JP6949399B1 - 外装パネルおよびこれを備えた構造物 - Google Patents

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【課題】 板厚が薄くても高い強度を有し、高強度が要求される構造物の上層階部分にも使用することができる外装パネルおよびこれを備えた構造物を提供する。【解決手段】 固定部21と、側板部22と、取付部23とからなる断面略Z型形状のフレーム部材20を矩形状に組んだ矩形フレーム2と、互いに向かい合う一対のフレーム部材2に架け渡される補強フレーム4と、補強フレーム4の両端部をフレーム部材20に連結する連結部材5と、矩形フレーム2と略同一矩形状のパネル部31と、このパネル部31の各端縁部から略垂直方向に設けられて側板部22の外側に被せられる被覆部32とからなる仕上部材3と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、球場やビル等の構造物に取り付けられて外壁を構成する外装パネルおよびこれを備えた構造物に関するものである。
従来、構造物に取り付けられて外壁を構成する外装パネルとして、例えば、実開昭60−46711号公報に示されるような壁パネルが知られている(特許文献1)。この壁パネルは、いわゆる曲げパネルと呼ばれるものであり、アルミニウム板等の端縁部をL字状に折り曲げて形成され、当該端縁部が下地材に直接固定されるようになっている。
実開昭60−46711号公報
しかしながら、特許文献1に記載された壁パネルを含め、従来の曲げパネルは、折り曲げ加工によって折り曲げ部分の板厚が薄くなっている。このため、折り曲げ部分の強度が弱く、構造物の上層階部分のように、強い風圧力にも耐えうる強度が要求される厳しい環境下では、板厚が厚いものを使用しなければならず、材料コストが増大するという問題がある。特に近年では建造物が高層化、大型化しており、しかも大型の台風が頻繁に発生する傾向があるため、従来の想定を超えた大きな風圧力に晒されるおそれがある。よって、これらに対応できる外装パネルの開発が強く望まれている。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、板厚が薄くても高い強度を有し、高強度が要求される構造物の上層階部分にも使用することができる外装パネルおよびこれを備えた構造物を提供することを目的としている。
本発明に係る外装パネルは、板厚が薄くても高い強度を有し、高強度が要求される構造物の上層階部分にも使用するという課題を解決するために、下地材に固定される長尺平板状の固定部と、この固定部の一側面に対して略垂直方向に設けられる長尺平板状の側板部と、この側板部に対して前記固定部と略平行方向であって前記固定部とは反対側に延出して設けられる長尺平板状の取付部と、からなる断面略Z型形状のフレーム部材を、矩形状に組んだ矩形フレームと、前記矩形フレームにおいて互いに向かい合う一対の前記フレーム部材に架け渡される補強フレームと、前記補強フレームの両端部を前記フレーム部材に連結する連結部材と、前記矩形フレームと略同一の矩形状に形成されるパネル部と、このパネル部の各端縁部から略垂直方向に設けられて前記側板部の外側に被せられる被覆部と、からなる仕上部材と、を有する。
また、本発明の一態様として、補強フレームによる強度の向上度合いを高めるという課題を解決するために、前記補強フレームは、天板部を有する断面略ハット型形状に形成されており、前記連結部材は、第一板部と第二板部とからなる断面略L型形状に形成されており、前記第一板部が前記フレーム部材の側板部の内側面に固定されるとともに、前記第二板部が前記補強フレームの天板部に固定されていてもよい。
さらに、本発明の一態様として、仕上部材をフレーム部材に強固に固定し、脱落を防止するという課題を解決するために、前記仕上部材は、前記パネル部の裏面が前記フレーム部材の取付部に接着されているとともに、前記被覆部が前記フレーム部材の側板部に固定されていてもよい。
また、本発明の一態様として、屈曲部における強度の低下を防止するという課題を解決するために、前記矩形フレームを構成する各フレーム部材および補強フレームは、押し出し成形材によって構成されていてもよい。
本発明に係る構造物は、板厚が薄くても高い強度を有し、高強度が要求される上層階にも使用可能な外装パネルを備えるという課題を解決するために、請求項1から請求項4のいずれかに記載の外装パネルを備えている。
本発明によれば、板厚が薄くても高い強度を有し、高強度が要求される構造物の上層階部分にも使用することができる。
本発明に係る外装パネルの一実施形態を示す分解図である。 本実施形態の外装パネルにおいて、仕上部材の角部を切り欠いた状態を示す一部斜視図である。 本実施形態の矩形フレームを示す図である。 図2のA−A線端面図である。 図2のB−B線断面図である。 本実施形態の外装パネルを下地材に取り付けた状態を示す図である。 図5のC−C線断面図である。 本実施形態の外装パネルを備えた構造物の(a)上層階部分および(b)低層階部分を示す図である。
以下、本発明に係る外装パネルおよびこれを備えた構造物の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態の外装パネル1は、図1および図2に示すように、主として、外装パネル1の骨組みとなる矩形フレーム2と、この矩形フレーム2に固定される仕上部材3とを有している。以下、各構成部材について説明する。
矩形フレーム2は、外装パネル1を補強するとともに下地材11に固定するためのものである。本実施形態において、矩形フレーム2は、図2から図4に示すように、下地材11に固定される長尺平板状の固定部21と、この固定部21の一側面に対して略垂直方向に設けられる長尺平板状の側板部22と、この側板部22に対して固定部21と略平行方向であって固定部21とは反対側に延出して設けられる取付部23と、からなる断面略Z型形状のフレーム部材20によって構成されている。そして、矩形フレーム2は、各フレーム部材20の固定部21を外側に配置し、取付部23を内側に配置した状態で矩形状に組まれている。
また、外装パネル1は、図3および図5に示すように、矩形フレーム2において互いに向かい合う一対のフレーム部材20に架け渡される補強フレーム4と、この補強フレーム4の両端部をフレーム部材20に連結する連結部材5とを有している。なお、本実施形態では、一つの外装パネル1につき、二本の補強フレーム4を設けているが、この構成に限定されるものではなく、必要とされる強度や外装パネル1の形状に応じて、補強フレーム4の数を適宜増減してもよい。
本実施形態において、補強フレーム4は、図5に示すように、天板部41を有する断面略ハット型形状に形成されている。また、連結部材5は、図4に示すように、第一板部51と第二板部52とからなる断面略L型形状に形成されている。そして、第一板部51がフレーム部材20の側板部22の内側面にリベット53で固定されるとともに、第二板部52が補強フレーム4の天板部41にリベット53で固定されている。
なお、本実施形態では、矩形フレーム2を構成する各フレーム部材20および補強フレーム4が、押し出し成形材によって構成されている。このため、折り曲げ加工された部材と比較して、屈曲部における強度の低下が防止されている。
仕上部材3は、構造物10の外壁を保護し、外観を美しく仕上げるものである。本実施形態において、仕上部材3は塗装仕上げされており、図1および図2に示すように、矩形フレーム2と略同一の矩形状に形成されたパネル部31と、このパネル部31の各端縁部から略垂直方向に設けられて側板部22の外側に被せられる被覆部32と、から構成されている。なお、本実施形態において、仕上部材3は、曲げパネルによって構成されているがこの構成に限定されるものではない。
以上の構成を備えた外装パネル1を組み立てる場合、図1および図2に示すように、矩形フレーム2に仕上部材3を被せた状態で固定する。本実施形態において、仕上部材3は、パネル部31の裏面が接着剤等によってフレーム部材20の取付部23に接着される。また、図2および図4に示すように、被覆部32はリベット53によってフレーム部材20の側板部22に固定される。さらに、パネル部31の裏面と補強フレーム4の表面とは、両面テープによって接着される。
上述した外装パネル1の組み立て工程は、全て工場で完結させることもできるし、設置現場で組み立てることもできる。また、矩形フレーム2の製造・施工工程と、仕上部材3の製造・施工工程とが分けられるため、作業工程を柔軟に調整でき、工期を短縮することも可能である。
外装パネル1を構造物10の外壁に取り付ける場合、図6に示すように、外壁に取り付けた下地材11に、各外装パネル1の固定部21をドリルねじ24によって固定する。このとき、図7に示すように、互いに隣接する外装パネル1の各固定部21は、上下に重ね合わせた状態で下地材11に固定される。また、上側となる固定部21を有するフレーム部材20と、下側となる固定部21を有するフレーム部材20とは、各取付部23の表面が同一平面上となるように、側板部22の高さ寸法が設定されている。
なお、本実施形態において、互いに隣接する外装パネル1の目地部分には、図7に示すように、シーリング材12が二重に設けられている。また、各シーリング材12を充填する際には、シーリング材12を充填する深さを調節するとともに、いわゆる三面接着を防ぐためのバックアップ材13が設けられている。
つぎに、本実施形態の外装パネル1およびこれを備えた構造物10の作用について説明する。
本実施形態の外装パネル1は、断面略Z型形状のフレーム部材20からなる矩形フレーム2が骨組みとなり、仕上部材3の折り曲げ部分を補強する。また、矩形フレーム2自体も補強フレーム4によって補強されている。このため、仕上部材3の板厚が薄くても、高強度が要求される構造物10の上層階部分にも使用しうる程度の強度を有する。
また、補強フレーム4は、強度を一層増大させる断面略ハット型形状に形成され、その両端部が断面略L型形状に形成された連結部材5によって連結されている。このため、補強フレーム4による補強によって、外装パネル1の強度がさらに向上する。
さらに、仕上部材3は、パネル部31の裏面が取付部23に接着されるとともに、被覆部32が側板部22に固定される。このため、フレーム部材20は、仕上部材3を補強すると同時に強固に固定し、大きな風圧力がかかっても脱落するのを防止する。
また、本実施形態の外装パネル1を備えた構造物10は、図8に示すように、風圧力が大きい上層階部分においても、裏補強を増やしたり、下地材11の板厚(断面係数)を上げるだけで、風圧力が小さい低層階部分と同じ板厚の仕上部材3が使用可能となる。このため、大規模で高層な構造物10ほど、外装に係る材料コストが低減される。
なお、本発明において、構造物10は、屋根付き球場等の大規模な集客施設や、高層ビルのような巨大建築物のように、外装パネル1を取り付けることが可能な全ての構造物10を含むものである。
以上のような本実施形態の外装パネル1およびこれを備えた構造物10によれば、以下の効果を奏する。
1.板厚が薄くても高い強度を有し、高強度が要求される構造物10の上層階部分にも使用することができる。
2.補強フレーム4による強度の向上度合いを高めることができる。
3.仕上部材3をフレーム部材20に強固に固定し、脱落を防止することができる。
4.屈曲部における強度の低下を防止することができる。
5.構造物10の外装に係る材料コストを低減することができる。
なお、本発明に係る外装パネル1およびこれを備えた構造物10は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
1 外装パネル
2 矩形フレーム
3 仕上部材
4 補強フレーム
5 連結部材
10 構造物
11 下地材
12 シーリング材
13 バックアップ材
20 フレーム部材
21 固定部
22 側板部
23 取付部
24 ドリルねじ
31 パネル部
32 被覆部
41 天板部
51 第一板部
52 第二板部
53 リベット

Claims (5)

  1. 下地材に固定される長尺平板状の固定部と、この固定部の一側面に対して略垂直方向に設けられる長尺平板状の側板部と、この側板部に対して前記固定部と略平行方向であって前記固定部とは反対側に延出して設けられる長尺平板状の取付部と、からなる断面略Z型形状のフレーム部材を、矩形状に組んだ矩形フレームと、
    前記矩形フレームにおいて互いに向かい合う一対の前記フレーム部材に架け渡される補強フレームと、
    前記補強フレームの両端部を前記フレーム部材に連結する連結部材と、
    前記矩形フレームと略同一の矩形状に形成されるパネル部と、このパネル部の各端縁部から略垂直方向に設けられて前記側板部の外側に被せられる被覆部と、からなる仕上部材と、
    を有する、外装パネル。
  2. 前記補強フレームは、天板部を有する断面略ハット型形状に形成されており、
    前記連結部材は、第一板部と第二板部とからなる断面略L型形状に形成されており、
    前記第一板部が前記フレーム部材の側板部の内側面に固定されるとともに、前記第二板部が前記補強フレームの天板部に固定される、請求項1に記載の外装パネル。
  3. 前記仕上部材は、前記パネル部の裏面が前記フレーム部材の取付部に接着されているとともに、前記被覆部が前記フレーム部材の側板部に固定されている、請求項1または請求項2に記載の外装パネル。
  4. 前記矩形フレームを構成する各フレーム部材および補強フレームは、押し出し成形材によって構成されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の外装パネル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の外装パネルを備えた構造物。
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