JP2795859B2 - 出隅構造 - Google Patents

出隅構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヨロイ張り状壁体の出隅構造に関するもの
である。さらに詳しくは、化粧面が2段の階段状である
乾式壁材を用いて形成した壁体の出隅構造に係るもので
ある。
〔従来の技術〕
従来の乾式工法によりヨロイ張り状壁体を形成した際
の出隅部は、第7図(a)に示すように、ほぼ台形状の
化粧片b1、b2をL字状にした化粧面部bと、化粧片b1
b2の上部に形成した固定部cと、化粧片b1、b2の下部を
L字状に屈曲した底面dと係止片eとから形成されてい
る出隅aを、第7図(b)に示すように乾式壁材を配設
したあと、下段より1段ずつ装着した構造とするのが一
般的であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記出隅構造は1枚の乾式壁材で1段
を形成する場合であり、壁体形成の施工性向上を図るた
め、第2図(a)に示すような乾式壁材A、すなわち、
化粧面2が2段の階段状となっている乾式壁材では中間
の段差部分に、出隅aの係止片eを係止することができ
ない欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、化粧面が2
段の階段状となった乾式壁材のそれぞれの面に対応した
下段用出隅と上段用出隅を用いた出隅構造であり、下段
用出隅は台形状の2つの化粧片をほぼL字状にした化粧
面部の上端に角部近傍を上方に突出させた固定部と、固
定部の部分を除き両側縁を含む部分で外方に突出した係
合用フランジを形成し、また化粧面部の下端に、内方に
屈曲した底面と、底面の先端を上方に屈曲した係止片と
からなる係止部を有する形状とし、また上段用出隅は下
段用出隅と同様の化粧面部、固定部を有し、かつ化粧面
部下端には前記係止部と同様の底面と、底面の両端をは
ぜ状に屈曲した係合舌片からなる連結部を有する形状と
し、乾式壁材の下段面では下段用出隅の係止部で乾式壁
材の下端を抱持するようにして被覆し、また乾式壁材の
上段面では上段用出隅で被覆すると共に、下段用出隅の
係合用フランジを連結部の係合舌片で挟持して連結させ
ることにより形成された出隅構造を提案するものであ
る。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る出隅構造につい詳細
に説明する。第1図は上記出隅構造の外観を示す部分外
観図で、Aは乾式壁材(以下、単に壁材という)、Bは
下段用出隅、Cは上段用出隅である。すなわち壁材A
は、例えば第2図(a)に示すように、表面処理鋼板、
亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛合金メッ
キ鋼板(商品名ガルファン、ガルバリウム鋼板、スーパ
ージンク)、アルミニウム板、アルミニウム合金板、銅
板、クラッド鋼板、制振鋼板等の1種からなる金属板
(平板、エンボス加工板を含む)、または合成樹脂板か
らなる表面材1で化粧面2、雄、雌型連結部3、4を形
成し、表面材1の背面に、合成樹脂発泡体、石膏ボー
ド、ロックウール、グラスウール、シージングボード、
木毛セメント板、セメント等からなる芯材5を充填し、
必要に応じて芯材5の背面に各種シート状物からなる裏
面材6を貼着したサンドイッチ板、あるいは、図示しな
いがセメント、コンクリート、粘土、GRC、ALC等を押出
成形、バッチ成形して形成した無機質板である。さらに
説明を加えると、壁材Bは壁下地上に横張り状に配設し
てヨロイ張り状壁体を形成するものであり、かつ、化粧
面2は2段の階段状となっているものである。下段用出
隅Bは第2図(b)に示すようなものであり、主に前記
したような金属薄板、合成樹脂板からなるものである。
すなわち下段用出隅Bは、ほぼ台形状の化粧片7a、7bを
L字状にした化粧面部7と、化粧片7a、7bの上端の角部
近傍を上方に突出させた固定部8と、化粧片7a、7bの上
端で、固定部8を除き、少なくとも側端縁を含む範囲で
外方に突出した係合用フランジ9を有し、また、化粧面
部7の下端には、化粧片7a、7bの下端を内方に屈曲した
底面11と、底面11の先端を上方へ屈曲した係止片12とか
らなる係止部10を有するものである。この下段用出隅B
は出隅部において、第3図(a)に示すように壁材Aの
下段面2aを被覆し、かつ壁材A間の間隙を被覆するもの
である。また係止部10は壁材Aの下端(図では雌型連結
部4)を抱持し、下段用出隅Bの下端部の固定として機
能し、また上端の固定部8は外部に露出しない位置で釘
等の固定部によって固定する部分である。なお、固定部
8には必要に応じて固定穴8aを穿設しておき、固定具に
よる固定の際の固定部8の変形を抑制することが好まし
いものである。さらに係合用フランジ9は壁材Aの下段
面2aと上段面2bとの中間の段差面2cにほぼ接触するよう
に位置し、後述する上段用出隅Cの係合舌片17に挟持さ
れることによって、上段用出隅Cの下端での固定に役立
つものである。上段用出隅Cは、下段用出隅Bと同質の
素材を第2図(c)に示すように成形したものである。
すなわち上段用出隅Cは、下段用出隅Bの化粧面部7、
固定部8とほぼ同一形状の化粧面部13、固定部14、固定
穴14aと、化粧面部13の下端には、化粧片13a、13bのそ
れぞれを内方に屈曲した底面16と、底面16の側端に、下
はぜ状に屈曲した係合舌片17とからなる連結部15を有す
るものである。この化粧面部13は壁材Aの上段面2bを被
覆し、固定部14は固定部8と同様に上段用出隅Cの上端
における固定を行うものである。また連結部15では、底
面16は壁材Bの段差面2c、および下段用出隅Bの係合用
フランジ9を被覆するものであり、係合舌片17は第3図
(b)に示すように係合用フランジ9を側端で挟持する
ことで、下段用出隅Bと上段用出隅Cを一体化し、固定
するものである。このため、上段用出隅Cも上下端で固
定されることとなり、離脱、剥落のない出隅構造を形成
することとなる。
以上説明したのは本発明に係る出隅構造の一実施例に
すぎず、第4図(a)〜(e)〜第6図(a)〜(f)
に示すような下段用出隅、上段用出隅Cを用いることも
可能である。すなわち第4図(a)〜(e)は下段用出
隅Bの係止部10の変形例であり、各々壁材Aの抱持力の
強化を図ったものである。また第5図(a)〜(h)は
固定部8、14の変形例であり、各々固定部8、14の強度
を補強し、釘打設の際の変形を抑制するようにしたもの
である。さらに第6図(a)〜(f)は係合用フランジ
9の変形例である。なお、第3図(b)に点線で示すよ
うに化粧面部7、13の背面にコーキング材、パッキング
材等の防水シール材18を配設することも可能である。さ
らに、図示しないが、壁材Aとして、1枚で1段を形成
するものを用いた場合も、下段用出隅Bと上段用出隅C
を交互に用いて出隅部を形成することも可能である。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係る出隅構造によれば、下
段用出隅は下端で壁材を抱持することにより固定され、
上端で固定部を固定し、また上段用出隅は、下端で下段
用出隅の係合用フランジを係合舌片で挟持することによ
って固定され、上端では固定部を固定具で固定している
ため、各々上下端で固定され、離脱、剥落のない出隅構
造とすることができる。また、壁材1枚に対し、下段用
出隅と上段用出隅が対になって出隅部を形成するため、
壁材を配設する際の働き幅の調整を行っても、これに対
応した出隅部となる。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る出隅構造の外観を示す部分外観
図、第2図(a)〜(c)は上記出隅構造に用いられる
部材である乾式壁材、下段用出隅、上段用出隅の代表例
を示す説明図、第3図(a)、(b)は上記出隅構造の
部分説明図、第4図(a)〜(e)〜第6図(a)〜
(f)は下段用出隅、上段用出隅の変形例を示す説明
図、第7図(a)、(b)は従来例を示す説明図であ
る。 A……乾式壁材、B……下段用出隅、C……上段用出
隅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 E04F 19/02 E04F 19/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧面が2段の階段状である乾式壁材を用
    いたヨロイ張り状壁体の出隅部において、2つの台形状
    の化粧片をほぼL字状にした化粧面部と、該化粧面部の
    上端には角部近傍のみを上方へ突出させた固定部と、該
    固定部の部分を除き両側縁を含む範囲で外方へ突出させ
    た係合用フランジとを有し、また化粧面部の下端には内
    方に屈曲した底面と、該底面の先端を上方に屈曲した係
    止片とからなる係止部を有する下段用出隅と、該下段用
    出隅と同一の化粧面部、固定部を有すると共に、化粧面
    部の下端には内方に屈曲した底面と、該底面の両端をは
    ぜ状に屈曲した係合舌片とからなる連結部を有する上段
    用出隅とを用い、壁体を形成した前記乾式壁材の各々の
    下段連結部を下段用出隅の係止部で抱持すると共に上部
    を固定部で壁下地に固定し、同一の乾式壁材の上段を上
    段用出隅で被覆すると共に下段用出隅とは係合用フラン
    ジを連結部の底面で被覆すると共に、該係合用フランジ
    の両端を連結部の係合舌片で挟持し、固定部を壁下地に
    固定していることを特徴とする出隅構造。
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