JP2536341Y2 - ケラバの納め構造 - Google Patents

ケラバの納め構造

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JP2536341Y2
JP2536341Y2 JP1990090173U JP9017390U JP2536341Y2 JP 2536341 Y2 JP2536341 Y2 JP 2536341Y2 JP 1990090173 U JP1990090173 U JP 1990090173U JP 9017390 U JP9017390 U JP 9017390U JP 2536341 Y2 JP2536341 Y2 JP 2536341Y2
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keraba
flat
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flat roof
ridge
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充宏 山田
勝彦 青木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、家屋の屋根のケラバの納め構造に関するも
のである。
【従来の技術】
平板瓦1を葺いて形成される屋根にあって、第6図に
示すように、側端面同士を突き合わせて平板瓦1,1…を
軒や棟と平行に並べると共に、軒棟方向に隣り合う平板
瓦1,1…にあっては軒側の平板瓦1の棟側端部の上に棟
側の平板瓦1の軒側端部を重ねて階段状に並べることに
よって、野地板8の上に防水シート9を介して各平板瓦
1,1…を配置するようにしてある。この平板瓦1,1…のう
ちケラバ端に位置するものはケラバに沿って野地板8の
上に取り付けたのぼり木10に側端面を突き合わせるよう
にしてある。 そして、こののぼり木10と平板瓦1の側端面との間か
ら雨水が浸入することを防ぎ、また平板瓦1のケラバ端
の納まりを良くするために、ケラバ端に位置する平板瓦
1,1…の端部の上にはケラバ板7が取り付けてある。
【考案が解決しようとする課題】
しかしこのケラバ板7はケラバに沿った長い板として
形成されているものであり、軒棟方向に端部同士を重ね
て階段状に葺かれている平板瓦1とは外観が著しく相違
する。従ってこのケラバ板7で屋根のケラバの外観が損
なわれることになるという問題があった。また、ケラバ
板7の上を流れる雨水のうち一部はケラバ側の端縁から
下方へ落下されることになるが、この雨水が落下せずに
ケラバ板7の裏側に回り込み、屋根下へと雨水が浸入す
るおそれがあるという問題もあった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、平板
瓦の葺き上げ外観との外観上の調和がとれるようにする
と共に、加えて防水性にも優れたケラバの納まり構造を
提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案に係るケラバの納まり構造は、多数枚の平板瓦
1,1…を軒棟方向に葺いて形成される屋根において、水
平片13の一側端に水切り片4を垂下すると共に水平片13
の軒側先端に係止片15を下側へ断面L字型に折り返して
設けてケラバ水切板3を形成し、ケラバ平板瓦2の軒側
先端に係止片15を係止すると共にケラバ平板瓦2のケラ
バ側の側端部の上面に水平片13を重ねることによって、
水切り片4をケラバ平板瓦2の側方において下方へ垂下
させた状態で各ケラバ平板瓦2にケラバ水切板3を取り
付け、屋根のケラバ端の平板瓦1,1…の上にケラバに沿
って多数枚のケラバ平板瓦2,2…を敷設すると共にその
軒棟方向に隣合う一方のケラバ平板瓦2の棟側端部の上
に他方のケラバ平板瓦2を重ねて接続し、ケラバ平板瓦
2の棟側端縁から棟側へ突出されるケラバ水切板3の棟
側端部の固定片14を屋根に釘打ち固定して成ることを特
徴とするものである。
【作用】
本考案にあっては、屋根のケラバ端の平板瓦1,1…の
上にケラバに沿って多数枚のケラバ平板瓦2,2…を敷設
すると共にその軒棟方向に隣合う一方のケラバ平板瓦2
の棟側端部の上に他方のケラバ平板瓦2を重ねて接続す
るようにしているために、平板瓦1のケラバ端を納める
ためのケラバ平板瓦2は平板瓦1と同じように階段状に
葺かれることになり、平板瓦1の葺き上げ外観とケラバ
平板瓦2の外観とを調和させることが可能になる。ま
た、各ケラバ平板瓦2のケラバ側の側端部にケラバ平板
瓦2の側方において下方へ垂下される水切り片4を設け
たケラバ水切板3を取り付けるようにしているために、
ケラバ平板瓦2を利用して取り付けたケラバ水切板3
で、ケラバにおける防水性を確保することができる。
【実施例】 以下本考案を実施例によって詳述する。 屋根は野地板8の上に防水シート9を介して多数枚の
平板瓦1,1…を葺くことによって形成されるものであ
り、各平板瓦1,1…は第2図に示すように、側端面同士
を突き合わせて軒や棟と平行に平板瓦1,1…を並べると
共に、軒棟方向に隣り合う平板瓦1,1…にあっては軒側
の平板瓦1の棟側端部の上に棟側の平板瓦1の軒側端部
を重ねて階段状に並べるようにして、配列されている。
この平板瓦1,1…のうち屋根のケラバ端に位置するもの
は、第1図に示すようにケラバに沿って野地板8の上に
取り付けたのぼり木10の側面に側端面を突き合わせるよ
うにしてあり、この平板瓦1とのぼり木10の間には帯状
防水シート11が取り付けてある。 上記のようにして野地板8の上に平板瓦1,1…を葺い
た後に、ケラバ端に位置する平板瓦1,1…のケラバ側の
端部の上からのぼり木10の上にかけてケラバ平板瓦2を
取り付ける。このケラバ平板瓦2は平板瓦1と同じ繊維
セメント板など窯業系の板で形成されるものであり、軒
棟方向の奥行き寸法は平板瓦1とほぼ等しく、軒や棟と
平行な方向の幅寸法は平板瓦1よりも短く形成してあ
る。このようにケラバ平板瓦2を平板瓦1と同材質のも
ので形成すれば、材質の上で両者の外観を調和させるこ
とができる。またケラバ平板瓦2としては、一般住宅の
場合には第4図(b)のように軒棟方向に長いものが、
大型の建築物の場合には第4図(a)のように軒や棟と
平行な方向に長いものがそれぞれ用いられる。各ケラバ
平板瓦2にはそれぞれケラバ水切板3が取り付けてあ
る。ケラバ水切板3は第5図に示すように、鋼板などの
板金を折曲加工して、水平片13の一側端に水切り片4を
垂下すると共に水平片13の先端に断面L型の係止片15を
延設した形態に形成してある。このケラバ水切板3は、
係止片15をケラバ平板瓦2の先端に係止して水平片13を
ケラバ平板瓦2のケラバ側半分の上面に被せると共に水
切り片4をケラバ平板瓦2の下方へ突出させるようにし
て、各ケラバ平板瓦2に取り付けるようにしてある。 そして上記ケラバ平板瓦2,2…はケラバに沿って多数
枚のものが敷設されるが、その軒棟方向に隣合う軒側の
ケラバ平板瓦2の棟側端部の上に棟側のケラバ平板瓦2
の軒側端部を重ねて接続するものである。各ケラバ平板
瓦2の棟側端縁からケラバ水切板3の後端部が固定片14
として突出させてあり、この固定片14に設けた釘孔16か
ら釘をのぼり木10に打ち込むことによって固定すること
ができる。ここで第2図にみられるように、各ケラバ平
板瓦2の軒側先端と平板瓦1の軒側先端とが一致するよ
うにケラバ平板瓦2,2…の取り付けをおこなうものであ
る。このようにケラバ平板瓦2,2…を軒棟方向で重ね合
わせて敷設することによって、ケラバ平板瓦2,2…も平
板瓦1,1…と同様に階段状に葺かれることになり、平板
瓦1とケラバ平板瓦2の外観を調和させることができ
る。また、このようにケラバ平板瓦2をケラバに敷設す
ることによって、ケラバにはケラバ水切板3が同時に取
り付けられることになり、ケラバ平板瓦2の上を流れる
雨水のうちケラバ側の端縁に至った雨水は、ケラバ水切
板3の水切り片4の外面を流れて第3図に矢印で示すよ
うにその下端から下方へ水切りされて落下されることに
なる。従って、この雨水が落下せずにケラバ平板瓦2の
裏側に回り込んで屋根下へと雨水が浸入することを防ぐ
ことができる。
【考案の効果】
上述のように本考案にあっては、屋根のケラバ端の平
板瓦の上にケラバに沿って多数枚のケラバ平板瓦を敷設
すると共にその軒棟方向に隣合う一方のケラバ平板瓦の
棟側端部の上に他方のケラバ平板瓦を重ねて接続するよ
うにしてあるので、平板瓦のケラバ端を納めるためのケ
ラバ平板瓦は平板瓦と同じように階段状に葺かれること
になり、平板瓦の葺き上げ外観とケラバ平板瓦の外観と
を調和させることが可能になって、屋根のケラバの納ま
り具合を良好なものとすることができるものである。ま
た、水平片の一側端に水切り片を垂下すると共に水平片
の軒側先端に係止片を下側へ断面L字型に折り返して設
けてケラバ水切板を形成し、ケラバ平板瓦の軒側先端に
係止片を係止すると共にケラバ平板瓦のケラバ側の側端
部の上面に水平片を重ねることによって、水切り片をケ
ラバ平板瓦の側方において下方へ垂下させた状態で各ケ
ラバ平板瓦にケラバ水切板を取り付け、ケラバ平板瓦の
棟側端縁から棟側へ突出されるケラバ水切板の棟側端部
の固定片を屋根に釘打ち固定するようにしたので、ケラ
バ平板瓦を利用してケラバ水切板をケラバに取り付ける
ことができ、ケラバ水切板のケラバ水切り片でケラバの
防水性を確保することができると共に、ケラバ平板瓦に
は水切り用の片を一体に設ける必要がなくなって他の平
板瓦と同じような平板形状に形成したケラバ平板瓦を使
用することができるものであり、しかもケラバ平板瓦に
取り付けたケラバ水切板の固定片を屋根に釘打ち固定す
ることによってケラバ平板瓦の固定を行なうことがで
き、ケラバ平板瓦の取り付けが簡単になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は同上
の平板瓦とケラバ平板瓦の配列を示す分解斜視図、第3
図は同上の断面図、第4図(a)(b)は同上に使用す
るケラバ平板瓦の平面図、第5図は同上に使用するケラ
バ水切板の斜視図、第6図は従来例の斜視図である。 1は平板瓦、2はケラバ平板瓦、3はケラバ水切板、4
は水切り片、13は水平片、14は固定片、15は係止片であ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚の平板瓦を軒棟方向に葺いて形成さ
    れる屋根において、水平片の一側端に水切り片を垂下す
    ると共に水平片の軒側先端に係止片を下側へ断面L字型
    に折り返して設けてケラバ水切板を形成し、ケラバ平板
    瓦の軒側先端に係止片を係止すると共にケラバ平板瓦の
    ケラバ側の側端部の上面に水平片を重ねることによっ
    て、水切り片をケラバ平板瓦の側方において下方へ垂下
    させた状態で各ケラバ平板瓦にケラバ水切板を取り付
    け、屋根のケラバ端の平板瓦の上にケラバに沿って多数
    枚のケラバ平板瓦を敷設すると共にその軒棟方向に隣合
    う一方のケラバ平板瓦の棟側端部の上に他方のケラバ平
    板瓦を重ねて接続し、ケラバ平板瓦の棟側端縁から棟側
    へ突出されるケラバ水切板の棟側端部の固定片を屋根に
    釘打ち固定して成るケラバの納め構造。
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実公 927(大正11年)(JP,Y1 T)

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