JP2512633B2 - 下屋屋根けらばと外壁パネルとの接続構造 - Google Patents

下屋屋根けらばと外壁パネルとの接続構造

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、下屋屋根けらば(切妻屋根の端部)と上階
側の外壁パネルとの接続部分における構造に関し、特
に、例えばユニット住宅などで外壁パネルに凹凸形状が
ある場合に、当該接続部分における防水(雨仕舞)を行
なうために用いて好適の接続構造に関する。
[従来の技術] 従来より、下屋屋根けらばと上階側の外壁パネルとの
交点部分において、防水(雨仕舞)を行なうために、種
々の水切り構造が提案されている。この種の水切り構造
としては、例えば、実公平1−39302号公報や特公昭59
−26737号公報に開示されたものがある。
前者の構造では、下屋屋根と上階側の外壁パネルとの
なすコーナ(交点)部分において、その交点部分に笠木
を配設し、縦片と横片とからなるコーナ水切り板の横片
にて笠木を覆うとともにその縦片を上階側の外壁パネル
に沿うように配設し、コーナ水切り板の軒側端部に横片
よりも上方に突出する水返し片を設け、横片の軒側端部
を、縦片の基部および水返し片の基部をそれぞれ二辺と
する略三角形状の傾斜部とするとともに、この傾斜部を
縦片および水返し片側が高くなるように構成されてい
る。
上述の構成により、コーナ水切り板により水切りする
に当たり、その横片に沿って流れる雨水は、確実に外壁
パネルから離れる方向へ流れる、ひいてはコーナ部分の
防水性の確保につながる。
また、後者の構造は、例えばプレハブ住宅等の棟違い
軒先部分に適用されるもので、下屋屋根と上階側の外壁
パネルとの交点部付近を、外壁パネルに沿う直立板や下
屋屋根に沿う傾斜板等から構成した棟違い軒先水切りに
よって覆うことで、防水性を得る構造となっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来構造では、下屋屋根けら
ばと交わる外壁パネルに、凹凸がある場合には、コーナ
水切り板や棟違い軒先水切りの外壁パネルと接する部分
をその凹凸形状に合わせたり、外壁パネルとの隙間部分
を塞いだりする必要があり、雨仕舞作業が面倒になるほ
か、その交点部分での防水性にも問題がある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもの
で、外壁パネルに凹凸がある場合でも、容易な雨仕舞作
業により高い防水性を確保できるようにした、下屋屋根
けらばと外壁パネルとの接続構造を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の下屋屋根けらば
と外壁パネルとの接続構造は、その接続部分の外壁パネ
ルを部分的に切り欠いて切欠き部を形成し、該切欠き部
に、前記外壁パネルに対して略平行なフラット面を有す
る壁下水切りコーナブロックを取り付けるとともに、下
屋屋根けらばの破風化粧板の外壁パネル側端部に、前記
外壁パネルに対して略平行なフラット面を有する破風化
粧板コーナブロックを取り付け、前記壁下水切りコーナ
ブロックのフラット面と前記破風化粧板コーナブロック
のフラット面とを接続することを特徴としている。
[作用] 上述した本発明の下屋屋根けらばと外壁パネルとの接
続構造では、外壁パネルに凹凸がある場合でも、下屋屋
根けらばと外壁パネルとの接続が、壁下水切りコーナブ
ロックおよび破風化粧板コーナブロックのフラット面ど
うしの接続により行なわれることになり、この接続部分
(下屋屋根けらばと外壁パネルとの交点部分)での防水
(雨仕舞)が容易に行なわれるようになる。
[発明の実施例] 以下、図面により本発明の一実施例としての下屋屋根
けらばと外壁パネルとの接続構造について説明すると、
第1図(a)〜(d)はその構造および施工手順を説明
するためのもので、第1(a),(b)および(d)は
その接続部分の斜視図、第1図(c)はその接続部分の
側面図である。
本実施例では、第7図に示すように、下屋屋根1を有
する下屋ユニットBを、外壁パネル2を有するユニット
Aに据え付ける場合における、下屋屋根1のけらば(切
妻屋根の端部)1aと上階側の外壁パネル2との接続部分
3に、本発明の構造を適用し、この接続部分3に防水
(雨仕舞)作業を施す場合について説明する。また、本
実施例の外壁パネル2には、第1図(a)〜(d)に示
すように、凹部2aおよび凸部2bが形成されている。
そして、本実施例では、第1図(a)に示すように、
外壁パネル2側のユニットAにおいては、接続部分3に
対応する外壁パネル2の所定位置が部分的に切り欠かれ
て切欠き部4が形成されており、この切欠き部4に、外
壁パネル2に対して略平行なフラット面5cを有する壁下
水切りコーナブロック5が予め取り付けられている。こ
の壁下水切りコーナブロック5の取付は、ユニットAの
工場での製作時に行なわれる。
ここで、壁下水切りコーナブロック5は、第2図に示
すように、塩化ビニル鋼板5a製のケース内に補強合板5b
を板金用ゴム系接着剤により取り付けて構成されるとと
もに、切欠き部4上方の外壁パネル2に裏面から当接し
うる当接部5dを有している。このような壁下水切りコー
ナブロック5は、その当接部5dを切欠き部4上方の外壁
パネル2の裏面に当接させるとともに、切欠き部4下方
の外壁パネル2に取り付けられる壁上水切りコーナブロ
ック11によって後方から支持されて、切欠き部4の位置
に保持される。
このように切欠き部4に壁下水切りコーナブロック5
を取り付けられたユニットAに、下屋ユニットBのけら
ば1aにおける破風化粧板14を接続する際には、第1図
(a)に示すように、その接続部分3付近において外壁
パネル2の内側から外側へ露出した防水シート10を、取
付の邪魔にならないように巻き上げておいてから、下屋
ユニットBの破風化粧板取付位置(ユニット入隅部)に
防水テープ(フラッシュバンド)8を貼り付けるととも
に、下屋ユニットBの破風化粧板取付位置からユニット
A側の切欠き部4にかけて、スポンジ材(例えば発泡ウ
レタン製のスーパーシート)9を貼り付けておく。この
スポンジ材9には、予め粘着剤が含浸されている。
なお、第1図(a)において、6はユニットA側のユ
ニット柱、7はユニットA側の壁下地合板、16は切欠き
部4下方の外壁パネル2外面に貼り付けられたブチルゴ
ムである。
ついで、第1図(b)に示すごとく、ユニットAの外
壁パネル2に対して略平行なフラット面12aを有する破
風化粧板コーナブロック12が、下屋屋根けらば1aの破風
化粧板14の外壁パネル側端部内側に嵌合されて、ブライ
ンドリベット(図示せず)により固定される。ここで、
破風化粧板コーナブロック12は、第3図に示すように、
塩化ビニル鋼板により破風化粧板14と略同形状に形成さ
れるとともに、そのフラット面12aには、スポンジ材
(例えば発泡ウレタン製のスーパーシート)13が予め貼
り付けられている。
そして、破風化粧板コーナブロック12のフラット面12
aを、壁下水切りコーナブロック5のフラット面5aおよ
び切欠き部4下方の外壁パネル2外面と対向させて、こ
れらの面どうしをスポンジ材13およびブチルゴム16を介
して接続し、ユニットAと下屋ユニットBのけらば1aに
おける破風化粧板14とが接続される。このとき、破風化
粧板14は、予め貼り付けた防水テープ8およびスポンジ
材9に密着するように配置される。この後、破風化粧板
コーナブロック12と壁下水切りコーナブロック5および
外壁パネル2との隙間には、第1図(b),(c)に示
すように、コーキング材15が充填されるとともに、壁下
水切りコーナブロック5と外壁パネル2との間にもコー
キング材17が充填される。
次に、第1図(c),(d)に示すごとく、ユニット
Aの外壁パネル2に対して略平行なフラット面18aを有
するコーナ水切りブロック18が、そのフラット面18aを
壁下水切りコーナブロック5のフラット面5aに当接させ
るようにして、壁下地合板7および破風化粧板コーナブ
ロック12にスクリュー釘20(第4図参照)で固定され
る。ここで、コーナ水切りブロック18は、第4図に示す
ように、塩化ビニル鋼板により形成されるとともに、フ
ラット面18aには、ブチルゴム19が予め貼り付けられて
おり、このブチルゴム19が壁下水切りコーナブロック5
のフラット面5aとの間に介設される。
なお、コーナ水切りブロック18の取付前の工程で、け
らば1aには、第5図に示すようなけらばカバー水切り22
が取り付けられており、コーナ水切りブロック18は、こ
のけらばカバー水切り22の上縁部を覆うように取り付け
られる。
コーナ水切りブロック18の取付後、コーナ水切りブロ
ック18と壁下水切りコーナブロック5との隙間には、コ
ーキング材21が充填されるとともに、コーナ水切りブロ
ック18の側縁部と重なるように、第6図に示すように壁
下水切り23が取り付けられてから、巻き上げていた防水
シート10を、第1図(c),(d)に示すように降ろ
し、コーナ水切りブロック18および壁下水切り23の立上
り部に貼り付ける。
以上のようにして、下屋屋根1のけらば1aと上階側の
外壁パネル2との接続が行なわれるとともに、その接続
部分3における防水(雨仕舞)作業が施されることにな
る。
このように、本実施例の接続構造によれば、外壁パネ
ル2に凹凸がある場合でも、下屋屋根けらば1aと外壁パ
ネル2との接続が、壁下水切りコーナブロック5のフラ
ット面5aと破風化粧板コーナブロック12およびコーナ水
切りブロック18のフラット面12a,18aとの接続により行
なわれるので、この面間におけるブチルゴム19やコーキ
ング材15,21などの密着性が極めて良く、その接続部分
3での防水(雨仕舞)を容易に且つ確実に行なうことが
できるのである。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の下屋屋根けらばと外壁
パネルとの接続構造によれば、その接続部分の外壁パネ
ルを部分的に切り欠いて切欠き部を形成し、該切欠き部
に、前記外壁パネルに対して略平行なフラット面を有す
る壁下水切りコーナブロックを取り付けるとともに、下
屋屋根けらばの破風化粧板の外壁パネル側端部に、前記
外壁パネルに対して略平行なフラット面を有する破風化
粧板コーナブロックを取り付け、前記壁下水切りコーナ
ブロックのフラット面と前記破風化粧板コーナブロック
のフラット面とを接続するという極めて簡素な構成で、
外壁パネルに凹凸がある場合でも、下屋屋根けらばと外
壁パネルとの接続をフラット面どうしの密着・接続にて
行なえるので、この接続部分において、極めて容易な防
水(雨仕舞)作業により高い防水性を確保できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例としての下屋
屋根けらばと外壁パネルとの接続構造およびその施工手
順を説明するためのもので、第1図(a),(b)およ
び(d)はその接続部分の斜視図、第1図(c)はその
接続部分の側面図であり、第2図は本実施例の壁下水切
りコーナブロックを一部破断して示す斜視図、第3図は
本実施例の破風化粧板コーナブロックを示す斜視図、第
4図は本実施例のコーナ水切りブロックを示す斜視図、
第5図は本実施例のけらばカバー水切りを示す斜視図、
第6図は本実施例の壁下水切りを示す斜視図、第7図は
本発明の構造が適用される部分を説明するための斜視図
である。 図において、1……下屋屋根、1a……けらば、2……外
壁パネル、2a……凹部、2b……凸部、3……接続部分、
4……切欠き部、5……壁下水切りコーナブロック、5a
……塩化ビニル鋼板、5b……補強合板、5c……フラット
面、5d……当接部、6……ユニット柱、7……壁下地合
板、8……防水テープ(フラッシュバンド)、9……ス
ポンジ材、10……防水シート、11……壁下水切りコーナ
ブロック、12……破風化粧板コーナブロック、12a……
フラット面、13……スポンジ材、14……破風化粧板、15
……コーキング材、16……ブチルゴム、17……コーキン
グ材、18……コーナ水切りブロック、18a……フラット
面、19……ブチルゴム、20……スクリュー釘、21……コ
ーキング材、22……けらばカバー水切り、23……壁下水
切り、A……ユニット、B……下屋ユニット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下屋屋根けらばと外壁パネルとの接続部分
    における構造であって、前記接続部分の外壁パネルを部
    分的に切り欠いて切欠き部が形成され、該切欠き部に、
    前記外壁パネルに対して略平行なフラット面を有する壁
    下水切りコーナブロックが取り付けられるとともに、前
    記下屋屋根けらばの破風化粧板の外壁パネル側端部に、
    前記外壁パネルに対して略平行なフラット面を有する破
    風化粧板コーナブロックが取り付けられ、前記壁下水切
    りコーナブロックのフラット面と前記破風化粧板コーナ
    ブロックのフラット面とが接続されていることを特徴と
    する下屋屋根けらばと外壁パネルとの接続構造。
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