JPH0611288Y2 - 化粧板積層コンクリートパネル - Google Patents
化粧板積層コンクリートパネルInfo
- Publication number
- JPH0611288Y2 JPH0611288Y2 JP8053690U JP8053690U JPH0611288Y2 JP H0611288 Y2 JPH0611288 Y2 JP H0611288Y2 JP 8053690 U JP8053690 U JP 8053690U JP 8053690 U JP8053690 U JP 8053690U JP H0611288 Y2 JPH0611288 Y2 JP H0611288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete panel
- decorative plate
- panel body
- decorative
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、化粧板の取付構造を改良した化粧板積層コン
クリートパネルに関する。
クリートパネルに関する。
(従来の技術) 近年、建物の外装材として多用されているコンクリート
パネルにおいては、外観向上のために、その表面に例え
ば鋼板製の化粧板を積層した化粧板積層コンクリートパ
ネルが供されている。これは、コンクリートパネル本体
に化粧板を接着剤で接合すると共に、化粧板の四辺部を
直角に折曲して箱形に形成し、各側片部をパネルに釘を
打付けて固定した構成である。
パネルにおいては、外観向上のために、その表面に例え
ば鋼板製の化粧板を積層した化粧板積層コンクリートパ
ネルが供されている。これは、コンクリートパネル本体
に化粧板を接着剤で接合すると共に、化粧板の四辺部を
直角に折曲して箱形に形成し、各側片部をパネルに釘を
打付けて固定した構成である。
ところが、この従来構造のものでは、化粧板の側片部が
釘により打付け固定されていたため、温度変化時の化粧
板の伸縮が妨げられて、釘の打付部分に局部的に非常に
大きな荷重が加わることとなり、これが原因で、釘が緩
んだり、化粧板の一部に変形を生じさせて外観を悪くし
てしまうこと等があった。
釘により打付け固定されていたため、温度変化時の化粧
板の伸縮が妨げられて、釘の打付部分に局部的に非常に
大きな荷重が加わることとなり、これが原因で、釘が緩
んだり、化粧板の一部に変形を生じさせて外観を悪くし
てしまうこと等があった。
そこで、本出願人は、化粧板の側片部にルーズ孔を形成
し、このルーズ孔に挿入係合させた係合部材をコンクリ
ートパネル本体に固定するという構成を開発し、これを
既に出願した(実願昭62−152970号(実開平1
−57314号))。この構成によれば、熱膨脹差によ
って化粧板とコンクリートパネル本体との間に相対的な
ずれ力が作用する状態になると、ルーズ孔内で係合部材
が相対的に移動することによってずれが許容され、局部
的な応力の発生が抑えられる等の効果が得られる。
し、このルーズ孔に挿入係合させた係合部材をコンクリ
ートパネル本体に固定するという構成を開発し、これを
既に出願した(実願昭62−152970号(実開平1
−57314号))。この構成によれば、熱膨脹差によ
って化粧板とコンクリートパネル本体との間に相対的な
ずれ力が作用する状態になると、ルーズ孔内で係合部材
が相対的に移動することによってずれが許容され、局部
的な応力の発生が抑えられる等の効果が得られる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成では、化粧板の周縁にいくつか
のルーズ孔を形成するという作業が必要であるところ、
その化粧板は大型であるため、取り扱いにくい大きな化
粧板を何度かに分けて回転させながらプレス機にかける
という面倒な作業が強いられる。このため、生産性を十
分に向上させることができなくなる上、作業途中で化粧
板を傷付けてしまうというミスも起こり易く、総じて製
造コストが高くなる。
のルーズ孔を形成するという作業が必要であるところ、
その化粧板は大型であるため、取り扱いにくい大きな化
粧板を何度かに分けて回転させながらプレス機にかける
という面倒な作業が強いられる。このため、生産性を十
分に向上させることができなくなる上、作業途中で化粧
板を傷付けてしまうというミスも起こり易く、総じて製
造コストが高くなる。
また、化粧板を鋼板製とした場合に、積層パネル全体の
軽量化や低コスト化を図るには、化粧板の厚さを薄くす
ることが必要になるが、化粧板の周縁にルーズ孔を形成
するという上記従来構成では、ルーズ孔の形成部分にお
いて化粧板の強度が大幅に低下してしまう。このため、
化粧板を薄くすればする程、化粧板とコンクリートパネ
ル本体との接合部分の信頼性が低下することになるか
ら、積層パネル全体の軽量化や低コスト化を十分に図る
ことができなくなる。
軽量化や低コスト化を図るには、化粧板の厚さを薄くす
ることが必要になるが、化粧板の周縁にルーズ孔を形成
するという上記従来構成では、ルーズ孔の形成部分にお
いて化粧板の強度が大幅に低下してしまう。このため、
化粧板を薄くすればする程、化粧板とコンクリートパネ
ル本体との接合部分の信頼性が低下することになるか
ら、積層パネル全体の軽量化や低コスト化を十分に図る
ことができなくなる。
しかも、化粧板の材質によってはルーズ孔として十分な
開口を形成することが困難なもの(例えばガラス板やセ
ラミック板)があるから、上記構成では、利用できる化
粧板の材質が限られ、設計の自由度が低い。
開口を形成することが困難なもの(例えばガラス板やセ
ラミック板)があるから、上記構成では、利用できる化
粧板の材質が限られ、設計の自由度が低い。
本考案は上記事情に鑑みてなされ、その目的は、生産性
に優れて低コストで製造でき、しかも広範な種類の化粧
板との組み合わせが可能にできる化粧板積層コンクリー
トパネルを提供するにある。
に優れて低コストで製造でき、しかも広範な種類の化粧
板との組み合わせが可能にできる化粧板積層コンクリー
トパネルを提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の化粧板積層コンクリートパネルは、コンクリー
トパネル本体と、このコンクリートパネル本体に積層さ
れ少なくとも相対向する側縁部にコンクリートパネル本
体側に折曲して形成された側片部を有する化粧板と、コ
ンクリートパネル本体の側部に取り付けられ係止孔を有
する係止金具と、この係止金具の係止孔に挿入されるフ
ック部を有し化粧板の側片部に一体形成され又はその側
片部に取り付けられた取付金具とを具備し、前記係止孔
の開口寸法がフック部の幅寸法よりも大に設定されてい
るところに特徴を有する。
トパネル本体と、このコンクリートパネル本体に積層さ
れ少なくとも相対向する側縁部にコンクリートパネル本
体側に折曲して形成された側片部を有する化粧板と、コ
ンクリートパネル本体の側部に取り付けられ係止孔を有
する係止金具と、この係止金具の係止孔に挿入されるフ
ック部を有し化粧板の側片部に一体形成され又はその側
片部に取り付けられた取付金具とを具備し、前記係止孔
の開口寸法がフック部の幅寸法よりも大に設定されてい
るところに特徴を有する。
(作用) 係止孔の開口寸法がフック部の幅よりも大に設定されて
いることから、係止金具と取付金具とは相対的に移動可
能となり、熱膨脹差によって化粧板とコンクリートパネ
ル本体との間に相対的なずれ力が作用したとしても、そ
のずれが許容されて局部的な応力の発生が抑えられる。
しかも、係止孔は大型の化粧板ではなく十分に小型の係
止金具に形成するものであるから、製造作業は従来に比
べて大幅に容易になり、また化粧板の材質上の制約は受
けない。
いることから、係止金具と取付金具とは相対的に移動可
能となり、熱膨脹差によって化粧板とコンクリートパネ
ル本体との間に相対的なずれ力が作用したとしても、そ
のずれが許容されて局部的な応力の発生が抑えられる。
しかも、係止孔は大型の化粧板ではなく十分に小型の係
止金具に形成するものであるから、製造作業は従来に比
べて大幅に容易になり、また化粧板の材質上の制約は受
けない。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を第1図ないし第3図に基い
て説明する。
て説明する。
コンクリートパネル本体1は例えば軽量気泡コンクリー
ト製であって、矩形盤状をなす。このコンクリートパネ
ル本体1の長辺側の小口面のうち外壁面側の略半分に
は、段付状に低くなった切削部2が形成され、内壁面側
の略半分の2か所にはこの切削部2に連なる矩形の凹所
3が形成されている。
ト製であって、矩形盤状をなす。このコンクリートパネ
ル本体1の長辺側の小口面のうち外壁面側の略半分に
は、段付状に低くなった切削部2が形成され、内壁面側
の略半分の2か所にはこの切削部2に連なる矩形の凹所
3が形成されている。
一方、化粧板4は例えば鋼板により形成されており、周
縁の四辺部がコンクリートパネル本体1側に夫々直角に
折曲され、もって長辺側の2つの側辺部4aと短辺側の
2つの側辺部4bとを有する偏平箱形となっている。こ
の化粧板4は、長辺側の側片部4aをコンクリートパネ
ル本体1の切削部2に嵌め合せるようにコンクリートパ
ネル本体1の壁面に重ね合わされ、両者が接着剤5によ
り接着されている。この重ね合わせ状態においては、各
側片部4a,4bがコンクリートパネル本体1の小口面
と僅かなギャップを介して対向するようになされてい
る。この様子は、側片部4aについて第2図に示されて
いる。
縁の四辺部がコンクリートパネル本体1側に夫々直角に
折曲され、もって長辺側の2つの側辺部4aと短辺側の
2つの側辺部4bとを有する偏平箱形となっている。こ
の化粧板4は、長辺側の側片部4aをコンクリートパネ
ル本体1の切削部2に嵌め合せるようにコンクリートパ
ネル本体1の壁面に重ね合わされ、両者が接着剤5によ
り接着されている。この重ね合わせ状態においては、各
側片部4a,4bがコンクリートパネル本体1の小口面
と僅かなギャップを介して対向するようになされてい
る。この様子は、側片部4aについて第2図に示されて
いる。
さて、この化粧板4の側片部4aには、前記コンクリー
トパネル本体1の計4か所の凹所2に対応して取付金具
6がビス7とナット8とによって取り付けられている。
取付金具6には先端部に略U字形に折れ曲るフック部9
が形成されている。
トパネル本体1の計4か所の凹所2に対応して取付金具
6がビス7とナット8とによって取り付けられている。
取付金具6には先端部に略U字形に折れ曲るフック部9
が形成されている。
また、コンクリートパネル本体1には、計4か所の凹所
2にそれぞれ係止金具10が設けられている。各係止金
具10は途中2か所で互いに反対方向に略直角に折れ曲
がる形態のいわゆる稲妻形であって、一端側が釘11に
よってコンクリートパネル本体1の側部に固定され、他
端側に第3図に示すように矩形状をなす係止孔12が形
成されている。そして、この係止孔12の開口寸法は前
記した取付金具6のフック部9の幅寸法よりも大に設定
され、この係止孔12内に挿入されたフック部9はずれ
動きが許容された係合状態にある。以上のような構成の
化粧板積層コンクリートパネルを継合わせて建物の壁を
形成する場合には、第2図に示すように、隣接する化粧
板4の側片部4a間にシーリング材13を充填する。
2にそれぞれ係止金具10が設けられている。各係止金
具10は途中2か所で互いに反対方向に略直角に折れ曲
がる形態のいわゆる稲妻形であって、一端側が釘11に
よってコンクリートパネル本体1の側部に固定され、他
端側に第3図に示すように矩形状をなす係止孔12が形
成されている。そして、この係止孔12の開口寸法は前
記した取付金具6のフック部9の幅寸法よりも大に設定
され、この係止孔12内に挿入されたフック部9はずれ
動きが許容された係合状態にある。以上のような構成の
化粧板積層コンクリートパネルを継合わせて建物の壁を
形成する場合には、第2図に示すように、隣接する化粧
板4の側片部4a間にシーリング材13を充填する。
ところで、コンクリートパネル本体1と化粧板4とは互
いに熱膨脹率が相違するから、外気温の変化に伴い両者
間にはコンクリートパネル本体1の壁面に沿う方向に相
対的なずれ力が作用する。すると、本実施例では、上述
したように化粧板4の側片部4aに取り付けた取付金具
6と、コンクリートパネル本体1の係止金具10との係
合は、そのずれを許容するような余裕のある係合である
ため、両者の熱膨張差に応じて、取付金具6と係止金具
10とが相対的にずれ、これによって熱膨張差に起因す
る荷重が逃がされる。従って、化粧板4の係合部分に大
きな荷重が加わるこを確実に防止できて、その荷重によ
る化粧板4の局部的な変形等の問題を解決できると共
に、化粧板4のコンクリートパネル本体1に対する固着
力を長期間にわたって良好に維持できる。
いに熱膨脹率が相違するから、外気温の変化に伴い両者
間にはコンクリートパネル本体1の壁面に沿う方向に相
対的なずれ力が作用する。すると、本実施例では、上述
したように化粧板4の側片部4aに取り付けた取付金具
6と、コンクリートパネル本体1の係止金具10との係
合は、そのずれを許容するような余裕のある係合である
ため、両者の熱膨張差に応じて、取付金具6と係止金具
10とが相対的にずれ、これによって熱膨張差に起因す
る荷重が逃がされる。従って、化粧板4の係合部分に大
きな荷重が加わるこを確実に防止できて、その荷重によ
る化粧板4の局部的な変形等の問題を解決できると共
に、化粧板4のコンクリートパネル本体1に対する固着
力を長期間にわたって良好に維持できる。
しかも、上記両金具6,10の余裕のある係合を実現す
るための係止孔12は、化粧板4ではなく係止金具10
に形成する構成であるから、化粧板にルーズ孔(係止
孔)を形成するようにしていた従来の構成に比べて次の
ような利点がある。まず、製造が容易である。すなわ
ち、取付金具6や係止金具10は例えば鋼板のプレス加
工によって簡単に製造できる。一方、化粧板4には取付
金具6を取り付けることになるが、その作業は、化粧板
4の所定箇所にドリル等でビス孔を形成し、ここに取付
金具6をビス7およびナット8にて固定するだけでよい
から、化粧板4が大型であるという事情があっても全く
支承なく円滑に作業を進めることができる。これによ
り、化粧板積層コンクリートパネルの生産性が高くな
り、しかも作業途中で化粧板4を傷付けてしまうという
ミスも起こりにくく歩留りが改善される。次に、両金具
6,10を比較的厚手の鋼板によって形成すれば、化粧
板4が薄手であっても両者の係合強度は十分に確保され
るから、化粧板4の薄形化によりパネル全体の軽量化と
低コスト化を図ることができる。更に、上記実施例では
化粧板4を鋼板製としたが、本考案では化粧板に係止孔
を形成する必要がないから、例えばガラス板やセラミッ
ク板等の大きな開口を形成することが困難な材質の化粧
板を用いる構成にも適用できるようになる。
るための係止孔12は、化粧板4ではなく係止金具10
に形成する構成であるから、化粧板にルーズ孔(係止
孔)を形成するようにしていた従来の構成に比べて次の
ような利点がある。まず、製造が容易である。すなわ
ち、取付金具6や係止金具10は例えば鋼板のプレス加
工によって簡単に製造できる。一方、化粧板4には取付
金具6を取り付けることになるが、その作業は、化粧板
4の所定箇所にドリル等でビス孔を形成し、ここに取付
金具6をビス7およびナット8にて固定するだけでよい
から、化粧板4が大型であるという事情があっても全く
支承なく円滑に作業を進めることができる。これによ
り、化粧板積層コンクリートパネルの生産性が高くな
り、しかも作業途中で化粧板4を傷付けてしまうという
ミスも起こりにくく歩留りが改善される。次に、両金具
6,10を比較的厚手の鋼板によって形成すれば、化粧
板4が薄手であっても両者の係合強度は十分に確保され
るから、化粧板4の薄形化によりパネル全体の軽量化と
低コスト化を図ることができる。更に、上記実施例では
化粧板4を鋼板製としたが、本考案では化粧板に係止孔
を形成する必要がないから、例えばガラス板やセラミッ
ク板等の大きな開口を形成することが困難な材質の化粧
板を用いる構成にも適用できるようになる。
第4図および第5図は本考案の第2実施例を示す。これ
は、第5図に示すように隣接するパネル間に開口部補強
用のL型鋼21が配置される点が前記第1実施例と相違
する。この場合には、一方のコンクリートパネル本体1
の小口面に第4図に示すような逃げ用の切削部22を形
成しておけばよい。その他の点は、第1実施例と同一で
あるから、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
は、第5図に示すように隣接するパネル間に開口部補強
用のL型鋼21が配置される点が前記第1実施例と相違
する。この場合には、一方のコンクリートパネル本体1
の小口面に第4図に示すような逃げ用の切削部22を形
成しておけばよい。その他の点は、第1実施例と同一で
あるから、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
なお、本考案は上記各実施例に限定されるものではな
く、例えば次に述べるような変形が可能である。
く、例えば次に述べるような変形が可能である。
(1)取付金具は化粧板と別体の部品として構成せずと
も、化粧板に一体に形成してもよい。
も、化粧板に一体に形成してもよい。
(2)係止金具の固定は、上記各実施例のような釘では
なく、コンクリートパネル本体をその面方向に貫通する
ボルト部材によって行うようにしてもよい。
なく、コンクリートパネル本体をその面方向に貫通する
ボルト部材によって行うようにしてもよい。
(3)化粧板4は鋼板に限らず、例えばアルミニウム板
等の他の金属板、更にはプラスチック板、ガラス板、セ
ラミック板等で形成するようにしても良い。
等の他の金属板、更にはプラスチック板、ガラス板、セ
ラミック板等で形成するようにしても良い。
(4)上記実施例では化粧板をその周縁4辺部で折曲し
て4つの側片部を形成したが、少なくとも相対向する2
つの側縁部に側片部が形成されていればよい。
て4つの側片部を形成したが、少なくとも相対向する2
つの側縁部に側片部が形成されていればよい。
その他、本考案は、軽量気泡コンクリートパネルに限ら
ず、例えばプレキャストコンクリートパネル等の他のコ
ンクリート製パネルにも適用して実施できる等、本考案
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
ず、例えばプレキャストコンクリートパネル等の他のコ
ンクリート製パネルにも適用して実施できる等、本考案
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、化粧板は「ず
れ」が許容された余裕のある状態でコンクリートパネル
本体に係合されているため、熱膨脹差に起因する荷重を
逃がすことができて、化粧板の局部的な変形を防止でき
ると共に化粧板の接合力を長期間にわたって良好に維持
でき、しかもそれでいながら、製造作業は従来に比べて
大幅に容易になり、また化粧板の材質上の制約を受ける
ことがなくなるという優れた効果を奏する。
れ」が許容された余裕のある状態でコンクリートパネル
本体に係合されているため、熱膨脹差に起因する荷重を
逃がすことができて、化粧板の局部的な変形を防止でき
ると共に化粧板の接合力を長期間にわたって良好に維持
でき、しかもそれでいながら、製造作業は従来に比べて
大幅に容易になり、また化粧板の材質上の制約を受ける
ことがなくなるという優れた効果を奏する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示したもの
で、第1図は化粧板積層コンクリートパネルの部分斜視
図、第2図は同じく要部の断面図、第3図は取付金具を
示す正面図である。第4図および第5図は本考案の第2
実施例を示す部分斜視図および要部の断面図である。 図面中、1はコンクリートパネル本体、4は化粧板、4
a及び4bは側片部、5は接着剤、6は取付金具、9は
フック部、10は係止金具、11は釘、12は係止孔で
ある。
で、第1図は化粧板積層コンクリートパネルの部分斜視
図、第2図は同じく要部の断面図、第3図は取付金具を
示す正面図である。第4図および第5図は本考案の第2
実施例を示す部分斜視図および要部の断面図である。 図面中、1はコンクリートパネル本体、4は化粧板、4
a及び4bは側片部、5は接着剤、6は取付金具、9は
フック部、10は係止金具、11は釘、12は係止孔で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリートパネル本体と、 このコンクリートパネル本体に積層され少なくとも相対
向する側縁部にコンクリートパネル本体側に折曲して形
成された側片部を有する化粧板と、 前記コンクリートパネル本体の側部に取り付けられ係止
孔を有する係止金具と、 この係止金具の係止孔に挿入されるフック部を有し前記
化粧板の側片部に一体形成され又はその側片部に取り付
けられた取付金具とを具備し、 前記係止孔の開口寸法は前記フック部の幅寸法よりも大
に設定されている化粧板積層コンクリートパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8053690U JPH0611288Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 化粧板積層コンクリートパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8053690U JPH0611288Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 化粧板積層コンクリートパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0437713U JPH0437713U (ja) | 1992-03-30 |
JPH0611288Y2 true JPH0611288Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31625690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8053690U Expired - Lifetime JPH0611288Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 化粧板積層コンクリートパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611288Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP8053690U patent/JPH0611288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0437713U (ja) | 1992-03-30 |
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