JP2543266Y2 - 外壁角隅部の防水構造 - Google Patents

外壁角隅部の防水構造

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JP2543266Y2
JP2543266Y2 JP8464591U JP8464591U JP2543266Y2 JP 2543266 Y2 JP2543266 Y2 JP 2543266Y2 JP 8464591 U JP8464591 U JP 8464591U JP 8464591 U JP8464591 U JP 8464591U JP 2543266 Y2 JP2543266 Y2 JP 2543266Y2
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泰治 町田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の外壁入角、出角
即ち角隅部の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造住宅等の建物における外壁角
隅部例えば出隅部を構成する場合、図5〜図7に例示す
る防水構造が採用されている。図7に示すように外壁材
21は、横長で上端部に合抉り受部22が、下端部に合抉り
押え部23が形成され、合抉り受部22に防水シール24が貼
着されており、横接合部25間から侵入しようとする雨水
を、防水シール24により阻止するようになっている。
【0003】そして、外壁材21は、出隅部に位置する柱
26に、通気防風シート27、縦胴縁28及び金属製コーナー
水切材29を介して釘30により固定されており、外壁材21
の縦接合端部21A は縦胴縁28に固着されたコーナー水切
材29の縦方向に延びる嵌合溝31,32 内に挿入され、該水
切材31を介して縦胴縁28に押圧して止水するようになっ
ている。なお、入隅部も同じ構造が採用されている。
【0004】
【考案が解决しようとする課題】ところで、上記従来例
にあっては、通常の降雨時において縦接合端部から雨水
の侵入はあるが、コーナー水切材29を伝って水が落下し
排出されるので何ら問題はない。しかし、強風を伴う降
雨時には、図7に示すように、横接合部25端の合抉り受
部22と合抉り押え部23の間から、図中点線矢印で示す方
向に風圧によって侵入し、外壁材21の裏面に廻り込み、
漏水が生じるという問題がある。
【0005】本考案は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、通常の降雨時は
もとより、強風を伴う降雨時においても漏水を完全に防
止できる外壁角隅部の防水構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解决するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、建物の入隅又は出隅に位置する柱の外側2面に直
接又は補助材を介して縦胴縁が固着され、該縦胴縁にコ
ーナー水切材が釘止めされ、該水切材を介して外壁材の
縦接合端部が縦胴縁に直交状に釘止めされ、各外壁材の
横接合部を形成する上端部は合抉り受部とされると共に
下端部は合抉り押え部とされ、該両部間に防水シールが
介装されている防水構造において、前記外壁材の縦接合
端近傍の横接合部に、その合抉り受部と合抉り押え部間
からコーナー水切材上に延出する防水テープが介装され
ていることを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案によれば、外壁材の横接合部は防水シー
ルによって、また縦接合端部間はコーナー水切材によっ
て、夫々漏水が防止され、強風雨時においても、縦接合
端部近傍の防水テープによって横接合部間に侵入しよう
とする雨水が阻止され、コーナー水切材又は縦接合端部
を伝って流下排出され、外壁材の裏面に廻り込むことも
なく、完璧な防水機能を発揮する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図4は本考案を外壁入隅部に採用した実施例
を示し、1 は窯業系の材料により横長の平板状に形成さ
れた外壁材で、左右の長手方向端は切り離しの縦接合端
部1Aとされ、上辺には合抉り受部2 が形成され、下辺に
は合抉り押え部3 が形成されており、合抉り受部2 には
防水シール4 が貼着されている。
【0009】5 は入隅に位置する柱、6 は柱5 の外側二
面に直交状に釘止めされた補助材、7 は補助材6 の表側
から張設された通気・防風シート、8 は防風シート7 の
上から補助材6 に直交状に釘止めされた一対の縦胴縁、
9 は水切材で釘10により両縦胴縁8 に固着されている。
前記水切材9 は金属板を屈曲して略L字状に形成されて
おり、その長手即ち上下方向全長にわたって二条の外壁
材嵌合溝11,12 が設けられると共に、縦胴縁8に固定さ
れる幅方向両外端部には、前面側に折返された水切片1
3,14 と水切突条15,16 が設けられており、水切片13,14
と水切突条15,16 間に前記釘10が打たれる。
【0010】17は防水テープで、合成樹脂、ゴム等の弾
力性のあるテープ状発泡体の一面又は両面に粘着性接着
剤を塗布したものであり、図3に示すように、下段外壁
材1を釘18により固定し、上段側外壁材1 を取付ける前
に、横接合部19を形成する合抉り受部2 の前面に、図3
に示すように、水切材9 の水切片13,14 及び水切突条1
5,16 上にまで延出して貼着される。
【0011】上記実施例において、前記水切材9 は、外
壁材8 の取付けに先だって両側の縦胴縁8,8 に釘10によ
り固着され、水切材9 の外壁材嵌合溝11,12 に、下段側
の外壁材1 の縦接合端部1Aを夫々嵌入させた後、縦胴縁
8 に外壁材1 が釘18により固定される。続いて、下段側
外壁材1 の縦接合端部1A近傍の合抉り受部2 前面に、水
切材4 上に延出するように防水テープ17を貼着して図3
に示す状態とした後、上段側外壁材1を下段側と同様に
して、かつ合抉り受部2 を合抉り押え部3 で防水シール
4 及び防水テープ17を介して押付けるように接合され、
上段側外壁材1が釘止めされる。
【0012】該実施例によれば、外壁材1 の横接合部19
は防水シール4 によって、雨水の侵入が阻止され、また
縦接合端部1A間は図4に実線矢印で示すようにコーナー
水切材9 に沿って流下して漏水が防止される。そして、
強風雨時においても、縦接合端部1A近傍の防水テープ17
によって、横接合部19間即ち合抉り受部2 と合抉り押え
部3 間から図4に点線で示すように侵入しようとする雨
水が阻止され、コーナー水切材9 又は縦接合端部1Aを伝
って流下し排出され、外壁材1 の裏面に廻り込むことが
なく、完全に漏水が防止される。
【0013】本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、外壁出隅部にも採用できること勿論であり、さら
に、コーナー水切材は合成樹脂又はゴム等の材料で成形
できると共に他の構造例えば外壁材嵌合溝を備えていな
い断面略L形のものとすることができる。
【0014】
【考案の効果】本考案は上述のように、建物の入隅又は
出隅に位置する柱の外側2面に直接又は補助材を介して
縦胴縁が固着され、該縦胴縁にコーナー水切材が釘止め
され、該水切材を介して外壁材の縦接合端部が縦胴縁に
直交状に釘止めされ、各外壁材の横接合部を形成する上
端部は合抉り受部とされると共に下端部は合抉り押え部
とされ、該両部間に防水シールが介装されている防水構
造において、前記外壁材の縦接合端近傍の横接合部に、
その合抉り受部と合抉り押え部間からコーナー水切材上
に延出する防水テープが介装されていることを特徴とす
るものであるから、通常の降雨時はもとより、強風を伴
う降雨時においても、縦接合端部側から横接合部を伝っ
て侵入しようとする雨水を阻止して、漏水を完全に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を入隅部に採用した実施例の要部を示す
一部破断斜視図である。
【図2】同要部の横断平面図である。
【図3】防水テープ貼着状態説明図である。
【図4】防水機能説明図である。
【図5】従来例の出隅部を示す一部破断斜視図である。
【図6】同要部の横断平面図である。
【図7】従来例の漏水状態説明図である。
【符号の説明】
1 外壁材 1A 縦接合端部 2 合抉り受部 3 合抉り押え部 4 防水シール 5 柱 6 補助材 8 縦胴縁 9 コーナー水切材 10 釘 18 釘 17 防水テープ 19 横接合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の入隅又は出隅に位置する柱の外側
    2面に直接又は補助材を介して縦胴縁が固着され、該縦
    胴縁にコーナー水切材が釘止めされ、該水切材を介して
    外壁材の縦接合端部が縦胴縁に直交状に釘止めされ、各
    外壁材の横接合部を形成する上端部は合抉り受部とされ
    ると共に下端部は合抉り押え部とされ、該両部間に防水
    シールが介装されている防水構造において、前記外壁材
    の縦接合端近傍の横接合部に、その合抉り受部と合抉り
    押え部間からコーナー水切材上に延出する防水テープが
    介装されていることを特徴とする外壁角隅部の防水構
    造。
JP8464591U 1991-10-17 1991-10-17 外壁角隅部の防水構造 Expired - Lifetime JP2543266Y2 (ja)

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JPH0535942U JPH0535942U (ja) 1993-05-18
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JP2011106258A (ja) * 2009-10-19 2011-06-02 Asahi Tostem Gaiso Kk 外壁材の接合構造、接合用役物、及び、外壁の隅部工法

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