JP2540552Y2 - 棟部の構造 - Google Patents

棟部の構造

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JP2540552Y2
JP2540552Y2 JP1990096733U JP9673390U JP2540552Y2 JP 2540552 Y2 JP2540552 Y2 JP 2540552Y2 JP 1990096733 U JP1990096733 U JP 1990096733U JP 9673390 U JP9673390 U JP 9673390U JP 2540552 Y2 JP2540552 Y2 JP 2540552Y2
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忠男 川村
徹志 後藤
由久 橋本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は棟部の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、日本建築等によって構築された家屋の棟部は対
向する屋根瓦の上に棟瓦を載設して構成されているもの
であり、屋根瓦及び棟瓦の設置はしっくいを屋根下地上
に設け、このしっくいによって載置固定するというもの
である。
[考案が解決しようとする課題] しかし上述のような従来例にあっては、棟瓦の設置は
しっくいを用いて行われる湿式工法であるため、養生期
間が必要であり、施工に時間がかかるという問題があっ
た。
本考案は上記問題点を解決しようとするものであり、
その目的とするところは、乾式工法によって施工を行う
ことができ、さらに防水性も向上させることができる棟
部の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案おける棟部の構造
は、上部に釘打入部分1を有する保持部2の両側より斜
め下方に向けて水きり片3が突設された受け部材4を隣
り合う屋根下地5の頂部を覆うように屋根下地5上に配
設し、上記両水きり片3を屋根下地5にそれぞれ釘6固
着し、水きり片3の釘6固着部上に屋根瓦7を載置する
と共に両屋根瓦7にわたって棟瓦8を載設し、棟瓦8の
上部より打入されたねじ釘である固定釘9を受け部材4
の釘打入部分1に打入して、棟瓦8の脚片と水きり片3
との間で屋根瓦7を挟持したものである。
[作用] 棟瓦8は上部より打入された固定釘9を受け部材4の
釘打入部分1に打入することによって固定されるもので
あり、屋根瓦7は受け部材4の水きり片3と棟瓦8とに
よって挟持された状態となって固定される。このように
受け部材4を用いることによって棟瓦8及び屋根瓦7の
固定を固定釘9による乾式工法によって行うことができ
る。
[実施例] 以下、本考案を図示された実施例に基づいて詳述す
る。
棟木5a上には端部を突き合わせるようにして隣り合う
ように垂木5bが配置されており、垂木5b上には野地板5c
が設けられており、これら、垂木5b、野地板5c等によっ
て屋根下地5を構成してある。隣り合う屋根下地5には
上面を覆うように防水シート10を敷設してあり、屋根下
地5間には頂部を覆うように受け部材4を配設してあ
る。この受け部材4は棟部に沿うように長尺に形成して
あり、保持部2の下端両側から斜め下方に向けて水きり
片3を突設して形成してある。この水きり片3の先端に
は折り返しによって返し片3aを設けてある。保持部2の
上面には内方に向けてV字状にへこんだ釘打入部分1を
設けてある。そして、受け部材4は保持部2を隣り合う
屋根下地5の頂部に位置させると共に水きり片3を屋根
下地5上に載置するようにして配置してあり、水きり片
3を屋根下地5に釘6固着することで屋根下地5の頂部
を覆うように屋根下地5上に載設してある。ここで、水
きり片3は保持部2の下端両側より斜め下方に向けて突
設されており、水きり片3を釘6によって屋根下地5に
固定した状態では保持部2が水きり片3よりも上方に突
出した状態で隣り合う屋根下地5の頂部に配置されるよ
うになっている。釘6固着された水きり片3上には保持
部2を挟むようにして日本瓦等の屋根瓦7を載設してあ
り、両屋根瓦7間には屋根瓦7の上端及び受け部材4の
保持部2を覆うように棟瓦8を載設してある。そして、
棟瓦8は上部より打入された固定釘9を保持部2の上部
に設けられた釘打入部分1に打入することによって固定
してあり、屋根瓦7は棟瓦8の脚片と受け部材4の水き
り片3とで挟持された状態で保持されている。固定釘9
としては下端にネジ部9aを有すると共に上端に頭9bが設
けられたネジ釘9′であり、頭9bを回転させることによ
ってネジ部9aを釘打入部分1に打入して棟瓦を固定する
ことができるようになっている。ここで、釘打入部分1
はV字状に形成されていることによって固定釘9の打入
時には固定釘9の先端をガイドすることとなって固定釘
9が傾いた状態で打入されたりすることがないようにし
てあり、また、釘打入部分1が設けられた保持部2は上
方に突出した状態で形成されているため、固定釘9が野
地板5cや垂木5bまで打入されたりすることがないように
なっている。11は釘打ち部分の防水性を確保するための
防水クッション材である。
しかして、屋根瓦7及び棟瓦8を配置するにあたって
は、屋根下地5上に受け部材4を載設し、受け部材4の
水きり片3上に屋根瓦7を載置し、隣り合う屋根瓦7間
に載置された棟瓦8の上部より受け部材4の釘打入部分
1に固定釘9を打入することによって棟瓦8及び屋根瓦
7を固定して棟部を構成するものであり、棟瓦8及び屋
根瓦7の固定を固定釘9を用いた乾式工法によって行う
ことができるものである。
[考案の効果] 本考案の棟部の構造は叙述のように上部に釘打入部分
を有する保持部の両側より斜め下方に向けて水きり片が
突設された受け部材を隣り合う屋根下地の頂部を覆うよ
うに屋根下地上に配設し、上記両水きり片を屋根下地に
それぞれ釘固着し、水きり片上に屋根瓦を載置すると共
に両屋根瓦にわたって棟瓦を載設し、棟瓦の上部より打
入された固定釘を受け部材の釘打入部分に打入してある
ので、棟瓦の固定は固定釘を受け部材の釘打入部分に打
入することによって行うことができるものであり、しっ
くい等を用いることなく固定釘を用いた乾式工法によっ
て棟瓦の取り付けを行うことができるものであり、棟部
を形成するにあたっての養生期間等が必要でなく、施工
を短縮化することができるものであり、さらに、水きり
片を有する受け部材によって棟部の防水性も向上させる
ことができるものであり、殊に棟瓦の上部より打入され
たねじ釘を受け部材の釘打入部分に打入して、水きり片
の釘固着部上に載置された屋根瓦を棟瓦の脚片と水きり
片との間で挟持しているために、ねじ釘を受け部材の釘
打入部分にねじ込んでいけば、棟瓦の脚片が屋根瓦を介
して水きり片の屋根下地への釘固着部分を押さえつける
ものであり、上記ねじ込みによって受け部材の釘打入部
分が引っ張りあげられても、水きり片を屋根下地に固着
している釘が抜けることがないのはもちろん、水きり片
が屋根下地から外れることがなく、屋根瓦が水きり片と
棟瓦の脚片との間で確実強固に挟持されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図であって、1は釘打
入部分、2は保持部、3は水きり片、4は受け部材、5
は屋根下地、6は釘、7は屋根瓦、8は棟瓦、9は固定
釘である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋本 由久 大阪府堺市陶器北75―2 米田金属株式 会社内 (56)参考文献 実開 昭53−41815(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の棟部において、上部に釘打入部分を
    有する保持部の両側より斜め下方に向けて水きり片が突
    設された受け部材を隣り合う屋根下地の頂部を覆うよう
    に屋根下地上に配設し、上記両水きり片を屋根下地にそ
    れぞれ釘固着し、水きり片の釘固着部上に屋根瓦を載置
    すると共に両屋根側にわたって棟瓦を載設し、棟瓦の上
    部より打入されたねじ釘である固定釘を受け部材の釘打
    入部分に打入して、棟瓦の脚片と水きり片との間で屋根
    瓦を挟持して成る棟部の構造。
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