JP3084190B2 - 継手ジョイナと該ジョイナ利用の目地部の施工構造 - Google Patents

継手ジョイナと該ジョイナ利用の目地部の施工構造

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JP3084190B2
JP3084190B2 JP22423394A JP22423394A JP3084190B2 JP 3084190 B2 JP3084190 B2 JP 3084190B2 JP 22423394 A JP22423394 A JP 22423394A JP 22423394 A JP22423394 A JP 22423394A JP 3084190 B2 JP3084190 B2 JP 3084190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部の外周における
防水性と施工性に優れ、しかも当該部材を外壁材間の目
地施工にも使用する事ができる多機能継手ジョイナと該
ジョイナを用いた開口部の施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外壁材(11'){サイディン
グ}の目地(13')部分のシーリング工事を行う際に、施
工性及び防水性を高めるために、継手ジョイナ(B')が用
いられている。図8のように、外壁材(11')間の目地(1
3')に継ぎ手ジョイナ(B')を使用する場合は、連結板部
(1')の側面から外側方に延出された固定板部(3')(3')を
外壁下地(12')にステープル(20')にて固定し、その上か
ら外壁材(11')を固定して外壁材(11')と外壁下地(12')
とで継手ジョイナ(B')の固定板部(3')(3')を挟持固定
し、最後に目地(13')にシーリング材(10')を充填して目
地施工を完了していた。
【0003】さて、家屋の外壁は、外壁材(11')のみで
構成されている訳ではなく、窓や出入り口など各種の開
口部(14')があり、外壁材(11')と開口部(14')との間の
目地(13')も前記継手ジョイナ(B')を使用して目地施工
が行われるが、図8に使用される継手ジョイナ(B')は、
図から分かるように左右対称で固定板部(3')(3')も同じ
寸法であって、開口部(14')の外周の目地(13')の施工時
には一方の固定板部(3')を目地(13')に合わせて切断す
る必要かあった。継手ジョイナ(B')は長尺物であるか
ら、正確に連結板部(1')に平行に固定板部(2')を切断す
る事は容易ではなく、特に継手ジョイナ(B')がポリプロ
ピレン製のものでは通常のカッタ加工が困難であるとい
う問題があり、現場施工に難点があった。
【0004】そこで、継手ジョイナ(B’)をカッタ加
工の簡単な塩化ビニルにて形成する事も考慮されたが、
塩化ビニルの場合には継手ジョイナ(B’)とシーリン
グ材(10’)とが接着するいわゆる3面接着「シーリ
ング材(10’)が継手ジョイナ(B’)、開口部(1
4’)、及び外壁材(11’)に接着する事」となり、
下地の動き等により外(11’)が動いた場合にシ
ーリング材(10’)が継手ジョイナ(B’)に接着し
て伸縮できず、外壁材(11’)や開口部(14’)と
の接着面に大きなストレスが発生し、これが目地施工後
の経年変化によるシーリング材(10’)の劣化と相俟
って目地切れを発生しやすく、そのためにシーリング材
(10’)の充填に先だって塩化ビニル製継手ジョイナ
(B’)にクラフト紙やポリプロピレンの離型紙(図示
せず)を貼着しておく必要があり、コストアップを招い
ていた。更に、前述のように開口部(14’)回りの目
地施工で、前記切断によって継手ジョイナ(B’)の途
切れが発生し、これが産業廃棄物となるという欠点があ
る。
【0005】その他、継手ジョイナ(B')の固定板部(3')
(3')には止水用突条(15')や水返し片部(16')が形成され
ているが、止水用突条(15')は幅が狭く、外壁材(11')と
の接触面積も少ないので、両者の接触が不十分である場
合には、前記目地切れによって目地(13')内に侵入した
雨水を十分に抑止する事ができず、外壁材(11')と外壁
下地(12')との間の奥深く迄雨水の侵入を許してしまう
ことがあるという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
開口部の外周の目地における防水性と施工性に優れ、し
かも当該部材を外壁材間の目地施工にも使用する事がで
きる多機能継手ジョイナを開発する事と該ジョイナを用
いる事により高い防水性能を有する開口部の施工構造を
開発する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の継手ジ
ョイナ(A)は、 外壁下地(12)の外面に設置され、外壁材(11)間の目地
(13)又は開口部(14)と外壁材(11)の目地(13)間に配設さ
れる継手ジョイナ(A)であって、 目地(13)幅にほぼ等しく、目地(13)に充填されるシー
リング材(10)のバックアップとなる上面板部(6)と、 上面板部(6)の背面から突設された連結板部(1)と、 連結板部(1)の側面から両側方に延出され、外壁下地
(12)と外壁材(11)との間に配設される固定板部(2)(3)と
で構成され、 一方の固定板部(2)に連結板部(1)に平行に該固定板部
(2)を上面板部(6)側に折曲する折曲凹溝(5)が凹設され
ている事を特徴とする。
【0008】固定板部(2)の先端から折曲凹溝(5)迄の折
曲部分(4)を前記折曲凹溝(5)から上面板部(6)側に折り
返す事によって固定板部(2)の幅を狭くする事が出来、
これにより開口部(14)と外壁材(11)との間の目地(13)
を、固定板部(2)を切断する事なく施工する事が出来
る。又、外壁材(11)間の目地(13)の施工の場合は両固定
板部(2)(3)を伸ばした状態で施工すればよく、切断加工
を行う事なく2種の目地施工を1種類の継手ジョイナ
(A)にて施工する事が出来る事になる。
【0009】請求項2は『固定板部(2)の先端から折曲
凹溝(5)迄の折曲部分(4)の幅と連結板部(1)の高さがほ
ぼ等しく形成されており、固定板部(2)の先端から折曲
凹溝(5)迄の折曲部分(4)を上面板部(6)側に折曲した場
合に固定板部(2)の先端と上面板部(6)との境界に外側面
側に開口する水抜き凹条(9a)が形成されている』事を特
徴とするものである。
【0010】開口部(14)『一般的には窓枠や出入り口の
サッシ材』とシーリング材(10)との間でシーリング材(1
0)が切れやすく、雨水が内部に侵入しやすくなるもので
あるが、この場合は折曲側の固定板部(2)の折曲部分(4)
を上面板部(6)側に折曲した場合に固定板部(2)の先端と
上面板部(6)との境界に外側面開口する水抜き凹条(9a)
が形成されるので、目地(13)内に侵入した雨水は、水抜
き凹条(9a)内に入り、ここから固定板部(2)の折曲部分
(4)の先端と上面板部(6)との隙間(9)を通って折曲部分
(4)と連結板部(1)との間に形成された水抜き空間部(7a)
に入り、そのまま流下する事になり、これにより水抜き
凹条(9a)より奥に雨水が侵入しにくくなる。
【0011】請求項3は『固定板部(2)の先端から折曲
凹溝(5)迄の折曲部分(4)を上面板部(6)側に折曲した場
合に固定板部(2)の先端と上面板部(6)とを係合する係合
部(17)が固定板部(2)の先端と上面板部(6)とに形成され
ている』事を特徴とする。これにより、折曲部分(4)が
上面板部(6)に固定されてガタつかず、継手ジョイナ(A)
の取り扱いが容易になるばかりか、開口部(14)の外周面
に密着させる事が出来、開口部(14)部分の漏水防止効果
を高める事が出来る。
【0012】請求項4は本発明の継手ジョイナ(A)を用
いた開口部(14)の施工構造に関し、 外壁下地(12)に設けられた開口部(14)と外壁下地(12)
の外面に設置される外壁材(11)間の目地(13)に継手ジョ
イナ(A)を使用し、継手ジョイナ(A)上にて目地(13)にシ
ーリング材(10)を充填する継手ジョイナ(A)利用の目地
(13)の施工構造において、 継手ジョイナ(A)が、(a)目地(13)幅にほぼ等しく、目
地(13)に充填されるシーリング材(10)のバックアップと
なる上面板部(6)と、(b)上面板部(6)の背面から突設さ
れた連結板部(1)と、(c)連結板部(1)の側面から両側方
に延出され、外壁下地(12)と外壁材(11)との間にて挟持
される固定板部(2)(3)とで構成され、(d)一方の固定板
部(2)に連結板部(1)に平行に該固定板部(2)を上面板部
(6)側に折曲する折曲凹溝(5)が凹設されており、 折曲凹溝(5)が形成されていない方の固定板部(3)を、
外壁下地(12)と外壁材(11)とで挟持固定し、 折曲凹溝(5)の形成されている方の固定板部(2)を、上
面板部(6)側に折曲し、前記折曲部分(4)の外側面を開口
部(14)に近接乃至当接するように施工した事を特徴とす
る。
【0013】これにより、継手ジョイナ(A)は、開口部
(14)と外壁材(11)との間の目地(13)においては、折曲凹
溝(5)の形成されている方の固定板部(2)を、上面板部
(6)側に折曲して施工する事になり、外壁材(11)同士の
目地(13)の場合には固定板部(2)(3)を延ばしたままで施
工することになり、1種類の継手ジョイナ(A)で2種類
の施工が出来る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述す
る。継手ジョイナ(A)は、上面板部(6)と連結板部(1)並
びに固定板部(2)(3)とで構成され、例えば押し出し成形
にて形成される。構成材質は、例えばポリプロピレンの
ようなシーリング材(10)と接着しにくい素材が用いられ
る。勿論、塩化ビニルのような素材でもよいが、この場
合にはシーリング材(10)との接着を防止するために上面
板部(6)の表面に離型紙や離型剤が塗布される事にな
る。
【0015】上面板部(6)は、目地(13)幅にほぼ等し
く、目地(13)に充填されるシーリング材(10)のバックア
ップとなる部分で、上面板部(6)の背面から連結板部(1)
が突設されている。本実施例では、連結板部(1)は一対
となっているが勿論これに限られず、1本でもよいし3
本以上でもよい。連結板部(1)の突出位置は、上面板部
(6)の端部から若干内側に入った所で、目地施工した場
合に連結板部(1)と外壁材(11)との間で水抜き空間部(7
a)(7b)が形成されるようなっている。更に、上面板部
(6)の先端背面側エッジが面取りされており、この部分
を上面板側面取り部(6a)とする。
【0016】連結板部(1)の端部外側面から両側方に固
定板部(2)(3)がそれぞれ一体的に延出されている。この
固定板部(2)(3)は非対称で、幅狭の方を幅狭固定板部
(2)、幅広の方を幅広固定板部(3)とする。幅狭固定板部
(2)は、その背面にて連結板部(1)に平行にV字の折曲凹
溝(5)が凹設されており、固定板部(2)の先端から折曲凹
溝(5)迄の折曲部分(4)『本明細書において、この部分を
折曲板部(4)とする。』を上面板部(6)側に折曲できるよ
うになっている。勿論、折曲凹溝(5)は固定板部(2)の表
面側に形成してもよく、要するに折曲板部(4)が上面板
部(6)側に折曲できれば折曲凹溝(5)の形成位置は表裏を
問わない。
【0017】また、折曲板部(4)の先端背面側エッジが
面取りされており、この部分を折曲板側面取り部(4a)と
する。これにより、図4に示すように折曲板部(4)を折
曲した場合、上面板部(6)の先端と折曲板部(4)の先端と
の間に幅の狭い間隙(9)が形成され、更に、上面板部(6)
の先端の上面板側面取り部(6a)と折曲板部(4)の先端の
折曲板側面取り部(4a)とでV字状の水抜き凹条(9a)が形
成されるようになっている。
【0018】更に、幅狭固定板部(2)『本実施例では折
曲板部(4)』の表面側に連結板部(1)に平行にV字状の水
抜き凹溝(8)が1条凹設されている。勿論、水抜き凹溝
(8)の数は複数でもよいし、設置場所は幅狭固定板部(2)
の表面側であればどこの位置でもよい。
【0019】又、上面板部(6)の先端と折曲板部(4)の先
端とを互いに係合するための係合部(17)が形成されてい
るが、係合部(17)の一実施例を図5に示す。この場合
は、上面板部(6)の上面板側面取り部(6a)の内側に係合
凹溝(17a)が凹設されており、更に係合凹溝(17a)の内側
にストッパ(17b)が突設されている。又、折曲板部(4)の
先端部には係合凸部(17c)が突設されており、前記係合
凹溝(17a)に係合するようになっている。
【0020】幅広固定板部(3)は幅狭固定板部(2)より広
幅に形成されており、その表面に3条の水抜き凹溝(8)
が連結板部(1)に平行に凹設されている。水抜き凹溝(8)
の数は、3条に限られず、適宜の数が採用される。
【0021】次に、継手ジョイナ(A)の施工方法に付い
て説明する。図2に示すように外壁材(11)同士で目地(1
3)が形成される場合、広幅固定板部(3)をステープル(2
0)にて外壁下地(12)に固定し、次に外壁材(11)を幅狭固
定板部(3)及び幅狭固定板部(2)の上から設置し、外壁材
(11)の端部を上面板部(6)に当接させて固定する。この
ようにして上面板部(6)の表面側に目地空間を形成し、
最後にこの目地空間にシーリング材(10)を充填して外壁
材(11)の施工を完了する。
【0022】開口部(14)と外壁材(11)との目地施工は図
3の通りで、まず、継手ジョイナ(A)の幅狭固定板部(2)
の折曲板部(4)を折曲凹溝(5)から折曲し、折曲板部(4)
の先端を上面板部(6)の先端に近接乃至当接させ、折曲
板部(4)、上面板部、連結板部(1)並びに幅狭固定板部
(2)の基部とで継手ジョイナ(A)の全長にわたって水抜き
空間部(7a)を形成するようにする。
【0023】このようにして継手ジョイナ(A)を用意し
た後、折曲した折曲板部(4)の外側面が開口部(14)の外
側面に当接させ、続いて広幅固定板部(3)をステープル
(20)にて外壁下地(12)に固定し、外壁材(11)を幅広固定
板部(3)の上から設置し、外壁材(11)の端部を上面板部
(6)に当接させて固定する。この場合も外壁材(11)と開
口部(14)との間にて上面板部(6)の表面側に目地空間(1
3)が形成され、最後にこの目地空間(13)にシーリング材
(10)を充填して開口部(14)部分の目地施工を完了する。
【0024】図6が本発明の継手ジョイナ(A)を使用し
て施工した場合の正面図で、継手ジョイナ(A)は外壁の
上端から土台(21)に至るまで通しで配設されており、水
抜き空間部(7a)(7b)や水抜き凹溝(8)は外壁の上端から
土台(21)に至るまで貫通している事になる。また、図6
の実施例では、開口部(14)の上下に外壁材(11)が設けら
れているので、開口部(14)に一致する部分では幅狭固定
板部(2)は折曲凹溝(5)から折曲板部(4)が上面板部(6)側
に折曲され、外壁材(11)に一致する部分では、幅狭固定
板部(2)は折曲されず、外壁材(11)の下に敷き込まれる
事になる。この場合、図7に示すように開口部(14)と外
壁材(11)との境界部分に一致する処で、折曲板部(4)が
折曲凹溝(5)迄切溝(18)が設けられる事になる。
【0025】次に、目地施工された継手ジョイナ(A)の
作用について説明する。外壁材(11)同士の目地部分に使
用された場合、経年変化でシーリング材(10)が劣化し且
つ下地の動き等によって外壁材(11)が動くために外壁材
(11)の端部へのシーリング材(10)の接着力が失われ、隙
間が生じる事がある。その場合その隙間から雨水が侵入
する。そしてこの雨水は一般的には外壁材(11)と連結板
部(1)との間に形成された水抜き空間部(7a)および(7b)
から流下し、外壁下地(12)と外壁材(11)との間まで侵入
しない。
【0026】しかしながら、前記シーリング材(11)の亀
裂が大きい場合や降水量が多く、前記亀裂から目地(13)
内への雨水の侵入量が多い場合には、外壁材(11)と固定
板部(2)(3)との間に毛細管現象にて雨水が侵入する事が
あるが、幅広及び幅狭固定板部(2)(3)の表面側に水抜き
凹溝(8)が凹設されているので、侵入雨水はこの水抜き
凹溝(8)を通じて流下し、それ以上奥には侵入しない。
特に幅広及び幅狭固定板部(2)(3)には幅の狭い水抜き凹
溝(8)が形成されているだけであるので、幅広及び幅狭
固定板部(2)(3)のほぼ全体が外壁材(11)の内面に接触す
る事になり、たとえ不陸があったとしても両者の接触を
十分に取る事が出来、雨水の水抜き凹溝(8)より奥への
侵入を防止する事が出来る。また、外壁材(11)が中空体
でその端部に通孔(22)が開口している場合には、前記通
孔(22)は水抜き空間部(7b)に開口する事になり、夏季に
熱せられて膨張した通孔(22)内の空気は水抜き空間部(7
b)に抜け、目地(13)のシーリング材(10)に内部から圧力
が加わって膨張するというような事がない。
【0027】また、開口部(14)では、シーリング材(10)
に亀裂が発生すると図4のように雨水がシーリング材(1
0)と開口部(14)との間にできた隙間を通って水抜き凹条
(9a)に至り、ここからその大半が上面板部(6)と折曲板
部(4)との隙間(9)を通って水抜き空間部(7a)内に流入
し、そのまま流下して水抜き凹条(9a)より奥には入りに
くくなり、これにより防水効果が高まる事になる。尚、
折曲板部(4)と上面板部(6)とが係合固定されている場
合、折曲板部(4)がガタつかないだけでなく、折曲板部
(4)を開口部(14)に押圧しても折曲板部(4)が連結板部
(1)側に倒れ込まず、開口部(14)に折曲板部(4)を押圧す
る事ができ、両者の密着性を高める事が出来る。
【0028】
【発明の効果】本発明の継手ジョイナにあっては、固定
板部の先端から折曲凹溝迄の折曲部分を前記折曲凹溝か
ら上面板部側に折り返す事が出来るので、開口部と外壁
材との間の目地施工を行う場合に固定板部を切断する必
要がなく、施工が簡単であるばかりか、外壁材間の目地
施工の場合には両固定板部を伸ばした状態で施工すれば
よく、2種の目地施工を1種類の継手ジョイナにて施工
する事が出来るという利点がある。又、固定板部の折曲
部分を上面板部側に折曲した場合に固定板部の先端と上
面板部との境界に外側面側に開口する水抜き凹条が形成
されるので、雨水が目地内部に侵入したとしてもこの水
抜き凹条から固定板部の折曲部分の先端と上面板部との
隙間を通って水抜き空間部に入り、そのまま流下して水
抜き凹条より奥に雨水が侵入しにくく、開口部の防水性
が向上する。更に、固定板部の先端と上面板部とを係合
する係合部が形成されているので、折曲部分が上面板部
に固定されてガタつかず、継手ジョイナの取り扱いが容
易になると同時に開口部の外周面に密着させる事が出
来、開口部部分の漏水防止効果を更に高める事が出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる継手ジョイナの部分斜視図
【図2】本発明の継手ジョイナを用いて外壁材間の目地
施工を行った時の断面図
【図3】本発明の継手ジョイナを用いて外壁材と開口部
との間の目地施工を行った時の断面図
【図4】本発明の継手ジョイナの折曲板部を上面板部側
に折曲した場合の拡大断面図
【図5】本発明の継手ジョイナの折曲板部を上面板部に
係止した場合の拡大断面図
【図6】本発明の継手ジョイナを使用して施工した外壁
の部分正面図
【図7】本発明の継手ジョイナを使用した場合の開口部
と外壁材の境界部分(X)の拡大断面斜視図
【図8】従来の継手ジョイナを使用した外壁材間の目地
施工を行った時の断面図
【図9】従来の継手ジョイナを用いて外壁材と開口部と
の間の目地施工を行った時の断面図
【符号の説明】
(1)…連結板部 (2)…幅狭固定板部 (3)…幅広固定板部 (4)…折曲板部 (5)…折曲凹溝 (6)…上面板部 (7a)…幅狭固定板部側の水抜き空間部 (7b)…幅広固定板部側の水抜き空間部 (8)…水抜き凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−285236(JP,A) 特開 平5−302368(JP,A) 実開 昭56−153509(JP,U) 実開 昭63−85747(JP,U) 実開 平1−157804(JP,U) 実開 平5−3407(JP,U) 実開 平5−40407(JP,U) 実開 平4−1941(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/684 E04B 1/62 E04F 13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁下地の外面に設置され、外壁
    材間の目地又は開口部と外壁材の目地間に配設される継
    ぎ手ジョイナであって、 目地幅にほぼ等しく、目地に充填されるシーリング材の
    バックアップとなる上面板部と、上面板部の背面から突
    設された連結板部と、連結板部の側面から両側方に延出
    され、外壁下地と外壁材との間にて配設される固定板部
    とで構成され、一方の固定板部に連結板部に平行に該固
    定板部を上面板部側に折曲する折曲凹溝が凹設されてい
    る事を特徴とする継手ジョイナ。
  2. 【請求項2】 固定板部の先端から折曲凹溝迄の
    折曲部分の幅と連結板部の高さがほぼ等しく形成されて
    おり、固定板部の先端から折曲凹溝迄の折曲部分を上面
    板部側に折曲した場合に固定板部の先端と上面板部との
    境界に外側面側に開口する水抜き凹条が形成されている
    事を特徴とする請求項1に記載の継手ジョイナ。
  3. 【請求項3】 固定板部の先端から折曲凹溝迄の
    折曲部分を上面板部側に折曲した場合に固定板部の先端
    と上面板部とを係合する係合部が固定板部の先端と上面
    板部とに係合部が形成されている事を特徴とする請求項
    1又は2に記載の継手ジョイナ。
  4. 【請求項4】 外壁下地に設けられた開口部と外
    壁下地の外面に設置される外壁材間の目地に継手ジョイ
    ナを使用し、継手ジョイナ上にて目地にシーリング材を
    充填した継手ジョイナ利用の目地部の施工構造におい
    て、 継手ジョイナが、目地幅にほぼ等しく、目地に充填され
    るシーリング材のバックアップとなる上面板部と、上面
    板部の背面から突設された連結板部と、連結板部の側面
    から両側方に延出され、外壁下地と外壁材との間に配設
    される固定板部とで構成され、一方の固定板部に連結板
    部に平行に該固定板部を上面板部側に折曲する折曲凹溝
    が凹設されており、 折曲凹溝が形成されていない方の固定板部を、外壁下地
    と外壁材とで挟持固定し、折曲凹溝の形成されている方
    の固定板部を上面板部側に折曲し、前記折曲部分の外側
    面を開口部に近接乃至当接するように施工した事を特徴
    とする継手ジョイナ利用の目地部の施工構造。
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