の外壁近傍に達す
る幅を有する樋であって、前記一方の端部から他方の端
部に向かって下りの水勾配を有するようにこの樋を軒先
の下部に沿って設けると共に、前記他方の端部近くに前
記外壁に沿う縦樋を設けることにより軒天も兼ねる一体
型樋としたことを特徴とする。
[作用] 本考案の軒天一体型樋を建築現場で建物の軒先に取付
けることにより、軒天と樋とが同時に取付けられること
となって作業性の向上が図れるようになる。
[実施例] 第1図〜第4図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
本実施例に係る軒天一体型樋11は、建物12の軒先13の
下部に沿うように外壁14と鼻隠し15に取付けられる。
この軒天一体型樋11は、一方の端部である先端部17が
軒先13先端の外側まで延在し、他方の端部である後端部
18が建物の外壁14近傍に達する幅を有するものである。
また、この軒天一体型樋11は、複数の樋部材11Aが桁行
方向に連結されたものにより成る。このような軒天一体
型樋11は、合成樹脂等で一体成形することができる。
前記先端部17は、上方に湾曲した湾曲部とされ、前記
後端部18は、上方に屈曲し、外壁14に取付けられる立ち
上げ部とされている。
前記樋11の中程には、鼻隠し15への吊下げ具19が設け
られ、また後端部18には外壁14への取付け具21が設けら
れている。
第3図の拡大図に示すように、この吊下げ具19は、複
数段の係止孔22を有し、鼻隠し15にねじ止めされる一方
の係止部材19A及び前記係止孔22に係止される係止部23
を有し、樋11にねじ止めされる他方の係止部材19Bより
成る。
第4図の拡大図に示すように、この取付け具21は、下
向きに屈曲した係止部24を有し、樋11の後端部18にねじ
止めされる一方の係止部材21A及び上向きに屈曲した前
記係止部24との被係止部25を有し、外壁14にねじ止めさ
れる他方の係止部材21Bより成る。
この樋11の後端部18近くには、雨水を縦樋20に流すた
めの図示しない孔部が形成されている。
建物12の建築の際、上記軒天一体型樋11を次のように
して軒先13に設ける。
即ち、樋11の後端部18を前記取付け具21を使用して外
壁14に取付けると共に、樋11の中程を前記吊下げ具19を
使用して鼻隠し15に吊下げ固定して本実施例の軒天一体
型樋11を軒先13に設ける。この際、雨水を縦樋20に自然
に流すため、樋11の後端部18側が先端部17側より低くな
るような水勾配を持たせる。この後、樋11の孔部に、外
壁14に沿って設けられた縦樋20を接続する。
上記実施例の軒天一体型樋11によれば、樋11の軒先13
下方の部分は、軒先13の下部を覆うため、軒天も兼ねる
ことになる。従って、この軒天一体型樋11を取付けるこ
とにより、樋と共に軒天も同時に取付けられることにな
るため、作業の簡略化が達成でき、これにより建築の効
率化に役立つ。
また、隣接する建物との間隔が狭く、従来では樋の設
置が困難な場合であっても、本実施例の軒天一体型樋11
は、前記吊下げ具19と取付け具21を使用して外壁14と鼻
隠し15に取付けているため、樋11を容易に設けることが
できる。しかも、縦樋20を外壁14近くに直接設けること
ができ、従来のような呼び樋が不要になるので、呼び樋
設置のための手間が省ける。
また、先端部17から後端部18までの全部が樋となって
いて容量が大きいため、大雨の際でも雨水が溢れ出る虞
れはない。
更に、軒天一体型樋11は、合成樹脂等により同時に一
体成形されたものであるため、従来のように樋と軒天を
別体に用意する場合と比べて、作製が容易になると共
に、部材点数が少なくなって、製作費の低減につなが
る。
なお、上記実施例では、軒天一体型樋11の後端部18を
外壁14に取付けるために、前記取付け具21を使用した
が、取付けの具体的な手段は、任意である。
例えば、第5図に示すように、軒天一体型樋11の後端
部18に下向きの係止部26を一体に形成しておき、この係
止部26を前記取付け具21の被係止部25に係止させるよう
にしてもよい。
[考案の効果] 本考案に係る軒天一体型樋によれば、軒天と樋とを建
物に容易に設けることができ、建築の効率化に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る軒天一体型樋の斜視
図、第2図はこの樋の断面図、第3図はこの樋で使用す
る吊下げ具の斜視図、第4図はこの樋で使用する取付け
具の斜視図、第5図は他の実施例に係る樋の部分斜視
図、第6図は従来の軒天と樋を示す断面図である。 11……軒天一体型樋、13……軒先、17……一方の端部で
ある先端部、18……他方の端部である後端部、19……吊
下げ具、21……取付け具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の端部が軒先先端の外側まで延在し、
    立ち上げ部を有する他方の端部が建物の外壁近傍に達す
    る幅を有する樋であって、前記一方の端部から他方の端
    部に向かって下りの水勾配を有するようにこの樋を軒先
    の下部に沿って設けると共に、前記他方の端部近くに前
    記外壁に沿う縦樋を設けたことを特徴とする軒天一体型
    樋。
JP1990124882U 1990-11-26 1990-11-26 軒天一体型樋 Expired - Lifetime JPH0810618Y2 (ja)

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JP1990124882U JPH0810618Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 軒天一体型樋

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JP1990124882U JPH0810618Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 軒天一体型樋

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JPH0482119U JPH0482119U (ja) 1992-07-16
JPH0810618Y2 true JPH0810618Y2 (ja) 1996-03-29

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ID=31872512

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JP1990124882U Expired - Lifetime JPH0810618Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 軒天一体型樋

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07122305B2 (ja) * 1993-03-12 1995-12-25 ナショナル住宅産業株式会社 軒天井パネルの取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538968Y2 (ja) * 1975-10-20 1978-03-09

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JPH0482119U (ja) 1992-07-16

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