JPH10148017A - 軒先水切り構造及び建物 - Google Patents
軒先水切り構造及び建物Info
- Publication number
- JPH10148017A JPH10148017A JP30922196A JP30922196A JPH10148017A JP H10148017 A JPH10148017 A JP H10148017A JP 30922196 A JP30922196 A JP 30922196A JP 30922196 A JP30922196 A JP 30922196A JP H10148017 A JPH10148017 A JP H10148017A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves
- roof
- edge
- building
- gutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 雨水が屋根の軒先の裏側に入り込み、又軒裏
に落下するのを防止できる軒先水切り構造、及びこの軒
先水切り構造を有する建物を提供する。 【解決手段】 屋根軒先の下方に軒樋５が配設されてな
る建物の軒先水切り構造であって、上記軒先の軒先瓦１
の裏側の屋根下地材の上面に設けられた広小舞い９よ
り、水切り材１０が軒樋５内に垂設されている。
に落下するのを防止できる軒先水切り構造、及びこの軒
先水切り構造を有する建物を提供する。 【解決手段】 屋根軒先の下方に軒樋５が配設されてな
る建物の軒先水切り構造であって、上記軒先の軒先瓦１
の裏側の屋根下地材の上面に設けられた広小舞い９よ
り、水切り材１０が軒樋５内に垂設されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根軒先部の雨だ
れを防止する軒先水切り構造に関する。
れを防止する軒先水切り構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、屋根軒先の軒先瓦の下には軒樋が
設けられ、この軒先瓦の先端より落下した雨水を受けて
排水されるようになっている。このような軒先の水切り
構造の例としては、特開平７−６２７９９号公報に記載
された軒瓦が挙げられる。この考案は、前端に垂下片が
延設された軒瓦の垂下片の下端面の前縁部より後方部が
切り欠かれてた構造とし、水切りを向上させたものであ
る。
設けられ、この軒先瓦の先端より落下した雨水を受けて
排水されるようになっている。このような軒先の水切り
構造の例としては、特開平７−６２７９９号公報に記載
された軒瓦が挙げられる。この考案は、前端に垂下片が
延設された軒瓦の垂下片の下端面の前縁部より後方部が
切り欠かれてた構造とし、水切りを向上させたものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような軒瓦を用いた水切り構造においては、通常は、軒
樋内に雨水がほぼ垂直方向に、落下して排水されてゆく
ので問題がないが、強風を伴う吹き降りのような場合に
は、雨滴が風に押されて軒下側に廻り込み、軒樋を越え
て軒裏に廻り込むといったことが発生する。このため
に、雨滴が軒樋の内側と軒先の鼻隠しとの間より落下し
てくるといった問題や、構造部の錆等の発生により建物
の耐久性に影響を及ぼすといった懸念がある。
ような軒瓦を用いた水切り構造においては、通常は、軒
樋内に雨水がほぼ垂直方向に、落下して排水されてゆく
ので問題がないが、強風を伴う吹き降りのような場合に
は、雨滴が風に押されて軒下側に廻り込み、軒樋を越え
て軒裏に廻り込むといったことが発生する。このため
に、雨滴が軒樋の内側と軒先の鼻隠しとの間より落下し
てくるといった問題や、構造部の錆等の発生により建物
の耐久性に影響を及ぼすといった懸念がある。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、上
記のこれらの問題を解消し、雨水が屋根の軒先の裏側に
入り込み、又軒裏に落下するのを防止できる軒先水切り
構造、及びこの軒先水切り構造を有する建物を提供する
ものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、上
記のこれらの問題を解消し、雨水が屋根の軒先の裏側に
入り込み、又軒裏に落下するのを防止できる軒先水切り
構造、及びこの軒先水切り構造を有する建物を提供する
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明の
軒先水切り構造においては、屋根軒先の下方に軒樋が配
設されてなる建物の軒先水切り構造であって、上記軒先
の軒先瓦の裏側の屋根下地材の上面に設けられた広小舞
いより、水切り材が軒樋内に垂設されていることを特徴
とする。
軒先水切り構造においては、屋根軒先の下方に軒樋が配
設されてなる建物の軒先水切り構造であって、上記軒先
の軒先瓦の裏側の屋根下地材の上面に設けられた広小舞
いより、水切り材が軒樋内に垂設されていることを特徴
とする。
【０００６】請求項２記載の本発明の建物においては、
請求項１記載の軒先水切り構造が設けられていることを
特徴とする。
請求項１記載の軒先水切り構造が設けられていることを
特徴とする。
【０００７】
【作用】請求項１記載の本発明の軒先水切り構造におい
ては、軒先の軒先瓦の裏側の屋根下地材の上面に設けら
れた広小舞いより、水切り材が軒樋内に垂設されている
ので、雨水が屋根の軒先の裏側を伝って軒裏に落下する
の防止することができる。即ち、雨滴が軒樋の内側と軒
先の鼻隠しとの間より落下してくるといった問題や、構
造部の錆等の発生により建物の耐久性に影響を及ぼすと
いったことが解消される。
ては、軒先の軒先瓦の裏側の屋根下地材の上面に設けら
れた広小舞いより、水切り材が軒樋内に垂設されている
ので、雨水が屋根の軒先の裏側を伝って軒裏に落下する
の防止することができる。即ち、雨滴が軒樋の内側と軒
先の鼻隠しとの間より落下してくるといった問題や、構
造部の錆等の発生により建物の耐久性に影響を及ぼすと
いったことが解消される。
【０００８】請求項２記載の本発明の建物においては、
請求項１記載の軒先水切り構造が設けられているので、
建物を雨水より保護することができ、建物の耐久性を向
上させることができる。
請求項１記載の軒先水切り構造が設けられているので、
建物を雨水より保護することができ、建物の耐久性を向
上させることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。図１は、本発明の軒先水切り構造
の一例を示す断面図である。図１において、上記軒先水
切り構造が設けられる軒先は、以下に説明のようになっ
ている。即ち、軒先瓦１の下側の屋根面には下地材であ
る野地板２が張設され、この野地板２の先端には鼻隠し
３が取り付けられ、この鼻隠し３の下半部には断面形状
が三角形の当て木４が取り付けられるようになってい
る。
を参照して説明する。図１は、本発明の軒先水切り構造
の一例を示す断面図である。図１において、上記軒先水
切り構造が設けられる軒先は、以下に説明のようになっ
ている。即ち、軒先瓦１の下側の屋根面には下地材であ
る野地板２が張設され、この野地板２の先端には鼻隠し
３が取り付けられ、この鼻隠し３の下半部には断面形状
が三角形の当て木４が取り付けられるようになってい
る。
【００１０】上記軒先瓦１の先端は、鼻隠し３より前方
に突出し、先端が軒樋５のほぼ中央部に位置するように
設けられている。又、軒樋５は、その前側の側壁の上端
と、後側の側壁の上端とをブラケット６に嵌合されて取
り付けられた状態となっている。
に突出し、先端が軒樋５のほぼ中央部に位置するように
設けられている。又、軒樋５は、その前側の側壁の上端
と、後側の側壁の上端とをブラケット６に嵌合されて取
り付けられた状態となっている。
【００１１】一方、上記ブラケット６は、鼻隠し３、及
び当て木４の前面に取り付けられる化粧材７とともに、
その取付座６１を打釘により当て木４を貫通し、当て木
４とともに鼻隠し３に固定されている。
び当て木４の前面に取り付けられる化粧材７とともに、
その取付座６１を打釘により当て木４を貫通し、当て木
４とともに鼻隠し３に固定されている。
【００１２】上記化粧材７は、鼻隠し３の前面上方より
曲折して野地板２の端部上面まで延設されている。又、
野地板２の上面には、防水シート８が先端部の化粧材７
の上から後方まで張設されている。
曲折して野地板２の端部上面まで延設されている。又、
野地板２の上面には、防水シート８が先端部の化粧材７
の上から後方まで張設されている。
【００１３】野地板２の先端寄りには断面形状がほぼ三
角形状の塩化ビニル樹脂被覆鋼板製（厚さが０．４ｍ
ｍ）の広小舞い９が取り付けられ、この広小舞い９の上
面より、水切り材１０が軒樋５内に垂設されている。こ
の水切り材１０は、広小舞い９の前端面より上面に沿っ
て張設され、更に後方には水返し１１が突出して設けら
れ、その後方が野地板２に打釘により固定されている。
角形状の塩化ビニル樹脂被覆鋼板製（厚さが０．４ｍ
ｍ）の広小舞い９が取り付けられ、この広小舞い９の上
面より、水切り材１０が軒樋５内に垂設されている。こ
の水切り材１０は、広小舞い９の前端面より上面に沿っ
て張設され、更に後方には水返し１１が突出して設けら
れ、その後方が野地板２に打釘により固定されている。
【００１４】又、水切り材１０は、野地板２の先端角で
下方に曲折されており、垂直よりやや前方に傾斜した状
態で垂設されている。従って、軒先瓦１の先端より落下
する雨水が強風等により煽られ、鼻隠し３側に吹き付け
られても、水切り材１０により阻止されるとともに、水
切り材１０に沿って下方の軒樋５内に落下して排水され
ていく。
下方に曲折されており、垂直よりやや前方に傾斜した状
態で垂設されている。従って、軒先瓦１の先端より落下
する雨水が強風等により煽られ、鼻隠し３側に吹き付け
られても、水切り材１０により阻止されるとともに、水
切り材１０に沿って下方の軒樋５内に落下して排水され
ていく。
【００１５】上記軒先水切り構造が設けられた建物にお
いては、水切り材１０により雨水に濡れるのが防止され
るので、建物を雨水より保護することができ、その耐久
性を向上させることができる。
いては、水切り材１０により雨水に濡れるのが防止され
るので、建物を雨水より保護することができ、その耐久
性を向上させることができる。
【００１６】
【発明の効果】請求項１記載の本発明の軒先水切り構造
においては、軒先の軒先瓦の裏側の屋根下地材の上面に
設けられた広小舞いより、水切り材が軒樋内に垂設され
ているので、雨水が屋根の軒先の裏側を伝って軒裏に落
下するの防止することができる。即ち、雨滴が軒樋の内
側と軒先の鼻隠しとの間より落下してくるといった問題
や、構造部の錆等の発生により建物の耐久性に影響を及
ぼすといったことが解消される。
においては、軒先の軒先瓦の裏側の屋根下地材の上面に
設けられた広小舞いより、水切り材が軒樋内に垂設され
ているので、雨水が屋根の軒先の裏側を伝って軒裏に落
下するの防止することができる。即ち、雨滴が軒樋の内
側と軒先の鼻隠しとの間より落下してくるといった問題
や、構造部の錆等の発生により建物の耐久性に影響を及
ぼすといったことが解消される。
【００１７】請求項２記載の本発明の建物においては、
請求項１記載の軒先水切り構造が設けられているので、
建物を雨水より保護することができ、建物の耐久性を向
上させることができる。従って、軒先水切り構造及び建
物として好適である。
請求項１記載の軒先水切り構造が設けられているので、
建物を雨水より保護することができ、建物の耐久性を向
上させることができる。従って、軒先水切り構造及び建
物として好適である。
【図１】本発明の軒先水切り構造の一例を示す断面図。
１ 軒先瓦 ２ 野地板 ３ 鼻隠し ４ 当て木 ５ 軒樋 ６ ブラケット ６１ 取付座 ７ 化粧材 ８ 防水シート ９ 広小舞い １０ 水切り材 １１ 水返し
Claims (2)
- 【請求項１】 屋根軒先の下方に軒樋が配設されてなる
建物の軒先水切り構造であって、上記軒先の軒先瓦の裏
側の屋根下地材の上面に設けられた広小舞いより、水切
り材が軒樋内に垂設されていることを特徴とする軒先水
切り構造。 - 【請求項２】 上記請求項１記載の軒先水切り構造が設
けられていることを特徴とする建物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30922196A JPH10148017A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 軒先水切り構造及び建物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30922196A JPH10148017A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 軒先水切り構造及び建物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10148017A true JPH10148017A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17990400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30922196A Pending JPH10148017A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 軒先水切り構造及び建物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10148017A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009299450A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-12-24 | Kaneka Corp | 屋根構造 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP30922196A patent/JPH10148017A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009299450A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-12-24 | Kaneka Corp | 屋根構造 |
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