JPH076354U - 屋根の壁際部の雨仕舞い構造 - Google Patents

屋根の壁際部の雨仕舞い構造

Info

Publication number
JPH076354U
JPH076354U JP3607493U JP3607493U JPH076354U JP H076354 U JPH076354 U JP H076354U JP 3607493 U JP3607493 U JP 3607493U JP 3607493 U JP3607493 U JP 3607493U JP H076354 U JPH076354 U JP H076354U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
roof
rain
wall panel
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3607493U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2595990Y2 (ja
Inventor
泰治 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1993036074U priority Critical patent/JP2595990Y2/ja
Publication of JPH076354U publication Critical patent/JPH076354U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595990Y2 publication Critical patent/JP2595990Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨押え材と外壁パネルとの間の防水処理を確
実かつ簡便に行えるようにして、現場での施工手間を低
減する。 【構成】 上面に防水シート3を介して屋根瓦4が瓦葺
きされる野地板1を前面に外壁パネル8を有する壁体5
に接合して屋根の壁際部を構成し、外壁パネル8とほぼ
平行な立上げ板18と屋根瓦4の壁際端部を覆う被覆部
19とを有する雨押え材17を当該屋根の壁際部に沿っ
て延設してなる屋根の壁際部の雨仕舞い構造において、
前記外壁パネル8の裏面側に介装される取付板23の下
端に前記外壁パネル8の表面側に突出する覆い部24を
設けてなる水切り材22を、当該外壁パネル8の下端に
沿って設ける。更に、その水切り材22の覆い部24内
に弾性を有するシール材27を設け、前記雨押え材17
の立上げ板18の上端を前記シール材27に接当させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋根の壁際部の雨仕舞い構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建物の本屋部と下屋部との取り合い部では、本屋部の壁体と下屋部の 屋根との接合部(屋根の壁際部)が存在するが、この接合部には、雨水の漏水を 防止するため入念な雨仕舞い施工が施される。 図3は、かかる壁際部(流れ壁際)の雨仕舞い構造の従来例を示している。
【0003】 同図において、下屋部の屋根面を構成する野地板33の上面には、防水シート 34を介して屋根瓦35が瓦葺きされ、この野地板33の接合端部を本屋側の壁 体36に接合することによって屋根の壁際部が構成されている。 この壁際部のコーナー部には、桟木37を介して野地板33に固定した水切り 板38が延設され、この水切り板38及び屋根瓦35の壁際端部の上に笠木38 が釘止めされている。
【0004】 笠木38は雨押え材39によって被覆されている。この雨押え材39は、外壁 パネル40とほぼ平行な立上げ板41と笠木38を包む被覆部42とを備え、立 上げ板41を外壁パネル40の下方に設けた胴縁43に釘止めし、かつ被覆部4 2の前面を笠木38に釘止めすることにより、当該屋根の壁際部に沿って延設さ れている。
【0005】 一方、立上げ板41の上端部には受け部44が屈曲形成され、この受け部44 と外壁パネル40の下端との間に湿式のシーリング材45を介装することで、雨 押え材39の上端部の防水処理を図っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来の雨仕舞い構造では、雨押え材39と外壁パネル40との間で湿式の シーリング材45を介装することにしているので、このシーリング材45の深さ を確保すべくパネル設置後に胴縁43を固着する必要があり、現場における施工 手間が多くなっている。また、湿式のシーリング材45を介装すること自体が多 くの施工時間と手間とを必要する。
【0007】 本考案は、このような実状に鑑み、雨押え材と外壁パネルとの間の防水処理を 確実かつ簡便に行えるようにして、現場での施工手間を低減することを目的とす る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段は、上面に防水シートを介 して屋根瓦が瓦葺きされる野地板を前面に外壁パネルを有する壁体に接合して屋 根の壁際部を構成し、外壁パネルとほぼ平行な立上げ板と屋根瓦の壁際端部を覆 う被覆部とを有する雨押え材を当該屋根の壁際部に沿って延設してなる屋根の壁 際部の雨仕舞い構造において、 前記外壁パネルの裏面側に介装される取付板の下端に前記外壁パネルの表面側 に突出する覆い部を設けてなる水切り材を、当該外壁パネルの下端に沿って設け 、その水切り材の覆い部内に弾性を有するシール材を設け、前記雨押え材の立上 げ板の上端を前記シール材に接当させた点にある。
【0009】
【作用】
本考案では、雨押え材の立上げ板の上端を弾性を有するシール材に接当させて 乾式防水処理しているので、シーリング深さを確保するための胴縁を固着する必 要がなく、シーリング作業も不要である。 また、シール材は水切り材の覆い部内に設けられているので、乾式シーリング としても防水性は確保される。
【0010】
【実施例】 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳述する。 図1は本考案の第一実施例であり、建物の本屋部の壁体と下屋部の屋根との接 合部分、すなわち屋根の壁際部の雨仕舞い構造を示している。 同図において、下野部の屋根面を構成する野地板1は、下面側において垂木2 で支持されているとともに、上面にはアスファルトルーフィング等よりなる防水 シート3が全面に敷設されていて、この防水シート3上に平板状の屋根瓦4が瓦 葺きされている。
【0011】 本屋部の壁体5は、壁下地6の立側面に壁用の防水シート7を介して窯業系の 外壁パネル8を貼設してなり、壁下地6の立側面に前記野地板1の幅方向端縁を 突き合わせ状に接合することにより、当該屋根の壁際部(流れ壁際)が構成され ている。 上記壁際部のコーナー部には、桟木9を介して野地板1に固定した二次防水用 の水切り板10が延設されていて、桟木9は野地板1の接合端部に沿って釘11 止めされている。水切り板10は、薄い板金をその幅方向中途で屈曲形成してな る長尺物で、屋根瓦4の壁際端部の裏面側に介装される水切り部12と、壁下地 6の立側面に沿う立板部13と、桟木9を上から包む包被部14とを一体に備え ている。
【0012】 水切り板10の上には、木製の笠木15が固定されている。この笠木15は、 水切り板10の包被部14と屋根瓦4の壁際端部の双方の上に位置するように配 置され、その上から釘16を打ち込むことによって固定されている。 上記笠木15は、雨押え材17によって上から被覆されている。この雨押え材 17は、板金をその幅方向中途で屈曲形成してなり、外壁パネル8とほぼ平行な 立上げ板18と笠木15を包む被覆部19とを一体に備えている。雨押え材17 は、その被覆部19の前端面を笠木15の側面に釘20で止め、かつ立上げ板1 8を壁下地6に防水釘21で止め付けることによって当該壁際部に固定されてい る。
【0013】 外壁パネル8の下端には、上記雨押え材17の上端部を簡易にシールするため の水切り材22が設けられている。 この水切り材22は、板金をその幅方向中途で屈曲形成してなる長尺物で、外 壁パネル8の裏面側に介装される取付板23と、この取付板23の下端から外壁 パネル8の表面側に突出する覆い部24とを備えている。
【0014】 覆い部24は、下方傾斜状の庇板25と、この庇板25前端に垂下状に設けた 前板26とからなり、庇板25の下面側には、ゴム等の弾性を有する樹脂若しく は発砲樹脂よりなるシール材27が固着されている。このシール材27はその下 面に収納溝28を備えており、前記雨押え材17の立上げ板18の上端がこの収 納溝28内に嵌合された状態でシール材27に接当されていて、これにより、当 該雨押え材17上端部の水密性が確保される。
【0015】 なお、実際に雨押え材17を施工する場合は、図1で仮想線で示すように、先 ず立上げ板18の上端をシール材27の収納溝28に嵌合させてから笠木15を 被覆部19で覆い、その後、雨押え材17の釘20,21止めを行うようにすれ ばよい。 図2は、本考案の第二実施例を示している。
【0016】 本実施例が第一実施例と異なるところは、笠木15を固定することなく雨押え 材17を固定できるようにした点にあり、その他は第一実施例と同様である。 この実施例における水切り板10には、その包被部14の前端コーナー部を二 重に折り返すことにより屋根瓦4側へ突出する掛止部29が形成されている。一 方、本実施例に係る雨押え材17は、被覆部19が平板状とされ、しかもその被 覆部19の前端部を下方へ折り曲げて形成した引掛部30を備えていて、この引 掛部30を前記掛止部29に上から引っ掛けることによって水切り板10に固定 されている。
【0017】 従って、本実施例では笠木15を固定する作業が省略できるので、その分だけ 第一実施例に比べて施工手間をより低減できる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、シーリング深さを確保するための胴縁 の固着及びシーリング作業が不要となり、しかも乾式シーリングとしたにも拘ら ず防水性は十分確保されので、雨押え材と外壁パネルとの間の防水処理を確実か つ簡便に行え、現場での施工手間を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例に係る屋根の壁際部の雨仕舞い構造
の断面図である。
【図2】第二実施例に係る屋根の壁際部の雨仕舞い構造
の断面図である。
【図3】従来の屋根の壁際部の雨仕舞い構造の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 野地板 3 防水シート 4 屋根瓦 5 壁体 8 外壁パネル 17 雨押え材 18 立上げ板 19 被覆部 23 取付板 24 覆い部 27 シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に防水シート(3)を介して屋根瓦
    (4)が瓦葺きされる野地板(1)を前面に外壁パネル
    (8)を有する壁体(5)に接合して屋根の壁際部を構
    成し、外壁パネル(8)とほぼ平行な立上げ板(18)
    と屋根瓦(4)の壁際端部を覆う被覆部(19)とを有
    する雨押え材(17)を当該屋根の壁際部に沿って延設
    してなる屋根の壁際部の雨仕舞い構造において、 前記外壁パネル(8)の裏面側に介装される取付板(2
    3)の下端に前記外壁パネル(8)の表面側に突出する
    覆い部(24)を設けてなる水切り材(22)を、当該
    外壁パネル(8)の下端に沿って設け、その水切り材
    (22)の覆い部(24)内に弾性を有するシール材
    (27)を設け、前記雨押え材(17)の立上げ板(1
    8)の上端を前記シール材(27)に接当させたことを
    特徴とする屋根の壁際部の雨仕舞い構造。
JP1993036074U 1993-06-30 1993-06-30 屋根の壁際部の雨仕舞い構造 Expired - Fee Related JP2595990Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993036074U JP2595990Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 屋根の壁際部の雨仕舞い構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993036074U JP2595990Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 屋根の壁際部の雨仕舞い構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH076354U true JPH076354U (ja) 1995-01-31
JP2595990Y2 JP2595990Y2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=12459600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993036074U Expired - Fee Related JP2595990Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 屋根の壁際部の雨仕舞い構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2595990Y2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09195398A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Misawa Homes Co Ltd 建物の下屋の防水構造およびその下屋の防水方法
JPH10299201A (ja) * 1997-04-23 1998-11-10 Sekisui Chem Co Ltd 壁際の施工方法および壁際に用いられる雨押さえ部材
JPH11229588A (ja) * 1998-02-17 1999-08-24 Misawa Homes Co Ltd 建物躯体の防水構造
JPH11280140A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Misawa Homes Co Ltd 組立壁パネルの固定構造及びその取付方法
JP2018154990A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 トヨタホーム株式会社 下屋の止水構造及び建物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09195398A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Misawa Homes Co Ltd 建物の下屋の防水構造およびその下屋の防水方法
JPH10299201A (ja) * 1997-04-23 1998-11-10 Sekisui Chem Co Ltd 壁際の施工方法および壁際に用いられる雨押さえ部材
JPH11229588A (ja) * 1998-02-17 1999-08-24 Misawa Homes Co Ltd 建物躯体の防水構造
JPH11280140A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Misawa Homes Co Ltd 組立壁パネルの固定構造及びその取付方法
JP2018154990A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 トヨタホーム株式会社 下屋の止水構造及び建物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2595990Y2 (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5065553A (en) Roof flashing unit
JP2595990Y2 (ja) 屋根の壁際部の雨仕舞い構造
JP2793273B2 (ja) コーナ水切り部の構造
JPH0431940Y2 (ja)
JPS6016176Y2 (ja) 屋根の雨押え構造
JP2572326Y2 (ja) 屋根の防水構造
JP2577624B2 (ja) 通気防水構造屋根
JPH0355684Y2 (ja)
JP2532746Y2 (ja) 屋根の壁際雨仕舞構造
JP3184278B2 (ja) 屋根構造
JP2530563Y2 (ja) けらば用屋根パネル
JP3164914B2 (ja) 屋根の壁際部の雨仕舞構造
JPH0224831Y2 (ja)
JPS6016171Y2 (ja) 棟構造
JP3115711B2 (ja) 屋根の壁際部の雨仕舞構造
JP2540552Y2 (ja) 棟部の構造
JPS6324182Y2 (ja)
JP2603589Y2 (ja) 軒先水切り装置
JPS6345461Y2 (ja)
JPH086931Y2 (ja) けらばの水切り構造
JPH0312900Y2 (ja)
JPH04111828U (ja) 軒部の排水構造
JPS6239215Y2 (ja)
JPH086930Y2 (ja) けらばの水切り構造
JPH05340037A (ja) 屋根の切妻部の雨仕舞装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees