JPS6336092Y2 - - Google Patents

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JPS6336092Y2
JPS6336092Y2 JP10767882U JP10767882U JPS6336092Y2 JP S6336092 Y2 JPS6336092 Y2 JP S6336092Y2 JP 10767882 U JP10767882 U JP 10767882U JP 10767882 U JP10767882 U JP 10767882U JP S6336092 Y2 JPS6336092 Y2 JP S6336092Y2
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JP
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foundation
anchor
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mortar
lower edge
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JP10767882U
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JPS5912306U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、モルタル壁の水切及びモルタル受材
として機能する基礎水切部材に関するもので、水
切部材として効果的なものである上に、プレハブ
住宅にあつては左右対称構造の規格型住宅の何れ
にもそのまま共通に適用し得るものである。
基礎上に立設した壁パネル等の壁部形成用躯体
の表面にモルタルを塗着してモルタル壁を形成す
る場合、上記躯体の外側面下面部に水切機能を有
する基礎水切部材を予め固定しておくことが望ま
しく、該基礎水切部材をモルタル受材として機能
させることが望ましい。一方、規格型住宅に適用
される基礎水切部材は、現場作業の省力化を図る
ため、通常、それぞれの規格に適合させて規格型
住宅毎に、所定の長さ及び所定の端部形状を有す
るものを所定数予め工場生産により用意しておか
ねばならない。
本考案は、叙上の点に鑑みなされたものであ
り、水切及びモルタル受材として機能し得、しか
も左右対称の規格型住宅の何れにもそのまま共通
に適用し得る基礎水切部材を提供するものであ
る。
以下、本考案の基礎水切部材を図面に示す一実
施例について説明する。
第1図において、1は本考案の基礎水切部材で
あつて、基礎水切部材1は、傾斜部10と、該傾
斜部10の上縁部に連設した立上り固定部11
と、上記傾斜部10の下縁部に連設した垂下部1
2とを主体として長尺状に構成してある。そし
て、上記傾斜部10の表面部には、断面略C型形
状の上方に開放したアンカー部13を上記立上り
固定部11に沿つて設ける一方、上記傾斜部10
の裏面部には下方に開放した水切部14を上記垂
下部12に沿つて設けてあり、且つ上記立上り固
定部11と上記垂下部12、及び上記アンカー部
13と上記水切部14は、図示の如くその縦断面
形状がそれぞれ上記傾斜部10の縦断面における
中心点10′において点対称形状となしてある。
又上記アンカー部13及びこれと上述の如く点対
称形状となした上記水切部14は、上述の如く断
面略C型形状となしてあるが、更に詳述すれば、
それらの内側にそれぞれ形成される溝部13′,
14′に、第2図に示す如きジヨイントピース2
を嵌入し得るような形状にもなしてある。
而して以上の構成からなる基礎水切部材1の使
用に際しては、第1図に示す如く、基礎3上に立
設された壁パネル等の壁部形成用躯体4の外側面
下縁部に、その傾斜部10を外方に位置させてそ
の立上り固定部11を釘5により取付固定すれば
よく、この取付固定の後基礎水切部材1をモルタ
ル受材として上記壁部形成用躯体4の表面にモル
タル6を塗着する。尚、第1図において7はラ
ス、8は台輪、9は床パネルである。
上述の如く基礎水切部材1を取付けることによ
り、モルタル6の塗着作業は、基礎水切部材1を
定規として行なえば良いので、その作業を合理化
して容易且つ適確に実施でき、又その際モルタル
6の塗着厚さを充分に確保できるので、目的とす
る遮音、防火性能等を確保できる。又基礎水切部
材1にはアンカー部13を設けてあるからモルタ
ル6を該アンカー部13の溝部13′に充填すれ
ば基礎水切部材1からのモルタル6の離脱を防止
してモルタル6の剥離を防止できる。又基礎水切
部材1には垂下部12を設けてあるから、これを
水切及び目隠として機能させることができ、万一
雨水が垂下部12の内側に回り込んでも水切部1
4によりあばれ防止効果が発揮されるからそれよ
りも内方へ雨水が浸入するのを完全に阻止して基
礎3内側への浸水を防止することができる。又、
水切部14により補強効果も奏される。更に傾斜
部10によりモルタル6内を浸透して下降する雨
水をモルタル壁の下端部において外方に排水する
ことができる。
又、上記基礎水切部材1は入隅部又は出隅部に
おいて容易に結合することができる。第2図は入
隅部における2つの基礎水切部材1,1の結合態
様を説明するためのもので、同図に示す如く、両
部材1,1は、それぞれの端部の一点鎖線部分を
45度に切欠し、L字型のジヨイント部材2をそれ
ぞれのアンカー部13の溝部13′に嵌入するこ
とにより、切口同志を接合させてL字型に結合す
ることができる。この場合、特に注意すべきこと
は、第2図における基礎水切部材1,1が例えば
建物の左側に入隅部を有する規格型住宅の該入隅
部に適用されるものであれば、建物の右側に入隅
部を有する別の対称形の規格型住宅の該入隅部に
も上記基礎水切部材1,1を反転させるだけでそ
のまま使用できることである。これは、前述の如
く本考案の基礎水切部材1を点対称構造とした結
果であり、反転させて使用した場合には、立上り
固定部11が垂下部12として、逆に垂下部12
が立上り固定部11として機能し、又アンカー部
13が水切部14として、逆に水切部14がアン
カー部として機能し、前述の効果が反転時におい
ても全く同様に奏される。この他、基礎水切部材
同士を常に直列的に結合する場合にもアンカー部
13を介してジヨイント材により容易に結合し得
ることは言う迄もない。
尚、実施例では、第2図に示す如く立上り固定
部11及び垂下部12に釘打ち孔を設けてある
が、基礎形成部材1を合成樹脂で製作した場合等
においては、上記釘打ち孔に代えて上記釘打ち孔
の位置に釘の先端を案内するV字溝を形成してお
いても良い。
叙上の如く、本考案の基礎水切部材は、基礎上
に立設した壁部形成用躯体の外側面下縁部に立上
り固定部を介して固定しておくことによつて、垂
下部、水切部、及び傾斜部により水切を行なうこ
とができると同時に、アンカー部により上記躯体
に塗着されるモルタルを剥離し難く受けることが
でき、又、立ち上り固定部と垂下部、及びアンカ
ー部と水切部がそれぞれその縦断面形状において
傾斜部の縦断面における中心点に関し点対称形状
となしてあるから、反転させて使用しても全く同
一の機能を発揮することができ、従つて左右対称
構造の規格型住宅の何れにもそのまま共通に適用
することができる等の絶大な実用的効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をその使用態様と共
に示す縦断面図、第2図は入隅部におけるその結
合態様を説明するための斜視図である。 1……基礎水切部材、3……基礎、4……壁部
形成用躯体、6……モルタル、10……傾斜部、
10′……傾斜部の中心点、11……立上り固定
部、12……垂下部、13……アンカー部、14
……水切部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基礎上に立設した壁パネル等の壁部形成用躯体
    の外側面下縁部に固定され、該外側面下縁部にお
    いて水切として機能し且つ上記壁部形成用躯体の
    外側面に塗着されるモルタルの受材として機能す
    る長尺状の基礎水切部材であつて、傾斜部と、該
    傾斜部の上縁部に連設した立上り固定部と、上記
    傾斜部の下縁部に連設した垂下部とを主体として
    構成してあり、上記傾斜部の表面部には、断面略
    C型形状の上方に開放したアンカー部を上記立上
    り固定部に沿つて設ける一方、上記傾斜部の裏面
    部には下方に開放した水切部を上記垂下部に沿つ
    て設けてあり、且つ上記立上り固定部と上記垂下
    部、及び上記アンカー部と上記水切部は、縦断面
    形状がそれぞれ上記傾斜部の縦断面における中心
    点において点対称形状となしてある、基礎水切部
    材。
JP10767882U 1982-07-16 1982-07-16 基礎水切部材 Granted JPS5912306U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10767882U JPS5912306U (ja) 1982-07-16 1982-07-16 基礎水切部材

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JP10767882U JPS5912306U (ja) 1982-07-16 1982-07-16 基礎水切部材

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Publication Number Publication Date
JPS5912306U JPS5912306U (ja) 1984-01-25
JPS6336092Y2 true JPS6336092Y2 (ja) 1988-09-26

Family

ID=30251507

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10767882U Granted JPS5912306U (ja) 1982-07-16 1982-07-16 基礎水切部材

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JP (1) JPS5912306U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022130540A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 積水ハウス株式会社 水切り部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022130540A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 積水ハウス株式会社 水切り部材

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Publication number Publication date
JPS5912306U (ja) 1984-01-25

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