JP3498601B2 - 水切材 - Google Patents

水切材

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JP3498601B2
JP3498601B2 JP33350398A JP33350398A JP3498601B2 JP 3498601 B2 JP3498601 B2 JP 3498601B2 JP 33350398 A JP33350398 A JP 33350398A JP 33350398 A JP33350398 A JP 33350398A JP 3498601 B2 JP3498601 B2 JP 3498601B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水切材に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来、野地板3の上面に水切材1′を取
り付けるにあたり、図2に示すように、鼻板部21の固
定片23を野地板3の上面側に折り曲げて野地板3の上
面に固定し、固定片23の上に水切材1′を載置し、そ
の上に軒先の最先端に位置する屋根瓦5を支持するため
のスターター瓦40を載置し、水切材1′を野地板3と
鼻板部21の固定片23との間に挟み込んだ状態で、釘
などの固着具24をスターター瓦40から水切材1′及
び野地板3を貫通してたる木12に固定するようにして
いる。図2中の5は屋根瓦、17は係止部、18は野
縁、19は軒天井、22は鼻隠し兼軒天井支持部、30
は軒樋吊り具、31は吊り具取り付け部、50は水切材
1′の後端部を野地板3に固定する釘、60は屋根防水
シート、70は排水隙間である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では水
切材1′は、スターター瓦40の下面と鼻板部21の固
定片23との間に挟み込まれているにすぎないため、雨
水がスターター瓦40の下面と固定片23との隙間Aか
ら屋根瓦5と野地板3との隙間Bに浸入してしまうとい
う問題がある。しかも野地板3の上面から軒樋2の前側
の耳部13に向けて落ち葉避けカバー部8を延出させて
あるため、落ち葉避けカバー部8上の水が屋根瓦5と野
地板3との隙間Bに向けて逆流し易くなり、隙間B内に
雨水が一層浸入しやすくなるという問題がある。また、
スターター瓦40を設置する分だけ部品点数が増えて施
工に手間がかかり、コストも高くつくという問題もあっ
た。 【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、少ない部品数で、屋根
材と野地板との隙間への水の浸入を確実に防止でき、施
工の向上を図ると共に、部材費用の削減、及び施工費用
の削減を図ることができる水切材を提供するにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、野地板3の上面から軒樋2の前側の耳部1
3に向けて延出した水切材であって、野地板3の上面に
載置して固定される載置部7の一部を上方に突出させ
て、軒先の最先端に位置する屋根材4の軒先端部下面5
aを支持するためのスターター用凸部6を形成し、且
つ、野地板3の上面から軒樋2の前側の耳部13に向け
て延出する落ち葉避けカバー部8を形成すると共に、落
ち葉避けカバー部8の先端部と軒樋2の前側の耳部13
との間に屋根材4上の水が流れ込む排水隙間70を形成
てなることを特徴としており、このように構成するこ
とで、水切材1の載置部7を野地板3の上面に載置して
固定した後に、屋根材4の軒先端部の下面をスターター
用凸部6で支持することで、水切材1が従来のスタータ
ー瓦40の機能を兼ねる構造となり、従って、従来のス
ターター瓦40が不要となり、しかも雨水は水切材1の
載置部7から上方に立ち上がる凸部6によって屋根材4
と野地板3との隙間の手前で止められるので、スタータ
ー瓦40の機能を兼ねる凸部6を利用して、屋根材4と
野地板3との隙間への水の浸入を確実に防止できる。
かも、軒樋2の上部の開口部の大部分が水切材1の落ち
葉避けカバー部8で塞がれているので、落ち葉やごみ等
の異物が軒樋2内に入り難くなり、落ち葉避けとして機
能することとなり、軒樋2の詰まりを未然に防止できる
ものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 【0007】鼻隠し部材20には、図1に示すように、
たる木12に釘などで固定される鼻板部21と、軒樋吊
り具30を取り付ける軒樋吊り具取付け部31と、野縁
18及び軒天井19の端部を支持する軒天井支持部22
とが一体に設けられている。 【0008】鼻板部21の上端部には、野地板3側に折
り曲げられて野地板3に固定される固定片23が一体に
設けられている。固定片23は、釘などの固着具24で
たる木12に固定されている。この固定片23の上面か
ら野地板3の上面に亘って水切材1の載置部7が載置さ
れている。この載置部7の後端部は釘50で野地板3に
固定されており、載置部7の前端部は固定片23上に支
持されており、これにより水切材1の載置部7は2箇所
で支持され、強度アップが図られている。 【0009】ここで、水切材1の載置部7には、載置部
7の一部を上方に向かってスターター用凸部6が突設さ
れている。この例では、スターター用凸部6は、載置部
7から上方に略直角に立ち上がる立ち上がり部9と、立
ち上がり部9の頂部10から斜め後下方に傾斜してその
後端縁が野地板3の上面に釘50で固定される傾斜部1
1とで略三角形状に形成されている。このスターター用
凸部6は屋根材4(この例では屋根瓦5)の軒先端部の
全長にわたって設けられており、軒先の最先端に位置す
る屋根瓦5の軒先端部下面5aをスターター用凸部6の
頂部10で支持できるようになっている。 【0010】また、上記水切材1は、野地板3の上面か
ら軒樋2の前側の耳部13に向けて延出する落ち葉避け
カバー部8を有している。この例では、落ち葉避けカバ
ー部8は軒樋23の前側の耳部13に向かって斜め前下
方に延びていると共に、その先端が軒樋吊り具30の係
止部17に係止保持されている。軒樋2の前側の耳部1
3と落ち葉避けカバー部8の先端部との間は屋根瓦5上
の水が流れ込む排水隙間70となっている。落ち葉避け
カバー部8は落ち葉避けとしての機能を有しており、雨
水のみが落ち葉避けカバー部8の下方の軒樋2内に落下
できるように多数の小穴が形成されていてもよい。な
お、小穴は省略可能である。図1中の14は軒樋2の後
側の耳部、15は軒樋吊り具30の後耳取り付け部、6
0は屋根防水シートである。 【0011】しかして、野地板3の上面から軒樋2の前
側の耳部13に向けて延出した水切材1の載置部7を野
地板3の上面に載置して固定すると共に、載置部7の一
部を上方に突出させて屋根瓦5の軒先端部下面5aを支
持するスターター用凸部6を形成して、屋根瓦5の軒先
端部の下面をスターター用凸部6で支持したことによ
り、水切材1が従来のスターター瓦40(図2)の機能
を兼ねる構造となる。従って、従来のスターター瓦40
が不要となり、部品点数を削減できると共に、スタータ
ー瓦40を取り付ける手間が省けるので高所での作業が
はかどり、また部材の削減によって軒先部分の構造をシ
ンプル化できるものである。さらに、水切材1に瓦施工
のためのスターター機能を付加することにより、施工を
簡略化でき、施工性を向上させることができると共に、
部材費用の削減及び施工費用の削減を図ることができ
る。特に、水切材1のスターター用凸部6は板金加工で
簡単に形成でき、またこのとき、スターター用凸部6の
高さを容易に調整できるので、軒先の最先端に位置する
屋根瓦5のレベル精度も向上する。 【0012】しかも、屋根瓦5と野地板3との隙間Bに
浸入しようとする雨水は、水切材1の載置部7から立ち
上がる凸部6によって上記隙間Bの手前で止められる。
従って、従来のスターター瓦40の機能を兼ねる凸部6
を利用して、屋根瓦5と野地板3との隙間Bの奥への水
の浸入を確実に防止できるようになる。また水切材1の
折り曲げによって凸部6が形成されているので、部品点
数が少なくなり、コストダウンを図ることができる。 【0013】しかも、軒樋2の上部の開口部の大部分が
水切材1の落ち葉避けカバー部8で塞がれているので、
落ち葉やごみ等の異物が軒樋2内に入り難くなり、落ち
葉避けとして機能することとなり、軒樋2の詰まりを未
然に防止できるものである。なお、落ち葉避けカバー部
8を設けたことで、落ち葉避けカバー部8上の水が軒樋
2と反対側に逆流して屋根瓦5と野地板3との隙間Bに
向けて流れ込ても、水切材1の凸部6によって隙間Bの
手前で水切りがなされるので、落ち葉避けカバー部8を
設けた場合でも十分な水切り効果を期待できるものとな
る。 【0014】 【発明の効果】上記のように本発明は、野地板の上面か
ら軒樋の前側の耳部に向けて延出した水切材であって、
野地板の上面に載置して固定される載置部の一部を上方
に突出させて、軒先の最先端に位置する屋根材の軒先端
部下面を支持するためのスターター用凸部を形成してな
るので、水切材の載置部を野地板の上面に載置して固定
した後に、屋根材の軒先端部の下面をスターター用凸部
で支持することで、水切材が従来のスターター瓦の機能
を兼ねる構造となり、従って、従来のスターター瓦が不
要となり、部品点数を削減でき、施工の向上を図ること
ができると共に、部材費用の削減、及び施工費用の削減
を図ることができる。また、雨水は水切材の載置部から
立ち上がる凸部によって屋根材と野地板との隙間の手前
で止められるので、スターター瓦の機能を兼ねる凸部を
利用して、屋根材と野地板との隙間への水の浸入を確実
に防止できる。さらに、野地板の上面から軒樋の前側の
耳部に向けて延出する落ち葉避けカバー部を形成すると
共に、落ち葉避けカバー部の先端部と軒樋の前側の耳部
との間に屋根材上の水が流れ込む排水隙間を形成したの
で、屋根材上の水を排水隙間に排水できると共に、軒樋
の上部の開口部の大部分が落ち葉避けカバー部で塞がれ
ることで、落ち葉やごみ等の異物が軒樋内に入り難くな
り、水切材が落ち葉避けとして機能することとなり、軒
樋の詰まりを未然に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態の一例を示す断面図である。 【図2】従来例の断面図である。 【符号の説明】 1 水切材 2 軒樋 3 野地板 4 屋根材 5a 軒先端部下面 6 スターター用凸部 7 載置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−266496(JP,A) 特開 平10−148017(JP,A) 実開 昭62−187124(JP,U) 実開 平6−28055(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/15 E04D 3/40

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 野地板の上面から軒樋の前側の耳部に向
    けて延出した水切材であって、野地板の上面に載置して
    固定される載置部の一部を上方に突出させて、軒先の最
    先端に位置する屋根材の軒先端部下面を支持するための
    スターター用凸部を形成し、且つ、野地板の上面から軒
    樋の前側の耳部に向けて延出する落ち葉避けカバー部を
    形成すると共に、落ち葉避けカバー部の先端部と軒樋の
    前側の耳部との間に屋根材上の水が流れ込む排水隙間を
    形成してなることを特徴とする水切材。
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