JP3216568U - 耐震補強パネル及び耐震補強パネルを取り付けた構造壁体 - Google Patents

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忠彦 本吉
忠彦 本吉
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Abstract

【課題】短い工期と低い費用で木造建築物の耐震補強を可能とするパネルと、該パネルを用いた強固な耐震補強構造壁体を提供する。【解決手段】矩形の金属製耐震補強パネル1であって、対角線を含むX字状の範囲を除く領域に少なくとも1の解放領域11を有する。4辺及び4辺から一定距離部分を範囲とする枠部21と、枠部21に内接する中央部22と、を有し、中央部22は枠部21に対して突出している。石膏ボードや合板等の壁内装材を取り除くこと無く、通常は縦に複数枚、金属製ビスや釘等により内装材を介して柱に固定し、強固な耐震補強構造壁体を形成する。入隅部分の構造については、金属製パネルの端を45度に折り曲げたパネルを用いて直接柱7に固定するか、あるいはコーナー金物3a、3bを柱に固定し、その金物と柱7の間にパネルを固定する。【選択図】図3

Description

本考案は、木造建築物の耐震補強に使用するパネル及び該パネルを取り付けた耐震補強構造壁体に関する。
従来、木造建築物の耐震補強は、既存の壁の内部に、 筋交いや金物、構造用合板等を用いて行っている。最近では、新しい補強方法として、金属製補強パネルやブレースも提案されている。
特開2003−184209号 特開2017−206941号
上述した従来の木造建築物の耐震補強においては、壁の内装材を撤去し、筋交いでの補強、構造用合板の施工、金属製補強パネルの施行等を行って耐震補強構造物としている。この工法によると、内装材を撤去するため工事が繁雑で、工期が長く、耐震補強の費用もより多くかかるため、耐震補強の必要性は認めても、実際に実施する人は多くなかった。
例えば、特許文献1、2の発明はいずれも耐震程度は高いが、建造物の壁体と一体となった耐震構造物であるため、工期と費用が膨らむ可能性が高く、上述の問題は解決されていない。
上述の問題に鑑み、本考案は、短い工期と低い費用で木造建築物の耐震補強を可能とするパネルと、該パネルを用いた強固な耐震補強構造壁体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、木造建築物の壁面に設置する耐震補強パネルであって、前記矩形の2の対角線を含むX字状の範囲を除く領域に少なくとも1の解放領域を有することを特徴とする。
請求項2の耐震補強パネルは、4辺及び4辺から一定距離部分を範囲とする枠部と、前記枠部に内接する中央部と、を有し、前記中央部は前記枠部に対して突出していることを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1又は2記載の耐震補強パネルを取り付けた耐震補強構造壁体である。
本考案に係る耐震補強パネル及び耐震補強構造壁体は、石膏ボードや合板等の内装材を取り除く工事を行うことなく、壁面に耐震補強パネルを取り付ける構成であるため、工期の大幅短縮と費用の低減が可能となる。具体的には、本構造物の工期は従来工法の約1/2から1/5に短縮し、費用は約1/2に安く抑えることができる。
本考案に係る耐震補強パネルは、金属製ビスや釘等により直接柱に取り付け、内装材を介して柱に強固に固定するので、十分な耐震補強効果を持つ構造壁体が実現する。
必要に応じて表面に化粧板、クロス張り等の仕上げが可能であるため、景観についての配慮も可能となる。
実施形態1に係る耐震補強パネルの斜視図である。 実施形態2に係る耐震補強パネルの斜視図である。 耐震補強構造壁体の一例を示す斜視図である。 入隅用のパネル取付金物の斜視図である。 入隅用折返しパネルの斜視図である。 入隅用折返しパネルの組合せを示す断面模式図である。丸内は組合せ部分の拡大模式図である。
以下、本実施形態に係る耐震補強パネル(以下、単に「パネル」という。)及び耐震補強構造壁体について、図を用いて説明する。
まず、パネル単体の特徴について述べる。
(実施形態1)
実施形態1のパネルは請求項1記載のパネルであって、図1に示すように、対角線12によって分けられた4つの領域に、それぞれ略二等辺三角形の解放領域11を有する。パネルの材質は0.8mmから5mmの鉄板およびメッキ、塗装等により防錆処理をした鉄板、アルミニウムおよびアルミニウム合金板、ステンレス板等の金属製が好ましく、価格、強度、耐久性の点で1.6mmから3.2mmボンデ鋼板がより好ましい。
パネルのサイズは幅910mmが標準寸法であり、高さは600mmから800mmである。また、入隅部分のパネルのサイズは、コーナー金物および下地材等の厚みを考慮して、決定される。
(実施形態2)
実施形態2のパネルは請求項2記載のパネルであって、実施形態1のパネルと比較して、パネルの強度をより高めた立体的形状に特徴がある。すなわち、図2に示すように、全体が枠部21と中央部22より成る構成において、中央部22の面位置が枠部21の面位置よりも5mmから20mm程度突出して成型されている。
(耐震補強構造壁体)
次に、パネルの取付方法と、建築物で云う入隅部分の取り扱いについて述べる。
取り付けに際しては、図3に示すように、縦に3枚取り付けるのが好ましい。石膏ボードや合板等の内装材を取り除くこと無く、金属製ビスや釘等により内装材を介して柱7に強固に固定するため、全体として充分な耐震補強効果を持つ構造壁体となる。
また、入隅部分の取付けについては、以下の2通りの方法により、耐震補強効果を担保している。
第1は、図4に示すような入隅用パネル取付金物3a、3bを使用して、間接的にパネルを柱7に固定する方法である。具体的には、金物3a、3bを柱7に強固に固定し、金物3a、3bと柱7の間にパネル1を固定する。図3は、この方法によって形成された構造壁体を示す。
第2は、図5に示すような縦辺を45度に折返したパネル4を使用する方法である。図6に示すように、2枚のパネルの折返し部41を入隅で重ね、これを金属製ビスや釘等により直接柱7に固定する。
いずれの方法によっても、パネルは柱に強固に固定されるため、充分な耐震補強効果を持つ構造壁体となる。
1 パネル
11 解放領域
12 対角線
13 ビス穴
21 枠部
22 中央部
3a 入隅用パネル取付金物(上下用)
3b 入隅用パネル取付金物(接続用)
4 入隅用折返しパネル
41 折返し部
5 既存壁下地材
6 既存壁胴縁
7 柱

Claims (3)

  1. 木造建築物の壁面に設置する矩形の耐震補強パネルであって、
    前記矩形の2の対角線を含むX字状の範囲を除く領域に少なくとも1の解放領域を有することを特徴とする耐震補強パネル。
  2. 前記耐震補強パネルは、
    4辺及び4辺から一定距離部分を範囲とする枠部と、
    前記枠部に内接する中央部と、
    を有し、前記中央部は前記枠部に対して突出していることを特徴とする請求項1記載の耐震補強パネル。
  3. 請求項1又は2記載の耐震補強パネルを取り付けた耐震補強構造壁体。
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JP2021067098A (ja) * 2019-10-24 2021-04-30 江戸川木材工業株式会社 制震装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021067098A (ja) * 2019-10-24 2021-04-30 江戸川木材工業株式会社 制震装置
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