JPH0421937Y2 - - Google Patents

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JPH0421937Y2
JPH0421937Y2 JP1280387U JP1280387U JPH0421937Y2 JP H0421937 Y2 JPH0421937 Y2 JP H0421937Y2 JP 1280387 U JP1280387 U JP 1280387U JP 1280387 U JP1280387 U JP 1280387U JP H0421937 Y2 JPH0421937 Y2 JP H0421937Y2
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face plates
ridge
plate
roof
face
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軒棟方向と直交する横方向に段差を
設けて、金属板などからなる面板を接続した屋根
における面板の横方向の接続部に用いる捨て板に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば特開昭59−233060号に示すよう
に、長尺の金属板からなる面板を、軒棟方向に多
段に段差を設けて接続し、横葺きした屋根が用い
られているが、このような屋根は軒棟方向と直交
する左右方向などの横方向には段差がない平板状
であるため、瓦屋根に比べ単調であり、建物の外
観に適合しないなど、外観がよくなかつた。
そこで、本考案の出願人は、建物の外観に適合
して外観のよい屋根を得るために、軒側縁部に形
成した下方への折曲げ部の高さが互いに異なる面
板を、軒棟方向と直交する横方向に互いに勾配を
異ならせて隣接させ、横方向に隣接する面板の棟
側縁部および前記折曲げ部下縁をそれぞれ水平に
配置して、多数の面板を横方向に接続すると共
に、これらの面板を軒棟方向に多段に段差を設け
て接続した屋根を提供している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、本考案の出願人が提供している屋根
は、横方向に隣接する面板の端部間に三角形状の
段差が形成されるため、これらの段差を塞いで多
数の面板を横方向に接続する必要があり、横方向
の接続部から屋根の内部に雨水などが漏れる恐れ
があり、これを防止することが困難であるという
問題点があつた。
本考案は、前述した問題点を解決するためにな
されたもので、横方向に隣接する面板の端部に三
角形状の段差が形成されても、面板の横方向の接
続部から雨水などが漏れるのを、作業性よくしか
も確実に防止することができる屋根用捨て板を提
供し、前述のような横方向に段差を有する屋根の
実用化を可能にすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の屋根用捨て板は、軒側縁部に形成した
下方への折曲げ部の高さが互いに異なる面板を、
軒棟方向と直交する横方向に互いに勾配を異なら
せて隣接させ、横方向に隣接する面板の棟側縁部
および前記折曲げ部下縁をそれぞれ水平に配置し
て、多数の面板を横方向に接続すると共に、これ
らの面板を軒棟方向に多段に段差を設けて面板を
接続した屋根に用い、横方向に隣接する面板の端
部間に形成された三角形状の段差を塞ぐための捨
て板であつて、横方向に隣接する面板の裏面に沿
つてそれぞれ重ね合されるフランジ部間に、前記
段差を対応する三角形状の塞ぎ部を一体に形成し
たものである。
〔作用〕
本考案の出願人が提案している屋根では、軒側
縁部に形成した下方への折曲げ部の高さが互いに
異なる複数種類の面板を、異なつた種類の面板を
隣接させて横方向に段差を設けると共に、隣接す
る面板の勾配を異ならせて接続し、軒棟方向にも
段差を設けて面板を接続することにより、瓦屋根
に近い感じや、瓦屋根よりも変化が得られ、建物
に適合した外観のよい屋根を得るに当り、横方向
に隣接する面板は、これらの面板の端部間に形成
される三角形状の段差を塞いで接続する必要があ
る。そこで、本考案による捨て板のフランジ部を
隣接する面板の端部の裏面側に沿わせ、これらの
フランジ部間に一体に形成した三角形状の塞ぎ部
で前記段差を塞ぐことにより、隣接する面板の表
面にカバーのフランジ部を沿わせると共にカバー
のフランジ部間に設けた塞ぎ部で前記段差を塞い
だり、あるいは隣接する面板の端部を折曲げて形
成した三角形状の塞ぎ部を内外方向に重ね合せて
前記段差を塞いだりするだけのものに比べ、面板
の横方向の接続部からの雨水などの防止が確実に
できる。すなわち、前記のようなカバーを用いた
だけではカバーと面板の表面の間から、隣接する
両面板に形成した塞ぎ部を重ね合せただけでは一
方の面板の塞ぎ部と他方の面板の表面の間から、
それぞれ雨水などが屋根の内部に吹込んだり、毛
細管現象などで滲み込んだりする恐れがあるが本
考案による捨て板を隣接する面板の裏面側に設け
て、前記カバーや面板に形成した塞ぎ部と併用す
ることで、若干の雨水などが捨て板まで到達して
も、捨て板より内部に入り込むことを防止でき、
また、捨て板によつて隣接する面板の横方向の接
続部を補強することができ、カバーと面板の間あ
るいは一方の面板の塞ぎ部と他方の面板の表面の
間に、雨水などが入り込む原因になるような〓間
ができるのを防止でき、これも捨て板より内部に
雨水などが入り込むのを防止するのに役立つ。さ
らに、本考案による捨て板は、フランジ部間に三
角形状の塞ぎ板を一体に形成した単純な形状であ
り、横方向の幅が比較的狭いので、容易に製作す
ることができると共に、面板の軒棟方向の接続部
を利用して取付けることができるので、屋根工事
の作業性を低下させることが少ない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例につき、第1図乃至第
6図を参照して使用例と共に説明する。
第2図乃至第4図において、1,2は塗装鋼板
などの金属板の曲げ加工品からなる面板であり、
面板1,2は、第5図にも示すように、棟側縁部
に上方に立上り部がある棟側係合部3が形成さ
れ、軒側縁部には下方に折曲げた折曲げ部4,5
を介し軒側係合部6が形成された、横長のほぼ矩
形状のものである。また、面板1と面板2とは、
面板1の折曲げ部4の高さh1が面板2の折曲げ部
5の高さh2の2倍の寸法にされている以外、軒棟
方向の寸法、横方向の寸法などがほぼ同様に構成
されている。そして、面板1と面板2は交互に横
方向に並べて多数が配設され、面板1の勾配を小
さく、面板2の勾配を大きくしてあることによ
り、面板1,2の棟側係合部3下縁が横方向に水
平に配置され、面板1,2の折曲げ部4,5下縁
も横方向に水平に配置されている。前記のように
横方向に並べて配置された面板1,2の棟側係合
部3には棟側に隣接する面板1,2が軒側係合部
6が係合され、面板1,2が軒棟方向に多段に段
差を設けて接続されている。軒棟方向に接続する
面板1,2の横方向接続部7が面板1,2の横方
向長さの1/2だけ互いにずれた位置に設けられて、
面板1,2は千鳥状配置にされている。
横方向に隣接する面板1,2の勾配の差によつ
て、面板1,2の両端部間には三角形状の段差が
形成されるが、これらの段差は金属板からなるカ
バー8と金属板からなる捨て板14とによつて塞
がれている。
すなわち、カバー8は、第5図にも示すよう
に、面板1表面の棟側係合部3と折曲げ部4の間
に重ね合せて支持されるフランジ部9と、面板2
表面の棟側係合部3と折曲げ部5の間に重ね合せ
て支持されるフランジ部10との間に、面板1,
2の端部間の段差に対応する三角形状の塞ぎ部1
1が一体に形成され、棟側端部には側断面形の
棟側係合部12が上方に折曲げられており、軒側
端部には正面〓形で側断面L形の端板部13が下
方に折曲げられている。
前記捨て板14は、第1図にも示すように、面
板1と同様な勾配を有し、面板1裏面の棟側係合
部3と折曲げ部4の間に重ね合されるフランジ部
15と、面板2と同様な勾配を有し、面板2裏面
の棟側係合部3と折曲げ部5の間に重ね合される
フランジ部16との間に、フランジ部15,16
の勾配の差すなわち面板1,2の端部間の段差に
対応する三角形状の塞ぎ部17が一体に形成さ
れ、フランジ部15,16が連続する棟側端部に
は側断面形の立上り部18が上方に折曲げられ
ており、フランジ部15,16間に塞ぎ部17が
介在している軒側端部には正面〓形の端板部19
が下方に折曲げられている。捨て板14のフラン
ジ部15,16上には中間部にひだ状に折重ねら
れた水切り用突条20が、縁部にははぜ折り状の
水切り用突条21がそれぞれ上方に突設され、こ
れらの突条20,21はフランジ部15,16の
軒棟方向の全長にわたり互いに平行に形成されて
いる。
そして、カバー8のフランジ部9と捨て板14
のフランジ部15とで面板1の端部を表面と裏面
から挟み、カバー8のフランジ部10と捨て板1
4のフランジ部16とで面板2の端部を表面と裏
面から挟み、カバー8の塞ぎ部11と捨て板14
の塞ぎ板17とで面板1,2の端部間の三角形状
の段差を2重に塞いでいる。また、第5図に示す
ように、カバー8は棟側係合部12が軒棟方向に
接続された面板の棟側係合部3と軒側係合部6の
間に挾着され、端板部13が面板の軒側係合部6
にこの係合部6を抱持するように係合されている
ことにより、固定されている。捨て板14は立上
り部18が面板の棟側係合部3にゴムのような弾
性シール材22(またはコーキング材)を介して
抱持係合され、端板部19が面板の軒側係合部6
内に係合支持されていることにより、固定されて
いる。前記水切り用突条20,21が面板1,2
の裏面に当接され、これらにより屋根の内側に雨
水などが入り込むことが防止されている。なお、
第4図には面板1,2の一端部の接続部のみを示
したが、面板1,2の他端部の接続部は、一端部
と勝手が反対のカバーおよび捨て板を用いること
により、一端部と同様に三角形状の段差を塞いで
いる。
第7図乃至第9図は本考案の他の実施例を示
す。本実施例は、軒側縁部に設けた下方への折曲
げ部26,27,28の高さh3,h4,h5を1,2/
3,1/3の割合に異ならせた3種類の面板23,2
4,25を用い、異なつた種類の面板を隣接させ
て横方向に並べ、ランダムに多数の面板を並設す
ると共に、隣接する面板の折曲げ部の高さが高い
方の端部に下方に折曲げた三角形状の塞ぎ部29
を形成し、折曲げ部の高さが低い方の端部に上方
に折曲げた三角形状の塞ぎ部30を形成し、塞ぎ
部29を外側にし、塞ぎ部30を内側にして重ね
合せ、これらの塞ぎ部29,30、および前述し
た実施例のものとほぼ同様な捨て板14によつ
て、横方向に隣接する面板間の段差を塞ぐと共
に、捨て板14にはひだ状に折重ねられた水切り
用突条20を2本平行に設けたものである。な
お、本実施例の前述した以外の構成は第1図乃至
第6図に示す実施例と実質的に同様である。
また、前記両実施例の面板の垂木への固定、軒
先部、棟部などの構成は、従来の一般的な屋根と
同様である。
本考案において、第10図に示すように、捨て
板の水切り用突条は省略してもよく、捨て板は金
属板に限られることなく合成樹脂板などを用いる
ことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、軒側縁
部に形成した下方への折曲げ部の高さが互いに異
なる複数種類の面板を、異なつた種類の面板を隣
接させて横方向に段差を設けて接続すると共に、
隣接する面板の勾配を異ならせて接続し、軒棟方
向にも段差を設けて接続することにより、建物に
適合した外観のよい屋根を得るに当り、横方向に
隣接する面板の端部の裏面側に捨て板のフランジ
部を沿わせ、これらのフランジ部間に一体に形成
した三角形状の塞ぎ部で横方向に隣接する面板の
端部に形成される三角形状の段差を塞ぐことによ
り、カバーの塞ぎ部やあるいは面板の端部に形成
した塞ぎ部と捨て板とを併用することで、若干の
雨水などが捨て板まで到達しても、捨て板より内
部に入り込むことを防止でき、また隣接する面の
横方向の接続部を捨て板によつて補強することが
でき、カバーと面板の表面あるいは一方の面板の
塞ぎ部と他方の面板の表面部の間に、雨水などが
入り込む原因になるような〓間の発生を防止で
き、捨て板より屋根の内部に雨水などが入り込む
のを確実に防止できる。さらに、本考案による捨
て板は、フランジ部間に三角形状の塞ぎ部を一体
に形成した単純な形状であり、横方向の幅が比較
的狭いので、容易に製作することができて安価で
あると共に、面板の軒棟方向の接続部を利用して
取付けることができ、屋根工事の作業性を低下す
ることが少なく、したがつて、本考案の捨て板を
用いることにより、前述のような横方向に段差を
有する屋根の実用化を可能にし得るという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による捨て板の一実施例を示す
斜視図、第2図は第1図に示す捨て板の一使用例
による屋根の概略部分斜視図、第3図は第2図の
部分拡大図、第4図は横方向に隣接する面板の接
続部を示す断面斜視図、第5図は軒棟方向に隣接
する面板の接続部を示す側断面図、第6図はカバ
ーの斜視図、第7図は本考案による捨て板の他の
使用例による屋根の概略部分斜視図、第8図は同
部分拡大正面図、第9図は同横方向に隣接する面
板の接続部を示す断面説明図、第10図は本考案
による捨て板の変形例を示す斜視図である。 1,2……面板、3……棟側係合部、4,5…
…折曲げ部、6……軒側係合部、7……横方向接
続部、8……カバー、9,10……フランジ部、
11……塞ぎ部、12……棟側係合部、13……
端板部、14……捨て板、15,16……フラン
ジ部、17……塞ぎ部、18……立上り部、19
……端板部、20,21……水切り用突条、22
……弾性シール材、23,24,25……面板、
26,27,28……折曲げ部、29,30……
塞ぎ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軒側縁部に形成した下方への折曲げ部の高さ
    が互いに異なる面板を、軒棟方向と直交する横
    方向に互いに勾配を異ならせて隣接させ、横方
    向に隣接する面板の棟側縁部および前記折曲げ
    部下縁をそれぞれ水平に配置して、多数の面板
    を横方向に接続すると共に、これらの面板を軒
    棟方向に多段に段差を設けて接続した屋根に用
    い、横方向に隣接する面板の端部間に形成され
    た三角形状の段差を塞ぐための捨て板であつ
    て、横方向に隣接する面板の裏面に沿つてそれ
    ぞれ重ね合されるフランジ部間に、前記段差を
    対応する三角形状の塞ぎ部を一体に形成したこ
    とを特徴とする屋根用捨て板。 (2) フランジ部は、面板の裏面に当接する複数の
    水切り用突条を軒棟方向に沿つて互いに平行に
    それぞれ形成してある実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の屋根用捨て板。 (3) フランジ部は、水平な棟側縁部に上方に折曲
    げた立上り部を一体に形成し、フランジ部およ
    び塞ぎ部は、軒側縁部に下方に折曲げた正面〓
    端板部を一体に形成してある実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項記載の屋根用捨て
    板。
JP1280387U 1987-02-02 1987-02-02 Expired JPH0421937Y2 (ja)

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JPS63122516U JPS63122516U (ja) 1988-08-09
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