JP2000320046A - 二重壁パネルの製造方法 - Google Patents
二重壁パネルの製造方法Info
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- JP2000320046A JP2000320046A JP11129070A JP12907099A JP2000320046A JP 2000320046 A JP2000320046 A JP 2000320046A JP 11129070 A JP11129070 A JP 11129070A JP 12907099 A JP12907099 A JP 12907099A JP 2000320046 A JP2000320046 A JP 2000320046A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二重壁パネルの製造がが簡単で、手間取ら
ず、二重壁間で通気経路を確保でき、生産性が向上しコ
ストダウンとなる二重壁パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 壁枠材１２１の上に下地面材１２６を積
層し、その上に胴縁１２７を積層し、最外層に外壁面材
１２５を積層した状態で４部材を貫通する固定具１２８
で固定する。
ず、二重壁間で通気経路を確保でき、生産性が向上しコ
ストダウンとなる二重壁パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 壁枠材１２１の上に下地面材１２６を積
層し、その上に胴縁１２７を積層し、最外層に外壁面材
１２５を積層した状態で４部材を貫通する固定具１２８
で固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルの製造方
法に関し、特に二重壁パネルの製造方法に関する。
法に関し、特に二重壁パネルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般施工の住宅等において、例え
ば特開昭５７−２４７４８号公報や実公昭５９−３８８
０４号公報に示されるような換気式の建物が提案されて
いる。換気式の建物は、建物の外壁と内壁との間に空気
流通路を備え、さらに外壁の下方位置に該空気流通路に
連通する外気流通路を備えてなるものである。従って、
外壁内に設けた空気流通路に外気を導入することによ
り、外壁内の湿気を排除して外壁内の乾燥を保ったり、
外壁の断熱性を高めることが行われている。
ば特開昭５７−２４７４８号公報や実公昭５９−３８８
０４号公報に示されるような換気式の建物が提案されて
いる。換気式の建物は、建物の外壁と内壁との間に空気
流通路を備え、さらに外壁の下方位置に該空気流通路に
連通する外気流通路を備えてなるものである。従って、
外壁内に設けた空気流通路に外気を導入することによ
り、外壁内の湿気を排除して外壁内の乾燥を保ったり、
外壁の断熱性を高めることが行われている。
【０００３】また、建物の工業生産化率を高める一方式
として、ユニット建物の方式が知られている。ユニット
建物の方式には壁枠組み工法と軸組工法との二方法があ
り、本発明は壁枠組み工法における壁パネルの製造方法
に関する。特に、外壁内に空気流通路を備える方法とし
て外壁面材と下地面材との間に空気流通経路が設けられ
た二重壁方式の製造方法に関する。
として、ユニット建物の方式が知られている。ユニット
建物の方式には壁枠組み工法と軸組工法との二方法があ
り、本発明は壁枠組み工法における壁パネルの製造方法
に関する。特に、外壁内に空気流通路を備える方法とし
て外壁面材と下地面材との間に空気流通経路が設けられ
た二重壁方式の製造方法に関する。
【０００４】上記、外壁面材と下地面材とからなる二重
壁の製造方法としては、特開昭６１−２８６４３４号公
報に記載のものが知られている。この特開昭６１−２８
６４３４号公報に記載のものは、換気式建物ユニットの
他の換気式建物ユニットとの接続部の外壁面材の下端部
に外気流通口を形成し、さらに外気流通口を含む両建物
ユニットの接続部外壁面材に、外気流通口に連通する開
口部を備えたモールを取り付けるものである。この換気
式建物ユニットは壁枠組み（部材１）の外側に合板から
なる下地面材（部材２）を固定し、下地面材の外側には
胴縁（部材３）を介して外壁部材（部材４）に固定され
る。
壁の製造方法としては、特開昭６１−２８６４３４号公
報に記載のものが知られている。この特開昭６１−２８
６４３４号公報に記載のものは、換気式建物ユニットの
他の換気式建物ユニットとの接続部の外壁面材の下端部
に外気流通口を形成し、さらに外気流通口を含む両建物
ユニットの接続部外壁面材に、外気流通口に連通する開
口部を備えたモールを取り付けるものである。この換気
式建物ユニットは壁枠組み（部材１）の外側に合板から
なる下地面材（部材２）を固定し、下地面材の外側には
胴縁（部材３）を介して外壁部材（部材４）に固定され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来上
記４つの部材は順次重ねるたびに、固定されていた。即
ち、壁枠組み工法の二重壁パネルの製造方法として、図
４に示すように、壁枠材１２１Ａの上に下地面材１２６
Ａを重ね釘１２８Ａで固定し、次いで胴縁１２７Ａを重
ね釘１２８Ｂで固定し、最後に外壁面材１２５Ａを重ね
釘１２８Ｃで固定して二重壁パネルを製造していた。そ
のため固定具である釘やビス等にコストが嵩み、また生
産時間もかかるという問題があった。
記４つの部材は順次重ねるたびに、固定されていた。即
ち、壁枠組み工法の二重壁パネルの製造方法として、図
４に示すように、壁枠材１２１Ａの上に下地面材１２６
Ａを重ね釘１２８Ａで固定し、次いで胴縁１２７Ａを重
ね釘１２８Ｂで固定し、最後に外壁面材１２５Ａを重ね
釘１２８Ｃで固定して二重壁パネルを製造していた。そ
のため固定具である釘やビス等にコストが嵩み、また生
産時間もかかるという問題があった。
【０００６】本発明の目的は、上記問題に着目してなさ
れたもので、二重壁パネルの製造がが簡単で、手間取ら
ず、二重壁間で通気経路を確保でき、生産性が向上しコ
ストダウンとなる二重壁パネルの製造方法を提供するも
のである。
れたもので、二重壁パネルの製造がが簡単で、手間取ら
ず、二重壁間で通気経路を確保でき、生産性が向上しコ
ストダウンとなる二重壁パネルの製造方法を提供するも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、請求項１記載の発明は、
壁枠組み方式のユニット建物に用いられる二重壁パネル
の製造方法であって、壁枠材の上に下地面材を積層し、
その上に胴縁を積層し、最外層に外壁面材を積層した状
態で４部材を貫通する固定具で固定することを特徴とす
る。
成するためになされたもので、請求項１記載の発明は、
壁枠組み方式のユニット建物に用いられる二重壁パネル
の製造方法であって、壁枠材の上に下地面材を積層し、
その上に胴縁を積層し、最外層に外壁面材を積層した状
態で４部材を貫通する固定具で固定することを特徴とす
る。
【０００８】請求項２記載の発明は、請求校１に記載の
二重壁パネルの製造方法において、壁枠材以外の３部材
を下方へ延長し、延長部分を床パネル根太側面に固定す
ることを特徴とする。
二重壁パネルの製造方法において、壁枠材以外の３部材
を下方へ延長し、延長部分を床パネル根太側面に固定す
ることを特徴とする。
【０００９】（作用）請求項１記載の発明は、壁枠材の
上に下地面材を積層し、その上に胴縁を積層し、最外層
に外壁面材を積層した状態で４部材を貫通する固定具で
固定するので、固定具の使用は１回ですみ、固定具のコ
ストダウンになる。また、生産時間が短縮され、生産性
も向上する。
上に下地面材を積層し、その上に胴縁を積層し、最外層
に外壁面材を積層した状態で４部材を貫通する固定具で
固定するので、固定具の使用は１回ですみ、固定具のコ
ストダウンになる。また、生産時間が短縮され、生産性
も向上する。
【００１０】請求項２記載の発明は、上記のうち、壁枠
材以外の３部材を下方へ延長し、延長部分を床パネル根
太側面に固定するので、床パネルの端面のみに覆う面材
が不要である。また、建物ユニットの構造強度を高める
ことができる。
材以外の３部材を下方へ延長し、延長部分を床パネル根
太側面に固定するので、床パネルの端面のみに覆う面材
が不要である。また、建物ユニットの構造強度を高める
ことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図１〜図３に
基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例に係わる
建物ユニットを一部破断して示す斜視図、図２（イ）
は、図１のＡ−Ａ線断面図、図２（ロ）は図２（イ）の
Ａ部拡大図、図３は、図１のＢ−Ｂ線断面図である。
基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例に係わる
建物ユニットを一部破断して示す斜視図、図２（イ）
は、図１のＡ−Ａ線断面図、図２（ロ）は図２（イ）の
Ａ部拡大図、図３は、図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【００１２】図１に示すように、建物ユニットＴは、工
場で生産される壁枠組み式の建物ユニットである。床パ
ネル１１の相対向する側縁部に妻壁パネル１２を立設す
ると共に、床パネル１１の上記妻壁パネル１２が立設さ
れる両側縁部に挟まれる側縁部に桁壁パネル１３を立設
している。上記床パネル１１は、側根太１１１、端根太
１１２及び根太１１３によって方形に組立てられた床枠
組みの上面に構造用合板やパーティクルボード等の面材
１１４を取り付けることにより床面が構成されている。
場で生産される壁枠組み式の建物ユニットである。床パ
ネル１１の相対向する側縁部に妻壁パネル１２を立設す
ると共に、床パネル１１の上記妻壁パネル１２が立設さ
れる両側縁部に挟まれる側縁部に桁壁パネル１３を立設
している。上記床パネル１１は、側根太１１１、端根太
１１２及び根太１１３によって方形に組立てられた床枠
組みの上面に構造用合板やパーティクルボード等の面材
１１４を取り付けることにより床面が構成されている。
【００１３】また、上記妻壁パネル１２は、図２にも示
すように、ランバーコア合板からなる縦枠材１２１、上
枠材１２２、下枠材１２３によって組み立てられた壁枠
組みの内面に石膏ボード１２４等の内壁面材が張設され
ている。そして、外面に外壁面材である厚み１２ｍｍの
木片セメント板１２５と厚み１２ｍｍの木製の胴縁１２
７を介して厚み９ｍｍの構造用合板または厚み９ｍｍの
ＯＳＢ（オリエンテッド−ストランド−ボード）の下地
面材１２６により二重壁が形成されている。
すように、ランバーコア合板からなる縦枠材１２１、上
枠材１２２、下枠材１２３によって組み立てられた壁枠
組みの内面に石膏ボード１２４等の内壁面材が張設され
ている。そして、外面に外壁面材である厚み１２ｍｍの
木片セメント板１２５と厚み１２ｍｍの木製の胴縁１２
７を介して厚み９ｍｍの構造用合板または厚み９ｍｍの
ＯＳＢ（オリエンテッド−ストランド−ボード）の下地
面材１２６により二重壁が形成されている。
【００１４】本発明の二重壁の製造方法は、上記縦枠材
１２１の外側に順に下地面材１２６、胴縁１２７及び外
壁面材１２５を重ね、外壁面材１２５の上から６０ｍｍ
以上の長さの釘またはビス１２８で縦枠材１２１まで貫
通して一度に固定する。そのため、従来のように、上記
４部材を順に個々に固定する方法に比べて一回で済むの
で固定具の量が少なくて済む。また生産性も向上する。
１２１の外側に順に下地面材１２６、胴縁１２７及び外
壁面材１２５を重ね、外壁面材１２５の上から６０ｍｍ
以上の長さの釘またはビス１２８で縦枠材１２１まで貫
通して一度に固定する。そのため、従来のように、上記
４部材を順に個々に固定する方法に比べて一回で済むの
で固定具の量が少なくて済む。また生産性も向上する。
【００１５】図３に示すように、壁枠材（縦枠材１２
１、上枠材１２２及び下枠材１２３）以外の外壁面材１
２５、胴縁１２７及び下地面材１２６の３部材を下方へ
延長し、延長部分を床パネル１１の端根太１１２側面に
胴縁１２７のある部分で釘１２８打ちし、固定する。そ
の後内壁面材１２４を壁枠材に固定する。そのため、床
パネル１１の端面のみに覆う面材が不要である。また、
床パネル１１と壁パネル１２，１３とが側縁部で一体構
造化がより確実となり、建物ユニットの構造強度をより
高めることができる。
１、上枠材１２２及び下枠材１２３）以外の外壁面材１
２５、胴縁１２７及び下地面材１２６の３部材を下方へ
延長し、延長部分を床パネル１１の端根太１１２側面に
胴縁１２７のある部分で釘１２８打ちし、固定する。そ
の後内壁面材１２４を壁枠材に固定する。そのため、床
パネル１１の端面のみに覆う面材が不要である。また、
床パネル１１と壁パネル１２，１３とが側縁部で一体構
造化がより確実となり、建物ユニットの構造強度をより
高めることができる。
【００１６】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。
【００１７】
【発明の効果】以上、説明してきたように、 請求項１
記載の発明は、壁枠材の上に下地面材を積層し、その上
に胴縁を積層し、最外層に外壁面材を積層した状態で４
部材を貫通する固定具で固定するので、固定具の使用は
１回ですみ、固定具のコストダウンになる。また、生産
時間が短縮され、生産性も向上する。
記載の発明は、壁枠材の上に下地面材を積層し、その上
に胴縁を積層し、最外層に外壁面材を積層した状態で４
部材を貫通する固定具で固定するので、固定具の使用は
１回ですみ、固定具のコストダウンになる。また、生産
時間が短縮され、生産性も向上する。
【００１８】請求項２記載の発明は、上記のうち、壁枠
材以外の３部材を下方へ延長し、延長部分を床パネル根
太側面に固定するので、床パネルの端面のみに覆う面材
が不要である。また、建物ユニットの構造強度を高める
ことができる。
材以外の３部材を下方へ延長し、延長部分を床パネル根
太側面に固定するので、床パネルの端面のみに覆う面材
が不要である。また、建物ユニットの構造強度を高める
ことができる。
【００１９】
【図１】本発明の一実施例に係わる建物ユニットを一部
破断して示す斜視図である。
破断して示す斜視図である。
【図２】（イ）は、図１のＡ−Ａ線断面図、（ロ）は
（イ）のＡ部拡大図である。
（イ）のＡ部拡大図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】従来の二重壁パネルの製造方法を示す断面図で
ある。
ある。
Ｔ 建物ユニット １１ 床パネル １１１，１１２，１１３ 根太 １１４ 床面材 １２，１２Ａ 妻壁パネル １２１，１２１Ａ 縦枠材 １２４ 内壁面材 １２５，１２５Ａ 外壁面材 １２６，１２６Ａ 下地面材 １２７，１２７Ａ 胴縁 １２８，１２８Ａ，１２８Ｂ，１２８Ｃ 釘またはビ
ス １３ 桁壁パネル
ス １３ 桁壁パネル
Claims (2)
- 【請求項１】 壁枠組み方式のユニット建物に用いられ
る二重壁パネルの製造方法であって、壁枠材の上に下地
面材を積層し、その上に胴縁を積層し、最外層に外壁面
材を積層した状態で４部材を貫通する固定具で固定する
ことを特徴とする二重壁パネルの製造方法。 - 【請求項２】 上記のうち、壁枠材以外の３部材を下方
へ延長し、延長部分を床パネル根太側面に固定すること
を特徴とする請求項１に記載の二重壁パネルの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129070A JP2000320046A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 二重壁パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129070A JP2000320046A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 二重壁パネルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320046A true JP2000320046A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15000347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11129070A Withdrawn JP2000320046A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 二重壁パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000320046A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285989A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-27 | Misawa Homes Co Ltd | 壁パネル |
| JP2009002008A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Misawa Homes Co Ltd | 大型壁パネルの設置構造 |
| JP2019065482A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 大成建設株式会社 | 木造耐力壁 |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP11129070A patent/JP2000320046A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285989A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-27 | Misawa Homes Co Ltd | 壁パネル |
| JP2009002008A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Misawa Homes Co Ltd | 大型壁パネルの設置構造 |
| JP2019065482A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 大成建設株式会社 | 木造耐力壁 |
| JP6990553B2 (ja) | 2017-09-29 | 2022-01-12 | 大成建設株式会社 | 木造耐力壁 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040820 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050511 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050526 |