JPH02190547A - 不燃性間仕切パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 この発明は、不燃性間仕切パネルに関し、とくに、高層
の共同住宅やホテル等における軽量耐火遮音間仕切壁を
構成するための不燃性間仕切パネルの両側縁端部の構造
に関する。

ｂ、　従来の技術 従来より、軽量耐火遮音間仕切壁を構成するための間仕
切パネルが種々提案されている（特開昭６３−２７６４
５号、特開昭６３−７８９４２号及び実願昭６３−６６
８７４号等参照）。

第７図及び第８図は、その従来の不燃性間仕切パネルを
用いて軽量耐火遮音間仕切壁を構成する技術の一例を示
すものであり、第７図はその横断面図であり、第８図は
中央部分を省略して示す縦断面図である。同図において
、１は平板状パネル基材、２ａ、２ｂ、２ｃは平板状パ
ネル基材１の裏面に固設したリブ材である。ここで、リ
ブ材２ａとリブ材２ｃはそれぞれパネル基材ｌの両側縁
端に配設されている。リブ材２ａ、２ｃ　は、それぞれ
互いに対向隣接する部分に設けた凸部３．凹部４によっ
て互いに咬み合わされている。また、リブ材２ｂは平板
状パネル基材１の裏面中央部に固設されている。５は遮
音性能をさらに向上させる目的で貼り重ねた平板材であ
る。６は吸音効果を目的としたグラスウールマット等で
あり、７は天井スラブであり、８は床スラブであって、
９は天井スラブに配設された上部ランナであり、１０は
床スラブに配設された下部ランナである。　１１は軽量
鋼製リブ材２ａ、２ｂ。

２ｃの上部のそれぞれに切り込みを入れて平板状パネル
基材１との間に設は間隙である。この間隙１１には上部
ランナ９が挿入される。１２は同様にパネル基材１とリ
ブ材２ａ、２ｂ、２ｃとのそれぞれ間に設けられた下部
の間隙である。この間隙１２には下部ランナ１０が挿入
される。１３はパネル基材１と上下ランナ９，１０を必
要に応じて固定するネジ等である。

このパネル基材１は、隣接するリブ材２ａ、２ｃの凹凸
部３．４を互いに咬み合わせるように建て込むことによ
り、コンクリート打込み壁とは異なって、軽量で耐火性
、遮音性に優れた間仕切壁を構成することができる。

Ｃ０発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記したような従来の不燃性間仕切パネ
ルでは、裏面に固設した軽量鋼製リブ材２ａ、２ｂに凸
部３．凹部４を形成するためにコスト高となる問題があ
った。

また、平板状パネル基材１に軽量鋼製リブ材２ａ＋２ｂ
をタッピングネジ等で固設する際に、上下方向の直線性
を保持することは容易でなく、そのために、隣接する平
板状パネル基材１，１を当接させたときに凸部３．凹部
４の咬み合わせに隙間を生ずることがあった。この隙間
は耐火性能と遮音性能に重大な影響を及ぼすという問題
があった。

本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、低コスト
で製造することができ、かつ軽量耐火遮音間仕切壁を構
成した際にその耐火性能及び遮音性能が低下しない不燃
性間仕切パネルを提供することを目的とする。

ｄ、　問題を解決するための手段 本発明では、上記目的を達成するために、高層の共同住
宅やホテル等の軽量耐火遮音間仕切壁を構成するための
不燃性間仕切パネルにおいて、平板状パネル基材の裏面
両側縁端に切欠き部を設けるとともに、その裏面側縁端
に沿って軽量鋼製リブ材を固設し、もって、該リブ材と
上記切欠き部とによって溝を形成した構成としている。

ｅ、　　作　　用 本発明に係る不燃性間仕切パネルは上述した構成となっ
ているから、平板状パネル基材の切欠き部と軽量鋼製リ
ブ材とによって溝が形成される。

このようなパネルを隣接して建て込むには、隣合うパネ
ルのそれぞれの溝に雇い実を挿入する。これにより、パ
ネルに反りがあったり、軽量鋼製リブ材に歪がある場合
でもこれらパネルを面一に合わせることが可能であり、
また耐火性能及び遮音性能の低下もなく優れた耐火遮音
間仕切壁を構成することができる。

なお、平板状パネル基材の裏面に固設した軽量鋼製リブ
材の上部及び下部を従来技術と同様に切り込んでおけば
、上部ランナ及び下部ランナに対して従来技術の場合と
同様に能率よく施工することが出来る。

ｒ、　実施例 次に、本発明に係る不燃性間仕切パネルの実施例を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。

第１図〜第６図は、本発明の一実施例を示す。

本実施例の不燃性間仕切パネル２０は、平板状パネル基
材２１および複数本の軽量鋼製リブ材２２とから構成さ
れている。

ここで、パネル基材２１は、不燃性板材、例えば繊維補
強石膏板、けい酸カルシウム板、石綿スレート板等であ
り、その厚さは約８鵬２幅は約６００舗、長さは約３．
０００閣である。

また、リブ材２２は、ネジ等によってパネル基材２１の
裏面に固設されている。リブ材２２は、例えば厚さ２．
３鵬、　１００　Ｘ５０−のＣ形鋼であって、その取付
は方向は第１図に現わしたものに特に限定されない。な
お、リブ材２２は、山形鋼等でも良い。

パネル基材２１の裏面両側縁端には、第２図（ａ）に示
すような矩形状の切欠き部２３が形成されている。

なお、この切欠き部２３は、第２図（ｂ）に示すように
テーパー形状としても良い、切欠き部２３は、リブ材２
２とともに溝２４を成している。また、リブ材２２の上
下端部には、第３図（ａ）に示しような矩形状の切欠き
部２５．２６が形成されている。切欠き部２５．２６は
、第３図し）に示すようにテーパー形状としても良い。

次に、第４図〜第６図を参照しながら実施例の不燃性間
仕切パネル２０の施工方法について述べる。

先ず、第１の間仕切パネル２０の各リブ材２２の上部切
欠き部２５内に天井スラブ２７に配設した上部ランナ２
８を挿し込んで、さらに各リブ材２２の下部切欠き部２
６内に床スラブ２９に配設した下部ランナ３０に挿し込
む。しかる後、留付はネジ３１で上下部ランナ２８．３
０に固定する０次に、第２の間仕切パネル２０を第１の
間仕切パネル２０と同様に上下部ランナ２８，３０に固
定し、第１の間仕切パネル２０の側縁端の溝２４に雇い
実３２を挿入する。しかる後、第２の間仕切パネル２０
を横移動させて、第１の間仕切パネル２０に半分挿入さ
れた雇い実３２の残部を第２の間仕切パネル２０側の溝
２４に挿入する。以下同様に建て込みを行って、一方の
間仕切壁を完成させ、続いてガラスウールまたはロック
ウール等の吸音材料３３を介在させて他方の間仕切壁を
完成させる。

このようにして耐火遮音間仕切壁を形成することができ
る。ここで、第４図および第６図（ａ）、（ｂ）におい
て、３４は天井スラブ２７や床スラブ２９および図示し
ない壁または柱とパネル２０との間の空隙を充ｔａｔす
るロックウール等のマットであり、地震時にはスラブ２
７．２９　とパネル２０間の緩衝材となる。また、３５
は遮音性能をさらに向上させる目的で必要に応じてパネ
ル基材２１の表面側に貼り足された不燃性平板である。

なお、上記実施例では、パネル基材２１に形成した切欠
き部２３を矩形状あるいはテーパー形状に形成したが、
これらに限らず、間仕切パネル２０の使用強度等を考慮
して適宜に決定すれば良い。

さらに上記実施例では、雇い実３２は、溝２４が矩形状
のときには矩形断面形状に形成され、テーパー形状のと
きには略三角形断面形状に形成されているが、勿論これ
らに限らず、要は溝２４に対応する形状で形成されれば
良い。

さらにまた、上記実施例では、リブ材２２に形成した切
欠き部２５．２６を矩形状あるいはテーパー形状として
いるが、これらの形状も特に限定されず要は、上下部ラ
ンナ２８，３０をスムーズに導入できるように形成され
ればいかなる形状としても良い。

ｇ、　発明の詳細 な説明したように、本発明に係る不燃性間仕切パネルに
よれば、平板状パネル基材の裏面両側縁端に設けた切り
込みとリブ材とによって溝を形成した構成としているの
で、建て込みに際して隣合うパネルの溝に雇い実を嵌入
させるだけで平板状パネル基材の反りやリブ材の歪の存
否に拘わらず平板状パネルの表面を面一に正確に仕上げ
ることが可能となる。このため、遮音性能や耐火性能を
向上させる目的から別の平板を貼り足す作業も容易に行
なうことができ、かつその仕上げ精度も高めることがで
きる。

また、本発明では、特殊な形状リブ材を用いることなく
、安価な既製の軽量鋼製リブ材を用いることができ、し
かも、パネル基材の切込みの形成も簡単に行なうことが
できるので製造コストの低減を図ることができる。

このように、従来技術の長所をそのまま生かしつつ、表
面仕上げ精度に優れた軽量耐火遮音間仕切壁を安価に提
供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明に係る不燃性間仕切パネルの一
実施例を示し、第１図はその斜視図、第２図（ａ）、（
ｂ）はそれぞれその両側縁端の溝の形成部分を拡大して
示す断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は一部省略してその
リブ材の切込みの形成部分を示す図、第４図は軽量耐火
遮音間仕切壁を構成した一例の要部を示す水平断面図、
第５図（ａ）、（ロ）はそれぞれ不燃性間仕切パネル同
士の接合部分を拡大して示す断面図、第６図（ａ）、（
ロ）はそれぞれ軽量耐火遮音間仕切壁を構成した例を一
部省略して示す樅断面図、第７図および第８図は従来の
不燃性間仕切パネルを用いて軽量耐火遮音間仕切壁を構
成した例の要部を示し、第７図はその水平断面図、第８
図はその中央部を一部省略して示す縦断面図である。 ２０・・・不燃性間仕切パネル、 ２１・・・平板状パネル基材、　　２２・・・リブ材、
２３・・・パネル基材切込み部、　２４・・・溝、２５
．２６・・・リブ材切込み部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 共同住宅やホテル等の軽量耐火遮音間仕切壁を構成する
   ための不燃性間仕切パネルにおいて、平板状パネル基材
   の裏面両側縁端に切欠き部を設けるとともに、その裏面
   両側縁端に沿って軽量鋼製リブ材を固設し、もって、該
   リブ材と上記切欠き部によって溝を形成したことを特徴
   とする不燃性間仕切パネル。