JPH0644966Y2 - 間仕切壁用パネル - Google Patents

間仕切壁用パネル

Info

Publication number
JPH0644966Y2
JPH0644966Y2 JP1988066874U JP6687488U JPH0644966Y2 JP H0644966 Y2 JPH0644966 Y2 JP H0644966Y2 JP 1988066874 U JP1988066874 U JP 1988066874U JP 6687488 U JP6687488 U JP 6687488U JP H0644966 Y2 JPH0644966 Y2 JP H0644966Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
partition wall
rib
runner
wall panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988066874U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01171811U (ja
Inventor
卓也 岡崎
孝雄 小林
Original Assignee
浅野スレート株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 浅野スレート株式会社 filed Critical 浅野スレート株式会社
Priority to JP1988066874U priority Critical patent/JPH0644966Y2/ja
Publication of JPH01171811U publication Critical patent/JPH01171811U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0644966Y2 publication Critical patent/JPH0644966Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物の内部に設ける間仕切壁に用いるパネルに
係り、詳しくは耐火、遮音性能を有する間仕切壁を構成
する石こうボード、けいカル板、スレート板等の耐火性
材料よりなる間仕切壁用パネルの構造に関する。
〔従来の技術〕
従来からこの種のパネル及びこれらを使用しての間仕切
壁の形成を図面に基いて説明すれば下記のとおりであ
る。
第5図に示すように断面ほぼコ字形の軽量鋼製スタッド
101を建込んで下地とし、その両面から石こうボード、
けいカル板、スレート板等よりなる単なる板状のパネル
102を一重或いは二重に粘着して壁を構成したものや、
第6図に示すように断面がロ字形の軽量鋼製スタッド10
3を千鳥状に配置し、それぞれの上下端にスペーサ104を
設けるとともに、それらに両側から前記同様単なる板状
のパネル105を一重或いは二重に粘着して壁を構成した
ものや、第7図−(イ)に示すように、予め工場等にお
いて、平板状のパネル106に折り曲げるための所要数の
V溝107を設けたV溝付パネル108を準備し、ついで現場
で第7図−(ロ)に示すようにV溝107を折り曲げ接着
し、接続用リブ部109を形成し、それらを第7図−
(ハ)に示すように当接し、接着することにより壁を構
成したものや、第8図に示すように、板状のパネル110
の裏面に、スタッドとして断面コ字状の軽量鋼製リブ11
1を縦方向に数条付設しておき、これらのリブ付きパネ
ルにより連続して壁を構成するようにしたものなどが知
られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の技術で述べたもののうち第5図に基いて説明した
ものが一般的であるが、このものはスタッド101の両側
にパネル102が粘着されていることから、スタッドが熱
や音の伝達媒体となり、断熱性、遮音性に問題点があ
り、このため最近では壁を構成する両側のパネルをそれ
ぞれ濁立した手段を用いて構成した間仕切壁が開発され
ている。即ち第6図〜第8図に示すのがその例のもので
あるが、第6図に示すものではスタッド103を建込むと
き、上下のスラブに設けたランナー(図示せず)とスタ
ッドの上下端との間にスペーサ104を飼い込む必要か
ら、施工に手間がかかるという問題点があり、第7図の
各図において順を追って示すものは、その(イ)図にお
いて比較的に弱いV溝107部分から運搬の際破損する危
険性があり、又V溝107に接着剤を塗布し折曲げて
(ロ)図に示すリブ部109を有するパネル108を形成する
際、接着部が硬化してパネルとして機能するまでには相
当の養生時間が必要であるという問題点があり、又第8
図に示すものはパネル110を連続して間仕切壁を形成す
るとき、接続部分が突き付けとなりパネル110が一枚、
一枚濁立した形になっているため、さらにパネル112を
重ねて粘着しても、下地となるパネル110の接続が不完
全であるため、この間仕切壁に衝撃が加わった場合、突
付部で上張りパネル112が容易に破壊するという問題点
があった。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、耐火、遮
音性能に優れ、かつ簡単な作業により確実に壁を構成す
ることができる間仕切壁用パネルを提供しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案に係る間仕切壁用パネ
ルは、石こうボード、けいカル板、スレート板等の耐火
性材料からなるパネルと、このパネルの縦方向の両側縁
部に沿ってパネルの縁部と面一になるようにパネルに固
着した軽量鋼製リブとを有し、隣接するパネルの各側縁
に設けた前記リブを互に当接して連続する間仕切壁を形
成するための間仕切壁用パネルにおいて、上記パネルの
一方の側縁部に設けたリブが隣接する間仕切壁用パネル
との当接面に凸部を、他方の側縁部に設けたリブが隣接
すべき当接面に形成した前記凸部と咬み合う凹部を具備
し、かつリブ上端部にパネルと協働して上部ランナーを
挿入係止する上部挿入溝を、リブ下端部にパネルと協働
して下部ランナーに落し込み係止する下部挿入溝を設け
たことを特徴とする。
〔作用〕
パネルはリブの上下端部に設けた挿入溝を、建物の上下
スラブに設けたランナーに挿入することにより係止固定
され、又パネルの両側縁部に設けたリブの凸部と凹部を
当接、咬み合せ連続した間仕切壁面を形成する。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は間仕切壁用パネルの斜視図であって、図中符号
1は石こうボード、けいカル板、スレート板等の耐火性
材料からなる平板状のパネルである。このパネル1の縦
方向の両側縁部に沿ってパネル1の縁部と面一になるよ
うに断面ロ字形の軽量鋼製リブ2a、2cが固着されてい
る。一方のリブ2aには凸部3が形成され、他方のリブ2c
には凹部4が形成され、そして隣接する間仕切壁用パネ
ルのリブ2a、3aに形成された凸部3と凹部4は、リブ2
a、3a相互の当接面を当接させて連続した間仕切壁を構
成するとき、互に咬み合うように形成されている。さら
にパネル1の中央部には前記同様縦方向に前記同様の断
面ロ字形のリブ2bが固着されている。
そしてさらに各リブの縦方向上下端部には、第1図に示
し、特に第2図に示すように間仕切壁用パネルを上下ス
ラブA及びBの、それぞれに設けたランナー(この場合
図示せず)に取付けるため、リブの上下端部を切断加工
して、パネル1と協働して上部ランナーを挿入係止する
上部挿入溝5および下部ランナーに落し込み係止する下
部挿入溝6が設けられており、それに加えてパネルの取
付けが簡単にできるように、即ち先ず、上部ランナーに
溝5を挿入し、ついで下部ランナーに溝6を落し込むこ
とにより取付けができるように、パネルの縦方向の長さ
は上下スラブ間の距離より短かく、かつリブの下端部
(溝6側)は、パネル下端面より引込んだ位置にあるよ
うに形成されている。
本考案の間仕切壁用パネルは上記のように形成されてい
るが、次に間仕切壁の形成を、主として第3図及び第4
図に基いて説明する。
上記間仕切壁用パネルを建物の内部に設けて間仕切壁を
形成するときは、先ず上部スラブAに設けたランナー7
に上部挿入溝5を挿入し、ついで下部挿入溝6を下部ス
ラブBに設けたランナー8に落し込んで建込み、必要に
応じパネル1の上部及び下部を取付け金具11で上部ラン
ナー7及び下部ランナー8に固着する。つぎに他の間仕
切壁用パネルを隣接して、同じように建込む、ついでこ
れらを接続するときは、間仕切壁用パネル側縁のリブ2a
の凸部3と、この間仕切壁用パネルに隣接する間仕切壁
用パネル側縁のリブ2cの凹部4を当接し、咬み合せ強固
に接続する。つぎに前記同様に必要に応じパネル1を上
下ランナーに例えば皿ビスのような取付金具11により固
着する。この作業を順次繰返して片方の壁面を形成し、
ついでもう一方の壁面を同じ要領で形成し、このように
して間仕切壁を建物内に設ける。
このようにして形成した間仕切壁の四周、特に上面には
隙間ができるが、これらは通常の充填材9を充填するこ
とにより塞ぎ、又壁面内部の空間部にはグラスウール等
の吸音材12を装填し、遮音性能が向上するようにするこ
とが望ましい。又さらに上張り材10をパネル1の上に重
ね張りすることにより、遮音性能に加え、耐火性能を向
上させることができる他、曲げ剛性、耐衝撃性等の性能
アップも期待することができる。
〔考案の効果〕
本考案の間仕切壁用パネルは上記のような構成に形成さ
れているので、これを用いて壁面を形成するとき、第6
図の工法で示す、スペーサは不要であり、第7図の工法
のパネルのV溝加工部の弱点や、接着養生時間の問題も
なく、第8図の工法のパネル突付部の強度上の弱点がな
いのみならずパネルに設けたリブの上・下端部を切断加
工してランナー挿入部を設けたことにより、間仕切壁用
パネルの建込みに際し、上部挿入溝を上部ランナーに挿
入した後、下部挿入溝を下部ランナーに落し込むだけの
簡単な作業で建込みが完了するし、又この作業に脚立等
を使用して不安定な状態で作業する必要がなく、さらに
間仕切壁用パネルの建込み開始の一枚目の間仕切壁用パ
ネルや、最終の間仕切壁用パネル等必要な場合のみのパ
ネルの上部又は下部を上部ランナー又は下部ランナーに
固着すれば間仕切壁が形成できるため、施工能率が大幅
に上昇する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は間仕切壁用パネルの斜視図、第2図は同パネル
の一部省略要部側面図、第3図は同パネルにより形成し
た間仕切壁の水平方向要部断面図、第4図は同パネルに
形成した間仕切壁の一部省略要部断面図である。 また第5〜第8図はそれぞれ従来の間仕切用パネルで形
成した間仕切壁の水平方向要部断面図である。 A……上部スラブ、B……下部スラブ、1……パネル、
2a,2b,2c……リブ、3……凸部、4……凹部、5……上
部挿入溝、6……下部挿入溝、7……上部ランナー、8
……上部ランナー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】石こうボード、けいカル板、スレート板等
    の耐火性材料からなるパネルと、このパネルの縦方向の
    両側縁部に沿ってパネルの縁部と面一になるようにパネ
    ルに固着した軽量鋼製リブとを有し、隣接するパネルの
    各側縁に設けた前記リブを互に当接して連続する間仕切
    壁を形成するための間仕切壁用パネルにおいて、上記パ
    ネルの一方の側縁部に設けたリブが隣接する間仕切壁用
    パネルとの当接面に凸部を、他方の側縁部に設けたリブ
    が隣接すべき当接面に形成した前記凸部と咬み合う凹部
    を具備し、かつリブ上端部にパネルと協働して上部ラン
    ナーを挿入係止する上部挿入溝を、リブ下端部にパネル
    と協働して下部ランナーに落し込み係止する下部挿入溝
    を設けたことを特徴とする間仕切壁用パネル。
JP1988066874U 1988-05-23 1988-05-23 間仕切壁用パネル Expired - Lifetime JPH0644966Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988066874U JPH0644966Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 間仕切壁用パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988066874U JPH0644966Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 間仕切壁用パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01171811U JPH01171811U (ja) 1989-12-05
JPH0644966Y2 true JPH0644966Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31292262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988066874U Expired - Lifetime JPH0644966Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 間仕切壁用パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0644966Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2688456B2 (ja) * 1991-05-24 1997-12-10 鹿島建設株式会社 間仕切壁
JP4727235B2 (ja) * 2005-01-14 2011-07-20 大和ハウス工業株式会社 石膏ボード二層貼り遮音壁の施工方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605941A (ja) * 1983-06-25 1985-01-12 仙台内装工業株式会社 間仕切壁の製造方法
JPS61166089U (ja) * 1985-04-04 1986-10-15
JPS61177103U (ja) * 1985-04-24 1986-11-05
JPH0728258Y2 (ja) * 1986-11-04 1995-06-28 石川島建材工業株式会社 間仕切壁の構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01171811U (ja) 1989-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920002872B1 (ko) 유리블럭패널과그구성방법및이에사용되는연결구
CA2191914C (en) Insulated concrete form
US5259161A (en) Vertical and horizontal reinforcement and spacing guide for panels constructed of blocks
US10683665B2 (en) Metal framing components for wall panels
RU2380499C2 (ru) Строительная система для сооружения плоских конструкций
WO2004055285A1 (fr) Panneau de mur creux combine reglable
US4107891A (en) Modular building panel with heat nonconducting means
US20080168725A1 (en) Masonry Wall System
KR100675620B1 (ko) 조립식 벽체판넬과 이를 이용한 건물벽체
JPH0644966Y2 (ja) 間仕切壁用パネル
JPH02256765A (ja) 建造物のフアサードを化粧するための建築部材
CN212176196U (zh) 一种装配式轻质隔墙
JP5169367B2 (ja) 断熱天井
JP7266385B2 (ja) 間仕切壁構造、及びこの間仕切壁構造の施工方法
KR101922216B1 (ko) 건축 벽체용 지지구조
KR102408249B1 (ko) 내진 성능을 가진 건축외장용 복합패널
JPS60195256A (ja) レンガ張設構造
JP2526111B2 (ja) 不燃性間仕切りパネル
JP2578353B2 (ja) 間仕切り壁の形成方法
UA19436U (en) Wall panel
JPS61165443A (ja) 建物の外壁
JPH02190547A (ja) 不燃性間仕切パネル
JP3127972B2 (ja) 建物ユニットの界壁施工方法
JP2001159204A (ja) 間仕切壁、及びその施工方法
JPS6118089Y2 (ja)