JP2721628B2 - 外壁材接合部の防水構造 - Google Patents

外壁材接合部の防水構造

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JP2721628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁材接合部の防水構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】外壁材を上下に突合わせて張合わせる場
合、上下の外壁材の接合部分に合じゃくり接合構造を採
ることがよく行われていると共に、合じゃくり接合部に
介装した留め金具で外壁材を胴縁、間柱等の下地材に取
付固定するようにしたものがある。
【0003】即ち、合じゃくり接合部は、下側の外壁材
の上端側に、正面側を切欠いて形成した合じゃくり受部
を設け、上側の外壁材の下端側に背面側を切欠いて形成
した合じゃくり押部を設け、これら合じゃくり受部と合
じゃくり押部とを外壁材厚さ方向に対向状に配置して成
る。また、留め金具は、外壁材の背面側に位置して下地
材に固定される固定部と、合じゃくり受部と合じゃくり
押部との対向間に介在されていて固定部と協働して合じ
ゃくり受部を挟持する受部挟持片と、固定部と協働して
上側の外壁材と合じゃくり押部基部側に設けた突出部を
挟持する突出部挟持片とから構成されている。
【0004】斯る外壁材の防水手段は、下地材にステー
プル等を用いて防水紙を貼付け、この防水紙と外壁材背
面との間に胴縁をスペーサとして介在することによる所
謂外壁通気工法であって、外壁材背面への漏水は、防水
紙により防水し、通気層を介して土台水切より外部に流
出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の外壁通気工法に
よる防水手段は、防水紙貼付け用のステープル部分及び
留め金具を下地材に固着する釘止め部分において、下地
材側に水がまわる (侵入) 可能性があり、完全な防水に
できなかった。また、外壁材背面の通気層内で漏水が流
下するとき、外壁材の吸水作用があり、該外壁材の耐久
性に問題があった。
【0006】このため、合じゃくり受部と合じゃくり押
部との対向面間に、防水シールを接合部の長手方向に亘
って介在することで防水することが考えられる。しか
し、外壁材は留め金具を介して下地材に装着 (建付け)
されるものであるから、留め金具が配置される部分での
防水作用が期待し難く、このため、縦ジョイントから侵
入した水が留め金具の配置部分において下地材側に流出
するという課題があった。
【0007】そこで本発明は、合じゃくり受部と合じゃ
くり押部との対向面間に、接合部の長手方向に亘る防水
シールを設けるとともに、留め金具の正面側に前記防水
シールと密着する防水テープを設けることによって、接
合部での防水を完ぺきにしたことを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、接合される一
方の外壁材1 の接合端部に、正面側を切欠いて形成され
た合じゃくり受部5 を設け、他方の外壁材1 の接合端部
に、背面側を切欠いて形成されるとともに前記合じゃく
り受部5 に対向する合じゃくり押部6 を設け、外壁材1
の背面側に位置して下地材4 に釘止めされる固定部9
と、合じゃくり受部5 と合じゃくり押部6 との対向間に
介在されて固定部9 と協働して合じゃくり受部5 を挟持
する受部挟持片12とを備えている留め金具2 を介して突
合わした外壁材1 同士を合じゃくり接合したものにおい
て、前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講
じている。
【0009】すなわち、本発明は、前記合じゃくり受部
5 と合じゃくり押部6 との対向面間に、接合部の長手方
向に亘る防水シール14を介在して設け、該防水シール14
の端部に密着する防水テープ15を、前記留め金具2 にお
ける挟持片12,13 の正面側に設けていることを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】留め金具2 を介して下地材4 に建付けられた縦
横配列の外壁材1 における縦横接合部から侵入した水
は、それぞれ防水シール14で止水されるとともに、留め
金具2 においてはその正面側に設けた防水テープ15によ
って止水され、大部分は外壁材1 の外部へ流出され、一
部の毛細管現象による漏水は外壁材1 の接合部の背面に
至る程度に止まる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1及び図2に示した第1実施例において、押出成
形された方形板状の外壁材1 は、上下左右に突合わされ
て合じゃくり接合されるとともに、留め金具2 を介して
防水シート3 を貼着した下地材4 に建付けられている。
【0012】外壁材1 の上部接合端部には正面側を切欠
いて形成された合じゃくり受部5 が横幅方向全長に亘っ
て設けられ、下部接合端部には背面側を切欠いて形成さ
れた合じゃくり押部6 が横幅方向全長に亘って設けられ
ている。更に、外壁材1 の左右側部の一方には正面側に
切欠いて形成された合じゃくり受部5 が縦方向全長に亘
って設けられ、他方には背面側を切欠いて形成された合
じゃくり押部6 が縦方向全長に亘って設けられ、ここ
に、外壁材1 は四辺に合じゃくり部を有している。
【0013】そして、合じゃくり受部5 と合じゃくり押
部6 とは接合される際に、外壁材厚さ方向で対向状とさ
れる。また、外壁材1 の下部接合端部には、合じゃくり
押部6 の基部から上方に向けて係合溝7 を横幅方向全長
に亘って形成することで、突出部8 が形成されている。
留め金具2 は、図2で示す如く外壁材1 の背面に接当す
る部分と離反する部分を有する固定部9 を有し、離反す
る部分9Aは段部9Bを介して背面側に凹み、釘頭10A の収
容部とされて釘10で下地材4 に固定されている。この固
定部9 から合じゃくり受部5 と突出部8 との間を通って
外壁材1 正面側に向けて延出されたウエブ部11が設けら
れ、ウエブ部11の先端部から、上下方向に受部挟持片12
と突出部挟持13が延設され、例えば、アルミ等の金属押
出材よりなっている。
【0014】受部挟持片12は合じゃくり受部5 と合じゃ
くり押部6 との間に介在されると共に、合じゃくり受部
5 の正面 (合じゃくり押部6 との対向面) 上部に接当し
て、前記固定部9 と協働して合じゃくり受部5 を挟持す
る。また、突出部挟持片13は係合溝7 に挿入されると共
に、外壁材1 下端部の突出部8 を挟持する。合じゃくり
受部5 の正面の上部 (先端部) は、留め金具2 の受部挟
持片12の接当面5Aとされ、下部 (基部側) は段部5Bを介
して正面側に防水シール14の塗布面5Cが形成されてお
り、該防水シール14は、縦横接合部の長手方向に亘る長
さを有しており、縦横それぞれの合じゃくり受部5 と合
じゃくり押部6 との対向面間に介在されて縦横接合部を
それぞれ防水しかつ内部への流水を止水している。
【0015】留め金具2 における挟持片12,13 の正面側
には、前記防水シール14の端部と密着可能な防水テープ
15が設けられており、4枚の外壁材1 の四方接合部にお
いての止水をしている。図3〜図5は本発明の第2〜4
実施例を示し、基本構成は既述の第1実施例と共通する
ので、共通部分は共通符号を付している。
【0016】図3に示した第2実施例は、ウエブ部11と
挟持片12,13 との取合い部におけるコーナに、防水シー
ル16を設けたものであり、このシール16に、突部8 及び
受部5 のコーナ部が接触することで、毛細管現象で内部
に侵入する水を止水してより完ぺきな防水効果を図った
ものである。図4に示した第3実施例は、ウエブ部11の
上下両面に、凹み17,18 をそれぞれ形成し、毛細管現象
で内部に侵入する水の水切乃至水返し作用でそれ以上の
侵入を阻止したものであり、凹み17,18 のうち、上面側
からの凹み17には流下孔17Aが形成されている。
【0017】図5に示した第3実施例は、防水シール14
の塗布面5Cをテーパー形状にするとともに、これと対応
する押部6 の押え面6Aをテーパー形状にしたものであ
り、防水シール14による止水作用が一層向上するもので
ある。なお、以上の各実施例において、防水シール14は
粘弾性の棒状乃至紐状であり、塗布面5Cに溝を形成して
この溝に嵌着したものであってもよく、また、受部5で
はなく、押部6 の押え面6Aに設けたものであってもよ
い。
【0018】また、防水テープ15はこれを挟持片12,13
の正面側に施工現場において貼着してもよいし、又、工
場生産段階において予め貼着したものであってもよく、
このときは、テープ正面側に離型紙を設けて、現場にて
該離型紙を剥ぎ取って使用する。更に、釘10とは打込み
可能な釘の他、ネジ止め釘であってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、留め金具を
介して下地材に建付けられた外壁材の縦横接合部は防水
シールによって止水され、留め金具においてはこの正面
側に設けて防水シールによって止水され、防水シールと
防水テープが密着されているので、外壁材の内部に水が
流水するのはそのほとんどが止水されて防水効果を向上
でき、流下などする水の一部は毛細管現象で侵入する程
度に抑えることができることから、外壁材の吸水等は少
なくなって、該外壁材の耐久性を損なうおそれも少な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明は第1実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第4実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 外壁材 2 留め金具 4 下地材 5 合じゃくり受部 6 合じゃくり押部 9 固定部 12 挟持片 13 挟持片 14 防水シール 15 防水テープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合される一方の外壁材(1) の接合端部
    に、正面側を切欠いて形成された合じゃくり受部(5) を
    設け、他方の外壁材(1) の接合端部に、背面側を切欠い
    て形成されるとともに前記合じゃくり受部(5) に対向す
    る合じゃくり押部(6) を設け、外壁材(1) の背面側に位
    置して下地材(4) に釘止めされる固定部(9) と、合じゃ
    くり受部(5) と合じゃくり押部(6) との対向間に介在さ
    れて固定部(9) と協働して合じゃくり受部(5) を挟持す
    る受部挟持片(12)とを備えている留め金具(2) を介して
    突合わした外壁材(1) 同士を合じゃくり接合したものに
    おいて、 前記合じゃくり受部(5) と合じゃくり押部(6) との対向
    面間に、接合部の長手方向に亘る防水シール(14)を介在
    して設け、該防水シール(14)の端部に密着する防水テー
    プ(15)を、前記留め金具(2) における挟持片(12),(13)
    の正面側に設けていることを特徴とする外壁材接合部の
    防水構造。
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