JP2530563Y2 - けらば用屋根パネル - Google Patents
けらば用屋根パネルInfo
- Publication number
- JP2530563Y2 JP2530563Y2 JP9671090U JP9671090U JP2530563Y2 JP 2530563 Y2 JP2530563 Y2 JP 2530563Y2 JP 9671090 U JP9671090 U JP 9671090U JP 9671090 U JP9671090 U JP 9671090U JP 2530563 Y2 JP2530563 Y2 JP 2530563Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- base
- base material
- drainer
- roof panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、屋根の妻側の端部に施工されるけらば用屋
根パネルに関し、詳しくはけらばにおける水切り性を高
め、かかるための施工性を高めようとする技術に係るも
のである。
根パネルに関し、詳しくはけらばにおける水切り性を高
め、かかるための施工性を高めようとする技術に係るも
のである。
［従来の技術］ 従来、第６図に示すように、基材１の表面に複数枚の
瓦板２を葺設して屋根の妻側端部に施工されるけらば用
屋根パネル３は、その瓦板２が基材１の妻側端部から突
出され、この突出部分において断面略逆Ｌ字型の水切り
５が基材１の妻側端面と当接させて釘打ちなどにて取付
けられるものである。
瓦板２を葺設して屋根の妻側端部に施工されるけらば用
屋根パネル３は、その瓦板２が基材１の妻側端部から突
出され、この突出部分において断面略逆Ｌ字型の水切り
５が基材１の妻側端面と当接させて釘打ちなどにて取付
けられるものである。
［考案が解決しようとする課題］ ところがこのような構成のものにあっては、妻側端部
から突出した瓦板２と基材１との間から雨水が浸入しや
すく、また、水切り５を現場で取付けるので、施工性も
低いものとなっていた。
から突出した瓦板２と基材１との間から雨水が浸入しや
すく、また、水切り５を現場で取付けるので、施工性も
低いものとなっていた。
本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、水切り性を大幅に高め、
かつ施工性も高めることができるけらば用屋根パネルを
提供するにある。
り、その目的とするところは、水切り性を大幅に高め、
かつ施工性も高めることができるけらば用屋根パネルを
提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 本考案のけらば用屋根パネルは、基材１の表面に複数
枚の瓦板２を葺設して屋根の妻側端部に施工されるけら
ば用屋根パネル３であって、瓦板２は基材１の妻側端部
から突出され、この突出側における基材１と瓦板２間に
水密シート片４が介装されて水密シート片４が基材１の
妻側端部から突出され、水切り５の上横片６と突出した
上記瓦板２とで水密シート片４の突出部分を挟持して水
切り５が基材１に取付けられて成ることを特徴とするも
のである。
枚の瓦板２を葺設して屋根の妻側端部に施工されるけら
ば用屋根パネル３であって、瓦板２は基材１の妻側端部
から突出され、この突出側における基材１と瓦板２間に
水密シート片４が介装されて水密シート片４が基材１の
妻側端部から突出され、水切り５の上横片６と突出した
上記瓦板２とで水密シート片４の突出部分を挟持して水
切り５が基材１に取付けられて成ることを特徴とするも
のである。
［作用］ このように、瓦板２は基材１の妻側端部から突出さ
れ、この突出側における瓦板２と基材１間に水密シート
片４が介装されることによって、基材１の妻側端部から
突出している瓦板２の下面から基板２と基材１との間に
雨水が浸入するのを水密シート片４にて確実に阻止し、
かつ水切り５の上横片６と突出した上記瓦板１とで水密
シート片４の突出部分を挟持して水切り５が基材１に取
付けられることによって、基材１の裏面からの雨水の伝
い込みを一層確実に阻止し、かかる水切り５は基材１に
予め取付けられていて、水切り５を現場で施工する手間
を省き、施工性を高めるようにしたものである。
れ、この突出側における瓦板２と基材１間に水密シート
片４が介装されることによって、基材１の妻側端部から
突出している瓦板２の下面から基板２と基材１との間に
雨水が浸入するのを水密シート片４にて確実に阻止し、
かつ水切り５の上横片６と突出した上記瓦板１とで水密
シート片４の突出部分を挟持して水切り５が基材１に取
付けられることによって、基材１の裏面からの雨水の伝
い込みを一層確実に阻止し、かかる水切り５は基材１に
予め取付けられていて、水切り５を現場で施工する手間
を省き、施工性を高めるようにしたものである。
［実施例］ 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
けらば用屋根パネル３は棟から軒側に至る長さにして
あるが、その長さを短くしてもよいものである。そして
けらば用屋根パネル３は略ロ字型に枠組されたパネル枠
11の上面に基板12が張られて基材１が構成され、この基
材１の上面に瓦板２がその軒側部分が露出されるように
積層されて構成されている。けらば用屋根パネル３の軒
側端部および妻側（けらば側）端部から瓦板２を軒側に
突出させてある。かかる場合、けらば側において、上横
片６とこれから縦片17が垂下された水切り５が配され、
水切り５の上横片６から内方に延出された取付片７が基
板12上に載設され、この取付片７において釘８にて打ち
込み固定されて、水切り５がけらば用屋根パネル３に取
付けられている。そして、水密シート片４がけらば側の
基板12と瓦板２間に介装され、更に水密シート片４は水
切り５の取付片７及び上横片６上にまで延出され、上横
片６と突出している瓦板２間に水密シート片４を押圧状
態に挟持している。
あるが、その長さを短くしてもよいものである。そして
けらば用屋根パネル３は略ロ字型に枠組されたパネル枠
11の上面に基板12が張られて基材１が構成され、この基
材１の上面に瓦板２がその軒側部分が露出されるように
積層されて構成されている。けらば用屋根パネル３の軒
側端部および妻側（けらば側）端部から瓦板２を軒側に
突出させてある。かかる場合、けらば側において、上横
片６とこれから縦片17が垂下された水切り５が配され、
水切り５の上横片６から内方に延出された取付片７が基
板12上に載設され、この取付片７において釘８にて打ち
込み固定されて、水切り５がけらば用屋根パネル３に取
付けられている。そして、水密シート片４がけらば側の
基板12と瓦板２間に介装され、更に水密シート片４は水
切り５の取付片７及び上横片６上にまで延出され、上横
片６と突出している瓦板２間に水密シート片４を押圧状
態に挟持している。
このように、瓦板２は基材１の妻側端部から突出さ
れ、この突出部分における瓦板２と基材１間に水密シー
ト片４が介装されることで、基材１の妻側端部から突出
している瓦板２の下面から基材１間に雨水が浸入するの
を水密シート片４にて確実に阻止している。そして上横
片６とこれから縦片17が垂下された水切り５の上横片６
にて突出部分にまで延出された水密シート片４を挟持し
て水切り５が基材１に取付けられることで、基材１の裏
面からの雨水の伝い込みを一層確実に阻止している。か
かる水切り５は基材１に予め取付けられていて、水切り
５を現場で施工する手間を省き、施工性を高めている。
れ、この突出部分における瓦板２と基材１間に水密シー
ト片４が介装されることで、基材１の妻側端部から突出
している瓦板２の下面から基材１間に雨水が浸入するの
を水密シート片４にて確実に阻止している。そして上横
片６とこれから縦片17が垂下された水切り５の上横片６
にて突出部分にまで延出された水密シート片４を挟持し
て水切り５が基材１に取付けられることで、基材１の裏
面からの雨水の伝い込みを一層確実に阻止している。か
かる水切り５は基材１に予め取付けられていて、水切り
５を現場で施工する手間を省き、施工性を高めている。
水密シート片４は長尺のけらば屋根パネル３の長さ方
向の全長におよぶものであり、第２図に示すように、多
数本の水返し突条９…を略平行に突設し、不測に水返し
突条９を雨水が乗り越えた場合に、その雨水を水返し突
条9,9間の凹溝部分において軒側に流下ガイドし、軒側
端部から排水することができるようにしてある。そして
水返し突条９はけらば側から遠ざかる程、その高さを高
くして、奥側への雨水の浸入を阻止するようにしてあ
る。そして水密シート片４のけらば側の先端下面には発
泡EPDMのような柔軟材10が配設され、一層水切り性を高
めてある。水切り５の上横片６の先端から垂下片13が垂
下されている。このような水切り５は種々設計変更可能
である。けらば屋根パネル３において、基板12と瓦板２
間に防止シート14が敷設されている。
向の全長におよぶものであり、第２図に示すように、多
数本の水返し突条９…を略平行に突設し、不測に水返し
突条９を雨水が乗り越えた場合に、その雨水を水返し突
条9,9間の凹溝部分において軒側に流下ガイドし、軒側
端部から排水することができるようにしてある。そして
水返し突条９はけらば側から遠ざかる程、その高さを高
くして、奥側への雨水の浸入を阻止するようにしてあ
る。そして水密シート片４のけらば側の先端下面には発
泡EPDMのような柔軟材10が配設され、一層水切り性を高
めてある。水切り５の上横片６の先端から垂下片13が垂
下されている。このような水切り５は種々設計変更可能
である。けらば屋根パネル３において、基板12と瓦板２
間に防止シート14が敷設されている。
施工現場においては、第１図に示すように、銅製の鼻
隠し15の差し込み片16がけらば屋根パネル３のパネル枠
11と水切り６の縦片17間に差し込まれ、差し込み片16が
パネル枠11に釘18にて固定され、そして、鼻隠し15に形
成された凹溝部19にけらば側の天井材20の端部が差し込
み保持されている。
隠し15の差し込み片16がけらば屋根パネル３のパネル枠
11と水切り６の縦片17間に差し込まれ、差し込み片16が
パネル枠11に釘18にて固定され、そして、鼻隠し15に形
成された凹溝部19にけらば側の天井材20の端部が差し込
み保持されている。
このように構成されたけらば屋根パネル３や通常の屋
根パネル3aはワイヤー21を介してクレーンにて吊上げら
れて、棟木22、軒桁23などに載設固定されて施工が行わ
れる。
根パネル3aはワイヤー21を介してクレーンにて吊上げら
れて、棟木22、軒桁23などに載設固定されて施工が行わ
れる。
［考案の効果］ 以上要するに本考案は、瓦板は基材の妻側端部から突
出され、この突出側における瓦板と基材間に水密シート
片が介装されるから、基材の妻側端部から突出している
瓦板の下面から瓦板と基材間に雨水が浸入するのを水密
シート片にて確実に阻止することができ、かつ水切りの
上横片と突出した上記瓦板とで水密シート片の突出部分
を挟持して水切りが基材に取付けられるから、基材の裏
面からの雨水の伝い込みを一層確実に阻止でき、かかる
水切りは基材に予め取付けられているから、水切りを現
場で施工する手間を省き、施工性を高めることができる
という利点がある。
出され、この突出側における瓦板と基材間に水密シート
片が介装されるから、基材の妻側端部から突出している
瓦板の下面から瓦板と基材間に雨水が浸入するのを水密
シート片にて確実に阻止することができ、かつ水切りの
上横片と突出した上記瓦板とで水密シート片の突出部分
を挟持して水切りが基材に取付けられるから、基材の裏
面からの雨水の伝い込みを一層確実に阻止でき、かかる
水切りは基材に予め取付けられているから、水切りを現
場で施工する手間を省き、施工性を高めることができる
という利点がある。
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は同上の水
切りの断面図、第３図は同上の水密シート片の断面図、
第４図は同上のけらば屋根パネルの平面図、第５図は同
上の施工状態を示す斜視図、第６図は従来例の断面図で
ある。 １……基材、２……瓦板、３……けらば用屋根パネル、
４……水密シート片、５……水切り、６……上横片。
切りの断面図、第３図は同上の水密シート片の断面図、
第４図は同上のけらば屋根パネルの平面図、第５図は同
上の施工状態を示す斜視図、第６図は従来例の断面図で
ある。 １……基材、２……瓦板、３……けらば用屋根パネル、
４……水密シート片、５……水切り、６……上横片。
Claims (1)
- 【請求項１】基材の表面に複数枚の瓦板を葺設して屋根
の妻側端部に施工されるけらば用屋根パネルであって、
瓦板は基材の妻側端部から突出され、この突出側におけ
る基材と瓦板間に水密シート片が介装されて水密シート
片が基材の妻側端部から突出され、水切りの上横片と突
出した上記瓦板とで水密シート片の突出部分を挟持して
水切りが基材に取付けられて成ることを特徴とするけら
ば用屋根パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9671090U JP2530563Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | けらば用屋根パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9671090U JP2530563Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | けらば用屋根パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453918U JPH0453918U (ja) | 1992-05-08 |
| JP2530563Y2 true JP2530563Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31836458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9671090U Expired - Fee Related JP2530563Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | けらば用屋根パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530563Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP9671090U patent/JP2530563Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453918U (ja) | 1992-05-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |