JPH03176533A - 石膏ボード貼りパネルの接合方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えばプレハブ化住宅のように建築物の躯体
を、主としてパネルの接合により構成する労オのいわゆ
る丁室什住宅２こ４田１．ナー出仝ｌこ経過なパネル組
立型建築物の石膏ボード貼りパネルの接合方法に関する
ものである。

［従来の技術］ 一般に、一戸建てプレハブ住宅等の工業化住宅では、そ
の躯体や外装および内装関係の部材等を規格化すること
によって現場での施工作業の省力化や簡略化が図られて
いるが、工業化住宅の内装については、現場での大工作
業に任せている場合が多く、一般には、躯体程プレハブ
化、部品化が進展していないのが実状である。したがっ
て、床、天井、間仕切といった部位は、下地をパネル化
しているケースにとどまり、さらにその内装関係のプレ
ハブ化に対しては、従来よりその開発が待たれていた。

ところで、このような一戸建てプレハブ住宅等の内装に
は、たとえば壁パネルの内面に貼られるような内装下地
を形成する建材ボードや、建具枠、額縁といった造作部
品あるいはクロスのような壁の仕上材等があるが、中で
も内装下地となる建材→＃−ｒ＋＋　田倶−７−小雉下
刃（十琳貢）ハナｒｔ、のシｈスため、そのプレハブ化
に対する要望が大きかった。

従来、内装下地を形成する建材ボードには、種々の素材
のものが利用されているが、中でも石膏ボードは、高い
防火性と良好な遮音性、寸法安定性を持ち、施工性に優
れ、なおかつ安価であるといった利点を持つため、従来
より建築用の内装下地材料などとして広く用いられてい
る。

第６図は、建築物の内装下地に石膏ボードを利用したパ
ネル配置の従来例を示すもので、第７図および第８図は
、第６図の各部位Ａ、Ｈにおける施工例を拡大して示し
たものである。

たとえば玄関部ｆｆｆｌ　Ａのコーナー部では、第７図
に示すように、外壁パネル１．２に貼る石膏ボードｌａ
、２ａにいわゆる勝ち負けを作り、コーナー部の入隅を
収めるようにしている。すなわち、ドア枠りが取り付け
られる一方の外壁パネル１の内面には、この内面全面を
覆う石膏ボード１ｂが貼られ、他方の外壁パネル２の内
面には、外壁パネル１の石膏ボードｌａを避けるように
して石膏ボード２ｂが貼られるものである。なお、この
上うな外壁パネル１．２の戸外と接する外側の面には、
石膏ボードｌｂ、Ｓｂは貼られず、合［１ｃ、２ｃが貼
られるものである。また、パネル１，２同士を突き合わ
せることによってコーナー部の出隅側に形成される段部
には、この段部の幅と奥行きを埋める大きさの角形調整
材Ｍか設けられる。

また第８図に示すような間仕切壁同士がＴ字状に直交す
る部位Ｂでは、間仕切壁を形成する間仕切パネル３の両
面全面に石膏ボード３ｂが貼られ、この間仕切パネル３
の端面が突き当たるパネル４およびこのパネル４と面一
に接合されるパネル５には、間仕切パネル３による突き
当たり部の干渉を避けるようにして石膏ボード４ｂ１５
ｂが貼られる。

ところで、内装下地となる石膏ボードをこのような端部
処理によって施工する従来方法では、内装下地を形成す
る石膏ボードは現場で石膏ボードを、現場でこれを貼る
部位に対応してカットし、パネルに貼る作業をするので
、その施工に手間がかかり、工期短縮を図ることができ
ないという問題かある。特に石膏ボードを現場でカット
した場合には、現場に石膏ボードの切り屑か出るうえ、
石膏ボード貼り作業の仕上げ品質を維持するのが難しい
という問題もある。

そこでこのような問題を解決するために、近年、予め工
場等でパネル本体の表面に石膏ボードを貼り合わせて一
体化し、躯体を形成するパネルとしてプレハブ化するこ
とが考えられている。

［発明が解決しようとする課題］ ところがこのように予め石膏ボードが全面に貼られた石
膏ボード貼りパネルを用いて躯体を形成する場合には、
特に躯体のコーナー部において各石膏ボード貼りパネル
を接合する際に、石膏ボード面に直接パネルを突き合わ
せるとその接着強度が十分でないという大きな問題があ
る。

そこでこの接合部分の石膏ボード同士の干渉を除くよう
に、石膏ボードを現場でカットすることが行われるが、
この場合には、上記と同様に切り屑が出るなどの問題が
残る。また石膏ボードを貼る位置に対応させた種々の大
きさ、種類の石膏ボードを用意し、それぞれを工場内で
予めパネルに貼り合わせて一体化しておくことも考えら
れるが、この場合には、石膏ボード自体の種類、パネル
自体の種類だけでなく、これらの組み合わせからなる石
膏ボード貼りパネルの種類も非常に多くなり、現場での
接合手順等が煩雑になるほか、コスト高になるといった
問題が生じる。

本発明は、このような種々の問題点に鑑みてなされたも
のであり、少ない種類の石膏ボードおよびパネルで、工
業化住宅に適した内装下地のプレハブ化を効率良く行う
とともに、内装下地の現場施工を実質的に省略し、簡便
な手法で高い接合強度が得られるような石膏ボード貼り
パネルの接合方法を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る石膏ボード貼りパネルの施工方法は、建築
物の躯体のコーナー部において、上記石膏ボード貼りパ
ネルの厚さと同一幅寸法の４側面を有する正角パネルを
角部に配置し、該正角パネルの隣接する２側面あるいは
それ以上の側面に、上記石膏ボード貼りパネルの端面を
突き合わせて接合することを解決手段としている。

［作用］ 本発明に係る石膏ボード貼りパネルの接合方法によれば
、工場内で予めパネル本体の表面全面に石膏ボードを貼
り合わせて所定の石膏ボード貼りパネルを作っておき、
建築現場では、これと正角パネルを用いた接合作業を行
うだけとなるので、現場で改めて石膏ボードを貼り付け
たり、石膏ボード同士の干渉を避けるために石膏ボード
の端部をカットしたりという煩雑な作業を省けるうえ、
パネルの接合と同時に石膏ボードの貼り付けも行えるよ
うになる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図ないし第６図を参照して
説明する。

第１図は、建築物の躯体のコーナー部における各石膏ボ
ード貼りパネルの接合方法を説明するための図であって
、本発明は、この図に示すように、正角パネル１１を介
して各石膏ボード貼りパネル１４．１４を接合すること
を最大の特徴としている。

石膏ボード貼りパネル１４には、例えば第１図に示すよ
うな構成のものが使用される。この例の石膏ボード貼り
パネル１４は、芯材となる角材にて矩形輪郭に組まれた
枠体からなるパネル本体１４ａの表面に、その両側から
石膏ボード＋４ｂを貼り合わせた構成を有している。

また正角パネル１１は、例えば第２図および第３図に示
すように、２枚の細長い面材１１ａ、ＩＩａを平行に対
向させてその間を複数本（この例では５本）の埋木１１
ｂ・・・で連結し、さらにこれら面材の両端部の間に形
成された開口面を２枚の面材１１ａ、ｌｌａで覆って、
４つの側面がいずれも、上記石膏ボード貼りパネル１４
の厚さと同一の幅寸法を有するような正角柱状に形成し
てなるものである。

そして、建築物の躯体のコーナー部の施工を行うに際し
、躯体の角部に上記正角パネル１１を配置し、該正角パ
ネル１１の入隅を挾んで隣り合う２側面に、上記石膏ボ
ード貼りパネル１４．１４の端面を突き合わせ、両者を
接着した後釘打ち等の手段により接合して、Ｌ字型に直
交したコーナー部を形成する。

次に、第４図および第５図を参照して、建築物の躯体の
各種コーナー部の形成に、上記接合方法を適用する例に
ついて説明する。

第４図および第５図は、従来例における第６図に示した
建築物のパネル配置の各部位Ａ、Ｈにおける接合方法の
例を示すものである。

第４図は、玄関部位Ａにおいて２枚の壁パネル１５．１
６をＬ字型に付き合わせて接合してＬ型壁を形成する例
を説明するものであり、まず工場内で、上記し型壁を構
成する壁パネルｌ　５．ｔ　６として、パネル本体１５
ａ、１６ａの内面にはその全面に石膏ボード１５ｂ、１
６ｂを貼り合わせ、戸外にさらされる外側の面には全面
に合板１５ｃ、１６ｃを貼り合わせたものを用意する。

同時に、上記り型壁の角部を構成する正角パネル１２を
用意オ乙−そ）、アこれ＾の平角パネル１２および石膏
ボード貼りパネル１５．１６を建築現場へ運び、目的の
玄関部位のＬ型壁の角部に上記正角パネル１２を設置す
る。そして２枚の石膏ボード貼りパネル１５．１６を、
石膏ボード付き面を建築物の内部に向けた状態でＬ型壁
の壁の位置に配し、それぞれの端面を、上記正角パネル
１２の入隅を挾んで隣り合う２側面に付き合わせ、両者
を接着した後釘打ちして接合する。

第５図は、部位Ｃにおいて建築物内部の間仕切壁３枚を
Ｔ字型に付き合わせて接合してＴ型壁を形成する例を説
明するものである。この例では、まず間仕切パネル１７
，１８．１９として、工場内でパネル本体１７ａ、１８
ａ、ｌ　９ａの両面全面に石膏ボードＩ　７ｂ、Ｉ　８
ｂ、１９ｂを貼り合わせたものを３枚用意し、また同時
に、上記３枚の石膏ボード貼りパネル１７，１８．１９
の厚さに等しい幅寸法の側面を有する正角パネル１３を
用意する。そして正角パネル１３を上記Ｔ型壁の角部に
設置し、３枚の石膏ボード貼りパネル１７，１８．１９
をそ釦ｌ刺Ｔ７？１群の燵斌のｌ前置１．−　ｉ１１？
オス−々いア　３枚の石膏ボード貼りパネル１７，１８
．１９の端面を、正角パネル！３の隣接する３側面に突
き合わせて互いに接着し、釘打ちして接合する。

このようにして各パネルの接合が終了したら、石膏ボー
ドで覆われた建築物の内面に、適当なりロス等を貼り合
わせて建築物の内装を行い、また合板で覆われた建築物
の外面には、適当な外壁材を貼り合わせるなどして建築
物の外装を行う。

本発明の石膏ボード貼りパネルの接合方法によれば、上
記のように建築物の各部位におけるパネルの接合時に、
同時に石膏ボードを内貼り施工することができるので、
現場での石膏ボード貼り作業を実質的に省くことができ
、その分工期の短縮を図ることが可能となる。また、従
来方法のように、パネル同士の突き合わせに干渉しない
ようにパネル本体の表面の一部を残して石膏ボードを貼
り合わせるなどといった繁雑な作業を行う必要がなくな
り、すべてのパネルを、予め工場内で、パネル本体の片
面あるいは両面の全面に石膏ボードを貼り合わせて作っ
ておくことができ、石膏ボードやパネルの種類を減らす
ことができる。またいかなる種類のコーナー部において
も、適当な正角パネルと石膏ボード貼りパネルの組み合
わせによって対応でき、手早く簡単に接１合作業を行う
ことができる。

尚本発明では、正角パネルを立設し、この正角パネルに
合わせて、内壁および外壁を構成する石膏ボード貼りパ
ネルを統一化することができるので、コーナー部の構造
を単純化でき、従来必要とされていた調整材等を不要と
し得て、コストの削減を図ることもできる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、石膏ボード貼り
パネルの厚さと同一幅寸法の４側面を有する正角パネル
を角部に配置し、該正角パネルの隣接する２側面あるい
はそれ以上の側面に、上記石膏ボード貼りパネルの端面
を突き合わせて接合するものであるので、予め石膏ボー
ドを貼り合わせておくだけで、パネルの接合時に同時に
ボードを内貼り施工することができ、現場でのボード貼
り作業を実質的に省くことができ、その分工期の短縮を
図ることが可能となる。

しかも本発明によれば、コーナー部におけるパネルの接
続を、角部に配した正角パネルの側面に石膏ボード貼り
パネルの端面を突き合わせて接続したものとするので、
石７膏ボードの端部を切除することなく、パネル本体の
表面全面に貼り合わせた構成とすることができるため、
それだけ石膏ボードの種類を減らすことができ、当然そ
れに対応してパネルの種類も減らすことができる。

したがって、このようにボードおよびパネルの種類が減
少すると、それだけ加工手間を省いてコストダウンを図
ることができ、かつ工業化住宅としての工場生産も容易
となり、工場および現場のいずれにおいても省力化ない
し簡略化を図ることが可能となり、以て内装下地のプレ
ハブ化を有効に行うことができる。

また各石膏ボードおよびパネルは、予め工場内で容易に
製作しておくので、現場ではこれらの接合作業を行うだ
けの作業となり、従来広のようなカット作業や切り屑の
発生をなくせるうえ、仕上げ後の品質の向上も図ること
ができる。

また正角パネルに、上記構成のものを用いるので寸法安
定性が良く、パネル表面と面一を保つことができ、たと
えその表面にクロス貼りなどの処理を行っても、長期に
亙って十分にその品質を維持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は、本発明の実施例を示すもので、
第１図はコーナー部における石膏ボード貼りパネルの接
合方法の一例を示す斜視図、第２図および第３図は本発
明において用いられる正角パネルの一例を示すそれぞれ
斜視図および断面図、第４図および第５図は、本発明の
接合方法を各コーナー部に適用した例を示すそれぞれ平
面図であり、第６図ないし第８図は従来技術を説明する
ためのもので、第６図は建築物のパネル配置を示す平面
図、第７図は第６図のＡ部の拡大平面図、第８図は第７
図の８部の拡大平面図である。 １−１ ４〜　ｌ ４ａ＝１ ４ｂ〜　１ ｃ　　１ ３・・・・・・正角パネル、 ９・・・・・・石膏ボード貼りパネル、９ａ・・・・・
パネル本体、 ９ｂ・・・・・・石膏ボード、 ６ｃ・・・・・・合板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建築物の躯体を構成するパネル本体の少なくとも一方の
   表面に石膏ボードを貼り合わせてなる石膏ボード貼りパ
   ネルを接合する方法であって、建築物の躯体のコーナー
   部において、上記石膏ボード貼りパネルの厚さと同一幅
   寸法の４側面を有する正角パネルを角部に配置し、該正
   角パネルの隣接する２側面あるいはそれ以上の側面に、
   上記石膏ボード貼りパネルの端面を突き合わせて接合す
   ることを特徴とする石膏ボード貼りパネルの接合方法。