JP2543267Y2 - 外壁材接合部の防水構造 - Google Patents

外壁材接合部の防水構造

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JP2543267Y2
JP2543267Y2 JP8464691U JP8464691U JP2543267Y2 JP 2543267 Y2 JP2543267 Y2 JP 2543267Y2 JP 8464691 U JP8464691 U JP 8464691U JP 8464691 U JP8464691 U JP 8464691U JP 2543267 Y2 JP2543267 Y2 JP 2543267Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物における外壁材の
接合部の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造住宅等の建物における外壁材
の接合部を防水処理する場合、面一状に配置されたパネ
ル状外壁材の縦接合部間に縦目地を形成し、該縦目地の
背面に縦ジョイナーを設け、縦目地内に目地材を充填し
ている。この防水処理では、縦目地内に目地材を充填す
る作業が不可欠で、縦目地内の清掃から仕上げに至るま
での作業に多くの時間を要し、施工期間が長くなるとい
う問題があった。
【0003】そこで、本願出願人は、目地材の充填作業
が不要な乾式防水構造をすでに提案している。この乾式
防水構造は、図2〜図3に示すように、各外壁材8 の四
辺に合抉りを備え、相隣り合う二辺は合抉り受部9,10、
他の相隣り合う二辺は合抉り押え部11,12 とされ、縦接
合部16の背面に水切材4 が介装され、柱1 に縦胴縁3及
び通気防風シート2 を介して釘20により固定されてい
る。なお、合抉り受部9,10の前面に防水シール15が貼着
され、縦・横接合部16,17 から雨水が浸入するのを防止
している。
【0004】
【考案が解决しようとする課題】ところで、上記乾式防
水構造は、目地材の充填作業が不要で工期を大幅に短縮
でき、通常の雨水は止水できるという利点を有する。し
かし、強風を伴なう降雨(例えば台風) 時には、風圧が
高いため、縦接合部16を図3に実線矢印で示す方向に流
下する雨水が、縦・横接合部16,17 の交差部19におい
て、図3に点線矢印で示すように、各横接合部17に浸入
し、該横接合部17の間から外壁材8 の裏側に廻り込み漏
水するという難点がある。
【0005】本考案は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、強風を伴なう降
雨時においても、縦・横接合部はもとよりその交差部か
らの漏水を完全に防止することのできる外壁材接合部の
防水構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解决するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、面一状に配置された四辺に合抉りを備えた各外壁
材の縦接合部の背面に水切材が介装されかつ各縦・横接
合部間に防水シールが設けられている防水構造であっ
て、前記各外壁材の縦・横接合部の交差部近傍の横接合
部に、その合抉り受部と合抉り押え部間から水切材上に
延出する防水テープが介装されていることを特徴として
いる。
【0007】
【作用】本考案によれば、外壁材の縦・横接合部は、防
水シールの存在によって、強風雨の際においても雨水が
直接浸入することはなく、万一、その交差部から浸入す
る雨水も、横接合部に設けた防水テープによって横接合
部間に浸入せず、縦接合部の外壁材間を流下し、水切材
によって外壁材の裏面に廻り込むこともなく、完璧な防
水機能を発揮する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1において、1は木造住宅等の柱、2は柱1 の外
側面に張設された通気防風シート(又はアスファルトフ
ェルト) 、3は縦胴縁で前記シート2 の上から柱1に釘
止めされている。
【0009】4は二次防水用としての水切材で、比較的
硬質なゴム又は合成ゴム(或いは合成樹脂) 等から成
り、短冊状の水切本体5 の前面側でかつ幅方向両側に、
幅方向内方に傾斜する水切片6 が夫々2条突設されると
共に、内側の水切片6 のさらに内側に、水切突条7 が設
けられており、接着剤又は両面粘着テープ等により縦胴
縁の前面に固着されている。なお、水切材4 は金属板製
であってもよい。
【0010】8は外壁材で窯業系の材料により横長の平
板状に成形され、四辺に合抉りが形成されており、上辺
と相隣る1方の側辺の二辺が合抉り受部9,10とされ、下
辺と相隣る他方の側辺の二辺が合抉り押え部11,12 とさ
れ、合抉り受部9 と合抉り押え部12の交差角隅に切欠部
13が形成されると共に合抉り受部10と合抉り押え部11の
交差角隅に切欠部14が形成されている。
【0011】そして、各外壁材8 の合抉り受部9,10の受
面即ち前面には、断面半円形の防水シール15が前もって
塗布されており、合抉り押え部11,12 により押圧して、
防水機能を発揮させるようにしてあり、強風雨によって
も雨水が縦・横接合部16,17から浸入することはない。1
8は防水テープで、合成樹脂又はゴム等のテープ状発泡
体の一面又は両面に粘着性接着剤を塗布したもので、縦
・横接合部16,17 の交差部19近傍で、かつ横接合部17の
合抉り受部9 上と水切材4 の特に水切片6 上に、両者に
跨がって貼着されており、前記交差部19から浸入した雨
水が、横接合部17に浸入するのを阻止し、合抉り受部9
の上端から外壁材8 の裏面に廻り込むのを防止してい
る。
【0012】上記実施例において、外壁材8 を下段から
順次上段へと張設する際、下段の外壁材8 の上側合抉り
受部9 の左右端部に、防水シール15の上から水切材4 の
水切片6 及び水切突条7 上に跨がって防水テープ18を貼
着した後、上段の外壁材8 を、その下側合抉り押え部11
裏面で防水テープ18を下段合抉り受部9 及び水切材4に
押圧するように当てがって釘止め固定する。
【0013】該実施例によれば、雨水が縦・横接合部1
6,17 の合抉り突き合わせ間隙から浸入することがあっ
ても、前記防水シール15によって阻止され、外壁材8 の
外表面に流出し、縦接合部16では、図1に実線で示すよ
うに下方に流れ、交差部19において合抉り受部9 と合抉
り押え部11の間からこれらに沿って左右横方向に流れよ
うとする雨水が、防水テープ18によって堰止められ、水
切材4 から左右横方向に浸入することなく、点線矢印で
示すように流下する。
【0014】また、降雨時に強風を伴なう場合におい
て、高い風圧が作用しても、防水シール15、防水テープ
18及び水切材4 によって、縦・横接合部16,17 は勿論の
ことその交差部19から外壁材8 裏面への漏水を完全に防
止することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、上述のように、面一状に配置
された四辺に合抉りを備えた各外壁材の縦接合部の背面
に水切材が介装されかつ各縦・横接合部間に防水シール
が設けられている防水構造であって、前記各外壁材の縦
・横接合部の交差部近傍の横接合部に、その合抉り受部
と合抉り押え部間から水切材上に延出する防水テープが
介装されていることを特徴とするものであるから、縦目
地のシーリング作業が不要で外壁材取付作業を簡単化で
きると共に大幅に工期短縮を図ることができ、台風等の
強風を伴なう降雨時においても防水機能を発揮でき、外
壁材裏面への漏水を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の要部を示す一部破断斜視図であ
る。
【図2】比較例の要部を示す一部破断斜視図である。
【図3】図2の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
4 水切材 8 外壁材 9 合抉り受部 10 合抉り受部 11 合抉り押え部 12 合抉り押え部 15 防水シール 16 縦接合部 17 横接合部 18 防水テープ 19 交差部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面一状に配置された四辺に合抉りを備え
    た各外壁材の縦接合部の背面に水切材が介装されかつ各
    縦・横接合部間に防水シールが設けられている防水構造
    であって、前記各外壁材の縦・横接合部の交差部近傍の
    横接合部に、その合抉り受部と合抉り押え部間から水切
    材上に延出する防水テープが介装されていることを特徴
    とする外壁材接合部の防水構造。
JP8464691U 1991-10-17 1991-10-17 外壁材接合部の防水構造 Expired - Lifetime JP2543267Y2 (ja)

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JPH0535943U JPH0535943U (ja) 1993-05-18
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