JP2795861B2 - 出隅構造 - Google Patents

出隅構造

Info

Publication number
JP2795861B2
JP2795861B2 JP63324167A JP32416788A JP2795861B2 JP 2795861 B2 JP2795861 B2 JP 2795861B2 JP 63324167 A JP63324167 A JP 63324167A JP 32416788 A JP32416788 A JP 32416788A JP 2795861 B2 JP2795861 B2 JP 2795861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner
wall
decorative surface
protruding
decorative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63324167A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02171467A (ja
Inventor
寿衛 小関
雅彦 阿部
聖一 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK filed Critical AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority to JP63324167A priority Critical patent/JP2795861B2/ja
Publication of JPH02171467A publication Critical patent/JPH02171467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2795861B2 publication Critical patent/JP2795861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヨロイ張り状壁体の出隅構造に関するもの
である。さらに詳しくは、化粧面が3段以上の階段状で
ある乾式壁材を用いて形成した壁体の出隅構造に係るも
のである。
〔従来の技術〕
従来の乾式工法によりヨロイ張り状の壁体を形成した
際の出隅部は、第10図(a)に示すように、ほぼ台形状
の化粧片b1、b2をL字状にした化粧面部bと、化粧片
b1、b2の上部に形成した固定部cと、化粧片b1、b2の下
部をL字状に屈曲した底面dと係止片eとから形成され
ているものを第10図(b)に示すように乾式壁材を配設
したあと、下段より1段ずつ装着した構造とするのが一
般的であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記出隅構造は1枚の乾式壁材で1段
を形成する場合であり、壁体形成の施工性向上を図るた
め、第2図(a)〜(c)に示すような乾式壁材A、す
なわち、化粧面2が3段の階段状となっている乾式壁材
では中間の段差部分に、出隅の係止片eを係止すること
ができない欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、化粧面が3
段以上の階段状となった乾式壁材の最下段面を被覆する
ための下段用出隅、最上段面を被覆するための上段用出
隅、および中間段面を被覆するための中間段用出隅の3
種類を用いた出隅構造であり、それぞれの出隅の上端に
設けた固定部で壁下地に固定し、また下段用出隅の下端
は乾式壁材の下端連結部を抱持することによって固定
し、中間段用出隅、上段用出隅はそれぞれ下段の出隅の
係合用フランジを連結部の係合舌片で挟持することによ
って固定した出隅構造を提案するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る出隅構造につい詳細
に説明する。第1図は上記出隅構造の外観を示す部分外
観図で、Aは乾式壁材(以下、単に壁材という)、Bは
下段用出隅、Cは中間段用出隅、Dは上段用出隅であ
る。すなわち壁材Aは例えば第2図(a)に示すよう
に、表面処理鋼板、亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼板、ア
ルミ・亜鉛合金メッキ鋼板(商品名ガルファン、ガルバ
リウム鋼板、スーパージンク)、アルミニウム板、アル
ミニウム合金板、銅板、クラッド鋼板、制振鋼板等の1
種からなる金属板(平板、エンボス加工板を含む)、ま
たは合成樹脂板からなる表面材1で化粧面2、下端連結
部3、上段連結部4を形成し、表面材1の背面に、合成
樹脂発泡体、石膏ボード、ロックウール、グラスウー
ル、シージングボード、木毛セメント板、セメント等か
らなる芯材5を充填し、必要に応じて芯材5の背面を各
種シート状物からなる裏面材6を貼着したサンドイッチ
板、あるいは、(b)図のようにセメント、コンクリー
ト、粘土、GRC、ALC等を押出成形、バッチ成形して形成
した無機質板、もしくは(c)図に示すようにアルミニ
ウム等の金属材料、合成樹脂材を押出成形したもの等で
ある。さらに説明を加えると、壁材Bは壁下地上に横張
り状に配設してヨロイ張り状壁体を形成するものであ
り、かつ、化粧面2は3段以上の階段状となっているも
のである。下段用出隅Bは第3図に示すようなものであ
り、主に前記したような金属薄板、合成樹脂板からなる
ものである。すなわち下段用出隅Bは、ほぼ台形状の化
粧片7a、7bをL字状にした化粧面部7と、化粧片7a、7b
の上端の角部近傍を上方に突出させた固定部8と、化粧
片7a、7bの上端で、固定部8を除き、少なくとも側端縁
を含む範囲で外方に突出した係合用フランジ9を有し、
また、化粧面部7の下端には、化粧片7a、7bの下端を内
方に屈曲した底面11と、底面11の先端を上方へ屈曲した
係止片12とからなる係止部10を有するものである。この
下段用出隅Bは出隅部において、第6図に示すように壁
材Aの下段面2aを被覆し、かつ壁材A間の間隙を被覆す
るものである。また係止部10は壁材Aの下端連結部3を
抱持し、下段用出隅Bの下端部の固定として機能し、ま
た上端の固定部8は外部に露出しない位置で釘等の固定
具によって固定する部分である。なお、固定部8には必
要に応じて固定穴8aを穿設しておき、固定具による固定
の際の固定部8の変形を抑制することが好ましいもので
ある。さらに係合用用フランジ9は壁材Aの下段面2aと
上段面2cとの中間の中段面2bにほぼ接触するように位置
し、後述する中間段用出隅Cの係合舌片18に挟持される
ことによって、中間段用出隅Cの下端での固定に役立つ
ものである。中間段用出隅Cは、下段用出隅Bと同質の
素材を第4図に示すように成形したものである。すなわ
ち中間段用出隅Cは、下段用出隅Bの化粧面部7、固定
部8とほぼ同一形状の化粧面部13、固定部14、係合用フ
ランジ15と、化粧面部13の下端には、化粧片13a、13bの
それぞれを内方に屈曲した底面17と、底面17の側端に、
下はぜ状に屈曲した係合舌片18とからなる連結部16を有
するものである。この化粧面部13は壁材Aの中段面2bを
被覆し、固定部14は固定部8と同様に中間段用出隅Cの
上端における固定を行うものである。また連結部16で
は、底面17は壁材Bの中段面2b、および下段用出隅Bの
係合用フランジ9を被覆するものであり、係合舌片18は
第6図(b)に示すように係合用フランジ9を側端で挟
持することで、下段用出隅Bと中間段用出隅Cを一体化
し、固定するものである。このため、中間段用出隅Cも
上下端で固定されることとなり、離脱、剥落のない出隅
構造を形成することとなる。さらに説明を加えると、こ
の中間段用出隅Cは壁材Aの下段面2a、上段面2cを除く
面を被覆するものであり、壁材Aの化粧面2の段数に応
じて1個以上用いられるものである。なお、中間段用出
隅C同士の連結は、上述した下段用出隅Bと中間段用出
隅Cの連結と同様に行うものである。上段用出隅Dは第
5図に示すように、中間段用出隅Cの係合用フランジ15
を除去した形状、すなわち化粧面部19、固定部20、底面
22と係合舌片23からなる連結部21とから形成したもので
あり、壁材Aの上段面2cを被覆するものである。このよ
うに、上段用出隅Dは、その上方に位置する下段用出隅
Bとは連結構造とならないため、壁材Aを配設する際の
働き幅の調整を行うことができる。
以上説明したのは本発明に係る出隅構造の一実施例に
すぎず、第7図(a)〜(e)〜第9図(a)〜(f)
に示すような下段用出隅B、中間段用出隅C、上段用出
隅Dを用いることも可能である。すなわち第7図(a)
〜(e)は下段用出隅Bの係止部10の変形例であり、各
々壁材Aの抱持力の強化を図ったものである。また第8
図(a)〜(h)は固定部8、14、20の変形例であり、
各々固定部8、14、20の強度を補強し、釘打設の際の変
形を抑制するようにしたものである。さらに第9図
(a)〜(f)は係合用フランジ9、15の変形例であ
る。なお、化粧面部7、13、19の背面と、壁材Aの化粧
面2間にコーキング材、パッキング材等の防水シール材
を配設することも可能である。さらに、図示しないが、
壁材Aとして、1枚で1段を形成するものを用いた場合
も、下段用出隅Bと中間段用出隅C、上段用出隅Dを交
互に用いて出隅部を形成することも可能である。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係る出隅構造によれば、
下段用出隅は、下端で壁材を抱持することにより固定さ
れ、上端で固定部を固定し、また中間段用出隅と上段
用出隅は、下端で下段用出隅の係合用フランジを係合舌
片で挟持することによって固定され、上端では固定部を
固定具で固定しているため、各々上下端で固定され、離
脱、剥落のない出隅構造とすることができる。また、
壁材1枚に対して、下段用出隅と中段用出隅、上段用出
隅が対になって出隅部を形成し、上段用出隅とその上方
の下段用出隅とは独立しているため、壁材を配設する際
の働き幅の調整を行っても、これに対応した出隅部とな
る。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る出隅構造の外観を示す部分外観
図、第2図(a)〜(c)、第3図、第4図、第5図は
それぞれ上記出隅構造に用いられる部材である乾式壁
材、下段用出隅、中間段用出隅、上段用出隅の代表例を
示す斜視図、第6図(a)、(b)は上記出隅構造の部
分説明図、第7図(a)〜(e)〜第9図(a)〜
(f)は下段用出隅、中間段用出隅、上段用出隅の変形
例を示す説明図、第10図(a)、(b)は従来例を示す
説明図である。 A……乾式壁材、B……下段用出隅、C……中間段用出
隅、D……上段用出隅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 E04F 19/02 E04F 19/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧面が3段以上の階段状である乾式壁材
    を用いたヨロイ張り状壁体の出隅部において、2つの台
    形状の化粧片をほぼL字状にした化粧面部と、該化粧面
    の上端には角部近傍のみを上方へ突出させた固定部と、
    該固定部の部分を除き両側縁を含む範囲で外方へ突出さ
    せた係合用フランジとを有し、また化粧面部の下端には
    内方に屈曲した底面と、該底面の先端を上方に屈曲した
    係止片とからなる係止部を有する下段用出隅と、該下段
    用出隅と同一の化粧面部、固定部、係合用フランジを有
    すると共に、化粧面部の下端には内方に屈曲した底面
    と、該底面の両端をはぜ状に屈曲した係合舌片とからな
    る連結部を有する中間段用出隅と、該中段用出隅と係合
    用フランジを除き同一の化粧面部、固定部を有し、かつ
    中間段用出隅と同一の連結部を有する上段用出隅とを用
    い、壁体を形成した前記乾式壁材の各々の下端連結部を
    下段用出隅の係止部で抱持すると共に上部を固定部で壁
    下地に固定し、同一の乾式壁材の中段面を中間段用出隅
    で被覆すると共に、下段用出隅、および中間段用出隅と
    は係合用フランジを連結部の底辺で被覆すると共に、該
    係合用フランジの両端を連結部の係合舌片で挟持し、固
    定部を壁下地に固定し、乾式壁材の上段面は上段用出隅
    を用いて、中段用出隅と同様に下段の中段用出隅と連結
    し、壁下地に固定していることを特徴とする出隅構造。
JP63324167A 1988-12-22 1988-12-22 出隅構造 Expired - Fee Related JP2795861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63324167A JP2795861B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 出隅構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63324167A JP2795861B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 出隅構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02171467A JPH02171467A (ja) 1990-07-03
JP2795861B2 true JP2795861B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=18162852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63324167A Expired - Fee Related JP2795861B2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 出隅構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2795861B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH053632Y2 (ja) * 1985-08-12 1993-01-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02171467A (ja) 1990-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0240551A1 (en) Brick support structure
JP2795861B2 (ja) 出隅構造
JP2795859B2 (ja) 出隅構造
JP2854335B2 (ja) 出隅構造
JP2736096B2 (ja) 出隅部の土台部構造
JP2846640B2 (ja) 出隅構造
JP2515715Y2 (ja) 出 隅
JPH042261Y2 (ja)
JPH053632Y2 (ja)
JP3417241B2 (ja) 床用見切り縁の構造
JPH04203141A (ja) 間仕切パネルの設置構造
JP3457425B2 (ja) サイディング開口部のチャンネル取付構造
JPS5932662Y2 (ja) 階段装置
JPS6015846Y2 (ja) 雇い実
JPH0481018B2 (ja)
JPH0542161Y2 (ja)
JPS5829263Y2 (ja) 自在開口枠
JP2504643Y2 (ja) タイル目地構造
JPH0449313Y2 (ja)
JPS6127542B2 (ja)
JPH0716829Y2 (ja) 壁板の取付構造
JPH0762830A (ja) 外装材の取り付け構造
JPH0421362Y2 (ja)
JPH075140Y2 (ja) 外壁取り付け物の構造
JPS624087Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees