JP3020288B2 - タイル貼りパネル - Google Patents

タイル貼りパネル

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JP3020288B2
JP3020288B2 JP3014246A JP1424691A JP3020288B2 JP 3020288 B2 JP3020288 B2 JP 3020288B2 JP 3014246 A JP3014246 A JP 3014246A JP 1424691 A JP1424691 A JP 1424691A JP 3020288 B2 JP3020288 B2 JP 3020288B2
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英次 高田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイル貼りパネルに関す
る。特に、組立住宅の外壁に好適なタイル貼りパネルに
関する。
【0002】
【従来の技術】組立住宅とは、特公昭62−62224
号公報に記載あるように、運搬可能な一定の大きさの箱
型の、且つ、内部、外部の仕上げられた住宅ユニット
を、予め、工場で生産し、その複数個を建築現場に運
び、現場で組み立てて、住宅となすものである。
【0003】この組立住宅は、工期が短く、且つ、寸法
精度の良い標準化された住宅となる特徴があることか
ら、近年、だんだん広く採用されている。一般の住宅の
外壁にタイルを貼る場合には、住宅の外壁にセメントモ
ルタルでタイルを貼っていた。しかし、組立住宅の外壁
にタイルを貼る場合には、一般の住宅のように、セメン
トモルタルでタイルを貼ることは困難である。
【0004】その理由は、組立住宅では、住宅ユニット
を工場で生産し、これを施工現場に運搬し、現場で据え
付けるものであるから、タイルの貼り付け時間が短く、
しかも、外壁が軽いほど有利であると、同時に、運搬中
の振動や据え付け時の振動、変形等でタイルが剥離しな
いようにする必要があるが、従来のセメントモルタルで
タイルを貼る方法では、かかる要求を満足することはで
きないからである。
【0005】従って、組立住宅では、特公昭62−62
224号公報、特開平2−157348号公報に記載あ
るごとく、外壁材に弾性接着剤でタイルを接着したタイ
ル貼りパネルを作成し、このタイル貼りパネルを住宅ユ
ニットに取り付けている。又、住宅の外壁は、平面部だ
けでなく、平面と平面との交差点である隅角部が存在す
る。即ち、外壁と外壁とが突出して交差し接続されてい
る出隅と、凹んで交差し接続されている入隅とがある。
【0006】そして、タイル貼りパネルを隅角部に取り
付ける施工方法としては、タイル貼りパネルを直角接続
具で接続することが実公昭63−11245号公報に記
載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】組立住宅では、運搬し
たり、吊り上げるために住宅ユニットは軽い方がよく、
従って、この住宅ユニットに取り付けられるタイル貼り
パネルも軽い方が望ましいことは既に述べたとおりであ
る。そして、上記公報記載の外壁材からなる壁面に弾性
接着剤でタイルを接着させたタイル貼りパネルは、セメ
ントモルタルでタイルを接着した一般住宅の外壁よりは
軽いが、外壁材とタイルとの重量が重なり、壁全体が重
くなっている。従って、更に一層の重量軽減が要望され
ている。
【0008】又、上記公報記載のタイル貼りパネルの隅
角部の施工方法では、施工が困難なだけでなく、この隅
角部の防水施工が極めて不完全となる。即ち、タイル貼
りパネルを直角接続具で取り付けた住宅ユニットでは、
温度や湿度の変化によって、タイル貼りパネルが伸縮
し、この伸縮の応力が隅角部に集中し、長期間使用して
いる間に、隅角部に亀裂が発生するようになる。
【0009】このように、隅角部に亀裂が発生すると、
この部分から雨水が外壁内部に滲み込み、外壁内部を腐
食させたり、傷めたりする。そこで、本発明の目的は、
軽量で、簡単に施工でき、しかも、運搬、据え付け時に
タイルが剥離せず、防水性能のよい隅角部のタイル貼り
パネルを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
し、上記目的を達成するためになしたもので、パネル本
体と取付部とからなるタイル貼りパネルであって、前記
パネル本体は湾曲された金属板の表面に沿うように彎曲
されているタイルがこの金属板の表面に弾性接着剤で
着されたものであり、前記取付部はパネル本体の金属板
の両側縁が延長され裏側にほぼ直角に折曲されたもので
ある。
【0011】発明において、弾性接着剤とは、弾性を
保有したまま固化し、接着するものであって、アクリル
系弾性接着剤、ウレタン系弾性接着剤、接着性ブチルゴ
ムシート、ゴム系接着剤、チオコール系接着剤等があ
る。
【0012】
【作用】本発明タイル貼りパネルは、パネル本体の金属
板の両側縁が延長され裏側にほぼ直角に折曲されて取付
部が形成されているから、この折曲された取付部がタイ
ル貼りパネルの曲げ強度を増加させている。又、本発明
タイル貼りパネルは、湾曲された金属板の表面に沿うよ
うに彎曲されているタイルがこの金属板の表面に弾性接
着剤で接着してあるから、このタイル貼りパネルを取り
付けた建築用ユニットは、運搬、据え付け時の振動や変
形をこの弾性接着剤が吸収し、タイルが剥離しない。
【0013】上記のように、本発明タイル貼りパネルは
曲げ強度や振動や変形等の機械的強度が大となる構造と
なっているから、金属板を薄くすることができ、従っ
て、同じ機械的強度の外壁材にタイルを貼ったパネルよ
り軽くすることができる。本発明タイル貼りパネルはパ
ネル本体の金属板の両側縁が延長され、この延長部が裏
側に折曲されて取付部が形成されているから、この金属
板からなる取付部を柱や間柱に取り付けることにより、
簡単に、タイル貼りパネルを住宅ユニットに取り付ける
ことができる。
【0014】そして、本発明のタイル貼りパネルは、パ
ネル本体の鉄板を彎曲させ、この鉄板の両側縁を延長し
て取付部が設けられているから、この取付部を入隅や出
隅の周辺の柱や間柱に取り付けることにより、この入隅
や出隅に接続部を設けることなく本発明タイル貼りパネ
ルを取り付けることができる。従って、この入隅や出隅
に応力が集中せず、その結果、隙間が生ぜず、防水性の
よい外壁となる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は平面部に使用するタイル貼りパネルの
一部切欠斜視図、図2は出隅部に使用する本発明タイル
貼りパネルの一部切欠斜視図、図3は住宅ユニットの骨
格を示す斜視図、図4は図3に示す住宅ユニットの平面
部にタイル貼りパネルを取り付けた状態を示す水平断面
図、図5は図3に示す住宅ユニットの出隅部に本発明
イル貼りパネルを取り付けた状態を示す水平断面図であ
る。
【0016】図1において、Aは平面部に使用するタイ
ル貼りパネルであり、このタイル貼りパネルAはパネル
本体1と取付部2とからなる。パネル本体1は鉄板11
の表面に接着性ブチルゴムシートからなる弾性接着剤1
2でタイル13が接着されたものである。取付部2はパ
ネル本体1に使用されている鉄板11の両側縁が延長さ
れ、裏側にほぼ直角に折曲されたものであり、この取付
部2の先端は、取り付け易いように、パネル本体1とほ
ぼ平行になるように、内側に折曲されて、折曲部21が
形成されている。
【0017】この平面部に使用するタイル貼りパネルA
では、この折曲部21の形状を、住宅ユニットの間柱に
取り付け易いように、取付部2を内側に折曲している
が、この部分の形状は住宅ユニットの取り付け場所の形
状によって、適宜、変更することができる。図2におい
て、Aaは本発明の出隅部に使用するタイル貼りパネル
であり、このタイル貼りパネルAaはパネル本体1aと
取付部2aとからなる。
【0018】パネル本体1aは鉄板11aの表面に弾性
接着剤12でタイル13aが接着されたものである。パ
ネル本体1aの鉄板11aは、図2に示すように、彎曲
している。又、タイル13aは鉄板11aの外周に沿う
ように彎曲している。取付部2aは鉄板11aの両側縁
が延長され、裏面にほぼ直角に折曲されたものであり、
この両側縁の取付部2a、2aの先端は、パネル本体1
aとほぼ平行になるように、一方が内側に、他方が外側
に折曲されて、折曲部21aが形成されている。
【0019】図3において、Cは住宅ユニットの骨格で
あり、この住宅ユニットCは、4本の柱3、3、3、3
と4本の床梁4、4、4、4と4本の天井梁5、5、
5、5とが箱型に組立られたものである。6は間柱であ
り、この間柱6は床梁4と天井梁5との間に取付けられ
ていて、この間柱6にタイル貼りパネルA、Aaが取り
付けられる。
【0020】22はタイル貼りパネルAの折曲部21に
設けられた取り付け用孔であり、22aはタイル貼りパ
ネルAaの折曲部21aに設けられた取り付け用孔であ
る。62は間柱6に設けられた取り付け用孔である。7
は取り付け用孔22、22aと62とに打ち込み、タイ
ル貼りパネルAを止めるリベットである。
【0021】次に、本発明パネル貼りパネルを住宅ユニ
ットに取り付ける方法について、説明する。先ず、工場
で、住宅ユニットCの骨格を、図3に示すように、組み
立てる。次に、平面部にタイル貼りパネルAを、間柱6
とその隣の間柱6とに取り付ける。
【0022】この取り付け方法について説明すると、タ
イル貼りパネルAの折曲部21に設けられた取り付け用
孔22と間柱6に設けられた取り付け用孔62とにリベ
ット7を打ち込み、タイル貼りパネルAを住宅ユニット
Cに取付ける。次に、同様にして、住宅ユニットCの出
隅の両側の間柱6、6に本発明のタイル貼りパネルAa
を取り付けて、住宅ユニットCの外壁の取付けを完了す
る。
【0023】このように、本発明のタイル貼りパネルA
aはその取付部2aを間柱6にリベット7で取り付ける
ことで、簡単に、住宅ユニットCの出隅部に取り付けら
れる。また、住宅ユニットCの平面部にはタイル貼りパ
ネルAが取り付けられる。この住宅ユニットCに内装そ
の他を取付け、この住宅ユニットCを施工現場に運搬
し、その他の住宅ユニットと共に組み立てて、住宅を完
成させた。
【0024】この運搬や組立時に住宅ユニットCが振動
したり、変形したが、タイル貼りパネルA、Aaのいず
れのタイルも剥離はなかった。この住宅ユニットCを組
み立てた組立住宅は、出隅には、本発明の彎曲したタイ
ル貼りパネルAaが取り付けられていて、直角に交差し
た接続部がないから、気温や湿度の変化によって、タイ
ル貼りパネルが伸縮しても、この出隅に応力の集中がな
く、その結果、亀裂の発生がなく、防水性がよい外壁が
取り付けられた住宅となった。
【0025】
【発明の効果】本発明タイル貼りパネルは、パネル本体
の金属板の両側縁が延長され、この延長部がほぼ直角に
折曲されていること、および、タイルが弾性接着剤で接
着されているから、機械的強度が大きく、従って、金属
板を薄くすることができ、軽量な外壁となるので、組立
住宅に適したタイル貼りパネルである。
【0026】又、本発明タイル貼りパネルは取付部を柱
や間柱のごとき場所に取り付けるだけで、簡単に、施工
できる。又、本発明タイル貼りパネルは湾曲された金属
板の表面に沿うように彎曲されているタイルがこの金属
板の表面に弾性接着剤で接着されているから、運搬中や
組み立て中に、振動や変形があっても弾性接着剤がこの
振動や変形を吸収して、タイルが剥離しない。
【0027】又、本発明のタイル貼りパネルは、金属板
を彎曲させ、この金属板の表面に沿うように彎曲された
タイルを接着させたものであり、住宅の出隅部や入隅部
に取り付けると、外壁の隅角部に亀裂が発生せず、防水
性能の優れた外壁となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は平面部に使用するタイル貼りパネルの一
部切欠斜視図である。
【図2】図2は出隅部に使用する本発明タイル貼りパネ
ルの一部切欠斜視図である。
【図3】図3は住宅ユニットの骨格を示す斜視図であ
る。
【図4】図4は図3に示す住宅ユニットの平面部に図1
に示すタイル貼りパネルを取り付けた状態を示す水平断
面図である。
【図5】図5は図3に示す住宅ユニットの出隅部に図2
に示す本発明タイル貼りパネルを取付けた状態を示す水
平断面図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体と取付部とからなるタイル貼
    りパネルであって、前記パネル本体は湾曲された金属板
    の表面に沿うように彎曲されているタイルがこの金属板
    の表面に弾性接着剤で接着されたものであり、前記取付
    部はパネル本体の金属板の両側縁が延長され裏側にほぼ
    直角に折曲されたものであることを特徴とするタイル貼
    りパネル。
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