JP2786924B2 - 石質複合板の接続構造 - Google Patents

石質複合板の接続構造

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JP2786924B2 JP2077538A JP7753890A JP2786924B2 JP 2786924 B2 JP2786924 B2 JP 2786924B2 JP 2077538 A JP2077538 A JP 2077538A JP 7753890 A JP7753890 A JP 7753890A JP 2786924 B2 JP2786924 B2 JP 2786924B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、壁材や床材、天井材など内外装材として用
いられる石質複合板の接続構造に関するものである。
【従来の技術】
天然石材やタイル、人口石材など石質材はその独特の
美観と耐久性を有する。そしてこのような特性を生かす
ために、これらの石質材は建築物の壁材や床材、天井材
など内外装材として多用されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、石質材は衝撃等に対する強度の上で難点があ
るために、20〜50mm程度の厚みで用いる必要があり、重
量が重くなって施工が困難になるという問題があった。
また石質材は加工精度に難点があって厚み寸法にバラツ
キが生じ易く、複数枚の石質材を並べて取り付けるにあ
たって各石質材の表面を同一平面上に揃えるということ
が困難であり、隣合う石質材の表面間に段違いが生じる
という問題もあった。さらには、隣合う石質材の間に所
定の設計された寸法で目地を形成するように施工をおこ
なうことが難しいという問題もあった。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、軽量
に形成することができ、石質材の表面に段差が生じるこ
となく面一に揃えて接続することができると共に石質材
間に所定の寸法で目地を形成することができる石質複合
板の接続構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る石質複合板の接続構造は、補強板1の上
面に石質材2を、石質材2の隣合う二つの端縁が補強板
1の端縁から内方へずれると共に石質材2の他の隣合う
二つの端縁が補強板1の端縁に合致する位置で積層して
石質複合板3を形成し、石質材2の上面から厚み方向で
の所定の寸法の位置において補強板1の端面に係合部4
を設け、隣合う石質複合板3を補強板1の端面同士で突
き合わせると共に各石質複合板3の係合部4を相互に係
合させて成ることを特徴とするものである。
【作用】
本発明にあっては、補強板1の上面に石質材2を積層
して石質複合板3を形成するようにしているために、石
質材2の強度を補強板1で補強して石質材2として厚み
が薄いものを使用することができる。また石質材2の上
面から厚み方向での所定の寸法の位置において補強板1
の端面に係合部4を設け、隣合う石質複合板3の係合部
4を相互に係合させるようにしているために、石質材2
の表面と補強板1に設ける係合部4との間の厚み方向で
の寸法を各石質複合板3において石質材2の厚みに関係
なくそれぞれ一定に設定しておくことで、石質材2の厚
みにバラツキがあっても、各石質複合板3の石質材4の
表面を同一平面に揃えて接続することができる。さら
に、石質材2の少なくとも一つの端縁が補強板1の端縁
から内方へずれる位置で補強板1に石質材2を積層して
石質複合板3を形成し、隣合う石質複合板3を補強板1
の端面同士で突き合わせるようにしているために、補強
板1の端縁に対して石質材2の端縁がずれている所定の
寸法で隣合う石質複合板3の石質材2の端縁間に目地を
形成することができる。
【実施例】
以下本発明を実施例によって詳述する。 石質材2は天然石材やタイル、人口石材など、石の外
観を有するもので形成されるものであり、厚みは数mm程
度に形成してある。また補強板1は発泡コンクリート板
や木片セメント板、MDF(中密度繊維板)、合板、有機
発泡板など、石質材2よりも衝撃等に対する強度が高
く、且つ石質材2よりも軽量で、且つ切断等の加工が比
較的容易である板が使用されるものである。石質材2を
この補強板1の表面に接着剤等で積層することによっ
て、石質複合板3として使用されるものであり、このよ
うに石質材2を補強板1の表面に積層するために石質材
2を補強板1で補強することができ、上記のように石質
材2を数mm程度の薄い厚みに形成することが可能になる
のである。 第2図は石質複合板3の一実施例を示すものであり、
補強板1と石質材2はともに平面形状が正方形(長方形
でもよい)に形成してある。そして補強板1に隣合う二
辺の端面において、その下部に突段部7を突設すると共
に、隣合う他の二辺の端面において、その下部に凹段部
8を凹設してある。第2図の実施例ではこの突段部7と
凹段部8で石質複合板3を接続するための係合部4が形
成されるものであり、石質複合板3の厚み方向での、石
質材2の表面から突段部7の上面までの寸法t1や凹段部
8の下面までの寸法t2が設定されたほぼ同じ一定の寸法
になるように、各石質複合板3において突段部7と凹段
部8とを形成するようにしてある。実際にはt1はt2より
もわずかに大きくするのがよい(例えばt1=14mm、t2
13.5mm)。石質材2の厚みにバラツキがあっても、この
t1とt2が所定の一定寸法に設定されるように、補強板1
に石質材2を積層した後に、補強板1に係合部4を加工
するようにするのが好ましい。また石質材2の大きさは
補強板1よりやや小さく形成されるものであり、補強板
1の凹段部8を設けた二辺の各端縁に石質材2の隣合う
二辺の端縁を合わせることによって、石質材2の他の二
辺の端縁が補強板1の突段部7を設けた二辺の端縁から
内方へずれるように、補強板1に石質材2を積層するよ
うにしてあり、このずれによって補強板1の表面と石質
材2の側端面との間に目地用凹段部9が形成されるよう
にしてある。この目地用凹段部9の幅寸法wは各石質複
合板3において等しい寸法に設定するのが好ましい。第
2図に示す石質複合板3は例えば、厚み15mmのMDFで形
成される補強板1の表面に塗布量150〜180g/m2の塗布量
で接着剤を塗布し、これに厚み8mmの石材で形成される
石質材2を重ね、圧力5kg/cm2、プレスタイム24時間の
条件で補強板1に石質材2を貼り付けた後に、補強板1
に係合部4を切削加工することによって、作成すること
ができる。 上記のように形成される石質複合板3を壁材や床材、
天井材等として施工するにあたっては、壁下地や床下
地、天井下地など取付下地10に複数の石質複合板3を縦
横に並べて固定することによっておこなうことができ
る。そして隣合う石質複合板3,3を接続するにあたって
は、第1図に示すように、石質複合板3,3の各補強板1,1
の端面同士を突き合わせると共に、一方の石質複合板3
の突段部7の上に他方の石質複合板3の凹段部8を被せ
て係合部4,4同士を係合させることによっておこなうこ
とができる。このようにして複数枚の石質複合板3,3…
を接続するにあたって、石質複合板3の厚み方向での石
質材2の表面から突段部7の上面までの寸法t1や凹段部
8の下面までの寸法t2が設定されたほぼ同じ一定の寸法
になるようにしてあるために、各石質複合板3,3…の石
質材2,2…の表面は同一平面上に揃えられることにな
り、隣合う石質複合板3,3の石質材2,2の表面間に段差が
生じることはない。また隣合う石質複合板3,3の石質材
2,2の端面間には目地用凹段部9によって目地11が形成
されるが、隣合う石質複合板3,3は補強板1,1の端面同士
が突き合わされているために、目地11の幅寸法は目地用
凹段部9の幅寸法wとほぼ同じになり、所定の設計され
た幅で目地11を容易に形成できるものである。取付下地
10への各石質複合板3の固定は、接着剤によっておこな
うことができる他、突段部7から取付下地10に釘やビス
等を打ち込むことによっておこなうこともできる。突段
部7には表裏に貫通するビス孔を設けておいてもよい。
また突段部7から凹段部8が浮き上がるのを防止するた
めに、突段部7の上面と凹段部8の下面の両面あるいは
片面に接着剤を塗布して接着したり、これら各面に面状
ファスナーと通称されるシート状係着材を貼っておいて
係着させたり、金具で結合させたりするのが好ましい。
尚、第2図の実施例では突段部7と凹段部8を石質複合
板3の二辺ずつに設けて縦横に石質複合板3を接続でき
るようにしたが、突段部7と凹段部8を石質複合板3の
対向する一辺ずつのみに設けるようにしてもよい。 上記第2図の実施例では、係合部4を突段部7と凹段
部8とで形成するようにしたが、第4図に示す実施例で
は係合部4を実突部12と実凹部13とで形成するようにし
てある。すなわち、補強板1に隣合う二辺の端面の上下
略中段部に実突部12を突設すると共に、隣合う他の二辺
の端面の略中段部に実突部12とほぼ同じ大きさの実凹部
13を凹設してあり、石質複合板3の厚み方向での、石質
材2の表面から実突部12までの寸法t3や実凹部13の下面
までの寸法t4が設定されたほぼ同じ一定の寸法になるよ
うに、各石質複合板3において実突部12と実凹部13とを
形成するようにしてある。第4図のように形成される石
質複合板3は、第3図に示すように実突部12と実凹部13
とを挿入係合することによって接続することができるも
のであり、このものでは実突部12と実凹部13とは挿入係
合されているために、浮き上がりが生じることがなく、
第1図の実施例の場合のように係合部分を接着等したり
する必要はない。取付下地10への石質複合板3の固定
は、接着する他に、実突部12から取付下地10に釘やビス
等を打入することによっておこなうこともできる。尚、
第4図の実施例では実突部12と実凹部13を石質複合板3
の二辺ずつに設けて縦横に石質複合板3を接続できるよ
うにしたが、実突部12と実凹部13を石質複合板3の対向
する一辺ずつのみに設けるようにしてもよい。 第6図は本発明のさらに他の実施例を示すものであ
り、このものでは補強板1の四辺の各端面に係合溝14を
設け、この係合溝14によって係合部4を形成するように
してある。四辺の各係合溝14は、石質複合板3の厚み方
向での石質材2の表面から係合溝14までの寸法t5が設定
されたほぼ同じ一定の寸法になるように、各石質複合板
3において形成するようにしてある。第6図のように形
成される石質複合板3は、第5図に示すように隣合う石
質複合板3の各係合溝14,14にそれぞれ接続板15を挿入
係合することによって、接続板15を介して接続すること
ができるものである。この実施例では、係合部4は溝加
工だけで形成できるために、加工が容易になるものであ
る。また第6図の実施例では係合溝14を石質複合板3の
二辺ずつに設けて縦横に石質複合板3を接続できるよう
にしたが、係合溝14を石質複合板3の対向する一辺ずつ
のみに設けるようにしてもよい。
【発明の効果】
上述のように本発明にあっては、補強板の上面に石質
材を積層して石質複合板を形成するようにしたので、石
質材の強度を補強板で補強することができ、石質材とし
て厚みが薄いものを使用することができるものであっ
て、軽量に形成することができるものである。また石質
材の上面から厚み方向での所定の寸法の位置において補
強板の端面に係合部を設け、隣合う石質複合板の係合部
を相互に係合させるようにしたので、石質材の表面と補
強板に設ける係合部との間の厚み方向での寸法を各石質
複合板において石質材の厚みに関係なくそれぞれ一定に
設定しておくことで、石質材の厚みにバラツキがあって
も、各石質複合板の石質材の表面を同一平面に揃えて接
続することができるものであり、隣合う石質材の表面間
に段差が生じることを防止することができるものであ
る。さらに、石質材の隣合う二つの端縁が補強板の端縁
から内方へずれると共に石質材の他の隣合う二つの端縁
が補強板の端縁に合致する位置で補強板に石質材を積層
して石質複合板を形成し、隣合う石質複合板を補強板の
端面同士で突き合わせるようにしたので、補強板の端縁
に対して石質材の端縁がずれている所定の寸法で隣合う
石質複合板の石質材の四周の端縁間に目地を形成するこ
とができるものであり、所定の設計された寸法で目地を
容易に形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図(a)
(b)(c)は同上に用いる石質複合板の平面図とイ−
イ線断面図とロ−ロ線断面図、第3図は同上の他の実施
例の断面図、第4図(a)(b)(c)は同上に用いる
石質複合板の平面図とハ−ハ線断面図とニ−ニ線断面
図、第5図は同上のさらに他の実施例の断面図、第6図
(a)(b)(c)は同上に用いる石質複合板の平面図
とホ−ホ線断面図とヘ−ヘ線断面図である。 1は補強板、2は石質材、3は石質複合板、4は係合部
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強板の上面に石質材を、石質材の隣合う
    二つの端縁が補強板の端縁から内方へずれると共に石質
    材の他の隣合う二つの端縁が補強板の端縁に合致する位
    置で積層して石質複合板を形成し、石質材の上面から厚
    み方向での所定の寸法の位置において補強板の端面に係
    合部を設け、隣合う石質複合板を補強板の端面同士で突
    き合わせると共に各石質複合板の係合部を相互に係合さ
    せて成ることを特徴とする石質複合板の接続構造。
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