JPH0315759Y2 - - Google Patents

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JPH0315759Y2
JPH0315759Y2 JP1984141603U JP14160384U JPH0315759Y2 JP H0315759 Y2 JPH0315759 Y2 JP H0315759Y2 JP 1984141603 U JP1984141603 U JP 1984141603U JP 14160384 U JP14160384 U JP 14160384U JP H0315759 Y2 JPH0315759 Y2 JP H0315759Y2
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として鉄骨構造の建築物に取付け
るアルミニウムサツシの下枠と、水切りたる雨水
滴下補助部材との連結装置に関する。
(従来技術) 鉄骨構造の建築物は、鉄骨構造に内外仕上げが
施された構造で、倉庫や工場をはじめ仮設事務
所、仮設住宅、野外学校の校舎等として使用され
ることが多い。全体の構造は比較的簡易である
が、使用目的に応じて、主として気密性、水密性
との関係で内外仕上げの様相が異つてくる。その
うち外装材については、一般的にALC板(発泡
コンクリート板)とスレート波板のいずれかが使
用されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、ALC板とスレート波板では厚みが
著しく異なるために、殊にサツシ窓枠の下枠との
関係で不都合があつた。
すなわちサツシ窓枠においては、雨水の排水処
理が風雨の吹付け時にも適切に行われるように、
下枠に外装材の上端部を被覆する雨水滴下用の垂
下片が設けられている。ところが外装材は鉄骨に
固定される関係上、外装材がALC板とスレート
波板とで厚みが大きく異なると、同じ下枠では両
方に兼用が不能であつて、例えばスレート波板用
の下枠では鉄骨と垂下片との間が巾狭いため、そ
の間にALC板の上端部を差し入れることができ
ない。また逆にALC板用の下枠では鉄骨と垂下
片との間が巾広のため、スレート波板の上端部を
その間に差し入れると、スレート波板の前面と垂
下片の間に多くの空間が生じ過ぎてその空間に風
雨が吹き込むことになるので、スレート波板の張
り付けができても屋内へ雨水が侵入しやすくなる
という欠点があつた。
また下枠を形状的に多品種生産するとコスト高
になるし、組立てや輸送面で何かと不都合である
ため、従来は下枠をスレート波板用として押出し
成形し、それをALC板用として使用するときは
別の垂下片付きの雨水滴下補助部材をその下枠の
垂下片にビス止めして取付けていた。
このようにすれば同一断面の下枠ALC板用と
スレート波板用の両方に使用できるが、補助部材
の取付けが単なるビス止め手段によるため、その
取付け作業能率が悪いばかりでなく、取付け接合
部から毛細管現象により内側へ雨水が侵入するお
それがあつた。また雨水の侵入を防止する必要
上、連結箇所に沿つてコーキング処理をするの
で、必ずしも経済性は期待できなかつた。
本考案は上記実情下に、サツシ窓枠の下枠に雨
水の滴下補助部材を取り付け得るようにする場合
に、補助部材の取付けが容易であり、また補助部
材村の連結箇所から雨水が侵入せず、且つ型材の
形状が簡素である、下枠と水切りとの連結装置を
提供することを課題としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) すなわち本考案は、前端部に雨水滴下用の垂下
片を有する下枠と、水切りとして前記垂下片に取
付けられる補助部材とからなり、前記補助部材の
上端基部片と下端基部片との間に、前傾斜の段部
を形成し、下枠の垂下片の下端部に、上下一対の
対向片によつて内側面に開口した連結溝と該連結
溝より垂下延長して補助部材の段部に達する突条
とを設け、前記補助部材の上端基部片に、下枠の
連結溝に引掛かる取付部を形成し、前記補助部材
の取付けにより前記垂下片の突条と下側の前記対
向片と補助部材の基部片と段部とで空間部を形成
したものである。
(実施例) 図面は本考案を鉄骨構造の建築物に実施した例
を示したもので、第1図から第4図までは外装材
がALC板1である場合、、第5図および第6図は
外装材がスレート波板2である場合である。両場
合とも窓WはC字形鋼材からなる鉄骨3,4,5
で窓形の骨組みがなされ、その左右巾中間部に方
立6を立設し、一方の縦鉄骨3と方位6との間に
引違い戸障子13,13が納まるサツシ窓枠Fを
嵌め、他方の縦鉄骨(図示せず)と方位6との間
にはガラス14が嵌殺しにされたサツシ枠15が
装着されている。また屋内側は壁面の合板7と窓
W内周の膳板8で内装され、窓枠Fを構成する上
下枠9,10、左右縦枠11,12には両場合共
それぞれ同一断面形状の押出し型材が使用されて
いる。しかし外装材がALC板1である場合は、
第1図に示すように、下枠10に水切りたる雨水
滴下補助部材16を取付けてある。
下枠10は、内外両側壁17,18間の段々状
上面壁19に引違い障子13,13B用の内外レ
ール20,21を立設し、上面壁19には内レー
ル20近くの下面より鉄骨5の前面に当接する取
付片22を垂設し、外レール21位置の下端と取
付片22との間に補助片23を形成して中空部2
4を設け、取付片22の上端部には鉄骨5に掛か
る掛止片25を突設し、取付片22と外側壁18
の下方部間が下開放溝26となつていて、下開放
溝26の巾はALC板1の厚みより小さく、スレ
ート波板2の厚み(波の往復巾)よりも大きくし
てある。
またこの下枠10の外側壁18は、上面壁19
より上が網戸レール27に、下が雨水滴下用の垂
下片28となつていて、垂下片28の下端部に雨
水滴下補助部材16の連結溝29を設け、連結溝
29は垂下片28の内面に先端が開口突縁部30
として屈折した上下一対の対向片31,31を突
設することにより形成され、更に垂下片28の下
端は連結溝29より垂下する突条32となつてい
る。
次に下枠10に取り付ける雨水滴下補助部材1
6は、上端基部片33と下端垂下片34との間に
前傾斜の段部35を形成し、下枠10に取り付け
ると、垂下片34と鉄骨5との間にALC板1の
上端部を差し込み得る巾ができるようになつてい
る。また上端基部片33には取付部36を設けて
あるが、その取付部36は、下枠10の連結溝2
9に共に差し込まれ得る上下一対の係合片37,
37からなり、両係合片37,37の先端部には
連結溝29の開口突縁部30,30に掛かる逆止
爪39,39が形成されている。そして連結溝2
9に両係合片37,37を差し込んで下枠10に
補助部材16を取り付けると、下枠10垂下片2
8下端の突条32が補助部材16の段部35に接
し、その突条32と補助部材16の基部片33と
の間に空間部38ができるようになつている。
補助部材16の取り付け手順については、下枠
10の端からその連結溝29に補助部材16の両
係合片37,37の逆止爪39,39を挿入す
る。あるいは第3図に示すように一方の逆止爪3
9を連結溝29の突縁部30に掛け、他方の逆止
爪39を他方の突縁部30に押圧すれば、部材相
互の弾性変形により両逆止爪39,39を突縁部
30,30に掛けることもできる。したがつて補
助部材16の取付けは、現場においてサツシ窓枠
Fの取付け後になすことができる。
いずれにしても補助部材16を取り付けた後に
ALC板1で建築物の骨組みに外装を施し、第1
図に示す如く従来と同じように補助部材16の垂
下片34とALC板1との間にコーキング剤40
を充填する。なお第4図において41は縦枠11
とALC板1との間にコーキング剤42を充填す
るための受け材、43はその取付溝である。
そこで第5図および第6図に示すように、骨組
みにスレート波板2で外装を施すときは、下枠1
0の連結溝29と縦枠11の取付溝43にそれぞ
れ軟質弾性材からなる帯状に長い風止片44,4
5を取り付け、その風止片44,45によつて気
密性を高めることができる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように建築物の骨組みに
ALC板で外装を施すときはサツシ下枠に雨水滴
下補助部材を取り付けたものであり、下枠の垂下
片下端の突条が取付けられた補助部材の段部に達
しているため、垂下片に沿つて流下する雨水は段
部を伝つて補助部材の下端から滴下する。このと
きに、突条と段部間に毛細管現象により雨水が侵
入したとしても、その突条の裏側には毛細管現象
が生じない空間部があり、そのために補助部材の
連結箇所から雨水が侵入するのを確実に防止でき
る。そして、ここに形成される空間部は、連結溝
を構成する対向片、下枠の下端を延長してなる突
条、補助部材が必ず有する段部及び基部片で形成
されるため、空間部を形成するのに格別に複雑な
形状構成を必要としない。すなわち、簡素な型材
の形ですむ。またこの連結箇所における雨水の侵
入を防止するために、コーキング材の施工等の別
途手段を講ずる必要がなく、しかも補助部材の取
付けも容易である。そのため外装材がALC板と
スレート波板とのいずれであつても、簡素な同一
断面形状の下枠を使用でき、しかもそれに補助部
材を取付ける場合も容易且つ低廉に行うことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は
ALC板で外装した場合におけるサツシ窓部の縦
断面図、第2図は第1図A部の拡大断面図、第3
図は補助部材の取付け手順を示す同部断面図、第
4図は第1図におけるサツシ窓部の横断面図、第
5図はスレート波板で外装した場合のサツシ窓部
の縦断面図、第6図は同上の横断面図である。 10……下枠、16……補助部材、28……垂
下片、29……連結溝、31……対向片、32…
…突条、33……基部片、35……段部、36…
…取付部、38……空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前端部に雨水滴下用の垂下片28を有する下枠
    10と、水切りとして前記垂下片28に取付けら
    れる補助部材16とからなり、前記補助部材16
    の上端基部片33と下端垂下片34との間に、前
    傾斜の段部35を形成し、下枠10の垂下片28
    の下端部に、上下一対の対向片31,31によつ
    て内側面に開口した連結溝29と該連結溝29よ
    り垂下延長して補助部材の段部35に達する突条
    32とを設け、前記補助部材16の上端基部片3
    3に、下枠10の連結溝29に引掛かる取付部3
    6を形成し、前記補助部材16の取付けにより前
    記垂下片28の突条32と下側の前記対向片31
    と補助部材16の基部片33と段部35とで空間
    部38を形成したことを特徴とする下枠と水切り
    の連結装置。
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JPS6156489U JPS6156489U (ja) 1986-04-16
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JP2017180043A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社Lixil 水切り材の取付構造

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JPS5719447B2 (ja) * 1977-06-29 1982-04-22

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JPS538454Y2 (ja) * 1973-08-17 1978-03-04
JPS5536692Y2 (ja) * 1976-02-16 1980-08-29
JPS6318645Y2 (ja) * 1980-02-13 1988-05-25

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JPS5719447B2 (ja) * 1977-06-29 1982-04-22

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