JP2006214091A - 天窓の防水構造 - Google Patents

天窓の防水構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006214091A
JP2006214091A JP2005024930A JP2005024930A JP2006214091A JP 2006214091 A JP2006214091 A JP 2006214091A JP 2005024930 A JP2005024930 A JP 2005024930A JP 2005024930 A JP2005024930 A JP 2005024930A JP 2006214091 A JP2006214091 A JP 2006214091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting frame
skylight
base material
roof base
seal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005024930A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Inagaki
憲治 稲垣
Seiichi Bansho
成一 番匠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Keikinzoku Co Ltd
Original Assignee
Aisin Keikinzoku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Keikinzoku Co Ltd filed Critical Aisin Keikinzoku Co Ltd
Priority to JP2005024930A priority Critical patent/JP2006214091A/ja
Publication of JP2006214091A publication Critical patent/JP2006214091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】 従来実施されているコーキング処理を廃止して施工性を向上させることで、施工者の技術力のばらつきによる施工への影響を少なくし、専門技術を取得していない施工者であっても防水性を確保した施工ができるとともに、施工時間の短縮化を図ることが可能な天窓の防水構造を提供すること。
【解決手段】 屋根下地材81の開口部82に取り付けられた取付枠10と、この取付枠10に設けられた天窓本体20とを備え、取付枠10は屋根下地材81の上面に対向する底面11を有し、底面11には屋根下地材81方向に開口する溝12が取付枠10の全周に形成され、溝12にはシール部材30が挿入されるとともに該シール部材30が屋根下地材81の上面に押し付けられて弾性変形していることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建物の屋根に取り付けられる天窓の防水構造に関する。
従来の天窓の施工工事は、例えば、屋根下地材の開口部に天窓本体を嵌め込み、取付金具にて固定した後、開口部と天窓本体との隙間をコーキング材によって防水処理(シール)を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このとき、天窓のメンテナンスのため取付金具を脱着可能とする必要があり、取付金具を避けるようにしてコーキング処理を実施しているが、この箇所から雨漏りすることを防止することは、施工者の技術力に大きく影響されるものであった。
また、天窓本体の外周部に備えられている取付部と屋根下地材との間に、軟質樹脂製の水切シートを介在させているものも開示されている(例えば、特許文献2及び3参照)。このような水切シートを使用する構造であっても、防水性を高めるために隙間をコーキング材によってシールすることが一般的であった。
特開2003−247305号公報 特開平10−37410号公報 特開平10−266485号公報
しかしながら、上記した従来のコーキング材によって防水処理を施した天窓においては、施工に多くの時間を必要とするだけでなく、職人的な専門技術が必要となり、施工者の技術力のばらつきによって雨漏りする恐れがあった。また、コーキング材が年月の経過による収縮等によって劣化する恐れもあった。
それゆえ、本発明は、以上の事情を背景になされたものであり、施工者の技術力のばらつきによる施工への影響を少なくし、専門技術を取得していない施工者であっても防水性を確保した施工ができるとともに、施工時間の短縮化を図ることが可能な天窓の防水構造を提供することを技術的課題とする。
上記した技術的課題を解決するため、本発明は、屋根下地材の開口部に取り付けられた取付枠と、この取付枠に設けられた天窓本体とを備え、取付枠は屋根下地材の上面に対向する底面を有し、底面には屋根下地材方向に開口する溝が取付枠の全周に形成され、前記溝にはシール部材が挿入されるとともに該シール部材が屋根下地材の上面に押し付けられて弾性変形していることを特徴とする天窓の防水構造とした。
本発明に係る天窓の防水構造によれば、取付枠の溝に挿入されているシール部材が屋根下地材に押し付けられているので、屋根下地材に筋状の僅かな凹凸があったとしても、その凹凸に沿って雨水が漏れることなく、押し付けられているシール部材によりシールすることができる。また、シール部材は取付枠の溝に挿入されているので、取付枠とシール部材は密着することとなり、精度良くシールすることができる。
好ましくは、シール部材の内部が空洞または多孔発泡のスポンジ状であることが望ましい。中実のシール部材だと、いくら弾性体といっても屋根下地材の凹凸も考慮してシール性を満足させるには高荷重で屋根下地材に押し付ける必要があるが、シール部材の内部を空洞または多孔発泡のスポンジ状にして軟らかくすることにより、低荷重で屋根下地材に押し付けることとなっても十分シール性を満足することが可能となる。
好ましくは、取付枠の底面には屋内側に突出して開口部に嵌合されている突起が形成されており、取付枠と屋根下地材との隙間を覆うように防水シートが設けられ、その防水シートの上から固定アングルで取付枠と屋根下地材が固定され、更に固定アングルを全て覆うようにルーフィングシートが設けられていることが望ましい。取付枠の底面に突起が形成されて開口部に勘合されることにより、天窓本体の位置が定まり、固定アングルでの固定を容易にするだけでなく、取付枠の底面で天窓本体を支えることとなり、天窓本体の自重でシール部材を屋根下地材に押し付けてシール性を向上させることができる。また、取付枠と屋根下地材との隙間を覆う防水シートの上から固定アングルで固定され、更にルーフィングシートが設けられているので、固定アングルの固定部位からの雨漏りを低減することが可能となり、より完全に防水することができる。
本発明によれば、施工者の技術力のばらつきによる施工への影響を少なくし、専門技術を取得していない施工者であっても容易に防水性を確保した施工ができるとともに、施工時間の短縮化を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る天窓を示す斜視図であり、図2は図1の天窓の横断面図であり軒側から見て左側のみを示している。図2に示すように、屋根下地材81の開口部82に取り付けられた取付枠10には、天窓本体20が設けられている。天窓本体20の下端21には、下方へ延びるフランジ22、23が形成されている。内側のフランジ22の内側と取付枠10の外側の側面14とが当接するようにして、取付枠10に天窓本体20が組み付けられている。
図3は、取付枠10に天窓本体20が組み付けられた状態での下方から見た斜視図である。取付枠10は、屋根下地材81の上面に対向する底面11を有しており、底面11には屋根下地材81方向に開口する溝12が取付枠10の全周に形成されている。溝12には、弾性材からなるシール部材30が挿入されている。溝12の深さは、シール部材30の高さよりも浅く設定されており、溝12にシール部材30を挿入しただけでは、底面11からシール部材30が一部飛び出している状態となっている。この少しはみ出した状態で、取付枠10が開口部82に取り付けられると、天窓本体20の自重でシール部材30が屋根下地材81の上面に押し付けられ、シール部材30は弾性変形する。
シール部材30の内部は、多孔発泡のスポンジ状のものを使用した。これは、シール部材30を適度に軟らかくするためである。硬いと屋根下地材81との間に隙間ができてシール性が満足しない場合があり、軟らかすぎると屋根下地材81へ押し付ける力が弱くなってシール性が満足しない場合があるからである。スポンジ状のかわりに、内部が空洞のものを使用してもよい。
シール部材30は、図3に示すように、一辺が5mmの断面四角形状で環状のものを使用した。断面は円や楕円形状でもよい。また、環状でなく、溝12の全長よりも長い紐状のシール部材30の両端部を部分的に重ねて溝12に挿入させてもよい。
図2に示すように、シール部材30は、溝12内で取付枠10と屋根下地材81との間に挟まれて潰された状態となっている。このとき、取付枠10の底面11と、屋根下地材81の上面とは当接することが望ましいが、部分的に隙間が開いていてもシール部材30により底面11と屋根下地材81とがシールされていればよい。
取付枠10の底面11には、下側(屋内側)に突出した突起13が形成されており、開口部82に嵌合されている。この突起13は屋根には支持されてなく、取付枠10は、底面11のみで天窓20の荷重を支持している。
屋根下地材81の上面から取付枠10の側面14にかけて、屋根下地材81と側面14の隙間及び側面14とフランジ22との隙間を覆うように防水シート40が貼り付けられている。このとき、コーナー部にピンホールが発生する場合があるので、コーナー部に防水シート40を重ねて貼り付けたり、防水シール材やブチル材で塞いだりして、漏水防止が図られている。
防水シート40の上から固定アングル50で、取付枠10と屋根下地材81が木ネジで固定されている。更に固定アングル50を全て覆うようにルーフィングシート83が、防水シート40と同様に屋根下地材81の上面から取付枠10の側面14にかけて貼り付けられている。貼り付けられたルーフィングシート83の上縁部は、フランジ23の下端よりも上方になるようにしてある。瓦等の屋根材84の取付作業は、従来のものと同様にして行われる。
以上のように、本発明に係る天窓の防水構造によれば、取付枠10の溝12に挿入されているシール部材30が屋根下地材81に押し付けられているので、屋根下地材81が木材等で筋状の僅かな凹凸があったとしても、その凹凸に沿って雨水が漏れることなく、押し付けられているシール部材30によりシールすることができる。また、シール部材30は取付枠10の溝12に挿入されているので、取付枠10とシール部材30は密着することとなり、精度良くシールすることができる。その結果、従来実施されているコーキング処理を廃止して施工性を向上させることが可能となる。
また、シール部材30の内部を空洞または多孔発泡のスポンジ状にして軟らかくすることにより、低荷重で屋根下地材81に押し付けることとなっても十分シール性を満足することが可能となる。また、取付枠10の底面11に突起13が形成されて開口部82に勘合されることにより、天窓本体20の位置が定まり、固定アングル50での固定を容易にするだけでなく、取付枠10の底面11で天窓本体20を支えることとなり、天窓本体20の自重でシール部材30を屋根下地材81に押し付けてシール性を向上させることができる。従って、取付枠10に天窓本体20を組み付け、溝12にシール部材30を挿入した状態で、突起13を開口部82に挿し込むだけでよいので、施工性がよく、メンテナンスも容易である。
また、取付枠10と屋根下地材81との隙間を覆う防水シート40の上から固定アングル50で固定され、更にルーフィングシート83が設けられているので、固定アングル50の固定部位からの雨漏りを低減することが可能となり、より完全に防水することができる。
本発明の一実施形態に係る天窓を示す斜視図である。 図1の天窓の横断面図である。 取付枠に天窓本体が組み付けられた状態での下方から見た斜視図である。
符号の説明
10 取付枠
11 底面
12 溝
13 突起
14 側面
20 天窓本体
30 シール部材
40 防水シート
50 固定アングル
81 屋根下地材
82 開口部
83 ルーフィングシート

Claims (3)

  1. 屋根下地材の開口部に取り付けられた取付枠と、この取付枠に設けられた天窓本体とを備え、前記取付枠は前記屋根下地材の上面に対向する底面を有し、前記底面には前記屋根下地材方向に開口する溝が前記取付枠の全周に形成され、前記溝にはシール部材が挿入されるとともに該シール部材が前記屋根下地材の上面に押し付けられて弾性変形していることを特徴とする天窓の防水構造。
  2. 前記シール部材の内部が、空洞または多孔発泡のスポンジ状であることを特徴とする請求項1に記載の天窓の防水構造。
  3. 前記取付枠の前記底面には屋内側に突出して前記開口部に嵌合されている突起が形成されており、前記取付枠と前記屋根下地材との隙間を覆うように防水シートが設けられ、その防水シートの上から固定アングルで前記取付枠と前記屋根下地材が固定され、更に前記固定アングルを全て覆うようにルーフィングシートが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の天窓の防水構造。

JP2005024930A 2005-02-01 2005-02-01 天窓の防水構造 Pending JP2006214091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005024930A JP2006214091A (ja) 2005-02-01 2005-02-01 天窓の防水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005024930A JP2006214091A (ja) 2005-02-01 2005-02-01 天窓の防水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006214091A true JP2006214091A (ja) 2006-08-17

Family

ID=36977542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005024930A Pending JP2006214091A (ja) 2005-02-01 2005-02-01 天窓の防水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006214091A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9529060B2 (en) 2014-01-09 2016-12-27 Allegro Microsystems, Llc Magnetoresistance element with improved response to magnetic fields
CN112360068A (zh) * 2020-11-17 2021-02-12 天长市通冠无动力风机有限公司 一种带防水结构的通风天窗

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9529060B2 (en) 2014-01-09 2016-12-27 Allegro Microsystems, Llc Magnetoresistance element with improved response to magnetic fields
US9804234B2 (en) 2014-01-09 2017-10-31 Allegro Microsystems, Llc Magnetoresistance element with an improved seed layer to promote an improved response to magnetic fields
US9922673B2 (en) 2014-01-09 2018-03-20 Allegro Microsystems, Llc Magnetoresistance element with improved response to magnetic fields
US10347277B2 (en) 2014-01-09 2019-07-09 Allegro Microsystems, Llc Magnetoresistance element with improved response to magnetic fields
CN112360068A (zh) * 2020-11-17 2021-02-12 天长市通冠无动力风机有限公司 一种带防水结构的通风天窗

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006214091A (ja) 天窓の防水構造
JP3748873B2 (ja) 防水シートの立ち上がり壁面の納め構造
JP2009019366A (ja) 建具周囲の排水構造
JP4418667B2 (ja) 屋根シール構造
JP3399875B2 (ja) パネル板材の防水取付構造
JP3930749B2 (ja) 見切材および見切材の取付構造
JP2003293528A (ja) 防水シートの端末処理工法及び端末処理部材
JP4313129B2 (ja) サッシ枠小口部の止水構造
JP5700410B2 (ja) 見切り目地材
JP2002242396A (ja) 破風構成体
JP2005155032A (ja) カバー材及びカバー材を用いた建物の防水構造
JP2004169359A (ja) 目地シール構造
JP2003262018A (ja) 笠木のジョイントキャップ
JP2003119974A (ja) 採光窓
JP4818886B2 (ja) 外壁サッシ開口部枠の2次排水構造
JPH10220112A (ja) 乾式止水ガスケット
JP4568176B2 (ja) 見切り材の取付方法
JPH0744658Y2 (ja) 外壁パネルの防水構造
JP2002070191A (ja) 外壁目地の止水構造
JPH1144009A (ja) 外壁目地の防水構造
JPH11229488A (ja) 建物の屋外防水床構造およびその施工方法
JPH084220A (ja) 断熱屋根パネル及びその接続構造
JPH11229588A (ja) 建物躯体の防水構造
JP4283716B2 (ja) 垂れ壁と外壁との間の乾式防水構造
JP3753661B2 (ja) 外壁