JP2515715Y2 - 出 隅 - Google Patents

出 隅

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JP2515715Y2
JP2515715Y2 JP1989103084U JP10308489U JP2515715Y2 JP 2515715 Y2 JP2515715 Y2 JP 2515715Y2 JP 1989103084 U JP1989103084 U JP 1989103084U JP 10308489 U JP10308489 U JP 10308489U JP 2515715 Y2 JP2515715 Y2 JP 2515715Y2
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鎮雄 嵐
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株式会社アイジー技術研究所
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヨロイ張り状壁体の出隅部を形成する出隅
に関するものである。さらに詳しくは、化粧面が2段の
階段状である乾式壁材を用いて形成した壁体の出隅部を
形成する出隅に係るものである。
〔従来の技術〕
従来の乾式工法によりヨロイ張り状壁体を形成した際
の出隅は、第10図(a)に示すように、ほぼ台形状の化
粧片b1、b2をL字状にした化粧部bと、化粧片b1、b2
上部に形成した固定部cと、化粧片b1、b2の下部をL字
状に屈曲した底面dと係止片eとから形成されている出
隅aを用い、第10図(b)に示すように乾式壁材を配設
したあと、下段より1段ずつ装着した構造とするのが一
般的であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記出隅aは1枚の乾式壁材で1段を
形成するものに使用するものであり、壁体形成の施工性
向上を図るため、第2図に示すような乾式壁材D、すな
わち、化粧面14が2段の階段状となっている乾式壁材D
では中間の段差部分に、出隅aの係止片eを係止するこ
とができない欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はこのような欠点を除去するため、化粧面が2
段の階段状となった乾式壁材のそれぞれの面に対応した
下段用出隅と上段用出隅を一体に形成した出隅であり、
2つの台形状の化粧片をほぼL字状にした化粧面部と、
化粧面部の上端には、各化粧片の上端縁を外方にΓ字状
に屈曲して上方に突出した下段連結部を有し、また化粧
面部の下端には内方に屈曲した底面と、底面の先端を上
方に屈曲した係止片とからなる係止部を有する下段用出
隅と、下段用出隅と略同一の化粧面部を有すると共に、
化粧面部の両側端縁を内方に屈曲した連結用舌片と、化
粧面部の上端中央部を上方へ突出させた固定部と、化粧
面部の下端縁を内方に屈曲した底面を有する上段用出隅
との2部材を、下段用出隅の下段連結部を上段用出隅の
連結用舌片により挟持して一体化した出隅を提案するも
のである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本考案に係る出隅につい詳細に説
明する。第1図は上記出隅を示す斜視図であり、Aは出
隅、Bは下段用出隅、Cは上段用出隅、Dは乾式壁材
(以下、単に壁材という)である。出隅Aは第1図に示
すようなものであり、第3図(a)、(b)に示すよう
な下段用出隅B、上段用出隅Cを一体に形成したもので
ある。さらに詳説すると、下段用出隅Bは第3図(a)
に示すようなものであり、表面処理鋼板、亜鉛・ニッケ
ル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板(商品
名ガルファン、ガルバリウム鋼板、スーパージンク)、
アルミニウム板、アルミニウム合金板、銅板、クラッド
鋼板、制振鋼板等の1種からなる金属板(平板、エンボ
ス加工板を含む)、または合成樹脂板からなるほぼ台形
状の化粧片1a、1bをL字状にした化粧面部1と、化粧片
1a、1bの左右端縁を内方に屈曲した舌片2と、化粧片1
a、1bの上端を外方にΓ字状に屈曲し、上方へ広幅で突
出した2片の連結片3からなる下段連結部4と、化粧面
部1の下端には、化粧片1a、1bの下端を内方に屈曲した
底面6と、底面6の先端を上方へ屈曲した係止片とから
なる係止部5を有するものである。上段用出隅Cは、下
段用出隅Bと同質の素材を第3図(b)に示すように形
成したものである。すなわち、上段用出隅Cは、下段用
出隅Bの化粧面部1、化粧片1a、1bとほぼ同一形状の化
粧面部8、化粧片8a、8bと、化粧面部8の両側端縁を内
方に屈曲した連結用舌片9と、化粧面部8の上端中央部
を上方に突出した固定部10と、固定部10に穿設した固定
穴10aと、化粧片8a、8bのそれぞれを内方に屈曲した底
面12よりなる上段連結部11を有するものである。また、
壁材Dは第2図に示すように、下段用出隅B、上段用出
隅Cと同質の素材からなる表面材13で化粧面14、雄、雌
型連結部15、16を形成し、表面材13の背面に、合成樹脂
発泡体、石膏ボード、ロックウール、グラスウール、シ
ージングボード、木毛セメント板、セメント等からなる
芯材17を充填し、必要に応じて芯材17の背面に各種シー
ト状物からなる裏面材18を貼着したサンドイッチ板、あ
るいは、図示しないがセメント、コンクリート、粘土、
GRC、ALC等を押出成形、バッチ成形して形成した無機質
板である。さらに説明を加えると、壁材Dは壁下地上に
横張り状に配設してヨロイ張り状壁体を形成するもので
あり、かつ、化粧面14は2段の階段状となっているもの
である。さらに詳説すると、下段用出隅Bは出隅部にお
いて、第2図に示すような壁材Dの下段面14aを被覆
し、かつ壁材D間の間隙を被覆するものである。また係
止部5は壁材Dの下端(図では雌型連結部16)を包持
し、下段用出隅Bの下端部の固定として機能し、また上
端の下段連結部4は、後記する上段用出隅Cの下端部と
連結して一体化して出隅Aを形成するためのものであ
る。また、化粧面部8は壁材Dの上段面14bを被覆し、
固定部10は出隅Aの上端における固定を行うものであ
る。さらに、連結用舌片9は、下段用出隅Bの連結片3
の舌片2側を第1図のように挟持し、第1図に示すよう
に連結するためのものであり、連結片3を広幅面状とす
ることにより、上段用出隅Cの化粧片8a、8bの裏面を連
結部において補強し、出隅Aの連結部部分がはずれた
り、外力に対して変形したり、壁材Dの段差面14cと間
隙が生じたりするのを阻止し、長期に亘って出隅部分の
美観性を保持するものである。さらに、底面12は下段用
出隅Bの連結片3を被覆し、美観性を向上させると共
に、出隅Aの連結部部分の補強としても機能するもので
ある。また、固定部10は外部に露出しない位置で釘等の
固定具によって出隅Aを固定する部分であり、固定部10
に形成した固定穴10aは、固定具による固定の際の固定
部10の変形を抑制するためのものである。さらに、出隅
Aの連結部においては、底面12、連結片3との連結、お
よび連結片3と連結用舌片9との連結により、下段用出
隅Bと上段用出隅Cに上下方向、左右方向、回転等の外
力が加えられてもはずれることが全くないものである。
ここで、本考案に係る出隅の施工方法について第4図
を用いて簡単に説明する。まず、第2図に示すような壁
材Dを出隅下地αに対し、土台から桁まで、壁材Dの
雄、雌嵌合と固定具により固定する。出隅部への壁材D
の施工が完了したら、第1図に示すような出隅Aの係止
片7を最下段の壁材Dの雌型連結部16の係合溝16aに引
っ掛けると共に、化粧片8a、8bを上段の壁材Dの係合溝
16aに挿入し、壁材Dの化粧面14と出隅Aの化粧面部
1、8が合致したら、固定部10を固定具により出隅下地
αに固定する。このような工程を第2段目以降の壁材D
に対しても順次行うことにより、出隅部を形成するもの
である。
以上説明したのは本考案に係る出隅の一実施例にすぎ
ず、第5図(a)、(b)〜第8図(a)、(b)に示
すような下段用出隅B、上段用出隅Cを用いて出隅Aを
形成することも可能である。すなわち第5図(a)、
(b)は下段用出隅Bにおいて下部連結部4の連結片3
の舌片2を除去した下段用出隅Bであり、第6図(a)
〜(f)は下段用出隅Bの係止部5の変形例であり、各
々壁材Dへの係合力の強化を図ったものである。また第
7図(a)〜(h)は上段用出隅Cの固定部10の変形例
であり、各々固定部10の強度を補強し、釘打設の際の変
形を抑制するようにしたものである。さらに第8図
(a)、(b)は上段用出隅Cの底面12の変形例であ
る。さらに、第9図に点線で示すように化粧面部1、8
の背面にコーキング材、パッキング材等の防水シール材
19を配設することも可能である。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案に係る出隅によれば、2段
を一つの出隅により被覆できるため、施工が楽である。
下段用出隅と上段用出隅は、上段用出隅の化粧面部端
に形成した連結用舌片により、下段用出隅上端に、上方
に広幅で突出した2枚のL字状連結片が挟持されて一体
化されるため、上下方向、左右方向、ねじれに対しても
広い面積で保持され、変形することがなく、かつ離脱す
ることがない。左右方向の壁材表面と出隅の化粧面部
が、確実に面接触し、間隙が生ぜず防水性、美観性にす
ぐれる。下端では壁材の係合溝に係止片が、上段では
固定部が出隅下地に固定具を介して固定されているた
め、離脱、剥落のない出隅部を形成することができる。
上下2部材からなる出隅としたため、プレス型を安価
に製作することができ、トータルコストを低減できる。
等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る出隅の一例を示す斜視図、第2図
は乾式壁材の一例を示す斜視図、第3図(a)、(b)
は出隅の部材である下段用出隅、上段用出隅の代表例を
示す説明図、第4図は上記出隅の施工例を示す説明図、
第5図(a)、(b)〜第9図は下段用出隅、上段用出
隅、出隅のその他の実施例を示す説明図、第10図
(a)、(b)は従来例を示す説明図である。 A……出隅、B……下段用出隅、C……上段用出隅、3
……連結片、5……係止部、10……固定部、12……底
面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの台形状の化粧片をほぼL字状にした
    化粧面部と、該化粧面部の上端には、各化粧片の上端縁
    を外方にΓ字状に屈曲し、上方に広幅で突出した下段連
    結部を有し、また化粧面部の下端には内方に屈曲した底
    面と、該底面の先端を上方に屈曲した係止片とからなる
    係止部を有する下段用出隅と、該下段用出隅と略同一の
    化粧面部を有すると共に、化粧面部の両側端縁を内方に
    屈曲した連結用舌片と、化粧面部の上端中央部を上方へ
    突出させた固定部と、化粧面部の下端縁を内方に屈曲し
    た底面を有する上段用出隅との2部材を、下段用出隅の
    下段連結部を上段用出隅の連結用舌片により挟持して一
    体化したことを特徴とする出隅。
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