JPS6118096Y2 - - Google Patents

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JPS6118096Y2
JPS6118096Y2 JP17429880U JP17429880U JPS6118096Y2 JP S6118096 Y2 JPS6118096 Y2 JP S6118096Y2 JP 17429880 U JP17429880 U JP 17429880U JP 17429880 U JP17429880 U JP 17429880U JP S6118096 Y2 JPS6118096 Y2 JP S6118096Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案はプレハブ住宅等の外壁パネルの改良
に関するもので、特に下屋屋根と接合される外壁
パネルとして雨仕舞い上有効に使用できるように
したものである。
従来、例えば、第1図に示す下屋付プレハブ住
宅において下屋屋根1と接合される外壁パネル2
は第2図に示すように、その外装板3の下部4
と、パネル枠5の下地木棧、間柱6との間に下方
開口状の狭い空隙部7を形成する。そして、その
外壁パネル2と下屋屋根1との接合部において下
屋屋根1から上側水切板8および下側水切板9を
前記外装板3内側の空隙部7内へ立上げるととも
に、水切邪魔板10を前記空隙部7内の上側水切
板8の立上部8aと下側水切板9の立上部9a間
に挿入し、更にコーキング材11を前記外装板3
の最下端部3aと上側水切板8の立上部8aとの
間に充填していた。
しかし、これにおいては外装板3内側への上側
水切板8の立上がりを十分にとる必要があり、特
に、水切邪魔板10は狭い空隙部7内の最上部に
接触するまで、十分に挿入する必要があつて、施
工をきわめて困難にしていた。また、上側水切板
8を外装板3内側に挿入するときに、外装板3の
下部4に不自然な力がかかり、その外装板3を破
損する場合があつた。さらに、コーキング材11
の充填が不完全な場合には、風圧力によつて水滴
が特ち込まれ雨漏れの原因となる危険性があつ
た。
この考案は従来の上記欠点を改善し、下屋屋根
と接合する場合はその接合部における雨仕舞い施
工を容易に行なうことができるとともに、雨仕舞
い効果を上げることができ、また、土台と接合す
る場合においても同様に雨仕舞い施工を容易にす
ることのできる外壁パネルを提供しようとするも
のであり、従つてその特徴とする処は、パネル枠
とこの前面に張つた外装板とからなり、かつ前記
外装板の下部とこの後側のパネル枠との間に下方
開口状の空隙部が形成された外壁パネルにおい
て、前記外装板下部とパネル枠間の空隙部内に前
後に対向する前板および後板が固着されるととも
に、前板と後板との間に、その上方が閉塞され下
方が開放された前空隙部が形成され、該前空隙部
内の上方には、前記前後板間の間隙幅よりも広幅
の空間部が連通形成され、前記後板とパネル枠と
の間には、その上方が閉塞され下方が開放された
後空隙部が形成され、外装板の後面に前板の前面
が当接されてその外装板の後面と前板の前面との
間が閉塞された点にある。
以下、この考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第3図は下屋屋根と接合される場合の外壁パネ
ルの一実施例を示す正面図、第4図は第3図にお
ける−線拡大断面図を示すものであり、各図
に示されるこの考案の外壁パネル12は、上枠材
13、下枠材14、および縦枠材15,15で四
角形に枠組みされるとともに上下枠材13,14
間に縦棧16を渡してなるパネル枠17と、該パ
ネル枠17の前面に張られた外装板13とから成
り、前記外装板18における下部19の最下端縁
20は下屋屋根1の勾配と同一勾配の斜縁に形成
されている。そして前記外装板18の下部19と
この後側のパネル枠17との間には、縦枠材15
および縦棧16に切欠部21を設けることによつ
て下方開口状の空隙部22が形成されている。
23,24は前板および後板であり、前板23
はZ字形断面に形成されて直立部25、傾斜部2
6および取付座部27を有し、後板24は概ねZ
字形断面に形成されて直立部28、傾斜部29お
よび取付座部30を有し、さらに取付座部30の
上端に水返部31を設けている。
これら前板23および後板24は、上記外装板
18がパネル枠17前面に張りつけられる前に、
取付座部27,30同士を重ね合わせてこの重合
部を上記空隙部22内の縦枠材15、縦棧16に
接合し木ねじ32で固着される。このとき前板2
3の直立部25と後板24の直立部28とは平行
に対向させてこの間に前空隙部33を形成すると
ともに、該前空隙部33の上方は前板23の傾斜
部26と後板24の傾斜部29および取付座部、
30とで閉塞し、かつ同空隙部33の下方を開放
状に形成する。さらに前空隙部33内の上方に
は、該空隙部33の間隙幅aよりも広幅dとした
減圧用の空間部34が連通状に形成される。ま
た、後板24の直立部28と、縦枠材15、縦棧
16との間には、その上方が傾斜部29で閉塞さ
れ、その下方が開口された後空隙部35が形成さ
れる。この後空隙部35の間隙幅bは上記空間部
34の幅dより小さくしてある。
前後板23,24が上記のように取付けられた
後、上記外装板18がパネル枠17前面に張りつ
けられ、このとき外装板18の下部19後面は前
板23の直立部25前面と当接されて外装板18
の後面と前板23の前面との間が閉塞されると共
に、空隙部22内の最上部には前板23の傾斜部
26によつて閉塞される空隙部36が形成され
る。なお、上記前板23における直立部25の最
下端部25aは外装板18の最下端縁30と略揃
えられるが、後板24における直立部28の最下
端部28aは前板23の最下端部25aよりも更
に下方に延在させて両下端部25a,25aに段
差Cを設けてある。
このように構成された外壁パネル12と下屋屋
根1とを接合するときは、第5図に示すように、
下屋屋根1の屋根葺材37および野地板38の各
接合端部37a,38aを空隙部22内の前後板
23,24下方に配置させ、後空隙部35には、
屋根葺材37と野地板38間から下側水切板39
(捨水切板)および防水紙40を立上げて後板2
4の最下端部28aより上方にまで挿入させる。
また、前空隙部33には、屋根葺材37の上から
上側水切板41(雨押え板)を立上げて前板23
の最下端部25aより上方にまで挿入させる。な
お第5図中、42は水切貫で、これに上側水切板
41を固着してある。
外壁パネル12と下屋屋根1とがこのように接
合された場合は、たとえ前板23の直立部25と
上側水切板41との間から雨水が風圧によつて浸
入しても、この浸入水は空間部34の減圧作用に
よつてその勢力を瞬間的に衰え、後板24が第2
図に示す水切邪魔板10の作用をし、水滴となつ
て上側水切板41と後板24の直立部28間を落
下し、下側水切板39によつて下屋屋根1勾配方
向に排出される。従つて上側水切板41と後板2
4の直立部28との狭い隙間を通り抜けた風圧が
水滴を更に下側水切板39の上縁部39aまで越
えさせることはない。
なお、上記実施例に特有の効果として、外装板
18の下部19と、前板23の直立部25との接
触部より水滴の浸入がある場合にも、空隙部36
の作用および水返部31の作用により速やかに水
滴を下屋屋根勾配方向に排水することができる。
この考案の外壁パネル12は上記のように、空
隙部22内に前空隙部33および後空隙部35を
形成する前板23と後板24を設けてあるので、
上側水切板41および下側水切板39はそれら前
板23および後板24の各最下端部25a,28
aより少し上方になる程度に各前後空隙部33,
35内に挿入するだけで、上記のように完全な雨
仕舞い効果が得られる。また、従来のように別途
に水切邪魔板10を挿入したり、コーキング材1
1を充填する必要がなくなり、上側水切板41お
よび下側水切板39を僅かに挿入することで足り
ることと相俟つて施工がきわめて容易に行なわれ
る。
また、第2図に示す従来の外壁パネル2では風
圧がかかつた場合、風に乗つて水滴が浸入するこ
とがあつたが、この考案の上記外壁パネル12に
よれば狭い間隙幅aの前空隙部33と、広幅dと
した減圧用の空間部34とを連通形成してあるの
で、風圧とともに水滴が浸入するおそれがなくな
つた。
さらに、上側水切板41の挿入時にこの水切板
41が外装板18の下部19に接当するのを前板
23により防ぐことができるため、外装板18の
割れや損傷を防止することができる。
また上記実施例のように前板23の最下端部2
5aと後板24の最下端部28aとに段差Cを設
けた場合は、上側水切板41および下側水切板3
9を前空隙部33および後空隙部35に容易に挿
入することができる。
なお、第2図に示す従来の外壁パネル2では、
空隙部7は外装板3の下部4の厚みを薄く切欠す
ることにより構成されるが為に、厚み大なる外装
板3あるいは複合板による外装板3を用いる必要
があるが、上記実施例では縦棧枠材15、縦棧1
6に切欠部21を設けることにより空隙部22を
形成してあるので、外装板18を特別に厚くした
り、複合板を用いる必要がなくなつた。また、前
板23の前面が外装板18の後面に当接されるこ
とで、前板23が外装板18の受け具の役目をな
し、外装板18の下部が後方に撓んで破損するの
を防ぐことができる。
上記実施例では専ら第1図に示す山形の下屋屋
根1と接合される外壁パネルについて説明した
が、第10図に示すような片流れ型の下屋屋根1
と接合される外壁パネルにも同様に適用すること
ができることは勿論であり、この場合には外壁パ
ネルにおける外装板18の下部19の最下端縁2
0は、上記実施例のように斜縁に形成することな
く、水平な直縁に形成される。
第6図は土台と接合される場合の外壁パネルの
実施例を示す正面図、第7図は同外壁パネルと土
合との接合状態を示す断面図であり、この外壁パ
ネル43は外装板18の下部19と、下枠材1
4、縦枠材15下部との間に下方開口状の空隙部
22を形成し、この空隙部22内に上記実施例の
場合と同様に前板23および後板24を取付けて
ある。そして、この外壁パネル43は、後板24
の直立部28下端が鋼製土台44前方に位置する
ように、土台44の上に載置固定され、モルタル
45を基礎46から土台44前方、外装板18の
最下端縁20にまで塗つてある。
これにおいても、たとえ外装板18とモルタル
45上端との間から雨水が風圧によつて浸入した
場合も後板24によりその雨水が下枠材14と土
台44との隙間から屋内に浸入するのを防止でき
るのであり、従つて第8図に示す従来例の如く外
装板3の下部4と土台44との間にコーキング材
11を充填する必要がなくなり、施工性良好とな
る。
また、この場合図例のように後板24の直立部
28に爪47を切り起しておけば、モルタル45
内のラス48をその爪47に引掛けることができ
てラス48の張り付けおよびモルタル仕上作業を
容易に行なうことができる。
第9図は上記前板23および後板24の他の変
形実施例を示すもので、前板23および後板24
を1枚板材で構成し、前板23と後板24間には
上記実施と同様に前空隙部33および減圧用の空
間部34が形成され、後板24はこれをパネル枠
17に取付けたときにこの後板24とパネル枠1
7間に後空隙部35が形成されるようその直立部
28と傾斜部29を屈曲してあり、また前板23
の傾斜部26と後板24の傾斜部29とを連結す
る共用取付座部30には木ねじ32を通す取付孔
49が開口され、前板23の直立部25はその取
付孔49に対応するねじ締付作業用孔60を開口
している。
このように前板23と後板24を一体形成する
と、これがパネル枠17に対し取付け易くなる。
上記取付孔49は木ねじ32を締付けたときにそ
の頭部で閉塞されるし、作業用孔50は外装板1
8によつて閉塞される。なお同図示例では前板2
3前面に、外装板18後面に対し接着可能な粘
着、接着剤51が埋込まれる窪み52がその長手
方向に亘り形成され、同前板23後面にはこの長
手方向に凹溝53を形成してその凹溝53に風止
めパツキン54を嵌合させてある。
この考案は以上のように外壁パネルの外装板1
8の下部19とパネル枠17間の下方開口状の空
隙部22内に、前板23および後板24を取付け
ておくという簡単な構造でこの外壁パネルを下屋
屋根1あるいは土台44に対し雨仕舞い良くかつ
簡易な施工で接合することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は下屋付プレハブ住宅の一例を示す立面
図、第2図は従来の外壁パネルと下屋屋根との接
合状態を示す断面図、第3図はこの考案外壁パネ
ルの一例を示す正面図、第4図は第3図における
−線拡大断面図、第5図はこの考案外壁パネ
ルと下屋屋根との接合状態を示す断面図、第6図
はこの考案外壁パネルの他例を示す断面図、第7
図はこの考案外壁パネルと土台との接合状態を示
す断面図、第8図は従来の外壁パネルと土台との
接合状態を示す断面図、第9図はこの考案外壁パ
ネルの前板および後板の他例図、第10図は下屋
付プレハブ住宅の他例を示す立面図である。 17……パネル枠、18……外装板、19……
下部、22……空隙部、23……前板、24……
後板、33……前空隙部、34……空間部、35
……後空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル枠17とこの前面に張つた外装板18と
    からなり、かつ前記外装板18の下部19とこの
    後側のパネル枠17との間に下方開口状の空隙部
    22が形成された外壁パネルにおいて、前記外装
    板下部19とパネル枠17間の空隙部22内に前
    後に対向する前板23および後板24が固着され
    るとともに、前板23と後板24との間にその上
    方が閉塞され下方が開放された前空隙部33が形
    成され、該前空隙部33内の上方には、前記前後
    板23,24間の間隙幅aよりも広幅dの空隙部
    34が連通形成され、前記前後板24とパネル枠
    17との間には、その上方が閉塞され下方が開放
    された後空隙部35が形成され、外装板18の後
    面に前板23の前面が当接されてその外装板18
    の後面と前板23の前面との間が閉塞されたこと
    を特徴とする外壁パネル。
JP17429880U 1980-12-03 1980-12-03 Expired JPS6118096Y2 (ja)

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JPS5796310U JPS5796310U (ja) 1982-06-14
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JPS59190817U (ja) * 1983-06-06 1984-12-18 元旦ビユーティ工業株式会社 屋根立上り部の水切り装置

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JPS5796310U (ja) 1982-06-14

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