JPH031932Y2 - - Google Patents

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JPH031932Y2
JPH031932Y2 JP1631085U JP1631085U JPH031932Y2 JP H031932 Y2 JPH031932 Y2 JP H031932Y2 JP 1631085 U JP1631085 U JP 1631085U JP 1631085 U JP1631085 U JP 1631085U JP H031932 Y2 JPH031932 Y2 JP H031932Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、屋根面に採光用の開口部が形成され
た採光屋根における透明瓦材取付構造に関する。
(従来の技術) 従来、採光屋根の構造として、実開昭56−
139728号公報及び実開昭56−145529号公報に示さ
れるものがある。即ち、平面状屋根材によつて葺
き上げられた屋根面に開口部が形成され、該開口
部を閉塞状として単一のスカイライト用透光板が
開口部周縁部に取付けられ、透光板を通して開口
部より屋内に光を採り入れるよう構成されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記構造の採光屋根によれば、開口部の大きさ
に応じて各種大きさのスカイライト用透光板を用
意しなければならず、汎用性に乏しい欠点があつ
た。また、開口部の開口面積が大きな場合、大き
なスカイライト用透光板が必要とされ、運搬や施
工時の取扱いが不便である。さらに、開口部が単
一枚の平面状透光板で閉塞された構成であるた
め、開口部部分に、他の屋根面の如く屋根材によ
る葺き上げ模様がなく、美感を損なうおそれが大
であつた。そこで、本考案は上記問題点に鑑み、
所望の採光用開口部の大きさに容易に対応でき、
また運搬や施工時の取扱いも容易で、しかも取付
け後の美感向上を図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、平板瓦2で葺き上げられた
屋根面3に採光用開口部5が形成され、該開口部
5を閉塞すべく透明瓦材8が取付けられた採光屋
根において、前記開口部5に平板瓦2の働き長さ
hと同じピツチで複数の横棧14が設けられ、前
記透明瓦材8が平板矩形状に形成されると共にそ
の下面外周縁部に沿つてシール材35が設けら
れ、透明瓦材8の下端縁を平板瓦2の下端縁に合
わせた状態で透明瓦材8を横棧14に取付けるこ
とにより透明瓦材8が開口部5上面に順次葺き上
げられ、かつ開口部5において透明瓦材8の上端
縁部及び下端縁部が横棧14の上方に位置された
点にある。
(作用) 本考案によれば、開口部5に平板瓦2の働き長
さhと同じピツチで複数の横棧14を設け、この
横棧14を利用して複数の平板矩形状の透明瓦材
8を取付けるのである。この透明瓦材8の取付け
に際し、透明瓦材8の下端縁を平板瓦2の下端縁
に合わせた状態で透明瓦材8を横棧14に取付
け、順次、各透明瓦材8を各横棧14に取付けて
葺き上げていくのである。この葺き上げる透明瓦
材8の枚数及び横棧14の本数を増減させること
によつて、開口部5の大小に容易に対応できるの
である。また所定形状の透明瓦材8を複数、使用
する構成であるため、個々の透明瓦材8があまり
大きくならず、運搬や施工時の取扱いが容易であ
る。さらに透明瓦材8の下端縁と平板瓦2の下端
縁とを合わせて、平板瓦2と同様に順次、葺き上
げるため、平板瓦2と同様の段差が開口部5部分
にも形成され、屋根面3全体として違和感がな
く、美感が向上できる。また開口部5において各
透明瓦材8の上端縁部及び下端縁部が横棧14の
上方に位置されているため、屋内側から開口部5
を見た場合、外周縁部に沿つて設けられたシール
材35及び各透明瓦材8の上端縁部及び下端縁部
が横棧14の影に隠れ、何等美感を損なわないの
である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図乃至第3図において、1は石綿セメ
ント瓦やガラス繊維補強セメント瓦等よりなる平
板瓦2で葺き上げられた傾斜状の屋根であり、該
屋根面3には屋内に光を採り入れるための採光部
4が設けられている。
採光部4は屋根面3に形成された矩形状の開口
部5と、該開口部5内に架設された桟枠6と、開
口部5を閉塞すべく桟枠6に設けられた矩形状の
透明樹脂板7と、該透明樹脂板7上面に葺き上げ
られる複数の透明瓦材8と、開口部5両側で平板
瓦2と透明瓦材8との間に設けられる水切り金物
9とから構成されている。
前記開口部5は、野地板10を適宜切断するこ
とによつて矩形状に形成されている。そして、本
実施例においては、開口部5の棟に沿う方向の巾
は平板瓦2の横巾Lと略同じ長さに形成されてい
る。また開口部5両側には垂木11の半部が内方
に突出状とされている。尚、開口部5の屋根傾斜
方向両端部位置に垂木11に直交する横垂木を設
け、垂木11と横垂木とで開口部5の補強用枠組
を構成してもよい。
前記棧枠6は、第1図及び第3図に示される如
く、左右一対の棧木13と、両棧木13上面間に
亘つて架設された複数の横桟14と、桟木13の
外側面側に沿つて設けられた棧木受金物15とか
ら構成されている。前記両棧木13は断面矩形状
で、平行に配置されており、棧木13の外側面側
と横棧14の両端面側とが面一状とされ、各横棧
14は棧木13の長手方向に沿つて、平板瓦2の
働き長さhと同じピツチで釘により棧木13に取
付け固定されている。また各横棧14は第1図に
示される如く、断面矩形状で上端側コーナー部は
矩形状に切欠き形成され、露受け部17を構成し
ている。前記棧木受金物15はボンデ鋼板等の金
属板を適宜折曲形成してなり、棧木13の下面に
当接される受承片部18と、該受承片部18外側
より棧木13外側面及び横棧14端面に沿つて上
方に延設状とされた立上がり片部19と、該立上
がり片部19上端より外側方向に延設状とされた
取付片部20とからなり、立上がり片部19の適
宜位置で釘により棧木13及び横棧14に取付け
固定されている。また棧木13や横棧14には適
宜、アクリル樹脂等の防カビ塗料が塗布されてい
る。そして、両側の立上がり片部19間距離が開
口部5の両側の垂木11間距離とほぼ同じに構成
されており、第3図に示される如く、両垂木11
間に棧枠6が嵌入され、両側の垂木11上に夫々
の取付片部20が当接係止され、釘23により各
取付片部20が各垂木11に取付け固定されてい
る。また棧木13の内側からも釘24により垂木
11に取付け固定されている。ここに、開口部5
内に棧枠6が取付けられるのである。
前記透明樹脂7はポリカーボネート樹脂板等よ
りなり、開口部5と略同じ大きさの矩形状に形成
されている。そして、第1図及び第3図に示され
る如く、開口部5を閉塞状に棧枠6の横棧14上
に載置され、野地板10上に敷設されたアスフア
ルトルーフイング25と外周部全周に亘つて防水
シールテープ26で接着されている。
前記水切り金物9はカラー鉄板等の金属板を適
宜折曲形成してなり、第3図に示される如く、中
間に折曲形成された立設状の立上がり部27を備
え、その上端部は一側方に折曲され端面覆い部2
8を構成している。また立上がり部27一側の水
平脚部29一端縁は上方に折り返された水返し部
30とされ、他側の水平脚部31一端縁は下方に
折り返された折り返し部32とされている。尚、
第3図に示される如く、左右の水切り金物9は各
端面覆い部28、水返し部30、折り返し部32
が互いに対称な関係に構成されている。そして各
水切り金物9が開口部5両側縁に沿つて配置され
る。この際、端面覆い部28が外側に向くように
配置される。
前記透明瓦材8は透明強化ガラス等よりなり、
第4図及び第5図に示される如く、平板矩形状に
形成され、中間部にはビス孔34が形成され、下
面外周縁部に沿つてノルシール等のシール材35
が貼り付けられている。そして、本実施例におい
ては、透明瓦材8の横巾Mは平板瓦2の横巾Lと
略同巾に形成され、縦巾Nは前記働きhの2倍よ
り僅かに長く形成されている。36は剥離紙であ
る。そして、剥離紙36が外され、平板瓦2と同
様に、開口部5の透明樹脂板7上面に順次葺き上
げられている。この透明瓦材8の取付けは、第1
図及び第5図に示される如く、タツピングビス3
7及びブツシユ38を利用して横棧14に取付け
るのである。この際、各透明瓦材8の下端縁を平
板瓦2の下端縁に合わせて取付ければ、開口部5
において各透明瓦材8の上端縁部及び下端縁部が
横棧14の上方に位置される。尚、屋根傾斜方向
最下端の透明瓦材8の下部は平板瓦2上面に重合
され、最上端の透明瓦材8は野地板10上に敷設
されたアスフアルトルーフイング25上面に重合
され、さらに透明瓦材8の上部には平板瓦2が重
合される。この透明瓦材8の取付けによつて透明
樹脂板7及び水切り金物9が固定される。39は
母屋である。
そして、屋根1に採光部4を施工する場合に
は、屋根1の所定位置に開口部5を形成し、予め
枠組された棧枠6を開口部5内に嵌入し、釘2
3,24で固定する。次に透明樹脂板7を載置
し、防水シールテープ26で周囲を接着し、両側
に水切り金物9を載置し、透明瓦材8を下側より
順次、葺き上げていけばよい。また水切り金物9
外側の平板瓦2端面は水平脚部29と立上がり部
27と端面覆い部28とによつて形成された凹部
内に挿入状として順次、葺き上げていけばよい。
本考案の実施例は以上のように構成されてお
り、平板矩形状の透明瓦材8を順次、葺き上げて
いく構成であるため、棧枠6の横棧14の本数及
び透明瓦材8の枚数を適宜増減させることによつ
て、開口部5の大小に容易に対応できる。また所
定形状の透明瓦材8を複数、使用する構成である
ため、個々の透明瓦材8があまり大きくならず、
重量化が防止でき、運搬や施工時の取扱いが容易
である。さらに透明瓦材8の下端縁と平板瓦2の
下端縁とを合わせて、平板瓦2と同様に順次、葺
き上げるため、従来の瓦葺き作業と同様に作業で
き施工性がよく、平板瓦2の葺き上げ模様と同様
の段差が開口部5部分の透明瓦材8によつても形
成され、屋根面3全体として違和感がなく、美感
が向上できる。また開口部5において各透明瓦材
8の上端縁部及び下端縁部が各横棧14の上方に
位置されているため、屋内側から開口部5を見た
場合、外周縁部に沿つて設けられたシール材35
及び各透明瓦材8の上端縁部及び下端縁部が各横
棧14の影に隠れ、何等美感を損なわない。さら
に透明瓦材8が平板矩形状であるため、施工後に
おいて下面外周縁部に設けられたシール材35に
よるシール効果が大であり、間隙が生じるおそれ
がなく、従つて夜間において屋内の光が透明瓦材
8の重合間より漏れず、虫等の侵入が防止でき
る。
尚、透明瓦材8に平板瓦2と同様の模様を施し
たものであつてもよく、また光を通過させる有色
の透明瓦材8であつてもよい。さらに各横棧14
を直接、垂木11に固定する構造であつてもよ
い。
(考案の効果) 本考案によれば、開口部に平板瓦の働き長さと
同じピツチで複数の横棧を設け、この横棧を利用
して複数の平板矩形状の透明瓦材を順次、葺き上
げていく構成であるため、横棧の本数及び透明瓦
材8の枚数を適宜増減させることによつて、開口
部の大小に容易に対応できる。また所定形状の透
明瓦材を複数、使用する構成であるため、個々の
透明瓦材があまり大きくならず、重量化が防止で
き、運搬や施行時の取扱いが容易である。さらに
透明瓦材の下端縁と平板瓦の下端縁とを合わせ
て、平板瓦と同様に順次、葺き上げるため、施工
性がよく、平板瓦と同様の段差が開口部部分の透
明瓦材によつても形成され、屋根面全体として違
和感がなく、美感が向上できる。また開口部にお
いて各透明瓦材の上端縁部及び下端縁部が横棧の
上方に位置されているため、屋内側から開口部を
見た場合、外周縁部に沿つて設けられたシール材
及び各透明瓦材の上端縁部及び下端縁部が横棧の
影に隠れ、何等美感を損なわない。さらに透明瓦
材が平板矩形状であるため、下面外周縁部に設け
られたシール材によるシール効果が大であり、間
隙が生じるおそれがなく、従つて夜間において屋
内の光が透明瓦材の重合間より漏れず、虫等の侵
入が防止できるという利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第
2図は同斜視図、第3図は第2図−線矢視断
面図、第4図は透明瓦材の平面図、第5図は第4
図−線矢視断面図である。 1……屋根、2……平板瓦、3……屋根面、5
……開口部、8……透明瓦材、14……横棧、3
5……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板瓦2で葺き上げられた屋根面3に採光用開
    口部5が形成され、該開口部5を閉塞すべく透明
    瓦材8が取付けられた採光屋根において、前記開
    口部5に平板瓦2の働き長さhと同じピツチで複
    数の横棧14が設けられ、前記透明瓦材8が平板
    矩形状に形成されると共にその下面外周縁部に沿
    つてシール材35が設けられ、透明瓦材8の下端
    縁を平板瓦2の下端縁に合わせた状態で透明瓦材
    8を横棧14に取付けることにより透明瓦材8が
    開口部5上面に順次葺き上げられ、かつ開口部5
    において透明瓦材8の上端縁部及び下端縁部が横
    棧14の上方に位置されたことを特徴とする採光
    屋根における透明瓦材取付構造。
JP1631085U 1985-02-06 1985-02-06 Expired JPH031932Y2 (ja)

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JPS61133627U JPS61133627U (ja) 1986-08-20
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