JP2510297B2 - 軒樋装置 - Google Patents

軒樋装置

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JP2510297B2
JP2510297B2 JP1260772A JP26077289A JP2510297B2 JP 2510297 B2 JP2510297 B2 JP 2510297B2 JP 1260772 A JP1260772 A JP 1260772A JP 26077289 A JP26077289 A JP 26077289A JP 2510297 B2 JP2510297 B2 JP 2510297B2
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JP
Japan
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eaves
eaves gutter
waterproof sheet
nose cover
side wall
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JP1260772A
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範男 丹野
吉明 古川
泰夫 清水
良徳 丸山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建物の軒先に取り付けられる軒樋装置に関
する。
(従来の技術) 建物の軒先には、通常、屋根材の先端部下方に位置す
るよう軒樋が支持具によって取り付けられている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、屋根材の先端部や、そこに設けられている
水切り板の先端部から軒樋の底壁までの間には相当の間
隔があり、屋根材の先端部や水切り板から落下した雨水
は、軒樋の底壁や軒樋の底壁を流れる雨水に当って跳ね
上り、これが軒樋の後側壁を飛び越えて建物の壁や鼻隠
し板等の側面に当り、班模様や流れ模様の汚れとなって
付着し、建物の美観を損なうという問題がある。
特に、近年は軒樋の前側壁をパラペット風に高くし
て、別途大きなパラペットを取り付けない傾向があり、
このような施工では、どうしても建物の壁や鼻隠し板等
の側面の汚れが目立ち易いことから、その改善が要望さ
れている。
そこで本発明は、上記従来の問題に着目し、軒樋から
飛び出し雨水により建物の壁や鼻隠し板等の側面が汚れ
ることのない軒樋装置を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上述のような課題を解決することを目的と
してなされたもので、この目的のために、本発明の軒樋
装置は、屋根材の先端には水切り板が下向きに設けら
れ、壁や鼻隠し板等の軒先面には所定間隔毎に支持具が
固定され、該支持具には軒樋が支持されている軒樋装置
において、前記軒先面と軒樋との隙間の長手方向ほぼ全
長を上から覆うようにして柔軟な防水シートが設けら
れ、該防水シートの上端部は前記水切り板の下方先端部
より上方の軒先面に固定され、かつ、同防水シートの下
端部は軒樋の後側壁の内側に沿って垂らされているもの
である。
(作用) 本発明の軒樋装置によれば、軒先面と軒樋との隙間の
長手方向ほぼ全長を上から覆うようにして柔軟な防水シ
ートが設けられ、該防水シートの上端部は前記水切り板
の下方先端部より上方の軒先面に固定され、かつ、同防
水シートの下端部は軒樋の後側壁の内側に沿って垂らさ
れているので、軒樋から飛び出した雨水が防水シートよ
り下方で建物の壁や鼻隠し板等の軒先面に当たるのを防
止することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図に基づいて実施例の構成を説明する。
第1図は、本実施例の軒樋装置を示す縦断面で、前記
軒樋装置は、屋根材1、野地板2、垂木3、鼻隠し板
4、軒天井5、水切り板6によって構成される建物の軒
先に取り付けられている。尚、前記水切り板6は、屋根
材1と野地板2の間から下向きに取り付けられ、上片が
前記野地板2の上面に沿設され、下片が野地板2の先端
から下向きに延出されている。
図中、7は支持具、8は軒樋、9は防水シートを示し
ており、これらによって軒樋装置は構成されている。
即ち、支持具7は、取付杆71と、支持杆72とで構成さ
れており、前記取付杆71がベース73を介して前記鼻隠し
板4の側面に固定されている。また、この支持具7は、
鼻隠し板4の長手方向へ所定間隔置に設けられており、
軒樋8は前記支持具7によって水切り板6の下方に取り
付けられている。
前記軒樋8は、平坦な底壁81の両側に、やや外方へ傾
斜して後側壁82,前側壁83が立設され、かつ該後側壁82,
前側壁83の上端に後耳84,前耳85が形成されたもので、
後耳84,前耳85が前記支持具7の支持杆72に係止されて
いる。
尚、74,75は軒樋8の後耳84,前耳85が係止される耳受
け片、76,77は後耳84,前耳85の脱落を防止する抜け止め
片、86,87は軒樋8の強度を補強するための底リブであ
る。
また、防水シート9は、樹脂やゴムを発泡させて形成
された柔軟なシートで、鼻隠し板4と軒樋8との隙間の
長手方向ほぼ全長を上から覆うようにして、防水シート
9の接合部91が設けられ、この接合部91は水切り板6の
先端部上方位置の鼻隠し板4の上部側面にある。即ち、
防水シート9の上端部は鼻隠し板4の上部側面に接着し
て固定され、防水シート9の下端部は前記軒樋8の後側
壁82の内側に沿って垂らされている。
次に実施例の作用を説明する。
本実施例の軒樋装置は、鼻隠し板4の側面と軒樋8の
後側壁82との隙間の長手方向ほぼ全長を上から覆うよう
にして防水シート9の接合部91が設けられ、この接合部
91は水切り板6の先端部上方位置の鼻隠し板4の上部側
面にあり、防水シート9の下端部が軒樋8の後側壁82の
内側に沿って垂らされているので、屋根材1の先端部あ
るいは水切り板6の先端部から落下した雨水が、軒樋8
の底壁81あるいは底壁81を流れる雨水に当って跳ね上が
り、軒樋8から飛び出したとしても、軒先側に飛び出し
た雨水は、防水シート9を伝って軒樋8内に導かれる。
即ち、屋根材1の先端部や水切り板6の先端部から落下
した雨水が、軒樋8から飛び出したとしても、防水シー
ト9より下方で建物の壁や鼻隠し板9等の側面に当るこ
とはないので、建物の壁や鼻隠し板4等の側壁の外観的
に見える部分が汚されることはない。
また、防水シート9が柔軟性を有していることによ
り、防水シート9を鼻隠し板4に接着した後に軒樋8の
取付施工を行う場合、防水シート9の下端部を持ち上げ
て水切り板6等に仮止めしておくことができるので、防
水シート9が障害になることなく軒樋8の取付施工を行
うことができる。
更に、防水シート9の上下幅に若干余裕をもたせてお
くことにより、鼻隠し板4の側面と軒樋8の後側壁82と
の間隔に誤差が含まれている場合にも防水シート9を対
応させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきが、具
体的な構成は実施例に限られるものではなく本発明の要
旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含
まれる。
例えば、実施例では、角型の軒樋を用いたが、半丸型
の軒樋を用いてもよい。また、支持具は、軒樋の耳部を
係止する吊り構造のものを用いたが、軒樋の底を受ける
受け構造のものを用いてもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の軒樋装置は、上述
の通り構成されているので、軒樋から跳ね上った雨水に
よって、建物の壁や鼻隠し板等の側面の外観的に見える
部分が汚されていることはないという効果が得られる。
また、防水シートが柔軟性を有していることにより、
防水シートを鼻隠し板に接着した後に軒樋の取付施工を
行う場合、防水シートの下端部を持ち上げて水切り板等
に仮止めしておくことができるので、防水シートが障害
になることなく軒樋の取付施工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の軒樋装置を示す縦断面図であ
る。 1……屋根材、6……水切り板 2……野地板、7……支持具 3……垂木、8……軒樋 4……鼻隠し板、9……防水シート 5……軒天井、91……接合部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根材の先端には水切り板が下向きに設け
    られ、壁や鼻隠し板等の軒先面には所定間隔毎に支持具
    が固定され、該支持具には軒樋が支持されている軒樋装
    置において、前記軒先面と軒樋との隙間の長手方向ほぼ
    全長を上から覆うようにして柔軟な防水シートが設けら
    れ、該防水シートの上端部は前記水切り板の下方先端部
    より上方の軒先面に固定され、かつ、同防水シートの下
    端部は軒樋の後側壁の内側に沿って垂らされていること
    を特徴とする軒樋装置。
JP1260772A 1989-10-05 1989-10-05 軒樋装置 Expired - Lifetime JP2510297B2 (ja)

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JPH03122353A JPH03122353A (ja) 1991-05-24
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