JP2699535B2 - 水切り納め部材とその施工方法 - Google Patents

水切り納め部材とその施工方法

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JP2699535B2 JP1073645A JP7364589A JP2699535B2 JP 2699535 B2 JP2699535 B2 JP 2699535B2 JP 1073645 A JP1073645 A JP 1073645A JP 7364589 A JP7364589 A JP 7364589A JP 2699535 B2 JP2699535 B2 JP 2699535B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水切り納め部材の施工構造と施工方法につ
いての技術であり、更に詳しくは、主として一般建築物
の施工事業分野に汎く利用されるものである。
(従来の技術) 従来、この種の水切り納め部材としては第3図に示す
ように、全体の縦断面形状が中程に断部を有した板体で
ある、化粧水切り板(イ)を使用するのが一般的であっ
た。その使用方法としては、基礎部(ロ)上に、土台と
なる嵌挿材(ハ)を介在して芯壁(ニ)を立営するとと
もに基礎部(ロ)の外側面を化粧するモルタル層(ホ)
で塗り、次いで化粧水切り板(イ)を釘(ヘ)でもって
嵌挿材(ハ)を被い隠すように固定したのち、化粧水切
り板(イ)の上半分をおおうようにして芯壁(ニ)に外
装材(ト)を装着していた。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の技術においては、基礎部(ロ)の外側
面のモルタル層(ホ)と、化粧水切り板(イ)との間に
は隙間が生じ易く、その結果、全体の外観としては、非
常に見苦しくなるとともに、その隙間から種々の虫類が
出入りし、建物の基礎の内部を住みかとする等の問題を
生じていた。もちろん雨水なども、その隙間から入り込
んで土台である嵌挿材(ハ)を腐らせることもしばしば
あった。
本発明は、上記従来の技術におけるかかる欠点を解消
し、極めて新規性に溢れるとともに、有用性にも富んだ
水切り納め部材の施工構造と施工方法とを汎く社会に提
供し、もって斯界の隆盛進展に寄与せんとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は「建物に固定するバネ性係止板と、該バネ性
係止板の表面に被着係着する化粧水切り板とから構成さ
れる水切り納め部材の施工構造において、バネ性係止板
を垂直片の上下に突片に有する概略コ字型に形成し、化
粧水切り板の裏面側に係止凹所を設け、この係止凹所に
よって前記両突片の先端部を保持させ、この化粧水切り
板の下端部内面に突状を設け、この突条を基礎部を化粧
するモルタル内に埋め込み固定して成る水切り納め部材
の施工構造。」と「地面上に突設した基礎部上に間挿材
を介在して外装パネルを立営するとともに、バネ性係止
板を垂直片の上下に突片を有する概略コ字型に形成し、
化粧水切り板の裏面側に、前記両突片の先端部を保持す
る係止凹所を設け、この化粧水切り板の下端部内面に、
基礎部を化粧するモルタル内に埋め込み固定される突条
を設け、該間挿材に上下に突片を有して概略コ字型に形
成されたバネ性係止板の垂直片を固定し、ついで基礎部
の表側面に化粧用モルタル層を塗布し、バネ性係止板の
前記上下の突片先端部を、化粧水切り板の裏面側に設け
られた係止凹部に保持させるとともに、化粧水切り板の
下端部内面に形成してある突条を、該化粧用モルタル層
の表面に突込んで埋め込み固定させることを特徴とする
水切り納め部材の施工方法。」である。
(実施例) 以下、本発明について第1図および第2図の実施例に
基づいて詳細に説明する。
本発明に用いられる水切り納め部材とは、建物の所定
ヶ所に金具類でもって固定するバネ性係止板(1)と、
該バネ性係止板(1)の裏面に被着係着する、下端部内
面に長さ方向全長に亘って突条(3)を有している化粧
水切り板(2)とから成っているものである。
バネ性係止板(1)は全体の断面形状が、垂直片の上
下端に突片(4)(4)を具備する概略コ字状となって
おり、両方の突片(4)(4)の先端にはそれぞれ上方
又は下方に向けて係止突起(5)(5)が有って、又全
体としては内方に向けての外力に対しては外方へのバネ
性を有しているものである。
又、水切り化粧板(2)は、その断面形状としては、
垂直片(6)と、垂直片(6)の下端に外方に向けて斜
突片(7)が延伸しており、該斜突片(7)の先端に、
垂片(8)が吊設されている。そして垂直片(6)の上
端内側、及び垂片(8)の下端内側にはそれぞれ、バネ
性係止版(1)の係止突起(5)(5)に対応せる係止
凹所(9)(9)が設けられている。更に化粧水切り板
(2)の下端部内面に突条(3)が設けられている。
次に、本発明の水切り納め部材の施工構造と施工方法
について詳述する。
まず、その施工構造としては、化粧水切り板(2)の
裏面側に設けられた係止凹所(9)によって、バネ性係
止板(1)における両突片(4)(4)の先端部の係止
突起(5)(5)を保持させ、この化粧水切り板(2)
の下端部内面に設けられた突条(3)を基礎部(11)を
化粧するモルタル層(17)内に埋め込み固定しているも
のである。
また、その施工方法としては、まず地面(10)上に、
コンクリートで出来ている基礎部(11)を突設し、該基
礎部(11)の上面を平坦にする目的でモルタル層(12)
を塗布形成したのち、鉄骨で出来た嵌挿材(13)を介在
して外壁パネル(14)を立営する。そして嵌挿材(13)
の側面にバネ性係止板(1)の垂直片を金具(15)でも
って固定する。図中(16)はバネ性係止板(1)の強度
補強をする金属基板であり、必要に応じて使用するもの
である。次いで、基礎部(11)の外側面を化粧する目的
で、モルタル層(17)を塗布形成するとともに、モルタ
ル層(17)が完全に硬化しない状態、すなわち半硬化状
態の時に、化粧水切り板(2)の係止凹部(9)(9)
内に、バネ性係止板(1)における突片(4)(4)先
端における係止突起(5)(5)を嵌め込んで、化粧水
切り板(2)をバネ性係止板(1)に係着するととも
に、化粧水切り板(2)の下端部内面に長さ方向全長に
亘って形成してある突条(3)を、前記モルタル層(1
7)に一部分突き刺した状態にする。そしてそのままで
モルタル層(17)を硬化せしめるものである。
尚、本発明に用いるバネ性係止板(1)は、金属で出
来ていても良いし、又合成樹脂を材料として作られてい
ても良い。又、化粧水切り板(2)は成形性の点で合成
樹脂を材料として作ることが良い。尚、バネ性係止板
(1)は長尺であっても良いし、又短尺であっても良い
が、化粧水切り板(2)は出来るだけ長尺であることが
外観上好ましい。
(発明の効果) 本発明は上記の如く構成されているので、本発明の水
切り納め部材の施工構造を形成する、本発明の施工方法
で出来た建物の基礎は、隙間が無く、水や虫等が入り難
いものである。つまり、この水切り納め部材の施工構造
と施工方法では、突条がモルタル中に埋め込み固定され
るので、この突条が設けられた化粧水切り板下端部とモ
ルタルとの間に隙間ができにくくなって、水や虫などの
浸入の余地がなくなっているのである。
また、バネ性係止板の上下端部に化粧水切り板が保持
されるので、この化粧水切り板がバネ性係止板に対して
安定した状態になって、保持強度が高いものであるとと
もに、バネ性係止板の垂直片を金具などを用いて、間挿
材の側面の位置に容易に固定することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る図面であり、第1図は
水切り納め部材の要部断面図、第2図は同上の施工状態
を示す建物の要部断面図、第3図は従来技術を用いた建
物の要部断面図である。 化粧水切り板下端部とモルタルとの間に隙間ができにく
くなって、1……バネ性係止板、2……化粧水切り板、
3……突条、11……基礎部、 12、17……モルタル層、13……嵌挿材、14……外壁パネ
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−87941(JP,U) 実開 昭60−174738(JP,U) 実開 昭57−33808(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物に固定するバネ性係止板と、該バネ性
    係止板の表面に被着係着する化粧水切り板とから構成さ
    れる水切り納め部材の施工構造において、バネ性係止板
    を垂直片の上下に突片を有する概略コ字型に形成し、化
    粧水切り板の裏面側に係止凹所を設け、この係止凹所に
    よって前記両突片の先端部を保持させ、この化粧水切り
    板の下端部内面に突条を設け、この突条を基礎部を化粧
    するモルタル層内に埋め込み固定して成る水切り納め部
    材の施工構造。
  2. 【請求項2】地面上に突設した基礎部上に間挿材を介在
    して外装パネルを立営するとともに、バネ性係止板を垂
    直片の上下に突片を有する概略コ字型に形成し、化粧水
    切り板の裏面側に、前記両突片の先端部を保持する係止
    凹所を設け、この化粧水切り板の下端部内面に、基礎部
    を化粧するモルタル内に埋め込み固定される突条を設
    け、該間挿材に上下に突片を有して概略コ字型に形成さ
    れたバネ性係止板の垂直片を固定し、ついで基礎部の表
    側面に化粧用モルタル層を塗布し、バネ性係止板の前記
    上下の突片先端部を、化粧水切り板の裏面側に設けられ
    た係止凹部に保持させるとともに、化粧水切り板の下端
    部内面に形成してある突条を、該化粧用モルタル層の表
    面に突込んで埋め込み固定させることを特徴とする水切
    り納め部材の施工方法。
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JPS5861820U (ja) * 1981-10-05 1983-04-26 ナショナル住宅産業株式会社 壁下水切材の取付構造
JPS6087941U (ja) * 1983-11-25 1985-06-17 ナショナル住宅産業株式会社 外壁
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