JPH0116864Y2 - - Google Patents

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JPH0116864Y2
JPH0116864Y2 JP1987098075U JP9807587U JPH0116864Y2 JP H0116864 Y2 JPH0116864 Y2 JP H0116864Y2 JP 1987098075 U JP1987098075 U JP 1987098075U JP 9807587 U JP9807587 U JP 9807587U JP H0116864 Y2 JPH0116864 Y2 JP H0116864Y2
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sash frame
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、老朽化した一重サツシ窓を改変し
て得られる二重サツシ窓に関するものである。
金属製サツシは木製サツシよりも断熱性、遮音
性、気密性において優れている。当初の金属製サ
ツシは一重サツシであつた。
とくに低温地方、騒音の激しい地域では、断熱
性、遮音性を高めるため、二重サツシが用いられ
るようになつた。
それ以外の地方、地域でも、より快適な屋内生
活の要望の高まり、あるいは環境変化による騒音
増大に伴なつて、老朽化した既設一重サツシに代
えて、二重サツシ化することが望まれる場合があ
る。
しかし、既設の一重サツシを二重サツシに変更
するには、既設サツシ枠の取外し、新規サツシ枠
の取付け、サツシ枠取付部周辺の仕上げ作業な
ど、非常に大がかりな改装工事を必要とし、時間
も工事費も多くかかるため、二重サツシ化の希望
を容易に満たすことができなかつた。
そこで、この考案は既設一重サツシ枠を取除く
ことなく、既設サツシ枠の屋外側に新規サツシ枠
を添設することにより、簡単に二重サツシ化がで
きるようにした二重サツシ窓を提供することを目
的とする。
上記目的を達成するため、この考案は、既設サ
ツシ枠を除去することなく、既設サツシ枠の内周
面を障子収容部を有するカバー材で被覆し、既設
サツシ枠の屋外側に新規サツシ枠を添設して、カ
バー材の障子収容部と新規サツシ枠の障子収容部
のそれぞれに障子を建付けることを特徴とする。
次に、この考案の各種実施例を図面に基いて説
明する。
第1図は雨戸を備えていない既設一重サツシ窓
にこの考案を適用した場合の実施例を示すもので
ある。。1,2は図示を省略した左右の縦枠とと
もに、既設の一重サツシ枠(以下、単に既設サツ
シ枠という)OSを構成する上枠と下枠であり、
通常の方法によりまぐさ3及び窓台4に固定され
ている。また、5a1は既設サツシ枠OSの屋外側
に取付けられている上部周縁材であり、前記上枠
1の取付縁6を被覆する状態で前記まぐさ3の屋
外側面に釘打ちなどにより固定されている。この
上部周縁材5a1にほぼL形の水切り板7を固着し
た後、上部外装仕上げ材8が取付けられている。
9は、前記下枠2の屋外側に取付けられた水切り
板であり、その下側に下部外装仕上げ材10が取
付けられている。図示されていないが、左右の縦
枠の屋外側面にも、柱を介して、前記上部周縁材
5a1と同様の縦部周縁材が固着されて、その周縁
材の周囲に水切り板を固着し、その水切り板で側
部外装仕上げ材の見切りを受けている場合があ
る。
以上が、改造前の一重サツシの構造である。
この一重サツシをこの考案により二重サツシに
変更するには、まず、前記既設サツシ枠OSの屋
外側の周囲に周縁材を取付ける。既に取付けてあ
る上部周縁材5a1がある場合はそれをそのまま利
用する。また、縦枠の屋外側にも周縁材が取付け
てあるときは、これもそのまま用い、取付けられ
ていないときは、新たに縦部周縁材を取付ける。
さらに、前記下枠2の屋外側において、前記水切
り板9に下部周縁材5a2を載置して、窓台4に釘
打ちなどして固定し、各周縁材を方形に連結させ
る。
次いで、方形の周縁材の間に、予め方形に枠組
みしてある新規サツシ枠NSを嵌合し、新規サツ
シ枠を構成する上枠11の取付壁12を前記上部
周縁材5a1の屋外側面に、同じく下枠13の取付
壁14を下部周縁材5a2の屋外側面に、また、図
示されていない左右縦枠の取付壁を同様に左右の
縦部周縁材の屋外側面にそれぞれ当接して、各取
付壁からねじ15をねじ込むなどして、新規サツ
シ枠を周縁材に添設する。この場合、新規サツシ
枠の屋内側壁16を既設サツシ枠の屋外側端部に
当接させると、位置決めも容易にでき、かつ、新
規サツシ枠の取付安定性がよい。
そして、最後に、前記既設サツシ枠を構成する
上枠1、下枠2及び図示を省略した左右両縦枠の
内側面に、それぞれ、カバー材17a,17bを
取付ける。上部カバー材17aは既設サツシ枠の
障子収容部を構成する上枠の案内溝18a1,18
a2,18a3を被覆し、かつ、屋外側端部に上方に
折曲形成された係止部を新規サツシ枠の上枠11
の屋内側壁16の屋外側面に係止させるととも
に、屋内側端部を額縁材19又は既設サツシ枠の
上枠1の屋内側壁20にねじ21で固着して、上
枠1,11を連結している。下部カバー材17b
は同じく既設サツシ枠の障子収容部を構成するレ
ール18b1,18b2,18b3を被覆し、かつ、屋
外側端に下方に折曲形成された係止部を新規サツ
シ枠の下枠13の雨返し壁22の屋外側面に係止
させるとともに、屋内側端部を窓台4にねじ21
で固着して、下枠2,13を連結している。左右
縦部のカバー材も同様にして、既設サツシ枠の障
子収容部を構成する縦枠の戸当り溝を被覆し、か
つ、縦額縁材又は柱に固着されて既設サツシ枠の
縦枠と新規サツシ枠の縦枠とを連結している。こ
うして、カバー材により、既設サツシ枠の内周面
が被覆され、かつ、既設サツシ枠と新規サツシ枠
とが連結されている。
この考案は、上記既設サツシ枠OSの内周面を
被覆するカバー材17a,17bの対向面に障子
収容部を形成する部材を備えることにより、カバ
ー材で新装なつた既設サツシ内に障子d3,d4を建
付けて、新規サツシ枠に建付けた障子d1,d2とと
もに二重窓を構成するようにしたものである。
第1図に例示する実施例では、障子収容部を形
成する部材として、上部カバー材17aの下面に
案内突条33を、下部カバー材17bの上面にレ
ール34をそれぞれ設け、必要ならば縦カバー材
の対向面に戸当り溝を設けることにより、カバー
材を取付けてその内周面に障子収容部を形成し、
既設サツシ内側に新しいガラス障子d3,d4を建付
けて、新規サツシ枠に建付けた障子d1,d2ととも
に二重窓としている。ガラス障子d3,d4の代りに
紙障子を建付けるようにしてもよい。
上述のように、この実施例においては、既設サ
ツシ枠は取除くことなく残置し、既設サツシ枠の
屋外側に周縁材を新設し、あるいは既設の周縁材
をそのまま用い、足りない周縁材のみを付け足し
て、新規サツシ枠を前記周縁材に添設し、最後に
カバー材を取付けて既設サツシ枠の内周面を被覆
するとともにカバー材の内周面に障子収容部を形
成することにより、二重サツシ窓が得られるか
ら、一重サツシから二重サツシへの改変工事がき
わめて簡単に短時間で行なうことができ、新規サ
ツシ枠は周縁材により周囲を固定され、かつ、屋
内側端部がカバー材により既設サツシ枠に連結さ
れ、さらにカバー材は新規サツシ枠と額縁19、
あるいはまぐさ3、窓台4、柱などに固定されて
いるので、新規サツシ枠及びカバー材の取付状態
も堅牢強固であり、障子d1〜d4の保持状態が確実
である。
新規サツシ枠は周縁材に添設されるので、外装
材8,10の一部を切除するなどの取付けのため
の加工が不要である。また、カバー材も既設サツ
シ枠、額縁19又はまぐさ3、窓台4などに固定
されるので、内装材23にも何らの加工も必要と
しない。
第2図はコンクリート造建築物のサツシ窓にこ
の考案を適用した実施例を示す。すなわち、既設
サツシ枠はコンクリート製建屋躯体3′,4′から
窓孔に突出された差し筋24に、上枠1及び下枠
2並びに図示されていない縦枠にそれぞれ嵌着し
たアンカー25を溶接して固定され、建屋躯体
3′,4′と各枠1,2との間にモルタル等の壁仕
上げ材26を充填固化して取付けられている。壁
仕上げ材26は既設サツシ枠から屋外側に所定の
幅をもつて張出して施工され、既設サツシ枠の屋
外側に開口凹部27を形成しているのが通例であ
る。前記開口凹部27を形成している、周囲の壁
仕上げ材による突縁28a,28b,28cを前
述した周縁材として用いる。すなわち、まず下部
周縁材28bの上面にコンクリート29を盛つて
おき、前記開口凹部27に予め枠組みされた新規
サツシ枠NSを嵌合し、その下枠13を下部周縁
材28bの上面に載置して、下枠の下面に嵌着し
たアンカー30をまだ柔かい前記コンクリート2
9内に植え込むとともに、下枠の下面でコンクリ
ートを押し拡げる。その後、新規サツシ枠の上枠
11及び縦枠と上部及び縦部周縁材28cとの間
にコンクリート29を流し込んで、各枠の外側面
に固定したアンカー30′をコンクリートで埋設
させる。
その後、前記既設サツシ枠の各枠1,2の内側
面に、前述の実施例と同様に、それぞれ下面と上
面に障子収容部を構成する部材を備えたカバー材
17a,17bを取付けて、既設サツシ枠の内周
面を被覆するとともに、カバー材内周面に障子収
容部を形成する。このように、新規サツシ枠をカ
バー材で連結するので、とくに下部周縁材28b
の上面が水切りのため傾斜されていても、コンク
リート養生中に新規サツシ枠の下枠が屋外側に
徐々にずれることが防止される。また、コンクリ
ート固化後も、地震等によりコンクリート29が
周縁材から剥離することが起きたとしても、カバ
ー材17a,17bにより、新規サツシ枠NSは
確実に既設サツシ枠を介してコンクリート製建屋
躯体に固定されている。
31はコーキング材又はシール材である。
32は各実施例に共通して、新規サツシ枠の下
枠13の雨返し壁16から屋内方向に突設した連
結縁であり、前記下部カバー材17bの下側にお
いて既設サツシ枠の下枠のレール18b2に係止さ
せてある。新規サツシ枠の添設時にこの連結縁を
レールに係止させて、両下枠の相対的移動を阻止
しているので、カバー材17bの取付けが容易で
あるほか、連結縁32は各実施例において次のよ
うに作用する。すなわち、周縁材の形態によつて
は第1図の例のように、新規サツシ枠がいわゆる
外付けサツシと同様の取付け状態となり、新規サ
ツシ枠に建付けた障子、網戸の荷重が下枠に加わ
るが、前記連結縁32が下枠13の耐荷重強度を
補強している。
また、第2図に示した実施例では新規サツシ枠
は壁仕上げ材に対してコンクリート29によつて
接合され、コンクリート製建屋躯体3′,4′には
直接固着されていないので、地震等によりコンク
リート29が壁下地材から剥離するおそれなしと
しない。しかし、新規サツシ枠の下枠13がコン
クリート建屋躯体に固着されている下枠2と前記
連結縁32により連結されているので、地震等に
よつて新規サツシ枠が脱落するおそれがないもの
である。
この考案の他の実施例として前記カバー材は新
規サツシ枠に一体に形成してもよい。もちろん、
この場合は、各カバー材は新規サツシ枠を取付け
る場合に、既設サツシ枠の内周面を被覆し、か
つ、既設サツシ枠に直接・間接接続することがで
きる形状のものに制限される。その具体的形状は
既設サツシ枠の形状に応じて定めることができ
る。
上記いずれの実施例においても、既設サツシ枠
の屋外側に周設する周縁材は上記カバー材の開口
内寸法よりも大きい内寸法を有している。
以上のように、この考案に係る二重サツシ窓に
よれば、既設の一重サツシ窓の内周面を、障子収
容部を備えたカバー材で被覆固定し、既設サツシ
枠の屋外側に周縁材を周設し、その周縁材の内側
に新規サツシ枠を収容して取付けるだけで、一重
サツシから二重サツシに容易に変更することがで
き、既設サツシの除去、内・外装材の取替えの必
要がないので、短期間に、かつ、安い工事費で二
重サツシ化ができる。
また、前記周縁材はカバー材の開口内寸法より
も大きい内寸法を有してその内周にサツシ取付用
開口部を形成しており、その開口部に新規サツシ
枠を収容して取付けられるから、第1に、新規サ
ツシ枠の開口寸法をカバー材の障子収容部よりも
小さくしないことができ、第2に、障子に建付け
た状態で新規サツシ枠に加わる風圧などの外力が
周縁材を介してまぐさ、窓台、柱などの躯体で受
け止められるから、新規サツシ枠の耐風圧強度、
取付強度が保証される。
さらに、新規サツシ枠は既設サツシ枠に添設さ
れ、かつ、カバー材の障子収容部は既設サツシ枠
と同じ場所に位置するので、二重サツシに改造後
も内・外引違い障子がともに室内側に近い場所に
存するから、開閉が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第一実施例を示す二重サツ
シ窓の縦断面図、第2図は第二実施例を示す同様
の縦断面図である。 OS……既設サツシ枠、1……既設サツシ枠の
上枠、2……既設サツシ枠の下枠、NS……新規
サツシ枠、11……上枠、13……下枠、17
a,17b……カバー材、35,36……障子収
容部を形成する部材、35……案内突条、36…
…レール、d1〜d4……障子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 既設の一重サツシ枠の内周面を障子収容部を
    備えたカバー材で被覆固定するとともに、 (ロ) 前記既設サツシ枠の屋外側に前記カバー材の
    開口内寸法よりも大きい内寸法を有する周縁材
    を周設して、その周縁材により形成したサツシ
    枠取付用開口部に新規サツシ枠を収容して取付
    け、 (ハ) 前記新規サツシ枠と前記カバー材の障子収容
    部にそれぞれ引違い障子を建て付けてなる、 二重サツシ窓。
JP1987098075U 1987-06-25 1987-06-25 Expired JPH0116864Y2 (ja)

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JP1987098075U JPH0116864Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

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JPS63108986U JPS63108986U (ja) 1988-07-13
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118289A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Nikken Sekkei Management Solutions Inc 回転開閉改装2重サッシ

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JPS5544928B2 (ja) * 1973-06-25 1980-11-14

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JPS63108986U (ja) 1988-07-13

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