JPH0744658Y2 - 外壁パネルの防水構造 - Google Patents

外壁パネルの防水構造

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JPH0744658Y2
JPH0744658Y2 JP7600890U JP7600890U JPH0744658Y2 JP H0744658 Y2 JPH0744658 Y2 JP H0744658Y2 JP 7600890 U JP7600890 U JP 7600890U JP 7600890 U JP7600890 U JP 7600890U JP H0744658 Y2 JPH0744658 Y2 JP H0744658Y2
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JP
Japan
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waterproof structure
panel
wall panel
piece
pieces
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JP7600890U
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JPH0434326U (ja
Inventor
忠義 杉崎
静男 加藤
義明 川崎
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株式会社パイロット
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は外壁に取付けるパネルの防水構造に関する。
従来の技術 従来工法による外壁パネルは、対向するパネル間の目地
部にコーキングを充填して防水構造としていた。しか
し、コーキング材は日時が経つと次第に劣化して亀裂や
剥離等が起こり、そこから強風時等の圧力差による毛管
作用で雨水が浸透し、防水が効かなくなるという欠点が
あった。
考案が解決しようとする課題 本考案はこれらの欠点の改良であって、コーキング材を
使用せずに長期にわたって安定した水密性能が維持で
き、かつ、工期が短縮できる外壁パネルの防水構造を課
題とする。
課題を解決するための手段 本考案は前述の課題を解決するため、外壁パネルの防水
構造を、一方の目地に、上片、下片、起立片からなる断
面ほぼ工状をなすホルダーを設け、上片および下片の両
側縁部に設けた係合部に、パネルの側板および底板を圧
接させる弾性シールをそれぞれ係合してなる、構成とし
た。
本考案でパネルの側板や底板を圧接する弾性シールは、
第1図のように基部を係合部内に嵌着し中空部をパネル
に圧接させるもの、第3図のように基部に溝を設け、そ
の溝に係合部の突片を嵌着し中空部をパネルに圧接させ
るもの、第4図のように基部を断面リング状として係合
部内に嵌着し、そこから突出させた2つの突片をパネル
に圧接させるもの等、いずれのものを使用してもよい。
作用 本考案は以上のような構成なので、外部から縦横の目地
内に侵入した普通の雨水は、上片に係合した弾性シール
およびカバー部材で水返しされ、下方へ流れ落ちる。し
かし、強風を伴う雨水はパネル内外の圧力差により、上
片の弾性シールおよびカバー部材から内部へ雨水が浸透
することがあるが、弾性シールやカバー部材で閉ざされ
た縦目地と横目地の空室が圧力調整作用をなすので、パ
ネル外の風圧はこの空室で解消されて下片や裾片間の弾
性シールには作用せず、雨水はさらに内部へ浸透しな
い。
また、弾性シールを合成ゴム等にすれば、長年月の使用
にもコーキング材のような劣化や亀裂が生ぜず、毛管力
による雨水の浸透がない。
実施例 本考案の実施例を図面により説明する。
第1〜2図の実施例において、パネル1は天板2と、天
板2の周辺部に取付けた四角枠状のブロック部材3とか
らなり、ブロック部材3の外周面を側板4、下面を底板
5とする。
パネル1は下地材6に縦横に並設され、隣合うパネル1
の側板4間に縦目地7および横目地7′を形成する。
ホルダー8は上片9、下片10、起立片11で断面工状とし
て長尺材からなり、上片9の両端部に互いに対向するL
状片よりなる係合部12を2個側方に開口して設け、下片
10の両端部に互いに対向するL状片よりなる係合部13を
2個上方に開口して設けてある。
係合部12および13に係合する弾性シール14および15は、
係合部12,13に係合可能な基部と断面リング状の中空部
とで形成し、長さをホルダー8の長さとほぼ同一とし、
ホルダー8を下地材6に取付けたとき、中空部がパネル
1の側板4および底板5に圧接し変形するようにしてあ
る。
横目地7′で対向するパネル1の側板4,4には、第2図
に示すように、中央部から突片16,16を、下端縁から裾
片17,17を互いに対向し、かつ側板(4)より外方へ突
出している天板(2)に平行になるよう外方へ突設して
ある。裾片17,17間には中空状の弾性シール18を圧着
し、突き出た2つの天板2と突片16間には断面コ状のカ
バー部材19の両端部を嵌着してある。
このように、下地材6にパネル1やホルダー8やカバー
部材19を取付けて弾性シール14,15,18を圧着させると、
縦横の目地7,7′内に入って普通の雨水は弾性シール14
やカバー部材19で水返しされる。しかし、風圧を伴った
雨水のときは、パネル内外の圧力差で弾性シール14やカ
バー部材19の周辺から内部に浸透することもあるが、弾
性シール14,15で閉ざされた空室20や、弾性シール18と
カバー部材19で閉ざされた空室21は圧力調整作用を果た
すので、外部の風圧による圧力差は弾性シール15および
18には作用せず、そこから内部への雨水浸透が防止でき
る。
第3図の実施例は、ホルダー8の上片9の係合部121
下片10の係合部131を、側方および上方に向けた突片状
とし、弾性シール141および151の基部に溝22を設け、そ
の溝22内に前記突片状の係合部121,131を嵌入させたも
のであって、他の構成および作用は前述の実施例と同一
である。
第4図の実施例は、弾性シール142,152の断面形状を、
断面リング状の基部と2つの突片から形成し、その突片
をパネル1の側板4および底板5に圧接させるようにし
たものであって、他の構成および作用は第1〜2図の実
施例と同一である。
考案の効果 本考案はこれらの構成により、目地内に進入した普通の
雨水は上片の弾性シールやカバー部材で水返しされ下方
へ落下する。また、強風を伴ったときの雨水は上片の弾
性シールやカバー部材周辺から浸透するが、弾性シール
やカバー部材で閉ざされた空室が圧力調整作用を果たす
ので、下片や裾片間の弾性シールまでその圧力差による
毛管力は作用せず、そこから内部へ雨水が浸透すること
を完全に防止できる。また、コーキング材を使用しなく
なるので、コーキング材を使用するときの施工性の悪さ
や外観の悪さ等がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部断面図、第2図〜第4図
は他の実施例の要部断面図である。 1……パネル、2……天板、4……側板、5……底板、
6……下地材、7,7′……目地、8……ホルダー、9…
…上片、10……下片、11……起立片、12,121,13,131
…係合部、14,141,15,151,18……弾性シール、19……カ
バー部材、20,21……空室。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板(2)、側板(4)、底板(5)より
    なるパネル(1)を配設して縦横の目地(7),
    (7′)を形成する外壁パネルの防水構造において、 一方の目地(7)に、上片(9)、下片(10)、起立片
    (11)からなる断面ほぼ工状をなすホルダー(8)を設
    け、上片(9)および下片(10)の両側縁部に設けた係
    合部(12)および(13)に、パネル(1)の側板(4)
    および底板(5)を圧接する弾性シール(14),(15)
    をそれぞれ係合してなる、外壁パネルの防水構造。
  2. 【請求項2】弾性シール(14),(15)が、断面リング
    状の中空部を有し、それをパネル(1)の側板(4)お
    よび底板(5)に圧接し変形させてなる、請求項1記載
    の外壁パネルの防水構造。
  3. 【請求項3】他方の目地(7′)で対向する2つのパネ
    ル(1,1)において、天板(2)の端縁を側板(4)よ
    り外方へ突出させるとともに、対向する側板(4,4)の
    中央部および底板(5)近傍から天板(2)に平行な突
    片(6,6)と裾片(17,17)を互いに対向して外方へ突設
    し、対向する2つの裾片(17,17)間に弾性シール(1
    8)を圧着し、2つの突出する天板(2,2)と突片(16,1
    6)間に断面コ状のカバー部材(19)の両端部を天板
    (2)側を開口して嵌着してなる、請求項1又は2記載
    の外壁パネルの防水構造。
JP7600890U 1990-07-17 1990-07-17 外壁パネルの防水構造 Expired - Lifetime JPH0744658Y2 (ja)

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JPH0434326U JPH0434326U (ja) 1992-03-23
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