JPS60242242A - 建物の外壁板下縁部水密装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、建物の外壁板や屋根板のような面板端部から
雨水などが建物内に侵入するのを防止するための面板端
部水密装置に関するものである。

〔従来技術およびその解決すべき課題〕第８図に示すよ
うな一般住宅では、従来、外壁板（１）を構成する下見
板（２）が互いに係合していない端部と窓用開口（３）
に嵌めた窓枠（４）の周辺部の間は、コーキング材やシ
ール材を盛ったり詰めたりして水密性を保持しているこ
とが多い。

しかし、このようなものは施工に手間がかかり、高価と
なる上に、耐久年数が短く老化によって雨水なとが内部
に侵入し易いという問題がある。

また、従来、下見板の窓用開口周辺部に断面が溝型の水
切板を嵌めたものも知られている。

しかし、これは水切板内に雨水などが溜まり、毛細管現
象で内部に水が浸み込み易く、水切板内にほこりやごみ
が溜まり易いという問題がある。

そこで、本発明は、前述した問題を解決して外壁板、屋
根板などの面板端部と窓枠、土台などの部材の間から建
物内部に水が侵入することを確実に防止できる建物の面
板端部水密装置を提供することを目的としている。

〔発明の開示〕

本発明による建物の面板端部水密装置は、面板端部の内
面および外面に、水切板および押え板をこれらの断面の
１個所以上でそれぞれ当接させ、当接個所以外には隙間
を設けて配置し、前記面板を水切板と押え板とで挟着す
ると共に、面板の端縁から水切板と押え板の端縁部を突
出させ、これらの突出部を面板の端縁と隙間を設けて互
いに当接させたものである。

〔実　施　例　〕 以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明する。

第１図乃至第５図は本発明の一実施例を示す。第５図は
示８図に示す住宅の窓用開口周縁部に相当する部分を拡
大して示し、外壁板（１）を構成する下見板（２）が互
いに係合しない窓用開口（３）周辺部の水密装置は次の
ように構成されている。

すなわち、前記周辺部のうち上辺部は、第５図、第１図
、第２図に示すように、下見板（２）の下端部の内面に
は水切板（５〕が、外面には押え板（６）がそれぞれ配
置されている。

水切板（５）は、左右方向に沿って上下３段の西条（５
ａ）が外向きに突設され、これらの西条（５ａ）が下見
板（２）の下端部に当接され、下段の凸条（５ａ）より
下方部分には外下方に延びる傾斜部（５ｂ）が形成され
、傾斜部（５ｂ）の下方に垂直部（５ｃ）が連設されて
いる。、また、押え板（６）は、内向きに屈曲した上端
部（８ａ）が水勢板（５）の上段の凸条（５ａ）と対向
する位置で下見板（２）の下゛端部に当接され、外向”
きに屈曲し５た後下方に延びる下端部（６ｂ）が水切板
（５）の傾斜部（５ｂ）に当接されている。そして、押
え板（６）の外側から押え板（８）、下見板（２）およ
び水切板（５）を貫通する釘、木ねじのような固定具（
７）が図示しない枠材に上、下２個所で打ち込まれるこ
とで、押え板（６）と水切板（５）で下見板（２）が挟
着されていると共に、これらが前記枠材に固定されてい
る。なお、固定具（７）によって水切板（５）の内側に
配置される窓枠も一体に枠体に固定することが好ましい
。さらに、水切板（５）の傾斜部（５ｂ）と押え板（６
）の下端ｍ　（ｓｂ）との当接部は、下見板（２）の端
縁性下方にこれと隙間を設けて配置されている。

窓用開口（３）周辺部の側辺部は、第５図、第３図、第
４図に示すように、下見板（２）の側端部の内面には水
切板（８）が、外面には押え板（８）がそれぞれ配置さ
れている。水切板（８）は、上下方向に沿って左右３段
の西条（８ａ）が斜め窓用開口（３）側外向きに突設さ
れ、凸条（８ａ）の一部が下見板（２）の側端部に当接
され、窓用開口側端部には外向きに端凸条（８ｂ）が突
設されている。押え板（８）は左、右両側端部に反対方
向に突出する凸条（９ａ）、（９ｂ）が形成された断面
はぼＺ型に構成され、窓用開口（３）と反対側の西条（
９ａ）が水切板（８）の凸条（８ａ）間と対向する位置
で下見板（２）と当接するように凸条（９ａ）に二角形
の切欠部（９Ｃ）か形成され、窓用開口（３）側の凸条
（ｓｂ）が水切板（８）の端凸条（８ｂ）に重なるよう
に、当接され、この当接部が下見板（２）の側端縁と隙
間を設けてこの側端縁より窓用開口（３）側に配置され
ている。そして、外側から押え板（９）、下見板（２）
および水切板（８）を貫通する釘、木ねじのような固定
具が枠材（共に図示しない）に打ち込まれることで、押
え板（９）と水切板（８）でド見板（２）が挟着されて
いると共に、これらが枠材に固定されている。なお、窓
用開口（３）周縁部の下辺部は、前述した側辺部と同様
な横断面となるように、押え板と水切板で下見板（２）
が挟着されているが、押え板には切欠部が設けられてい
ない。

以北のように構成された本発明の実施例によれば、雨水
が侵入する恐れがあるのは、押え板の窓用開口の反対側
端部と下見板、および押え板の窓用開口側端部と水切板
の窓用開口側端部とがそれぞれ当接する当接部であるが
、これらの当接部間および水切板の凸条と下見板が当接
し、これらの当接部間および下見板の端縁と水切板およ
び押え板の当接部間に隙間があり、これらの隙間で毛細
管現象による木の侵入も防Ｉ卜するので、水切板の窓用
開口と反対側端より内部へ水が侵入することが確実に防
１ヒされる。また、本実施例では、コーキング材やシー
ル材を用いないので、これらの老化による漏水がなく、
施工も容易であり、さらに侵入した水、はこり、ごみな
ども溜りにくい」二に、押え板が窓用開口周辺部の額縁
また化粧枠となるので外観もよい。

第６図は本発明を第８図の７部、すなわち、２階の外壁
板の下端部に適用した他の実施例を示す。本実施例では
、水切板（１０）として、斜め下外力に突設した−１−
下３段の西条（ｌｏａ）を有し、下段の凸条（ＩＯａ）
よりＦ方部分に下外方に突出する傾斜部（４ｏｂ）を設
け。

傾斜部（１０ｂ）の下方に垂直部（１０Ｃ）を連設した
ものを用い、垂直部（＋ＯＣ）を軒先部（１１）上面に
当接させ、また押え板（６）の中間部にも下見板（２）
に当接する凸部（６Ｃ）を設けた以外は、前述した第１
図、第２図に示す部分と実質的に同構成である。

第７図は本発明を第８図の■部、すなわち外壁板の土台
外側に位置する端部に適した実施例を示す。本実施例で
は、第７図に示すものと実質的同様な構成の水切板（ｌ
Ｏ）と押え板（６）で下見板（２）の下端部を挾み、こ
れらを基礎（１２）上に設けた」二台（１３）に釘など
の固定具（７）で固定した以外は、前述した第１図。

第２図に示す部分と実質的に同構成である。

なお、第７図中、（１４）は土台（１３）上の柱を示す
。また、第６図、第７図中、第１図、第２図と同一符号
は相当部分を示す。そして、第６図、第７図に示す実施
例でも、第１図乃至第５図に示すものと同様な防水作用
が得られる。

本発明において、水切板はアルミニウムの押出型材、金
属板の曲げ成形品で構成し、押え板はアルミニウムの押
出型材、金属板、合成樹脂砂の曲げ成形品で構成するこ
とが好ましく、押え板は外壁板のような面板と同様な色
にすることが意匠上好ましい。

また、本発明の外壁板は下見板を用いたものに限られず
１羽目板を用いたものなどでもよ〈１本発明は屋根板に
天窓奢設けた場合の窓用開口周辺部にも、第１図乃至第
５図に小才ものとほぼ同様にして適用でき、面板である
外壁板、屋根板の材質も従来公知の任意のものを使用で
きる。

さらに、本発明による水切板、押え板の面板に対する当
接個所はそれぞれ１個所でもよいが、複数個所ずつにす
ることかｌ！ｆましい。

〔発明の効果〕

以−ヒ説明したように、本発明によれば、建物の面板端
部の内面および外面に水切板および押え板をそれぞれ１
個所以」−で当接させて、水切板と押え板とで面板を挟
着し、面板の端縁からこれと隙間を有して突出した水切
板と押え板の端縁部を当接させたことにより、コーキン
グ材やシール材を用いることなく、外壁板や屋根板のよ
うな面板の端部と窓枠、土台などの部材の間から建物内
部に水が侵入するのを確実に防ＩＦでき、しかも外観が
よく、施工も容易な建物の面板端部水密装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

’ｊ’ｚ１図は本発明の一実施例を示す第５図のＩ−Ｉ
線に沿う断面図、第２図は第１図に相当する部分の分解
斜視図、第３図は第５図の■−■線に沿う断面図、第４
図は第３図に相当する部分の分解斜視図、第５図は本発
明の一実施例を示す正面図、第６図および第７図は本発
明のりいに異る他の実施例をそれぞれ示す第８図の■部
および■部に相当する部分の拡大横断面図、第８図は従
来の面板端部を水密にした建物を示す概略斜視図である
。 （１）・・・外壁板（面板）、（２）・・・下見板、　
（３）・・・窓用開口、（５）、（８）　、（ｌｏ）・
・・水切板、（５ａ）、（８ａ）、（８ｂ）、（１０ａ
）−凸条、（５ｂ）　、　（ｊｏｂ）・・・傾斜部、　
（６）、（９）・・・押え板、　（６ａ）　、　（Ｅｉ
ｂＬ・・端部、（８Ｃ）−・−凸部、（７）・・・固定
具、（９ａ）　、　（９ｂ）・・・凸条、　（ＩＩ）・
・・軒先部、（１３）・・・土台。 第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　面板端部の内面および外面に、水切板および押
   え板をこれらの断面の１個所以上でそれぞれ当接させ、
   当接個所以外には隙間を設けて配置し、前記面板を水切
   板と押え板とで挟着すると共に、面板の端縁から水切板
   と押え板の端縁部を突出させ、これらの突出部を面板の
   端縁と隙間を設けて互いに当接させたことを特徴とする
   建物の面板端部水密装置。
2. （２）　水切板は、端縁部を押え板の端縁部との当接位
   置より外側に突出させである特許請求の範囲第１項に記
   載の建物の面板端部水密装置。
3. （３）　水切板はアルミニウムの押出型材または金属板
   の曲げ加工品からなる特許請求の範囲第１項または第２
   項に記載の建物の面板端部水密装置。
4. （４）　押え板はアルミニウムの押出型材あるいは金属
   板または合成樹脂の曲げ加工品からなる特許請求の範囲
   第１項、第２項または第３項に記載の建物の面板端部水
   密装置。