JP2952601B2 - 梁受け用石膏ボード貼りパネル - Google Patents

梁受け用石膏ボード貼りパネル

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえばプレハブ住宅等のように建築物の
躯体を、主としてパネルの接合により構成する方式の工
業化住宅に適用した場合に好適な、梁受け用石膏ボード
貼りパネルに関するものである。
[従来の技術] 一般に、一戸建てプレハブ住宅等の工業化住宅では、
その躯体や外装および内装関係の部材等を規格化するこ
とによって現場での施工作業の簡略化が図られている
が、工業化住宅の内装については、現場での大工作業に
任せている場合が多く、一般には、躯体程プレハブ化、
部品化が進展していないのが実状である。したがって、
床、天井、間仕切といった部位は、下地をパネル化して
いるケースにとどまり、さらにその内装関係のプレハブ
化に対しては、従来よりその開発が待たれていた。
ところで、このような一戸建てプレハブ住宅等の内装
には、たとえば壁パネルの内面に貼られるような内装下
地を形成する建材ボードや、建具枠、額縁といった造作
部品あるいはクロスのような壁の仕上げ材があるが、中
でも内装下地となる建材ボードは、現場での施工が大掛
かりなものとなるために、そのプレハブ化に対する要望
が大きかった。
従来、内装下地を形成する建材ボードには、種々の素
材のものが利用されているが、中でも石膏板の両面に厚
紙をサンドイッチ状に接着させた石膏ボードは、高い防
火性と、良好な遮音性、寸法安定性を持ち、施工性に優
れ、なおかつ安価であるといった利点を持つため、従来
より建築用の内装材料などとして広く用いられている。
そしてこのような石膏ボードを壁パネルなどの内装下
地に利用する場合には、主に現場でこの石膏ボード貼り
作業を行って、内装仕上げを施している。すなわち具体
的には、まず予め工場等で、芯材となる角材について矩
形輪郭に組まれた枠体の上に、その両側から合板を貼り
合わせて一体化してなるパネル本体を用意し、このパネ
ル本体を現場へ運び、現場で適宜接合して目的の躯体を
形成する。次いで、これらパネル本体の上部に天井材等
を支持するための梁を架け渡して固定した後、パネル本
体の内表面に上記石膏ボードを貼り付けて、内装下地を
形成する。この時、石膏ボードは、パネル本体の上記梁
より下位に相当する部分にのみ貼り付けるようにし、石
膏ボードが梁に抵触することを避けている。
またこの時、梁をパネル本体に架け渡して固定する作
業は、まずパネル本体の上部の所定の位置に、梁受け金
物を吊下げてスクリュー釘打ちして固定し、次いでこの
梁受け金物の受け部に梁を載せてスクリュー釘で打ち付
けることによって行う。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この場合には、内装下地の形成を現場で行
わなくてはならず、内装下地のプレハブ化が実現できな
い。また、内装下地を形成する石膏ボードを現場におい
てそのパネル本体への貼り付け部位に対応してカットし
た後、パネル本体に貼る作業を行わなくてはならず、そ
の施工に手間がかかり、工期短縮を望めないといった問
題もある。特に石膏ボードを現場でカットした場合に
は、現場に石膏ボードの切り屑が出るうえ、石膏ボード
の品質を維持することが困難であるといった不満もあ
る。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、少ない種類の石膏ボードおよびパネルで、工業化住
宅に適した内装下地のプレハブ化を効率良く行うととも
に、内装下地の現場施工を実質的に省略でき、高い耐力
で以て梁を受けることのできる梁受け用の石膏ボード貼
りパネルを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明では、パネルを構成する枠体の上部の少なくと
も梁を受ける梁受け部を含む表面には、その上辺に沿っ
て矩形状の梁受け用板が上記枠体の表面から外方へ突出
するように貼設され、該梁受け用板に覆われていない部
分の表面には、石膏ボードが上記梁受け用板とその表面
を面一にかつ互いに端面同士を当接させた状態に貼り合
わせたことを解決手段とした。
[作用] この発明の梁受け用石膏ボード貼りパネルは、上記構
成を有しているので、その上部表面に貼設された梁受け
用板に梁受け金物を吊り下げて固定し、これに梁を載せ
て固定するだけの簡単な作業によって、パネル間に梁を
架け渡して固定することができ、またこれと同時に、パ
ネル内表面には石膏ボードが貼り合わされて内装下地が
完成するので、内装下地の現場施工を改めて行う必要が
ない、またこの梁受け用石膏ボード貼りパネルにあって
は、枠体に直接貼り付けられた梁受け用板が梁を受ける
こととなるので、十分な耐力で以てこの梁を支持するこ
とができる。
[実施例] 以下、本発明を図面を参照して説明する。
第1図ないし第4図は、本発明の一実施例を示すもの
であり、特に外壁となる壁パネルとして用いて好適な梁
受け用石膏ボード貼りパネルの一例を示すものである。
第3図は、この梁受け用石膏ボード貼りパネルの骨格
を成す枠体を示すものである。この枠体1は、芯材1a、
1b、1c、1dを矩形輪郭に組み、さらに縦中央部に補強芯
材1eを設けるとともに、上側の芯材1aに対して所定の間
隔をおいて該芯材1aと平行に受け芯材1fを配設してなる
ものである。
このような枠体1の一方の面には、第4図に示すよう
に、上記芯材1a、芯材1b、受け芯材1f、芯材1dをそれぞ
れ一辺とするようにしてこの上に細長い矩形状の梁受け
用板2が枠体1の表面から外方へ突出するように貼り付
けられている。梁受け用板2には、第1図中2点鎖線で
示すように梁3を受ける梁受け金物4を支持するに十分
な耐力と大きさを有するものが用いられ、通常合板など
が好適に使用される。
またこの梁受け用板2が貼設されていない部分には、
第4図に示すように、上記芯材1b、受け芯材1f、芯材1
c、芯材1dをそれぞれ一辺とし、かつ上記梁受け用板2
の表面と面一になるようにして、これらの上に矩形状の
石膏ボード5が貼り付けられている。ここで、梁受け用
板2と石膏ボード5とは、互いに端面同士を当接させた
状態とされ、石膏ボード5の端部は梁受け用板2で保護
されている。
またこの枠体1の上記梁受け用板2および石膏ボード
5を貼り付けた面と反対の面全面には、裏面用合板6が
貼り付けられている。
次に、このようにしてなる梁受け用石膏ボード貼りパ
ネルを外壁パネルとして用いて、これらの間に梁3を架
け渡して躯体を形成する施工例について説明する。
まず工場等で、上記構成の梁受け用石膏ボード貼りパ
ネルを作製する。
該梁受け用石膏ボード貼りパネルを住宅等の建築現場
へ運び、所定の壁体となる位置に、上記梁受け用板およ
び石膏ボードが貼設された側の面を部屋の内部に向けて
配置した後、互いに向かい合って部屋を形成する2枚の
パネル7,7間に梁3を架け渡す。この時2枚のパネル7,7
の上部の所定の位置に、梁受け金物4,4を吊り下げ、ス
クリュー釘打ちして固定し、次いでこの梁受け金物4,4
の受け部に梁3を載せてスクリュー釘で打ち付けること
によって、梁3を架け渡して固定する。この施工例で
は、梁受け金物4として、大略、断面略L字型に折り曲
げられた固定部4aと該固定部4aの一側面に突設されて梁
を受ける受け部4bを有してなる構成のものを用いたが、
パネル7に懸吊できかつ梁3を受けてこれを支持できる
ものであればこれ以外の構成のものであってもよい。
このようにして外壁となる各パネル間に梁3を架け渡
して固定するだけの簡単な作業によって壁体が形成さ
れ、またこれと同時に石膏ボード5が貼り合わされて内
装下地の完成した内表面が得られる。
次に、第5図を示して、本発明の梁受け用石膏ボード
貼りパネルの他の例を挙げ、これを住宅等の間仕切壁用
の壁パネルとして用いる施工例について説明する。
この例のパネルが先に述べたパネルと異なるのは、枠
体1両側に梁受け用板2および石膏ボード5が貼り付け
られていることであって、両側に梁受け金物4,4を吊り
下げこれによって梁3,3を受けることができるようにな
っている。
そして、このようなパネルの施工時には、まず各パネ
ルを部屋の間仕切壁を形成する所定の位置に配し、次い
でこれらパネル上部に両側から梁受け金物4,4を懸吊
し、これら梁受け金物4,4にそれぞれ梁3,3を載せてスク
リュー釘打ちすることによって、各パネル間に梁を架け
渡した状態に固定して間仕切壁を形成することができ
る。
以上説明したように、本発明の梁受け用石膏ボード貼
りパネルにあっては、該パネルを用いて外壁あるいは間
仕切壁を形成し、これに梁を架け渡して固定すると同時
に、既に内装下地としての石膏ボード5が貼り合わされ
てなる表面が得られ、改めて現場で内装下地の貼り作業
を行う必要がない。また上記のように、梁受け用板2を
枠体1の片面に貼り付けるか両面に貼り付けるかによっ
て、外壁パネル用にも間仕切パネル用にも使用できる。
またこの梁受け用石膏ボード貼りパネルにあっては、上
部表面に貼り付けられた梁受け用板2によって梁3を受
けるので、十分な耐力を以て梁3を支持することができ
る。
またここでは、上記枠体1の上部に、上辺の全長に沿
って矩形状の梁受け用板2が貼り付けられた例について
述べたが、梁受け用板2は、上記枠体1の少なくとも梁
3を受ける梁受け部を含む箇所に設けられればよく、例
えば第6図に示すように、枠体1の上部中央部の梁受け
部にのみ貼り付けられてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の梁受け用石膏ボード貼
りパネルは、上記構成を有しているので、建築現場でこ
れらを所定の位置に配した後、それぞれのパネルの上部
に貼られた梁受け用板に、梁受け金物を介して梁を架け
渡して固定すれば、住宅等の躯体の形成と同時に、内装
下地の形成をも行うことができるようになり、工業化住
宅に適した内装下地のプレハブ化を可能とする。したが
って従来のように内装下地を形成する石膏ボードを、現
場において枠体への貼り付け部位に対応してカットし、
パネル本体に貼るなどといった作業を行う必要がなく、
省力化、効率化が図れ、工期短縮を望むことができる。
また石膏ボードを現場でカットすることがないので切り
屑が出る懸念もないうえ、石膏ボードの品質を維持する
こともできる。また梁受け用板を貼り付ける位置を枠体
の両面とするか片面とするかによって、外壁パネルとし
ても間仕切パネルとしても使用できる便利がある。また
この梁受け用石膏ボード貼りパネルにおいては、梁を梁
受け用板によって受けるので、十分な耐力を以てこれを
支持することができ、長期に亙って安定性の高い躯体を
形成することができる。また、梁受け用板を単に枠体の
表面から外方へ突出するように貼設するので、枠体には
梁受け用板の厚さ分だけ削るといった面倒な作業を行う
必要がなく、パネルの製作が容易になる。また、梁受け
用板と石膏ボードとを面一にしており、仮に、石膏ボー
ドを梁受け用板の表面から突出するように段差をもって
枠体に貼り付ける場合、輸送時等に石膏ボードを段差で
ある突出角部が欠けたり、削られたりする不具合が生じ
るおそれがあるが、本願の場合にはそのようなおそれは
なく、石膏ボードを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の梁受け用石膏ボード貼り
パネルの一例を示すもので、第1図および第2図は梁受
け用石膏ボード貼りパネルを外壁パネルとして用い、こ
れに梁を架け渡した状態を示すそれぞれ斜視図および側
断面図であり、第3図はこの梁受け用石膏ボード貼りパ
ネルに用いられる枠体の一例を示す正面図であり、第4
図は梁受け用石膏ボード貼りパネルの一例を示す正面図
であり、第5図および第6図は、それぞれ本発明の他の
例を示す斜視図である。 1……枠体、2……梁受け用板、 3……梁、5……石膏ボード、 7……梁受け用石膏ボード貼りパネル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の壁体を構成するとともに梁を受け
    る梁受け用のパネルであって、 パネルを構成する枠体1の上部の少なくとも梁を受ける
    梁受け部を含む表面には、その上辺に沿って矩形状の梁
    受け用板2が上記枠体1の表面から外方へ突出するよう
    に貼設され、該梁受け用板2に覆われていない部分の表
    面には、石膏ボード5が上記梁受け用板2とその表面を
    面一にかつ互いに端面同士を当接させた状態に貼り合わ
    せてなることを特徴とする梁受け用石膏ボード貼りパネ
    ル。
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