JP2592592B2 - 間仕切壁の施工方法 - Google Patents

間仕切壁の施工方法

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実 鳴嶋
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はホテル、高層住宅、病院等の各種建築物にお
ける間仕切壁の施工方法に関するものである。
<従来の技術> ホテルや病院等の間仕切壁は、特に高い耐火性や遮音
性が要求される。
耐火性については、石膏板、珪酸カルシュウム板、繊
維で補強したセメント板等からなる不燃性の建材(耐火
板)を使用することで対処している。
また間仕切壁の遮音性を向上させる技術としては、耐
火板と耐火板の間に空間を確保した二重構造の間仕切壁
が知られている。
現存するこれらの間仕切壁を第4、5図に示す。
これらの間仕切壁の施工にあたっては、いずれも耐火
板Aだけでは自立が困難なため、まず木製または鋼製の
支柱(間柱)Bを配置し、次にこの支柱Bの両側に耐火
板Aを取り付けて、耐火板Aの間の空間Cを確保してい
る。
さらに、この空間C内にグラスウール等の吸音材を収
納する場合もある。
<本発明が解決しようとする問題点> 上記した従来の間仕切壁の施工技術には次のような問
題点が存在する。
(イ)間仕切壁の施工作業は、支柱Bの取り付けと耐火
板Aの取り付けとを別々に行わなければならない。
そのため、現在はこれらの作業に要する時間と労力を
縮小できる技術が望まれている。
(ロ)石膏材等からなる耐火板Aは、脆いため小さい衝
撃でも縁部が欠落し易い。
(ハ)支柱Bは耐火板Aの背面で補強してあるとはいえ
強度が低く、耐火板Aが室内家具を移動したときに衝撃
を受けると、板面に亀裂や欠落が発生し易い。
従って、衝撃を受け易い環境下での採用には制限を受
ける。
(ニ)耐火板Aは強い衝撃を受けると破損するため、集
合住宅やホテル用の間仕切壁には不向きであるだけでな
く、防犯の点でも問題がある。
(ホ)耐火板Aの板面にビスや何等か打ち付けても簡単
に抜けてしまい、ビス類の取り付けが困難である。
<本発明の目的> 本発明は以上の問題を解決するためになされるもの
で、取り付けに手数がかからず、工期を短縮できる、間
仕切壁の施工方法を提供することを目的とする。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。
<イ>間仕切壁の構造(第1、2図) 本発明に係る間仕切壁1は、壁板材2と硬質板3で構
成する。
本実施例では壁板材2を石膏材で構成する場合につい
て説明するが、施工目的に応じて公知の各種建材を使用
できる。
硬質板3は、軽量で強度に優れた金属製や樹脂性の薄
い板体を使用できる。
また硬質板3の板面に多数の小穴群をエンボス加工等
によって開設したものを使用することもできる。
間仕切壁1は壁板材2に硬質板3を一体に積層して形
成する。
すなわち、壁板材2の一面の全部に硬質板3を貼着し
て壁板材2を保護する。
さらに、壁板材2からはみ出させた硬質板3の側部を
L字状に曲折してリブ31を形成する。リブ31は破損し易
い壁板材2の縁部を保護するために機能する。
なお、本実施例では硬質板3のリブ31を壁板材2の背
面側に真直ぐ突設した場合について説明するが、壁板材
2の背面側に突出するリブ31の端部近くを再度内側に曲
折したり、或いはリブ31の端部近くを壁板材2へ向けて
折り返す場合もある。
この間仕切壁1は壁板材2に耐火性を持たせ、そして
硬質板3に自立のための強度と壁板材2を保護できる程
度の強度を持たせる。
<ロ>間仕切壁の製造方法 前記構造の間仕切壁1は、例えば次のような方法で製
造できる。
あらかじめ硬質板3を断面コ字状に曲折加工してお
く。
そして、この硬質板3を上向きにした状態で、硬質板
3内に壁板材2を構成する流動化した石膏等を所定の厚
さに流し込んで硬質板3と一体化を図る。
最後に壁板材2と一体の硬質板3を切断して所定の寸
法の間仕切壁1を製造する。
また、あらかじめ所定の寸法に製作しておいた壁板材
2と硬質板3とを貼り合わせて製作することも勿論可能
である。
<ハ>間仕切壁の施工方法(第1〜3図) (1)ライナーの取り付け 天井7および床8にそれぞれライナー4を取り付け
る。
各ライナー4は、第2A図及び第2B図に示すように2枚
の間仕切壁1,1を収容可能な溝を有し、この溝に各間仕
切壁1,1の上下部を収容するための受金具であり、例え
ば帯状の鋼板の両側を曲折して断面コ字形に形成してあ
る。
ライナー4の両側の立ち上がり面には係止面41が形成
される。
ライナー4の開口部分を対向させて天井7と床8にそ
れぞれ配置してビス類で固定する。
(2)間仕切壁の設置 従来方法によれば最初に支柱を建て、次に支柱に壁板
材を取り付けていた。
本発明に係る間仕切壁1の施工にあたっては、従来の
ように支柱の組込み作業や支柱に壁板材を取り付ける作
業は不要であり、単に間仕切壁1をライナー4に収容し
て固定するだけの作業でよい。
すなわち、上下の各ライナー4の溝内に間仕切壁1を
収容して列設する。
このとき、硬質板3の表面をライナー4の溝内の一方
の係止面41に当接させ、例えば図示するようなL字形の
固定具5を使用して間仕切壁1の上下をライナー4に固
定する。
つぎにライナー4の溝内に別途の間仕切壁1を収容
し、固定具5を使用して間仕切壁1の上下をライナー4
に固定する。
要は、相対向させた2枚の間仕切壁1,1の硬質板3の
表面をライナー4の係止面41に当接させて固定しながら
組立てられれば良い。
その結果、間仕切壁1はそれぞれ壁板材2を向き合わ
せて立設され、対向する壁板材2,2間には遮音空間6が
形成される。
なお、遮音空間6内にグラスウール等の吸音材を収容
することも可能である。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから、次のような効
果を得ることができる。
(イ)エンボス加工を施した硬質板内に流動化した壁板
材を流し込んで製作した間仕切壁を使用することから、
エンボス加工された凹凸部が硬質板と壁板材の付着面積
を増して付着性向上に役立つだけでなく、ビス類を取着
する際のガイドとしても機能する。
特にビス類が滑り易い硬質板にあってはビス類の初期
穿孔が容易であると共に、取直後は硬質板がビス類の抜
け出しを阻止できるから、これまでの硬質板と壁板材を
積層した間仕切壁や石膏ボードを主体とする間仕切壁と
比較して架設物(各種の棚類)の取り付けが簡単確実に
行える。
(ロ)固定具を介挿するだけの操作で相対向する間仕切
壁の上下を固定でき、間仕切壁の固定が簡単に行える。
(ハ)固定具を介挿して間仕切壁を外側へ押し出して固
定できるので、間仕切壁のがたつきを解消できるとと共
に、ライナーと間仕切壁の間に大きな段差が発生するの
を回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の間仕切壁の施工方法の斜視図 第2A図:間仕切壁の下部の固定状態を示す説明図 第2B図:間仕切壁の下部の固定状態を示す説明図 第3図:施工を終えた間仕切壁の横断面図 第4,5図:従来技術の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−41554(JP,A) 実開 昭48−17911(JP,U) 実公 昭53−34730(JP,Y2) 実公 昭55−48009(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側部がL字形に折れ曲がった硬質板の内
    側に壁板材を一体に積層させて間仕切壁を製作し、間仕
    切壁の上下端を固定しながら順次列設する間仕切壁の施
    工方法において、 エンボス加工を施した硬質板の内部に流動化した壁板材
    を流し込んで硬質板に一体に付着させて製作した間仕切
    壁を使用し、 構造物の床と天井に、対向する2枚の間仕切壁を収容可
    能な溝付きのライナーを夫々取り付け、 前記ライナー間に硬質板の表面を外側へ向けて間仕切壁
    を列設すると共に、 隣り合う各硬質板の側部に形成したリブとライナー間に
    L字形に固定具を介挿して各間仕切壁の上下部をライナ
    ーの溝の一側に偏寄させて固定した後、 前記既設の壁板材に対向させ、かつ既設の壁板材と接触
    しないようにして別途の間仕切壁をライナー間に列設す
    ると共に、 既設の間仕切壁の壁板材と別途の間仕切壁のリブとの間
    にL字形の固定具を介挿して別途の各間仕切壁の上下部
    をライナーの溝の他側に偏寄させて固定することを特徴
    とする、 間仕切壁の施工方法。
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JPS62174429A JPS62174429A (ja) 1987-07-31
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JPS4817911U (ja) * 1971-07-07 1973-02-28
JPS5334730U (ja) * 1976-08-31 1978-03-27

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