JP2672622B2 - 軽量薄肉石材乾式工法における隅角部の施工法 - Google Patents

軽量薄肉石材乾式工法における隅角部の施工法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建造物の軽量薄肉石材乾式工法における隅角
部の施工法に係るものである。
(従来の技術) 本発明者は嚢に特願昭63−293541号(特開平2−1403
62号)において天然石材薄板の背面に軽量不燃成形板を
重層接着した合成板における前記成形板の背面に取付金
具を固着し、同取付金具を建造物躯体の下地水平材に取
付ける軽量薄肉石材の乾式工法を提案した。
本発明は同工法における隅角部の処理工法に係るもの
である。
従来の石貼工法においては隅角部の施工に当って、同
部に配設されるコーナー部材は所要のコーナー部形状の
加工されたむくの天然石材より構成され、同部材の両端
が天然石材版に接合されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来工法は意匠的バリエーションは随意にできる
反面、重量及び経済面でコーナー部材の横寸法を大きく
すると不利となる。何よりも従来工法は技術の習得に多
くの時間と経験とを要し、石材の重量が大で、若い職人
が育ちにくい環境にあり、従って建築工事の増大と、石
工の人数の限界によって市場に追随できない状態となっ
ている。更に従来工法においてはトロ詰めによる汚れを
生じ、清掃作業に多大の手間を要し、しかも重量が大き
いため角欠けが生じやすい欠点をもつ。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的とする処は、天然石材に比して重量が大幅に軽
減され、作業能率が飛躍的に向上され、石工以外の者で
も容易に施工できる石材の乾式工法による隅角部の施工
法を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る隅角部の施
工法は、天然石材薄板の背面に軽量不燃成形板を重層接
着してなる複数の合成板ピースにおける各軽量不燃成形
板の背面に跨って、コーナー補強金物を緊締してコーナ
ー部材を形成し、同コーナー部材を取付金具を介して建
造物躯体の胴縁に取付けることを特徴とするものであ
る。
(作用) 本発明によれば、天然石材をスライスした天然石材薄
板の背面に軽量不燃成形板を重層接着し、天然石材に比
して重量が大幅に軽減された合成板を形成し、コーナー
部材を同合成板より構成された所要形状の複数の合成板
ピースに分割し、同各ピースにおける各軽量不燃成形板
の背面に跨って補強金物を緊結することによって所要形
状のコーナー部材を形成し、同部材を取付金具を介して
建造物躯体の胴縁に取付け、コーナー部を施工するもの
である。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
天然石材をスライスした厚さ3〜9mmの天然石材薄板
(1)に、軽量不燃成形板(2)を重層接着して合成板
を構成する。
なお前記軽量不燃成形板(2)としては、セラミツク
系、石膏系、プラスチツク系の成形板が使用されるが、
セラミツク系成形板のゾノライト成形板はかさ比重も0.
4〜1.0程度が多く、ねじ加工ができることからこのゾノ
ライト成形板を採用することが望ましい、 また接着剤としてはエポキシ樹脂の他に、チオコール
系のエポキシ樹脂、その他ハマタイトY−1700(商品
名、横浜ゴム株式会社製造)が使用される。
また有機系の接着剤では不燃焼性の点に問題があるの
で、水ガラス系の接着剤や、セラミツク溶着の方が好ま
しい。
しかしてコーナー部材を複数の前記合成材ピース
(a)(b)(c)に区分し、同各ピース相互間を接着
するとともに、各ピースの背面の軽量不燃成形板(2)
に跨って補強金物(3)をボルト(4)等によって緊締
してコーナー部材(A)を組立てる。
なお必要に応じて、前記補強金物(3)と接着剤を併
用する。
また両側ピース(a)(c)の軽量不燃成形板(2)
の背面には倒L型片取付金具(5)がボルト(6)及び
必要に応じて接着剤とによって接合されている。
而して前記コーナー部材(A)を出隅部にセツトし、
同部材における合成板ピース(a)(c)の倒L型取付
金具(5)を建造物躯体の胴縁(7)に係合し、同取付
金具(5)における頂部水平片に螺挿された高低調節ボ
ルト(8)を螺回調整して、同ボルト(8)の先端を胴
縁(7)に圧締することによってコーナー部材の高低位
置を調節する。
かくしてコーナー部材(A)を所定位置に取付けたの
ち、同部材を隣接する前記天然石材薄板と軽量不燃成形
板とによりなる合成板より構成された平板部(B)に接
続して、出隅部の施工を完了するものである。
第2図は出隅部の他の実施例を示し、コーナー部材
(A)は互いに直交する一双の合成板ピース(d)
(e)より構成され、一方のピース(d)の天然石材薄
板(1)をその背面の軽量不燃成形板(2)より突出せ
しめ、同突出部に他方のピース(e)の端部を衡合接着
(9)するとともに、相隣るピース(d)(e)の軽量
不燃成形板(2)を接着(10)するものである。
図中、(11)はコーナー部材(A)と平板部(B)と
を接合する太ピンである。その他前記実施例と均等部
分には同一符号が附されている。
なお第3図には入隅部を示し、前記薄肉天然石材薄板
(1)と軽量不燃成形板(2)とよりなる合成板(C)
を互いに直交するように配設し、一方の合成板(C)の
薄肉天然石材薄板(1)に他方の合成板(C)の端部を
衡合接着(12)したものである。
図中前記各実施例と均等部分には同一符号が附されて
いる。
(発明の効果) 本発明によれば、天然石材薄板の背面に軽量不燃成形
板を重層接着してなる複数の合成板ピースにおける、各
軽量不燃成形板の背面に跨ってコーナー補強金物を緊結
することによって、所要形状のコーナー部材を形成し、
このコーナー部材を取付金具を介して建造物躯体の胴縁
に取付けることによって、天然石材のコーナー部材を使
用した場合に比して大幅に重量を軽減し、運搬、取付の
作業性を向上しうるものである。また前記コーナー部材
を取付金具を介して乾式工法により胴縁に取付けること
によって、コーナー部材の躯体に対する取付作業が容易
に行なわれ、専門石工職人が不要となる。また乾式工法
により従来工法における如きトロ詰めに基く汚れがなく
なり、清掃作業がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本発明に係る軽量薄肉石材乾式
工法における隅角部の施工法によって施工された出隅部
を示す横断平面図、第3図は入隅部を示す横断平面図で
ある。 (A)……コーナー部材、 (a)(b)(c)(d)(e)……合成板ピース、 (1)……天然石材薄板、(2)……軽量不燃成形板、 (3)……補強金物、(5)……取付金具、 (7)……胴縁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然石材薄板の背面に軽量不燃成形板を重
    層接着してなる複数の合成板ピースにおける各軽量不燃
    成形板の背面に跨って、コーナー補強金物を緊締してコ
    ーナー部材を形成し、同コーナー部材を取付金具を介し
    て建造物躯体の胴縁に取付けることを特徴とする軽量薄
    肉石材乾式工法における隅角部の施工法。
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