JPH0318565Y2 - - Google Patents

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JPH0318565Y2
JPH0318565Y2 JP14564383U JP14564383U JPH0318565Y2 JP H0318565 Y2 JPH0318565 Y2 JP H0318565Y2 JP 14564383 U JP14564383 U JP 14564383U JP 14564383 U JP14564383 U JP 14564383U JP H0318565 Y2 JPH0318565 Y2 JP H0318565Y2
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water
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water section
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建物の壁体の下端に取りつける外
壁用水切材に関する。
建物の外壁をつたわつて流れる雨水の一部は、
外壁の下端部からしずくとなつて地面にそのまま
流れおちるが、他の一部は、外壁の下端部から壁
体の下面に回つて壁体内に侵入するおそれがあ
り、建物の老朽化を早めることになる。
そこで、従来は、たとえば壁体の外側面と基礎
の外側面とが面一になる場合には、取付部を壁体
に取りつけ、この取付部の下端部からモルタルな
どの外壁層よりも外側に、かつ下方に傾斜する傾
斜面を形成するとともに、傾斜面の下端からほぼ
垂直に、かつ下方に横部材を連設した水切材を、
外壁の下端部に設けることによつて壁体への雨水
の侵入を防止している。
また、建物の壁体の厚さによつては、基礎の外
側面よりも壁体の外側面が外側に突き出て段差が
生じている場合もあり、このような場合には、い
つたん地面におちた雨水がはね返つて壁体の下端
面から侵入するおそれがあるので、基礎の外側面
よりも外側に突き出た壁体の下端面をも覆う水切
材を、壁体に取りつけて壁体内部への雨水の侵入
を防止している。
しかしながら、基礎と壁体との間に生じる段差
の有無によつて、2種類の外壁用水切材を製作し
なければならないために、外壁用水切材の標準
化・共通化によるコストダウンを図れず、しかも
段差の有無によつて形状の異なる外壁用水切材を
使うのでは、そのつど適宜の水切材を選ばなけれ
ばならなず、また取りつけ方も異るので作業性が
悪いという問題があつた。
この考案は、板状の取付部の一側端に取付部と
略直角に連結片を連設し、連結片の取付部と反対
側の端部に水切部を連設し、この水切部を、連結
片における取付部と反対側の端部に取付部と略平
行に連設された板状の第1水切片と、この第1水
切片における取付部の他側端側の端部に第1水切
片と略直角に連設された板状の第2水切片とから
構成し、さらに第2水切片に取付部側の端部に取
付部の他側端側に向けて延びる突片を設けるとと
もに、この突片の先端部に折曲片を突片に対して
折曲して設けることにより前記問題を解消したも
ので、外壁用水切材の標準化・共通化を進めるこ
とによつて、コストダウンを図るとともに、作業
性をも向上させることができ、しかも雨仕舞の点
においても従来と何ら遜色のない外壁用水切材の
提供を目的とするものである。
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図から第5図までは、この考案に係る外壁
用水切材の一実施例を示すもので、アルミニウム
の型材などからなるこの外壁用水切材は、たとえ
ば木質系プレハブ住宅に使用される壁パネルなど
の壁体1の下部に取りつけられる板状の取付部2
と、この取付部2の一側端(第1図において左
側)2aにほぼ直角に連設された水切部3とから
なつている。
すなわち、前記取付部2の断面形状は、他側端
(第1図において右側)2bからゆるやかな傾斜
面を形成した山折部2cと、この山折部2cに連
接して設けられた凸部2dと、この凸部2dの側
面とほぼ中央から一側端2aにかけて下方向に傾
斜する傾斜部2eと、前記山折部2cと頂部と前
記凸部2dとの間の下面に形成された補強用の凹
状溝2fとから構成されている。しかも、この取
付部2の山折部2cと凸部2dのそれぞれの上面
は、同一平面上に位置するとともち、他側端2b
と、凹状溝2fと、凸部2dと、一側端2aの下
端部のそれぞれの下面が同一平面上に位置するよ
うに構成されている。なお、この凹状溝2fに
は、取付部2を壁体1に取りつける釘孔2gが所
要間隔をおいて設けられている。
また、前記取付部2には、前記傾斜部2eの一
側端2aからほぼ直角に連設された連結片4によ
つて、前記水切部3が一体に設けられている。こ
の連結片4の下部には、水切部3の内部に結露な
どによつて生じた水滴などの水を抜く水抜穴4a
が、所定の間隔をおいて形成されている。
ところで水切部3は、第1水切片3a、第2水
切片3c、突片3eと折曲片3b,3d,3fと
をそれぞれアングル状に連結し、かつ折曲片3
b,3d,3fの各自由端を反時計回り方向に突
出させた構成になつている。
すなわち、第1水切片3aは、連結片4の取付
部2と反対側の端部に、取付部2と略平行となる
ように連設され、一端側(第1図において左側)
に向けて下方向に傾斜して水勾配が設られている
とともに、一端側に折曲片3bが取付部2側に折
曲されてアングル状に設けられた構成になつてい
る。
また、第2水切片3cは、第1水切片3aの取
付部2の他側端2b側の端部に、第1水切片3a
と略直角に連設され、一端側(第1図において上
部)に取付部2と略平行に折曲片3dが設けられ
ているとともに、この第2水切片3c他端側と取
付部2との間にコーキング溝A形成用の間隙が設
けられた構成になつている。なお、後述するよう
に、壁体1と基礎5との間に段差hが生じない場
合に、この第2水切片3cにはその水切を良くす
るために若干の水勾配が設けられている。
さらに、第2水切片3cには、その取付部2側
の端部に、取付部2の他側端2b側に向けて延び
る突片3eが設けられているとともに、この突片
3eの先端部には、折曲片3fが突片3eに対し
て直角に折曲して設けられた構成になつている。
なお、これら折曲片3b,3d,3fは、各水
切片3a,3c、突片3eのそれぞれを補強して
いるとともに、第2水切片3cおよび突片3eの
それぞれの折曲片3d,3fは、外壁層を形成す
るモルタルなどへのアンカーとして作用するよう
になつている。また、各水切片3a,3cの折曲
片3b,3dは、水勾配を形成しているので水切
を良くする導水作用を有している。そして、この
突片3eの折曲片3fと取付部2の他側端2bと
の距離は、壁体1と基礎5との間に生じる段差h
の幅に設定されている。
上記のように構成された外壁用水切材は、表裏
いずれからでも壁体1に取りつけることができる
取付部2の一側端2aに、水切部3を立ち上げた
ので、壁体1と基礎5との間に生ずる段差hの有
無にかかわらず使用することができる。
すなわち、まず第2図に示すように、たとえば
木質系プレハブ住宅において使用される本質系パ
ネルからなる壁体1と基礎5との間に段差hが生
じる場合には、壁体1の下端面に外壁用水切材の
取付部2の上面を当接するとともに、壁体1の外
側面に突片3eの折曲片3fを当接し、釘孔2g
から壁体1の芯材1aに釘6などを打ちつけて固
定する。この場合、取付部2の他側端2b基礎5
の上端部に達し、また他側端2bは連結片4を立
ち上がらせて壁体1の下端部を覆つているので、
雨水が地面からはね上がつても、壁体1の下端面
に侵入するおそれがなく、また第1水切片3a
は、下方向にやや傾斜した水勾配を設けているの
で、外壁層8の下端部の水切れが良い。
また、壁体1と第2水切片3cとの間に生じる
コーキング溝Bに、バツクアツプ材7aと、この
バツクアツプ材7aの上部にコーキング材7bと
を充填した後に、壁体1の外側面にモルタルなど
の外壁層8を形成すればよい。この場合、第2水
切片3cの折曲片3dがモルタルなどの外壁層8
を形成する場合の厚さの基準となるので、外壁層
8に凹凸が生じたり、波打つたりすることなく一
定の厚さに仕上げることができる。もちろん、外
壁層8の仕様によつては、第2水切片3cの折曲
片3dを基準にしてもよい。
一方、この第1水切片3aの折曲片3bが垂下
しているので、外壁層8をつたわつて流れおちて
きた雨水が、折曲片3bにそつて地面に流れ、従
来の外壁用水切材と比較しても雨仕舞と点におい
て何ら遜色がない。
なお、第2図の使用例においては、あらかじめ
壁体1の外側面の全面に防水用のゴム被膜を被覆
させているので、壁体1と外壁層8との間に防水
紙などを介在させる必要がない。
次に、第4図に示すように、壁体1と基礎5と
の間に段差hがなく、互いの外側面がほぼ面一に
なつている場合には、取付部2の下面を壁体1の
下端部の外側面に当接するとともに、その一側端
2aを壁体1の下端部にほぼ一致させる。この場
合には、取付部2の他側端2b、凹状溝2f、凸
部2dおよび一側端2aを前記壁体1の外側面に
当接し、釘孔2gから壁体1に釘6を打ちつけ
て、外壁用水切材を固定する。この場合、この場
合、第2水切片3c、下方向にやや傾斜して水勾
配が名けられているので、外壁層8の下端部の水
切れが良いとともに、取付部2の一側端2aは、
壁体1の下端部に当接されているので、雨水が壁
体1から侵入することはなく、従来の外壁用水切
材を使用した場合と比較しても、雨仕舞の点にお
いて何ら遜色はない。
また、突片3fと取付部2の傾斜部2eとの間
に生じるコーキング溝Aには、バツクアツプ材7
aと、このバツクアツプ材7aの上にコーキング
材7bとを充填し、その後に、壁体1の外側面か
ら取付部2と外側面にかけて防水紙10を設け、
その外側にラス11を張設してモルタルなどによ
つて外壁層8を形成する。もちろん、第2水切片
3cや突片3eの折曲片3fは、前述の使用態様
と同様に外壁層8を形成するさいの基準となる。
なお、水切部3の内部に結露などによつて生じた
水滴は、連結片4の水抜穴4aから排出される。
以上は、この考案に係る外壁用水切材の二つの
使用態様についての説明であるが、たとえば、壁
体の基礎との間に段差hが生じない場合であつ
て、取付部2の山折部2cが邪魔になる場合に
は、第5図に示すように、取付部2の山折部2c
を長さ方向に切断して用いることもできる。
また以上の使用態様においては、壁体1にプレ
ハブ住宅の木質系パネルを使用した場合について
説明したが、いわゆる在来工法による木造住宅の
外壁にも使用することができることはいうまでも
ない。
なお、上記実施例では、水切部3と取付部2と
を連結片4によつて連結したが、この連結片4を
用いずに、取付部2の一側端2aから第1水切片
3aの折曲片3bを直接立ち上がらせた構成であ
つてもよい。
上述したように、本考案の外壁用水切材は、板
状の取付部と、取付部の一側端に取付部と略直角
に連設された連結片と、この連結片の前記取付部
と反対側の端部に連設された水切部とからなり、
水切部が、連結片における取付部と反対側の端部
に取付部と略平行に連設された板状の第1水切片
と、第1水切片における取付部の他側端側の端部
に第1水切片と略直角に連設された板状の第2水
切片とから構成され、第2水切片には、取付部側
の端部に取付部の他側端側に向けて延びる突片が
設けられ、突片には、その先端部に折曲片が突片
に対して折曲して設けられている。
それにより、壁体と基礎との間に段差が生じて
いる場合には、本考案の水切材を壁体の下端面に
取付部を当接させ、かつ壁体の外側面に突片の折
曲片を当接させて固定することにより、壁体の下
端面に下方向に傾斜して設けられた第1水切片が
水切材として機能し、かつ第2水切片がモルタル
などの外壁層を形成する際の基準となる。一方、
壁体と基礎との間に段差がなく外側面がほぼ面一
になつている場合には、水切材を壁体の外側面の
下端部に取付部の下部を一致させた状態で取付部
を当接させて固定することにより、壁体の下端面
に下方向に傾斜して設けられた第2水切片が水切
材として機能し、かつ突片の折曲片が外壁層を形
成する際の基準となる。
したがつて、従来のように壁体と基礎との間の
段差の有無によりそれぞれ専用の外壁水切材を選
択する必要がなく、壁体に対する取付部の取付位
置をかえるだけで、いずれの場合でも第1水切片
若しくは第2水切片を水切材として機能させるこ
とができ、この種の外壁用水切材の標準化・共通
化を進めてコストダウンを図ることができ、さら
には、第1水切片、第2水切片及び突片の折曲片
が外壁層を形成する際の基準となるため、外壁の
作業性能を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までは、この考案の一実施例
を示すもので、第1図は外壁用水切材の横断面
図、第2図は壁体と基礎との間に段差が生じた場
合に、壁体の下端面に外壁用水切材を取りつけた
使用状態の断面図、第3図はその斜視図、第4図
は壁体と基礎の外側面が面一になる場合に壁体の
下端外側面に外壁用水切材を取りつけた使用状態
の断面図、第5図は取付部を一部切断して使用し
た状態の断面図である。 2……取付部、2a……一側端、3……水切
部、3a……第1水切片、3c……第2水切片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板状の取付部と、該取付部の一側端に取付部と
    略直角に連設された連結片と、この連結片の前記
    取付部と反対側の端部に連設された水切部とから
    なり、 前記水切部が、前記連結片における前記取付部
    と反対側の端部に取付部と略平行に連設された板
    状の第1水切片と、該第1水切片における前記取
    付部の他側端側の端部に第1水切片と略直角に連
    設された板状の第2水切片とから構成され、前記
    第2水切片には、前記取付部側の端部に取付部の
    他側端側に向けて延びる突片が設けられ、該突片
    には、その先端部に折曲片が突片に対して折曲し
    て設けられていることを特徴とする外壁用水切
    材。
JP14564383U 1983-09-20 1983-09-20 外壁用水切材 Granted JPS6053904U (ja)

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