JP2510542Y2 - 浴室用パッキン材 - Google Patents

浴室用パッキン材

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JP2510542Y2
JP2510542Y2 JP4625991U JP4625991U JP2510542Y2 JP 2510542 Y2 JP2510542 Y2 JP 2510542Y2 JP 4625991 U JP4625991 U JP 4625991U JP 4625991 U JP4625991 U JP 4625991U JP 2510542 Y2 JP2510542 Y2 JP 2510542Y2
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bathroom
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武 石渡
正行 上手
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、浴室用パッキン材に
係り、詳しくは側壁部が芯材によって矩形輪郭に組まれ
た枠体の一方の面に面材が貼設されてなる壁パネルによ
って形成される浴室構造に用いられる浴室用パッキン材
に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の建築においては、予め工場で製造
した壁パネル、屋根パネル、床パネル等を施工現場にて
組み立てることにより、住宅を構築するプレファブ工法
が広く採用されているが、近年ではさらに一歩進んで、
居室や浴室など各部屋単位をユニット化し、これらを工
場にて製造して現場に運搬し、組み立てるといったユニ
ット工法も採用されている。このようなユニット工法に
おいて用いられるユニットのうち浴室ユニットとして
は、例えば図6に示すようなものが知られている。図6
において符号1は浴室ユニットであり、この浴室ユニッ
ト1は壁パネル2…によって形成された側壁部3と、F
RP等の樹脂によって形成された天井部(図示略)と、
防水パン4および浴槽5とを具備してなるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記の浴室
ユニットにあっては、これを施工現場にて組み立てた
際、壁パネル間の接合部、側壁コーナー部における壁パ
ネル間の接合部、壁パネルと天井部との接合部、さらに
は壁パネルと防水パンとの接合部をそれぞれコーキング
処理しなくてはならず、これによってユニット化による
施工の迅速化が損なわれるといった不都合がある。すな
わち、工場にてこれらのコーキング処理を行なったので
は、運搬時や組立時にこれら接合部に振動や衝撃が加え
られ、その水密性(気密性)が損なわれる恐れがあり、
したがって施工現場にて処理をせざるをえないからであ
る。
【0004】この考案は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、浴室ユニットを施工現場
にて組み立てる際のコーキング処理作業をなくすべく、
コーキング剤に代わる浴室用のパッキン材を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の浴室用パッキ
ン材では、芯材によって矩形輪郭に組まれた枠体の一方
の面に面材が貼設されてなり、該芯材の幅が芯材と面材
との厚さの和に一致する壁パネルにより、側壁部が形成
される浴室構造に用いられるものであって、断面L字状
となるようLアングル状に形成された第1および第2の
細板状の板部からなるパッキン本体と、該第1の板部の
先端部にその長さ方向に沿って第2の板部側に延びて設
けられた係合片とからなり、かつ全体がゴムや軟質合成
樹脂等の弾性体から形成され、第2の板部と係合片との
間隔が前記芯材の幅および芯材と面材との厚さの和に略
一致して形成されてなることを前記課題の解決手段し
た。
【0006】
【作用】この考案の浴室用パッキン材によれば、第2の
板部と係合片との間隔が壁パネルの芯材の幅および芯材
と面材との厚さの和に略一致して形成されているので、
壁パネル間の接合に際しては第2の板部と係合片との間
を壁パネルの芯材の幅方向に係合させることによって容
易に該壁パネル間に取付けられてパッキンとして機能
し、また側壁コーナー部における壁パネル間の接合、壁
パネルと天井部との接合、壁パネルと防水パンとの接合
に際しては、それぞれ第2の板部と係合片との間を壁パ
ネルの厚さ方向に係合させることによって容易にそれぞ
れの接合箇所に取付けられ、各部材間にてパッキンとし
て機能する。
【0007】
【実施例】まず、本考案の浴室用パッキン材の説明に先
立ち、該パッキン材が使用される浴室の側壁を形成する
壁パネルについて説明する。この壁パネルは、芯材によ
って矩形輪郭に組まれた枠体の一方の面に合板等からな
る面材が貼設されてなるものであり、図2ないし図5に
示すように芯材20の幅Wが芯材20と面材21との厚
さの和Tに一致するよう形成されたものである。なお、
面材21には、その浴室内壁面を形成する表面に耐水処
理がなされているのはもちろんである。
【0008】次に、本考案の浴室用パッキン材の一実施
例を説明する。図1は本考案の浴室用パッキン材の一実
施例を示す図であり、この図において符号10は浴室用
パッキン材(以下、パッキン材と略称する)である。こ
のパッキン材10は、Lアングル状に形成されたパッキ
ン本体11と、該パッキン本体11に形成された係合片
12とからなるものであり、全体がネオプレン等のゴム
や軟質塩化ビニル等の軟質合成樹脂などの弾性体から一
体に形成されたものである。
【0009】パッキン本体11は、細板状の第1の板部
13と同じく細板状の第2の板部14とが断面L字状と
なるよう直交してなるものである。第1の板部13の先
端部には該第1の板部13の長さ方向に沿って係合片1
2が形成されており、この係合片12は第2の板部14
側に延びて形成されている。ここで、該係合片12と第
1の板部13の先端が形成する面15は、第1の板部1
3の先端と第2の板部14の先端とを結ぶ方向に傾斜し
て形成されている。また、第2の板部14はその幅が第
1の板部13の幅よりわずかに短くなっており、その先
端面には該第2の板部14の長さ方向に沿って内側に湾
曲して凹んでなる凹条16が形成されている。また、こ
のパッキン材10では、第2の板部13と係合片12と
の間隔が前記芯材20の幅Wおよび芯材20と面材21
との厚さの和Tに略一致して形成されている。
【0010】このような構成のパッキン材10を用い
て、前述した構成の壁パネルにより側壁部が形成され
た、図5に示すような浴室ユニットを製造する方法を説
明すると、まず複数の壁パネルを接合して側壁部を製造
するには、図2に示すように壁パネルP,Pの一方の側
面にパッキン材10を取付ける。ここでパッキン材10
の壁パネルPへの取付けは、係合片12を芯材20内側
面20aに係合させ、かつ第2の板部14を芯材20の
外側面20bに当接させることによって行なう。すなわ
ち、このような状態にすれば、第2の板部14と係合片
12との間隔が芯材20の幅Wに略一致していることか
ら、パッキン材10は第2の板部13と係合片12とに
より芯材20を挟持するものとなり、これによって芯材
20に取付けられたものとなる。なお、このパッキン材
10の芯材20への取付けは、木材とゴム、軟質樹脂と
の接着に用いられる公知の接着剤を介して行なうのが好
ましく、これにより壁パネルPとパッキン材10との間
の水密(気密)性をより高めることができる。
【0011】そして、この状態で他方の壁パネルPの側
壁面を、前記接着剤を介して第2の板部13に当接さ
せ、さらに釘、スクリュー釘等を両壁パネルP,Pの芯
材20,20間に打ち込み、壁パネルP,P間の接合を終
了する。なお、パッキン材10の長さについては、予め
壁パネルPの縦方向の長さに一致させておくのはもちろ
んである。
【0012】また、側壁コーナー部における壁パネル
P,P間を接合するには、まず図3に示すように一方の
壁パネルPの外側面側の面材21表面に係合片12を係
合させ、かつ第2の板部14を芯材20の裏面20cに
当接させることによってパッキン材10を壁パネルPに
取付ける。この場合に、第2の板部14と係合片12と
の間隔が芯材20と面材21との厚さの和Tに略一致し
ていることから、パッキン材10は第2の板部14と係
合片12とにより壁パネルPの厚さ方向を挟持するもの
となり、これによって壁パネル側端面に取付けられたも
のとなる。
【0013】次に、第1の板部13のの裏面(第2の板
部14と反対の側の面)に金属等からなるLアングル2
2の一方の面を適宜な接着剤を介して当接させて接着
し、さらにLアングル22に予め形成した孔に釘、スク
リュー釘等を通してこれを芯材20に打ち込む。次い
で、Lアングル22の他方の面に他の壁パネルPの側端
面を当接させ、かつ該壁パネルPの面材21表面を第1
の板部13の裏面(係合片12の裏側)に当接させ、接
着する。そして、Lアングル22に予め形成した孔に
釘、スクリュー釘等を通してこれを芯材20に打ち込
み、コーナー部の壁パネルP,P間の接合を終了する。
【0014】また、壁パネルPと天井部とを接合するに
は、図4に示すように壁パネルPの上端面にパッキン材
10を取付け、さらに該パッキン材10を介して接着剤
および釘打ち等により天井部の取付部23を壁パネルP
の上端部に取付ける。なお、この場合のパッキン材10
の壁パネルPへの取付けは、図3に示した場合と同様で
ある。また、壁パネルPと防水パンとを接合するにも、
図5に示すように壁パネルPの下端面にパッキン材10
を取付け、さらに該パッキン材10を介して接着剤およ
び釘打ち等により防水パンの取付部24を壁パネルPの
下端部に取付ける。なお、この場合のパッキン材10の
壁パネルPへの取付けも、図3に示した場合と同様であ
る。
【0015】そして、このようにパッキン材10を用い
て壁パネルP,P間、側壁コーナー部における壁パネル
P,P間、壁パネルPと天井部との間、壁パネルPと防
水パンとの間をそれぞれ接合することにより、各接合部
の水密(気密)処理がなされた浴室ユニットを製造する
ことができる。
【0016】このようなパッキン材10にあっては、第
2の板部14と係合片12との間隔が壁パネルPの芯材
20の幅Wおよび芯材20と面材21との厚さの和Tに
略一致して形成されているので、第2の板部14と係合
片12との間を壁パネルPの芯材20の幅方向に係合さ
せることによって容易に該壁パネルP,P間に取付ける
ことができ、これによりパッキンとして機能して該壁パ
ネルP,P間の水密(気密)性を高めることができる。
また、側壁コーナー部における壁パネル間P,Pの接
合、壁パネルPと天井部との接合、壁パネルPと防水パ
ンとの接合に際しては、それぞれ第2の板部14と係合
片12との間を壁パネルPの厚さ方向に係合させること
によって容易にそれぞれの接合箇所に取付けることがで
き、これによりパッキンとして機能して各部材間の水密
(気密)性を高めることができる。さらに、図3ないし
図5に示すように係合片12および該係合片12と第1
の板部13の先端が形成する面15とが各部材間の接合
部の内側に位置せしめられることにより、接合部の水密
(気密)性をより十分に高めることができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案の浴室用パ
ッキン材は、第2の板部と係合片との間を壁パネルの芯
材の幅方向あるいは壁パネルの厚さ方向に係合させるこ
とによって容易に壁パネル間、側壁コーナー部における
壁パネル間、壁パネルと天井部との間、壁パネルと防水
パンとの間に取付けることができるようにしたものであ
るから、パッキンとして機能して各部材間の水密(気
密)性を高めることができる。そして、このような水密
(気密)性の確保を工場製造時にて行なえ、しかも該パ
ッキン材が運搬時や組立時の振動や衝撃にも十分耐え得
ることから、施工現場での組立の際、コーキング処理を
省略することができ、これによって現場での施工時間の
短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浴室用パッキン材の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】図1に示した浴室用パッキン材を壁パネル間の
接合に使用した状態を示す平面図である。
【図3】図1に示した浴室用パッキン材を側壁コーナー
部の壁パネル間の接合に使用した状態を示す平面図であ
る。
【図4】図1に示した浴室用パッキン材を天井部と壁パ
ネルとの接合に使用した状態を示す側断面図である。
【図5】図1に示した浴室用パッキン材を壁パネルと防
水パンとの接合に使用した状態を示す側断面図である。
【図6】従来の浴室ユニットの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 浴室用パッキン材 11 パッキン本体 12 係合片 13 第1の板部 14 第2の板部 20 芯材 21 面材 P 壁パネル W 芯材の幅 T 芯材と面材との厚さの和

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材によって矩形輪郭に組まれた枠体の
    一方の面に面材が貼設されてなり、該芯材の幅が芯材と
    面材との厚さの和に一致する壁パネルにより、側壁部が
    形成される浴室構造に用いられる浴室用パッキン材であ
    って、断面L字状となるようLアングル状に形成された
    第1および第2の細板状の板部からなるパッキン本体
    と、該第1の板部の先端部にその長さ方向に沿って第2
    の板部側に延びて設けられた係合片とからなり、かつ全
    体がゴムや軟質合成樹脂等の弾性体から形成され、第2
    の板部と係合片との間隔が前記芯材の幅および芯材と面
    材との厚さの和に略一致して形成されてなることを特徴
    とする浴室用パッキン材。
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