JP3270180B2 - 壁パネルの据付構造 - Google Patents
壁パネルの据付構造Info
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Description
のに用いられる壁パネルの据付構造に関する。
め工場で製造した壁パネル、屋根パネル、床パネル等を
施工現場にて組み立てることにより住宅を構築するプレ
ファブ工法が広く採用されている。このようなプレファ
ブ工法において用いられる壁パネルとしては、例えば図
4に示すものが知られている。図4に示した壁パネル1
は、矩形枠状に組まれた枠体2と、その内部に設けられ
た補強芯材3と、枠体2内に納められたロックウール等
の断熱材4と、枠体2および補強芯材3の表裏両面に貼
着された合板からなる面材5、5とによって構成された
ものである。また、このような壁パネル1とは別に図5
に示すものも知られている。図5に示した壁パネル6
は、発泡成形ポリスチレン等からなるコア材7と、その
両面に貼着された合板等からなる面材8、8とによって
構成されたものである。
伐などにより森林資源の減少が加速化されつつあり、さ
らにこれに起因して地球環境の悪化が大きな社会問題と
なっている。したがって、当然木材の供給量は少なくな
り、これに伴ってその価格は高騰しつつある。ところ
が、前記の壁パネルにあっては、いずれも合板等木材か
らなる面材を両面に使用しており、したがってそのコス
ト上昇が避けられず、製造コストの増大を引き起こす大
きな要因となっている。また、前記壁パネルにあって
は、その面材が住宅等構造体の耐力材となることから十
分な厚みが要求され、したがって壁パネル全体としてみ
た場合にかなりの重量物になってしまい、現場での施工
等に際しその作業性を損なう要因となっていた。
で、その目的とするところは、合板等木材の使用を少な
くした壁パネルの据付構造を提供することにある。
記載の壁パネルの据付構造では、耐力面材とその両面に
耐力面材を覆うようにしてそれぞれ貼設された断熱面材
とからなる複数の壁パネルが、断熱面材の下端部を切り
欠かれて耐力面材の下端部が露出せしめられ、この露出
した耐力面材の下端部を床に固定されかつ間隔をあけて
平行に配置された一対の固定材間に挟着せしめられ、か
つ前記複数の壁パネルの隣接する断熱面材どうしの接合
端側をカットされて耐力面材が露出せしめられ、この露
出した耐力面材の互いの対向面を一対の継材間に挟着せ
しめられて壁パネルどうしが接合され、固定材と断熱面
材と継材とが同一の石膏ボードで覆われて仕上げられた
ことを前記課題の解決手段とした。
構造によれば、断熱面材を施工現場でカットしあるいは
工場等でプレカットしておき、露出した耐力面材の下端
部を固定材間に挟着し、さらにビスや釘等によってこれ
に固定するだけで容易に据付を行うことができる。ま
た、複数の壁パネルの隣接する断熱面材どうしの接合端
側を施工現場でカットしあるいは工場等でプレカットし
ておき、露出した耐力面材の互いの対向面を一対の継材
間に挟着し、さらにビスや釘等で耐力面材と継材とを固
定することにより壁パネルどうしを接合できる。また、
固定材と断熱面材と継材とが同一の石膏ボードで覆われ
て仕上げられているので、外面的には壁パネルの据付部
分における接合部および隣接する壁パネルどうしの接合
部が全く見えず、したがってその後のクロス仕上げ等が
容易になる。
しく説明する。図1において符号10は壁パネルであ
り、この壁パネル10は矩形板状の耐力面材11とその
両面にそれぞれ貼設された矩形板状の断熱面材12、1
2とからなるものである。耐力面材11としては、合板
やOSB(オリエンテッド・ストランド・ボード)、セ
メント系の無機面材等が用いられる。断熱面材12とし
ては、発泡ポリスチレン等の発泡樹脂が好適に用いられ
る。また、この断熱面材12の耐力面材11への貼設に
ついては、接着剤による接着が好適とされる。
するには、まず図2に示すように床面上に一対の固定材
13、13を所定の間隙を介して平行に配置する。これ
ら固定材13、13は細長い四角柱状のもので、その幅
が前記断熱面材12の厚みとほぼ一致するものとなって
いる。また、これら固定材13、13間の間隙は、前記
耐力面材11の厚みとほぼ一致するものとなっている。
のそれぞれ下端部を、水平方向にカットして下端部分を
耐力面材11から剥離し、耐力面材11の下端部を露出
させる。ここで、断熱面材12のカット寸法(断熱面材
12の下端縁からカットラインまでの距離)について
は、固定材13の高さにほぼ一致させる。なお、この断
熱面材12、12のカットについては、施工現場にて行
ってもよく、また工場にて予めカットしておいてもよ
い。
出した下端部を固定材13、13間に挿入し、固定材1
3、13上に壁パネル10を立てる。そして、一方の固
定材13から他方の固定材13に向けてビス止めまたは
釘打ちを行い、これによって耐力面材11の下端部を固
定材13、13間に挟着した状態で固定する。
ては、前述した手順により固定材13、13間に壁パネ
ル10を固定した後、図3に示すように壁パネル10、
10の断熱面材12、12のそれぞれの接合端側をカッ
トする。次に、カット部分14に合板や金属板、樹脂
板、断熱板等の継材15を貼設するとともに、これを釘
打ちや螺子止め、接着等の固定手段により固定し、結果
として壁パネル10、10を継材15を介すことによっ
て接合せしめる。つまり、壁パネル10、10の隣接す
る断熱面材12、12どうしの接合端側をカットして耐
力面材11を露出させ、この露出させた耐力面材11の
互いの対向面を一対の継材15、15間に挟着すること
により、隣接する壁パネル10、10どうしを接合する
のである。その後、図2に示すように断熱面材12から
固定材13にかけて石膏ボード16を貼着し、さらにそ
の上をクロス仕上げして壁を構築する。
となる中央部にしか耐力面材11を用いず、その両面に
は断熱面材12を用いているため、合板等木材は仮に使
っても耐力面材にしか使用しないため、パネル全体でみ
た場合に木材の使用量が少なくなる。また、断熱面材1
2として発泡樹脂を用いているため、耐力面材11を1
枚で構成していることと相まって壁パネル10全体の重
量が軽くなる。
中空部のない矩形板状のものを用いたが、電気配線等を
必要とする場合には適宜断熱面材12の一部を切り欠
き、溝を形成してこれに配線等を配してもよい。また、
耐力面材の形状については、図面に示した矩形板状のも
のに限定されることなく、壁パネルの形状によって適宜
変更可能であるのはいうまでもない。
項1記載の壁パネルの据付構造は、コアとなる中央部に
耐力面材を用い、その両面に断熱面材を用いた壁パネル
を採用しているので、パネル全体でみた場合に木材の使
用量が少なくなり、したがって製造コストの増加を抑制
することができる。また、耐力面材の両面に貼設される
断熱面材として例えば発泡樹脂を用いることにより、耐
力面材を1枚で構成していることと相まって壁パネル全
体の重量が軽くなり、したがってその運搬効率や現場施
工の際の作業性を高めることができる。
いは工場等でプレカットしておき、露出した耐力面材の
下端部を固定材間に挟着し、さらにビスや釘等によって
これに固定するだけで得られるので、極めて容易であ
り、施工性に優れた据付構造となる。また、複数の壁パ
ネルの隣接する断熱面材どうしの接合端側を施工現場で
カットしあるいは工場等でプレカットしておき、露出し
た耐力面材の互いの対向面を一対の継材間に挟着し、さ
らにビスや釘等で耐力面材と継材とを固定することによ
り壁パネルどうしを接合できる。このように、耐力面材
に溝を形成する等の特別な加工を施すことなく、壁パネ
ルを床面に固定することができるとともに、隣接する壁
パネルどうしを接合させて固定することができるので、
複数の壁パネルからなる壁について強固な固定が行え
る。また、複数の壁パネルを固定した状態において外表
面を面一にできるので、その後、固定材と断熱面材と継
材とが同一の石膏ボードで覆われて仕上げられ、外面的
には壁パネルの据付部分における接合部および隣接する
壁パネルどうしの接合部が全く見えず、したがってその
後のクロス仕上げ等が容易になる。
ルの据付構造の一例を示す側断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 耐力面材とその両面に耐力面材を覆うよ
うにしてそれぞれ貼設された断熱面材とからなる複数の
壁パネルが、断熱面材の下端部を切り欠かれて耐力面材
の下端部が露出せしめられ、この露出した耐力面材の下
端部を床に固定されかつ間隔をあけて平行に配置された
一対の固定材間に挟着せしめられ、かつ前記複数の壁パ
ネルの隣接する断熱面材どうしの接合端側をカットされ
て耐力面材が露出せしめられ、この露出した耐力面材の
互いの対向面を一対の継材間に挟着せしめられて壁パネ
ルどうしが接合され、固定材と断熱面材と継材とが同一の石膏ボードで覆われ
て仕上げられた ことを特徴とする壁パネルの据付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06888093A JP3270180B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 壁パネルの据付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06888093A JP3270180B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 壁パネルの据付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280326A JPH06280326A (ja) | 1994-10-04 |
JP3270180B2 true JP3270180B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=13386417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06888093A Expired - Fee Related JP3270180B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 壁パネルの据付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270180B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090205277A1 (en) * | 2008-02-19 | 2009-08-20 | Gibson A David | Construction Panel System And Method Of Manufacture Thereof |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP06888093A patent/JP3270180B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06280326A (ja) | 1994-10-04 |
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