JP2002013218A - 外壁目地のシール構造 - Google Patents

外壁目地のシール構造

Info

Publication number
JP2002013218A
JP2002013218A JP2000193904A JP2000193904A JP2002013218A JP 2002013218 A JP2002013218 A JP 2002013218A JP 2000193904 A JP2000193904 A JP 2000193904A JP 2000193904 A JP2000193904 A JP 2000193904A JP 2002013218 A JP2002013218 A JP 2002013218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
wall
sealing material
joint
irregular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000193904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3649094B2 (ja
Inventor
Koji Izumi
孝治 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2000193904A priority Critical patent/JP3649094B2/ja
Publication of JP2002013218A publication Critical patent/JP2002013218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3649094B2 publication Critical patent/JP3649094B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定型ガスケット施工部分から不定型シーリン
グ材施工部分への連続した施工を可能とする外壁目地の
シール構造を得る。 【解決手段】 外壁材18の裏面と外壁フレーム14の
表面との間には表面にスキン層が設けられた弾性防水シ
ート材24が挟持されている。縦目地20には、所定範
囲に亘って定型ガスケット26が嵌着されており、その
下方には不定型シーリング材30が充填されている。両
者の継ぎ目には所定の排水用隙間32が形成されてお
り、この部分に排水ピース34が両面テープで取り付け
られている。従って、定型ガスケット26の排水路28
を通った水は、弾性防水シート材24を通過することな
く、排水ピース34で堰き止められて排水用隙間38か
ら排水される。上記により、前記両者の連続施工が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定型ガスケットを
利用した外壁目地のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来で
は、住宅等の外壁の目地を防水シールする場合、変成シ
リコーン等を用いた不定型シーリング施工が多用されて
いた。図5にはその例が示されている。簡単に説明する
と、外壁パネル110、112が隣接して配置された状
態では、外壁フレーム114、116同士は密着される
ものの、外壁材118、120の幅方向の端部間には所
定の隙間が形成される。この隙間が外壁パネル110、
112の縦目地122となる。この縦目地122を防水
シールする場合、まず縦目地122の奥側にバックアッ
プ材124を装着し、次に不定型シーリング材126を
充填して養生させる。
【0003】しかしながら、上記の外壁目地のシール構
造による場合、不定型シーリング材126が汚れ易く、
又耐久性が低いため数年ごとに補修しなければならな
い。さらに、施工に際しては専門技能を要するが、それ
ができる職人を確保することは難しく、又養生等が必要
となるため作業時間が長時間になるといった欠点があ
る。そこで、最近では、定型ガスケットを用いた外壁目
地のシール構造が普及しつつあり、以下に簡単に説明す
る。
【0004】図6に示されるように、隣接して配置され
た外壁パネル110、112の外壁フレーム114、1
16の外側面には、両者を跨ぐようにして連泡性防水シ
ート128が配設されている。連泡性防水シート128
は、外壁フレーム114、116の表面と外壁材11
8、120の裏面との間に介在されて二次防水材として
機能するものである。そして、この状態で縦目地122
に定型ガスケット130が挿入されて弾性的に係止され
ることで、当該定型ガスケット130が一次防水材とし
ての機能を果たす。この防水構造による場合、耐久性に
優れ、特別な技能を習得していなくても施工が可能であ
り、汚れが目立つこともなく、更に乾式であるので作業
時間も短縮されるといった利点がある。
【0005】ところで、最近では住宅の外壁材に対する
高級志向が強くなっており、外壁にタイル張りを施すこ
とが多くなった。しかし、外壁全体を総タイル張りにす
ると非常に高コストになるため、一階の外壁のみをタイ
ル張りにするとか、部分的にタイル張りにするといった
ニーズの方が多い。
【0006】例えば、住宅の一階の外壁のみをタイル張
りにしたい場合、一階の外壁目地部及び二階の外壁目地
部の双方に対して定型ガスケットによる防水施工を施す
ことができればそれに越したことはない。しかし、その
住宅が木造や鉄骨造である場合には、防火の関係上、サ
イディング材等の外壁材の表面に接着剤やモルタルを使
用してタイルを張り上げていくことになるため、定型ガ
スケットを使用した防水施工は適用することができな
い。つまり、定型ガスケットにはガスケットの内部を水
が流れるという特徴があるため、前記仕様に対して定型
ガスケットによる防水施工を行うと、ガスケットの内部
を流れる水によって接着剤やモルタルに悪影響が及ぶ可
能性がある。従って、このような仕様の場合には、一階
の外壁目地部に対しては不定型シーリング材を使った防
水施工を実施することになる。その結果、二階の外壁目
地部に対しては定型ガスケットによる防水施工を施し、
一階の外壁目地部に対しては不定型シーリング材を使っ
た防水施工を施すということになるが、両者を連続的に
施工することは性能上極めて困難である。というのも、
不定型シーリング材は外壁変位時のシール切れ防止の観
点から三面接着となるのを避けるため、バックアップ材
を目地裏面に入れる必要があるが(図5参照)、前記の
如く定型ガスケットにはガスケットの内部を水が流れる
という特徴があるため、定型ガスケット施工部分と不定
型シーリング材施工部分とを連続させると、ガスケット
の内部を流れた水がバックアップ材のところから室内側
へ浸入してしまう。従って、定型ガスケット施工部分と
不定型シーリング材施工部分とを連続させることはでき
なかった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、定型ガスケッ
ト施工部分から不定型シーリング材施工部分への連続し
た施工を可能とする外壁目地のシール構造を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る外壁目地のシール構造は、外壁目地部において隣接
する外壁材の裏面と当該外壁材が固定される下地材の表
面との間に挟持されて二次シールを構成し、更に弾性材
料によって構成されかつシート表面に防水層を有する弾
性防水シート材と、外壁目地部において目地方向の所定
範囲に挿入されて一次シールを構成する長尺状の定型ガ
スケットと、外壁目地部において定型ガスケット挿入範
囲を除いた残りの所定範囲に充填されて一次シールを構
成する不定型シーリング材と、を含んで構成され、さら
に、定型ガスケットと不定型シーリング材との継ぎ目に
排水用隙間を設けた、ことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明に係る外壁目地のシ
ール構造は、請求項1記載の発明において、前記排水用
隙間には、当該排水用隙間よりも短くかつ弾性材料によ
って構成され、更に定型ガスケットの内部を通る水の流
れを堰き止めることが可能な排水ピースが装着されてい
る、ことを特徴としている。
【0010】請求項1記載の本発明によれば、外壁目地
部における外壁材の裏面と下地材の表面との間には二次
シールを構成する弾性防水シート材が挟持されており、
更にこの弾性防水シート材はシート表面に防水層を有す
るため、定型ガスケット内へ浸入した水が、その裏面側
に位置する弾性防水シート材を通過して室内側へ浸入す
ることはない。また、不定型シーリング材は弾性防水シ
ート材の表面の防水層に密着しているため、定型ガスケ
ットの内部を通って定型ガスケットの端部、即ち定型ガ
スケットと不定型シーリング材との継ぎ目に到った水
が、不定型シーリング材の裏面側に位置する弾性防水シ
ート材を通過して室内側へ浸入することもない。これら
の結果、定型ガスケットの内部を通って定型ガスケット
と不定型シーリング材との継ぎ目に到った水は、当該継
ぎ目に設けられた排水用隙間から室外側へと確実に排水
される。
【0011】なお、不定型シーリング材は隣接する外壁
材の小口の二面と弾性防水シート材の面とで三面接着構
造となるが、たとえ外壁材に変位が生じて不定型シーリ
ング材に応力が生じたとしても、弾性防水シート材が弾
性材料によって構成されて弾性変形することが可能であ
るため、不定型シーリング材にシール切れが生じること
はない。従って、三面接着構造をとっても、本発明の場
合は良好なシール性能が確保される。
【0012】請求項2記載の本発明の作用は、以下の通
りである。すなわち、上述した請求項1に記載された発
明の場合、外壁目地部の所定範囲に充填された不定型シ
ーリング材が乾くまで、外壁目地部に対する定型ガスケ
ットの施工を待つ必要がある。つまり、不定型シーリン
グ材を養生させる必要があり、その間は定型ガスケット
の施工作業を行うことができない。
【0013】しかし、本発明によれば、定型ガスケット
と不定型シーリング材との継ぎ目に設けられた排水用隙
間に排水ピースが装着されるため、定型ガスケットの内
部を通って継ぎ目に到った水は排水ピースによって堰き
止められる。この排水ピースは排水用隙間よりも短く形
成されているため、排水ピースと定型ガスケットの端部
との間には依然として排水用隙間が残されている。従っ
て、継ぎ目に到った水は排水ピースと定型ガスケットの
端部との間の排水用隙間から室外側へと排水される。こ
のため、定型ガスケットの内部を通って継ぎ目に到った
水が不定型シーリング材側へ流れることはない。よっ
て、不定型シーリング材を養生させている間であって
も、定型ガスケットの施工作業を行うことができる。
【0014】また、本発明のように排水用隙間に排水ピ
ースを装着させることにより、当該排水ピースが不定型
シーリング材の見切り材としての役目も果たしてくれる
ので、不定型シーリング材の施工作業がやり易くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4を用いて、本
発明に係る外壁目地のシール構造の実施形態について説
明する。
【0016】図1には外壁目地部の斜視図が示されてお
り、又図2には当該外壁目地部の縦断面図が示されてい
る。
【0017】これらの図に示されるように、ユニット住
宅における二階等の上部外壁パネル10は、矩形平板状
の外壁材12と、当該外壁材12の幅方向端部の裏面に
配置された溝形断面の外壁フレーム14(本発明の「下
地材」に相当)とを含んで構成されている。一階等の下
部外壁パネル16も、矩形平板状の外壁材18と、当該
外壁材18の幅方向端部の裏面に配置された外壁フレー
ム(図示省略)とを含んで構成されている。前記構成の
二階等の上部外壁パネル10同士及び一階等の下部外壁
パネル18同士がそれぞれ左右に隣接して配置されるこ
とにより縦目地20が形成されている。また、前記構成
の二階等の上部外壁パネル10と一階等の下部外壁パネ
ル16とが上下に隣接して配置されることにより横目地
22が形成されている。
【0018】隣接する外壁材12の幅方向端部の裏面と
外壁フレーム14のフランジ14Aの表面との間には、
二次シールを構成する弾性防水シート材24が挟持され
ている。本実施形態では、弾性防水シート材24とし
て、EPDM等のスキン層付防水弾性発泡体が使用され
ている。スキン層付防水弾性発泡体は、表面側にスキン
層が設けられかつ裏面側にスポンジ層が設けられて構成
されており、スキン層によって防水性が確保されること
によりスポンジ層の内部には水が入り込まないようにな
っている。また、スキン層付防水弾性発泡体は弾性変形
材料でもあるため、所定の弾性を有している。
【0019】一方、縦目地20の目地方向の所定範囲に
は、一次シールを構成する長尺状の定型ガスケット26
が挿入されている。定型ガスケット26は乾式のシーリ
ング材であり、一対のリップ部26Aが外壁材12の幅
方向の端部の側面に弾性的に圧接された状態で縦目地2
0に嵌着されている。定型ガスケット26の縦目地20
への嵌着後の状態では、定型ガスケット26自身と外壁
材12の幅方向の端部の側面とによって複数の排水路2
8が形成されている。
【0020】また、縦目地20において定型ガスケット
挿入範囲を除いた残りの所定範囲には、定型ガスケット
26と共に一次シールを構成する不定型シーリング材3
0が充填されている。不定型シーリング材30は湿式の
シーリング材であり、縦目地20における定型ガスケッ
ト26の装着範囲の下方側に施工されている。なお、不
定型シーリング材30は横目地22にも充填されてい
る。
【0021】上述した縦目地20における定型ガスケッ
ト26と不定型シーリング材30との継ぎ目、即ち定型
ガスケット26の下端部と不定型シーリング材30の上
端部との間には、縦目地20の目地方向に所定の長さを
有する排水用隙間32が形成されている。この排水用隙
間32には当該排水用隙間32の目地方向の寸法よりも
短い排水ピース34が取り付けられている。
【0022】図3に示されるように、排水ピース34は
前述した弾性防水シート材24と同様の素材(EPDM
等の弾性発泡体等)によって構成されている。この排水
ピース34は略立方体形状を成しており、その裏面には
両面テープ36が接着されている。この両面テープ36
を利用して、排水ピース34は、定型ガスケット26と
不定型シーリング材30との継ぎ目において弾性防水シ
ート材24の表面に接着されている。排水ピース34が
縦目地20に取り付けられた状態では、排水ピース34
の上端面と定型ガスケット26の下端部との間に所定の
排水用隙間38が形成されている。なお、両面テープ3
6は、排水ピース34の両側面(外壁小口側の面)にそ
れぞれ接着されていてもよい。
【0023】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0024】縦目地20における外壁材12の裏面と外
壁フレーム14の表面との間には二次シールを構成する
弾性防水シート材24が挟持されており、更にこの弾性
防水シート材24は表面にスキン層が形成されているた
め、定型ガスケット26内へ浸入して排水路28を通っ
て流下してきた水が、その裏面側に位置する弾性防水シ
ート材24を通過して室内側へ浸入することはない。ま
た、不定型シーリング材30は弾性防水シート材24の
表面のスキン層に密着しているため、定型ガスケット2
6の排水路28を通って定型ガスケット26の下端部、
即ち定型ガスケット26と不定型シーリング材30との
継ぎ目に到った水が、不定型シーリング材30の裏面側
に位置する弾性防水シート材24を通過して室内側へ浸
入することもない。
【0025】これらの結果、図2に破線及び実線の矢印
で示される如く、定型ガスケット26の排水路28を通
って定型ガスケット26と不定型シーリング材30との
継ぎ目に到った水は、当該継ぎ目に取り付けられた排水
ピース34の上面で堰き止められ、当該排水ピース34
の上面と定型ガスケット26の下端部との間に形成され
た排水用隙間38から室外側へと確実に排水される。従
って、本実施形態によれば、定型ガスケット26の施工
部分から不定型シーリング材30の施工部分への連続し
た施工(なお、「連続した施工」というのは、定型ガス
ケット26の施工部分から不定型シーリング材30の施
工部分への移行過程において防水シールとしての機能が
途切れることなく、シール的に観て繋がった施工状態に
なっていることを意味する)を行うことが可能になる。
またこれにより、不定型シーリング材30の施工範囲を
最小限に抑えることができるというメリットもある。
【0026】なお、本実施形態に係る外壁目地のシール
構造の防水性(シール性)について補足すると、本実施
形態では、不定型シーリング材30は隣接する外壁材1
2の小口の二面と弾性防水シート材24の表面との三面
接着構造となるが、たとえ外壁材12に変位が生じて不
定型シーリング材30に応力が生じたとしても、弾性防
水シート材24が弾性材料によって構成されて弾性変形
することが可能であるため、不定型シーリング材30に
シール切れが生じることはない。従って、三面接着構造
をとっても、本実施形態の場合は良好なシール性能が確
保される。
【0027】また、仮に排水ピース34を定型ガスケッ
ト26と不定型シーリング材30との継ぎ目に配設しな
い場合には、不定型シーリング材30が乾くまで、外壁
材12の縦目地20に対する定型ガスケット26の施工
を待つ必要がある。つまり、不定型シーリング材30を
養生させる必要があり、その間は定型ガスケット26の
施工作業を行うことができないこととなる。
【0028】しかし、本実施形態によれば、定型ガスケ
ット26と不定型シーリング材30との継ぎ目に設けら
れた排水用隙間32に排水ピース34が装着されるた
め、定型ガスケット26の排水路28を通って継ぎ目に
到った水は、排水ピース34によって堰き止められ、排
水ピース34と定型ガスケット26の下端部との間の排
水用隙間38から室外側へと排水される。このため、定
型ガスケット26の排水路28を通って継ぎ目に到った
水が不定型シーリング材30側へ流れることはない。よ
って、不定型シーリング材30を養生させている間であ
っても、定型ガスケット26の施工作業を行うことがで
きる。
【0029】また、本実施形態のように排水用隙間32
に排水ピース34を装着させることにより、当該排水ピ
ース34が不定型シーリング材30の見切り材としての
役目も果たしてくれるので、不定型シーリング材30の
施工作業がやり易くなる。
【0030】上記の二点(即ち、不定型シーリング材3
0を養生させている間でも定型ガスケット26の施工作
業を行える点、並びに、見切り材があるために不定型シ
ーリング材30の施工作業がやり易くなる点)から、本
実施形態によれば、防水施工に関する作業効率を向上さ
せることができる。
【0031】さらに、上記の排水ピース34は弾性変形
が可能であるため、上部外壁パネル10が変位した際に
不定型シーリング材30に生じる応力を緩和(減少)さ
せる作用もある。
【0032】なお、上述した実施形態では、定型ガスケ
ット26の下端部と不定型シーリング材30の上端部と
の間の排水用隙間32にブロック状の排水ピース34を
配設したが、これに限らず、図4に示されるように、排
水用隙間32に排水ピース34を設けない構成を採って
も差し支えない。この場合においても、定型ガスケット
26の施工部分から不定型シーリング材30の施工部分
への連続した施工を行うことが可能であることに変わり
はない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る外壁目地のシール構造は、外壁目地部におい
て隣接する外壁材の裏面と当該外壁材が固定される下地
材の表面との間に挟持されて二次シールを構成し、更に
弾性材料によって構成されかつシート表面に防水層を有
する弾性防水シート材と、外壁目地部において目地方向
の所定範囲に挿入されて一次シールを構成する長尺状の
定型ガスケットと、外壁目地部において定型ガスケット
挿入範囲を除いた残りの所定範囲に充填されて一次シー
ルを構成する不定型シーリング材と、を含んで構成さ
れ、さらに、定型ガスケットと不定型シーリング材との
継ぎ目に排水用隙間を設けたので、定型ガスケット施工
部分から不定型シーリング材施工部分への連続した施工
が可能になるという優れた効果を有する。
【0034】請求項2記載の本発明に係る外壁目地のシ
ール構造は、請求項1記載の発明において、排水用隙間
よりも短くかつ弾性材料によって構成され、更に定型ガ
スケットの内部を通る水の流れを堰き止めることが可能
な排水ピースを排水用隙間に装着したので、防水施工に
関する作業効率を向上させることができるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る外壁目地のシール構造の全体
構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示される外壁目地のシール構造の縦断面
図である。
【図3】図1に示される排水ピースを単品で示す斜視図
である。
【図4】排水ピースを設けない実施形態を示す図1に対
応する斜視図である。
【図5】従来例に係る外壁目地のシール構造を示す横断
面図である。
【図6】別の従来例に係る外壁目地のシール構造を示す
横断面図である。
【符号の説明】
12 外壁材 14 外壁フレーム(下地材) 18 外壁材 20 縦目地 24 弾性防水シート材 30 不定型シーリング材 32 排水用隙間 34 排水ピース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁目地部において隣接する外壁材の裏
    面と当該外壁材が固定される下地材の表面との間に挟持
    されて二次シールを構成し、更に弾性材料によって構成
    されかつシート表面に防水層を有する弾性防水シート材
    と、 外壁目地部において目地方向の所定範囲に挿入されて一
    次シールを構成する長尺状の定型ガスケットと、 外壁目地部において定型ガスケット挿入範囲を除いた残
    りの所定範囲に充填されて一次シールを構成する不定型
    シーリング材と、 を含んで構成され、 さらに、定型ガスケットと不定型シーリング材との継ぎ
    目に排水用隙間を設けた、 ことを特徴とする外壁目地のシール構造。
  2. 【請求項2】 前記排水用隙間には、当該排水用隙間よ
    りも短くかつ弾性材料によって構成され、更に定型ガス
    ケットの内部を通る水の流れを堰き止めることが可能な
    排水ピースが装着されている、 ことを特徴とする請求項1記載の外壁目地のシール構
    造。
JP2000193904A 2000-06-28 2000-06-28 外壁目地のシール構造 Expired - Fee Related JP3649094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000193904A JP3649094B2 (ja) 2000-06-28 2000-06-28 外壁目地のシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000193904A JP3649094B2 (ja) 2000-06-28 2000-06-28 外壁目地のシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002013218A true JP2002013218A (ja) 2002-01-18
JP3649094B2 JP3649094B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=18692817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000193904A Expired - Fee Related JP3649094B2 (ja) 2000-06-28 2000-06-28 外壁目地のシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3649094B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007077789A (ja) * 2005-08-19 2007-03-29 Nishikawa Rubber Co Ltd 目地用のガスケット
JP2007198109A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Nishikawa Rubber Co Ltd 建物外壁目地のシール構造の排水構造
JP2007321448A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Nishikawa Rubber Co Ltd 目地用のガスケット
CN100390625C (zh) * 2004-03-18 2008-05-28 友达光电股份有限公司 平面显示模块

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100390625C (zh) * 2004-03-18 2008-05-28 友达光电股份有限公司 平面显示模块
JP2007077789A (ja) * 2005-08-19 2007-03-29 Nishikawa Rubber Co Ltd 目地用のガスケット
JP2007198109A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Nishikawa Rubber Co Ltd 建物外壁目地のシール構造の排水構造
JP2007321448A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Nishikawa Rubber Co Ltd 目地用のガスケット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3649094B2 (ja) 2005-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20060066197A (ko) 가스켓을 사용한 단열 구조를 가진 은폐식 커튼월 시스템
JP2002013218A (ja) 外壁目地のシール構造
CN211114395U (zh) 建筑用外板及其组装结构
JP3900337B2 (ja) ガラスブロックパネルおよびゴム製止水材
KR100569578B1 (ko) 금속 커튼월 연결구조
JP4588254B2 (ja) 開口部改装用額縁
KR101577017B1 (ko) 누수방지 및 열교 차단을 위한 건축용 패널 조립 시스템
JPH0860756A (ja) 外壁パネル用ガスケット及びその取付施工方法
JP3084190B2 (ja) 継手ジョイナと該ジョイナ利用の目地部の施工構造
JP3322825B2 (ja) 外壁目地の防水構造
KR102583703B1 (ko) 불연복합패널의 오픈조인트시공조립체
JPH0776888A (ja) 外壁板接合部の雨仕舞い構造
KR200318015Y1 (ko) 샌드위치패널 구조물
JP2003328529A (ja) 外装材の縦目地構造
KR102620774B1 (ko) 모듈형 건축 내·외장재 유닛
KR102510179B1 (ko) 건축물 외장 패널 체결구조
JP4056857B2 (ja) 外壁目地の構造
JP2001173191A (ja) 目地材及びその施工方法
JPH08170377A (ja) 外壁目地部の防水構造並びに水切りシート
JPS606491Y2 (ja) カ−テンウォ−ル、サッシ等を取付ける為の継部材と横部材の結合部の水密、気密構造
JP5073987B2 (ja) 外壁目地の止水構造
JP4313105B2 (ja) 外壁パネル間の縦目地止水構造
JP3595154B2 (ja) 外壁の縦目地材
JPH084220A (ja) 断熱屋根パネル及びその接続構造
KR101476409B1 (ko) 열교 차단을 위한 건축용 패널 웨더 스트립

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050207

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees