JPH0347067Y2 - - Google Patents

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JPH0347067Y2
JPH0347067Y2 JP436285U JP436285U JPH0347067Y2 JP H0347067 Y2 JPH0347067 Y2 JP H0347067Y2 JP 436285 U JP436285 U JP 436285U JP 436285 U JP436285 U JP 436285U JP H0347067 Y2 JPH0347067 Y2 JP H0347067Y2
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JP
Japan
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vertical
siding
joints
rim
groove
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JP436285U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、サイデイングを用いて建物の外壁
を形成する場合に生じる縦目地の防水構造に関す
る。
「従来の技術」 サイデイングを水平方向に配設してその端部ど
うしを突き合わせた状態で生じる縦目地防水処理
を行う従来の技術として、実開昭58−181712号公
報掲載のものが知られている。この技術は、平板
状の被覆部とその中央に突設した被挾持部とから
なるT字状の防水シートを用いたもので、シール
材を接着した被挾持部を挾むようにしてサイデイ
ングどうしの端部を突き合せるようにしている。
ところで、この技術は縦目地にコーキング材な
どを充填しないので、コーキング材を充填した場
合のように縦目地からコーキング材がはみ出すよ
うなことがない。そのために、建物の美感を損う
ことがない点ですぐれている。しかも、従来のよ
うにコーキング材の劣化に伴う雨水の侵入のおそ
れはない。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記のように縦目地にT字状の
防水シートを用いて防水処理を施した場合には、
サイデイングによつて被挾持部を挾持するさい
に、被挾持部を両側からサイデイングで圧接して
サイデイングの端部と被挾持部とが互いに密着す
るように突き合わせなければ防水性を図ることが
できない。そのために、作業能率が悪く、作業者
の熟練度によつては品質にばらつきが生じるとい
う問題があつた。また、縦目地には、被挾持部の
厚さの分だけ隙間が形成されるので、この隙間に
経年的にごみやほこりなどがたまり、縦目地の部
分だけ汚れて外壁の美感を損うという問題があつ
た。
この考案は、縦目地における防水処理の作業能
率と品質、そして建物外壁の美感といつた点を問
題とする。
「問題点を解決するための手段」 この考案の縦目地防水構造は、縦目地の内側
に、防水性を有する溝を形成した縦胴縁を取り付
け、溝の開口部側を縦目地に臨ませるとともに、
溝内には縦目地から侵入した雨水を吸収する吸収
材をサイデイングの内側に密着するように充填し
て構成したものである。
「実施例」 第1図と第2図とは、この考案の一実施例を示
すもので、符号1は壁体、同2は縦胴縁、同8は
サイデイングである。
前記壁体1は、たとえば図示例にあつては、木
質系のいわゆる壁パネルである。この壁体1の外
表面には、防水シート1aが貼付されている。な
お、1bは芯材、1cは断熱材である。
前記縦胴縁2は、後述する溝2aの開口部2b
側を外方に向けるとともにサイデイング3の縦目
地5に沿うように壁体1に取り付けられている。
前記縦胴縁2は、その長さ方向にチヤンネル状の
溝2aを有する樹脂製のものである。この溝2a
内には、サイデイング3の内表面に密着するよう
に圧縮された状態の水分吸収材4が充填されてい
る。水分吸収材4は、たとえばフエルトなどのよ
うに保水性が高い不織布やスポンジ状のものなど
が採用される。なお、縦胴縁2の溝2aの開口縁
2bは、サイデイング3の内表面に当接されてい
る。
サイデイング3は、その長さ方向を水平にして
上下に配設されかつ釘6などにより縦胴縁2に取
り付けられている。そして水平方向に隣接するサ
イデイング3の端部どうしの突き合せ部には、縦
目地5が形成されている。前記サイデイング3
は、縦目地5を、前記縦胴縁2の長さ方向のほぼ
中央に位置させて取り付けられている。
次に、サイデイング3の取り付け方と縦目地5
の防水作用について説明する。
まず、サイデイング3の端部どうしを縦胴縁2
の溝2aのほぼ中心位置で突き合わせながら、釘
6などにより縦胴縁2を介して壁体1に取り付け
ていく。この場合、縦胴縁2は樹脂製なので、防
水性を有するとともに、釘6を締め付けるように
作用する。したがつて、釘6の打ちつけ部分から
雨水が壁体1の内部にまで侵入することはない。
また、単にサイデイング3を突き合わせて縦目地
5を形成するだけなので、熟練を必要とせずに十
分な防水性が得られるとともに、取付作業が簡単
なので作業能率の点でもすぐれている。また、縦
目地5には、サイデイング3の端部の精度によつ
ては、隙間が生ずることもあるが、この場合の隙
間の幅は、きわめてわずかである。したがつて、
大量の雨水が降りかかつても、縦目地5から内部
に侵入する雨水はわずかであり、吸収材4に吸収
される。吸収材4に吸収された雨水は、吸収材4
の保水力によつて溝2aの外部、すなわち縦胴縁
2の開口縁2bとサイデイング3の内表面との間
から縦胴縁2の外側に漏れ広がることなく、雨水
はそれ自身の重量および重力によつて吸収材4の
内部を下方に移動する。なお、縦胴縁2の下端を
外部に開放しておけば、下方に移動した雨水は他
面に排水される。
さらに、縦目地5に隙間ができたとしてもその
幅はきわめてわずかであるので、目地にごみなど
がたまつて汚れが目立つようなことはなく、長期
にわたつて外壁の美感を維持することができる。
なお、上記実施例では、樹脂製の縦胴縁2につ
いて説明したが、溝内に防水処理を施した木製の
ものや、防錆処理を施した金属製のものであつて
もよい。
「考案の効果」 この考案の縦目地防水構造は、縦目地から侵入
する雨水を、縦胴縁の溝内に充填した水分吸収材
によつて吸収し、排水するようにしたので、雨水
が壁体にまで侵入することなく充分な防水効果を
得ることができる。また、サイデイング3は、そ
の端部を突き合せるだけで簡単に取り付けること
ができ、施工上の品質のばらつきが少なく、しか
も縦目地に特別な処理を施す必要はないので、作
業能率にすぐれている。さらには、縦目地に隙間
はほとんど生じないので、目地が汚れて外壁の外
観を損うようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図とは、この考案の一実施例を示
すもので、第1図は縦目地の防水構造を示す横断
面図、第2図はその外観斜視図である。 2……縦胴縁、2a……溝、3……サイデイン
グ、4……吸収材、5……縦目地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイデイングを水平方向に配設してその端部ど
    うしを突き合わせた状態で生じる縦目地の内側に
    は、少なくとも内面に防水性を有する溝を長さ方
    向に形成した縦胴縁が、溝の開口部側を縦目地に
    臨ませて取り付けられ、前記縦胴縁の溝内には、
    縦目地から侵入する水分を吸収する吸収材が、サ
    イデイングの内側に密着するようにして充填され
    てなることを特徴とする縦目地防水構造。
JP436285U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPH0347067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP436285U JPH0347067Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP436285U JPH0347067Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61120842U JPS61120842U (ja) 1986-07-30
JPH0347067Y2 true JPH0347067Y2 (ja) 1991-10-07

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ID=30479857

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JP436285U Expired JPH0347067Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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JP2005282046A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Pal Co Ltd 外壁構造

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JPS61120842U (ja) 1986-07-30

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