JPH10220112A - 乾式止水ガスケット - Google Patents

乾式止水ガスケット

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JPH10220112A
JPH10220112A JP3321697A JP3321697A JPH10220112A JP H10220112 A JPH10220112 A JP H10220112A JP 3321697 A JP3321697 A JP 3321697A JP 3321697 A JP3321697 A JP 3321697A JP H10220112 A JPH10220112 A JP H10220112A
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Hiroyuki Harada
裕之 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナー部加工が特に簡単で、施工時間の短
縮化を図るとともに十分な止水効果を安定して得ること
のできる乾式止水ガスケットを提供すること。 【解決手段】 乾式の止水ガスケット20であり、開口
部サッシ1と、その外周に施工された外壁パネル2との
間に形成される目地空間mに沿って挿入されるととも
に、開口部サッシ1側の内側側面部11aが開口部サッ
シ1に固着され、外壁パネル2の施工により押圧される
中空シール部11と,および、中空シール部11から外
壁パネル2側に突出するように一体成形され、外壁パネ
ル2の施工時に先端部12aが外壁パネル2の側端部2
aに当接するシールリップ部12と,を備え、横,縦目
地が交わるコーナー部では、中空シール部11の外壁パ
ネル2側の一部およびシールリップ部12を切断し中空
シール部11内に屈曲自在の保持部材30を差し込みコ
ーナー成形加工してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式止水ガスケッ
トに関する。より詳しくは、建築物の開口部サッシと外
壁パネル間の目地空間をシールする乾式止水ガスケット
に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の矩形状の開口部サッシとその外
周に施工された外壁パネルとの間に形成される同じく矩
形状に延びる目地空間には、湿式のシーリング材を充填
して目地を塞いで止水効果を高めるといった、湿式工法
が採用されていて、従来、乾式のガスケットは採用され
ていなかった。しかしながら、湿式のシーリング材を充
填する方法は、横目地及び縦目地の全体にむらなくシー
リング材を流し込む必要があるため施工作業が煩雑で、
多くの作業時間を要する。さらに、流し込まれたシーリ
ング材が乾燥するまでの養生期間が必要である。また、
耐候性,耐久性の点で品質が劣り、施工作業,及び品質
そのものも天候に左右されるという問題がある。
【0003】そこでこれら問題を解決するため本発明者
は、図1乃至図5に示すような乾式止水ガスケット10
を発明した。以下、乾式止水ガスケット10について説
明する。なお、図1は乾式止水ガスケット10の拡大断
面図,図2は目地空間mに乾式止水ガスケット10が挿
入された状態を示す正面図,図3は図2のA−A線拡大
断面図,図4は図3の部分拡大断面図である。
【0004】乾式止水ガスケット10は、中空シール部
11と中空シール部11に一体成形されたシールリップ
部12とからなる環状のガスケットである。中空シール
部11は、建築物に取り付けられる例えば矩形状の開口
部サッシ1と、その外周に施工された外壁パネル2との
間に形成され同じく矩形状に延びる目地空間mに沿って
挿入されるものであり、開口部サッシ1側の内側側面部
11aが平面状にされ開口部サッシ1に固着されてい
る。また、中空シール部11の断面形状は略U字形から
なる曲面部11bの開口部を平面状の内側側面部11a
で塞いだものである。そして、中空シール部11は、そ
の固着後に外壁パネル2の施工により図4に示す矢印F
の方向に十分押圧されることにより止水効果がより高め
られるようになっている。すなわち、十分な押圧が得ら
れるところで外壁パネル2が固定されるようになってい
る。なお、開口部サッシ1に対する乾式止水ガスケット
10の固着は、平面状の内側側面部11aがブチルテー
プ3を介して開口部サッシ1に貼着されることによって
行われているので、取り付けが簡単で特に工具や治具等
を必要としない。
【0005】シールリップ部12は、ゴム様弾性体から
なる水返しリップで、中空シール部11の曲面部11b
外側から外壁パネル2側に向けて略水平に突出して延び
るように中空シール部11とともに押出成形により一体
的に成形されたものである。このシールリップ部12
は、中空シール部11の室内側に設けられたものであ
り、外壁パネル2の施工時にその先端部12aが外壁パ
ネル2の側端部2aに当接してその側端部2aと曲面部
11bとの間から万が一浸入した水を導き室内側に浸水
することを防止する役割を果たす。すなわち、上部の横
目地から左右の縦目地に導水し下部の横目地に取り付け
られた乾式止水ガスケット10の下部に設けられた水切
りパネル4から外部に水を排出するようになっている。
また、シールリップ部12が外壁パネル2側に延びてい
ることによって目地幅のバラツキを吸収することができ
る。
【0006】更に、シールリップ部12の曲面部11b
外側の成形位置は、内側側面部11aの室内側端部より
も室内側に位置するように形成されている。これによれ
ば、図4に示すように、外壁パネル2の施工により矢印
Fの方向に十分な押圧力が働くとシールリップ部12に
初めに当たり、この結果、中空シール部11全体は室内
側にズレ変形をおこす。そして、シールリップ部12と
中空シール部11とが略ハの字状となり2点シールの状
態となってシール力を高める。よって、中空シール部1
1側のシール性に仮りに問題があってもシールリップ部
12で補助する構成となっている。その上、内側側面部
11aの室内側端部に交わる曲面部11bのつけ根部に
凹部13が形成され、シールリップ部12の位置はこの
凹部13の位置よりも室内側に設けられているので、上
述のように図4に示す押圧力Fが働くと凹部13が中空
シール部11のズレ変形を一層助ける作用をする。よっ
て、一層、シール力が高められるようになっている。
【0007】なお、下部の横目地に乾式止水ガスケット
10を取り付けることなく、すなわち、上部の横目地お
よび左右縦目地にだけに沿うように形成した乾式止水ガ
スケット10を取り付け、下部の横目地に相当する開口
部サッシ1の底面には水切りパネル4だけを設けるよう
にしてもよい。また、開口部サッシ1の形状は矩形状で
あるが、例えば円形状や馬蹄形状などであってもよく、
その形状は特に限定されるものではない。
【0008】このような乾式止水ガスケット10によれ
ば、十分な止水効果が安定して得られ、従来の湿式のシ
ーリング材と比較して取り付けが簡単で施工時間の短縮
化が図れる。また、蛇行や浮き沈みすることなく直進性
に優れるため外観上の見栄えもよく、更に乾式止水ガス
ケットは中空シール部とシールリップ部からなる単純な
ものであるので安価に生産することができるといった効
果が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乾式止
水ガスケット10のコーナー部は、乾式止水ガスケット
10の納まりが複雑なので、図5に示すように型成形さ
れたコーナー部材15を接着剤等で接合するようになっ
ている。あるいは、図6に示すようにガスケット端部を
略45度に斜めに切断し、突き付け接合するようになっ
ている。これにより各辺を一連一体にして止水効果を十
分発揮させようとするものであるが、コーナー部を型成
形したり、あるいは切断した端部同士を接合する作業は
煩雑で、長時間を要するという問題がある。
【0010】そこで本発明は、上記問題を解決するもの
であり、その目的とするところは、コーナー部加工が特
に簡単で、施工時間の短縮化を図るとともに十分な止水
効果を安定して得ることのできる乾式止水ガスケットを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の乾式止水ガスケットは、開口部
サッシと、その外周に施工された外壁パネルとの間に形
成される目地空間に沿って挿入されるとともに、前記開
口部サッシ側の内側側面部が開口部サッシに固着され、
前記外壁パネルの施工により押圧される中空シール部
と,および、該中空シール部から外壁パネル側に突出す
るように一体成形され、前記外壁パネルの施工時に先端
部が外壁パネルの側端部に当接するシールリップ部と,
を備え、横目地と縦目地が交わるコーナー部において
は、前記中空シール部の外壁パネル側の一部およびシー
ルリップ部を切断し中空シール部内に屈曲自在の保持部
材を差し込んでコーナー成形してなることを特徴とす
る。
【0012】また請求項2に記載の乾式止水ガスケット
は、開口部サッシと、その外周に施工された外壁パネル
との間に形成される目地空間のうち上部横目地および左
右縦目地に沿って挿入されるとともに、前記開口部サッ
シ側の内側側面部が開口部サッシに固着され、前記外壁
パネルの施工により押圧される中空シール部と,およ
び、該中空シール部から外壁パネル側に突出するように
一体成形され、前記外壁パネルの施工時に先端部が外壁
パネルの側端部に当接するシールリップ部と,を備え、
前記上部横目地と左右縦目地が交わるコーナー部におい
ては、前記中空シール部の外壁パネル側の一部およびシ
ールリップ部を切断し中空シール部内に屈曲自在の保持
部材を差し込んでコーナー成形してなることを特徴とす
る。
【0013】更に請求項3に記載の乾式止水ガスケット
は、請求項1又は2に記載の中空シール部の外壁パネル
側の一部の切断により、残った中空シール部の開口部サ
ッシ側の外側に外壁パネル側に延び、しかも前記外壁パ
ネルの施工時に先端部が外壁パネルの側端部に当接して
シールする遮蔽リップ部を一体成形して、前記保持部材
が差し込まれてコーナー成形された部分を外部から覆っ
て隠すようにしたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の乾式止水ガスケッ
トは、請求項3に記載の遮蔽リップ部の先端部の肉厚を
厚くしたことを特徴とする。
【0015】請求項1に記載の乾式止水ガスケットは、
従来例と同様に、中空シール部とシールリップ部とから
構成され、中空シール部は開口部サッシ側の内側側面部
が開口部サッシに固着されるとともに外壁パネルの施工
により押圧され、シールリップ部は外壁パネルの施工時
に先端部が外壁パネルの側端部に当接するようになって
いるので、乾式止水ガスケットであっても十分な止水効
果が得られる。このような、乾式止水ガスケットは目地
空間に挿入するだけでよいので、湿式シーリング材と比
較して取り付けが簡単で施工時間の短縮化が図れる。ま
た、シールリップ部が外壁パネル側に突出していること
によって目地幅のバラツキを吸収することができる。特
に、横目地と縦目地が交わるコーナー部加工は、型成形
や切断した端部を突き合わせるものではなく、中空シー
ル部の外壁パネル側の一部およびシールリップ部を切断
し中空シール部内に屈曲自在の保持部材を差し込むだけ
でよいのでコーナー部加工が非常に簡単で、施工時間の
短縮化が図れる。
【0016】また請求項2に記載の乾式止水ガスケット
によれば、請求項1の記載の発明の作用効果に加えて、
下部横目地には水切りパネルなどを設けることによって
浸入した水を外部に排出することができる。
【0017】更に請求項3に記載の乾式止水ガスケット
によれば、請求項1又は2の記載の発明の作用効果に加
えて、中空シール部に一体成形された遮蔽リップ部によ
ってコーナー成形された部分は外部から覆って隠される
ので外観上見栄えが良い。しかも、遮蔽リップ部は、外
壁パネルの施工時にはシールリップ部とともに外壁パネ
ルの側端部に当接するので、2重のシール、更には中空
シール部のシールが加わるので止水効果はより優れたも
のとなる。
【0018】また、請求項4に記載の乾式止水ガスケッ
トによれば、請求項3の記載の発明の作用効果に加え
て、遮蔽リップ部の先端部の肉厚は厚くされているの
で、乾式止水ガスケットの取り付けによって遮蔽リップ
部にかかる張力の影響は遮蔽リップ部が外壁パネルに当
接することでやわらげられるようなはたらきをする。
【0019】
【発明の実施の形態】図7乃至図11を参照して、本発
明の実施形態に係る乾式止水ガスケット20について説
明する。図7は本発明の実施形態に係る乾式止水ガスケ
ット20の拡大断面図,図8は目地空間mに乾式止水ガ
スケット20が挿入された状態を示す正面図,図9は図
8のB−B線拡大断面図,図10は図8のY部拡大正面
図,および図11は図10に示すZ方向からコーナー部
加工を見た外観図である。図7は図10のC−C線拡大
断面図に相当している。なお、従来例(図1〜図6)で
示した同一部分には同一符号を付しその説明を省略し
た。
【0020】本発明の実施形態に係る乾式止水ガスケッ
ト20は、従来例で示した乾式止水ガスケット10と同
様に中空シール部11と中空シール部11に一体成形さ
れたシールリップ部12とからなる環状のガスケットで
あり、図8に示すように、横目地と縦目地が交わるコー
ナー部においては、図10および図11に示すように、
中空シール部11の外壁パネル2側の一部およびシール
リップ部12を切断し中空シール部11内に屈曲自在の
保持部材30を差し込んでコーナー成形してなるもので
ある。図10において、符号Sは中空シール部11の切
断線を示す。保持部材30は、例えばEPDMスポンジ
などのスポンジゴム様弾性体や可撓性を有する発泡樹脂
などであり、差し込まれ接着されることにより中空シー
ル部11内で固定されている。これにより、コーナー部
加工は簡単となり型成形や切断した端部の突き合せなど
の煩わしい作業は不要となる。
【0021】また図7に示すように、中空シール部11
の外壁パネル2側の一部の切断により、残った中空シー
ル部11の開口部サッシ1側の外側となる、開口部サッ
シ1側の内側側面部11aの上部には外壁パネル2側に
延びる遮蔽リップ部21が中空シール部11に一体成形
されている。これにより、図10に示すように、切断さ
れ保持部材30が差し込まれコーナー成形された部分が
外部から覆って隠されるようになっているので、外観上
見栄えが良い。なお遮蔽リップ部21の幅L1は、露出
した保持部材30を完全に覆い隠すような幅であること
が好ましく、すなわち、図10に示す保持部材30の端
部までの幅L0よりも大きいことが好ましい。更に、遮
蔽リップ部21は外壁パネル2の施工時にその先端部2
1aが外壁パネル2の側端部2aに当接してシールする
ようになっているので、シールリップ部12とともに2
重にシールされるので一層高い止水効果が得られる。
【0022】なお、遮蔽リップ部21の先端部21aの
肉厚は、図7に示すように、中空シール部11側に厚く
されている。これは、乾式止水ガスケット20の取り付
けによって遮蔽リップ部21には大きい張力がかかるの
で外壁パネル2との当接で張力による影響をやわらげる
ためである。また遮蔽リップ部21の外表面には装飾用
のカラー材22が貼着されている。
【0023】また乾式止水ガスケット20は、乾式止水
ガスケット10と同様に、開口部サッシ1と、その外周
に施工された外壁パネル2との間に形成され同じく矩形
状に延びる目地空間mに沿って挿入されるように4辺長
としてもよく、あるいは、3辺長、すなわち、下部の横
目地に乾式止水ガスケット20を取り付けることなく、
上部の横目地および左右縦目地にだけに沿うように形成
した乾式止水ガスケット20を取り付け、下部の横目地
に相当する開口部サッシ1の底面には水切りパネル4だ
けを設けるようにしてもよい。
【0024】次に、図12を参照して本発明の実施形態
に係る乾式止水ガスケット20のコーナー部の加工手順
を示す。これは、上述したように3辺長にした場合の例
である。まず、図12(a)に示すように、左縦目地,
上部の横目地,および右縦目地のそれぞれの長さを加え
た距離に相当する長さ分、乾式止水ガスケット20を押
出成形した後、切断する。次に、図12(b)に示すよ
うに、各コーナー部に相当する部分の、中空シール部1
1の外壁パネル2側の一部およびシールリップ部12を
切断する。つまり、中空シール部11の開口部サッシ1
側の一部となる内側側面部11aと遮蔽リップ部21を
残すようにして切断するものである。その後、図12
(c)に示すように、乾式止水ガスケット20は各コー
ナー部で折り曲げられ中空シール部11内に屈曲自在の
保持部材30が差し込まれ接着されることでコーナー成
形加工が施される。その後、乾式止水ガスケット20は
乾式止水ガスケット10と同様に、目地空間mに挿入さ
れ、平面状の内側側面部11aがブチルテープ3を介し
て開口部サッシ1に貼着される。そして、中空シール部
11の十分な押圧が得られるところで外壁パネル2が固
定される。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、請求項1に記載の乾式止
水ガスケットによれば、従来例と同様に、中空シール部
シールリップ部とによって、乾式止水ガスケットであっ
ても十分な止水効果が得られる。このような、乾式止水
ガスケットは目地空間に挿入するだけでよいので、特に
工具や治具等を使用することなく取り付けができるなど
湿式シーリング材と比較して取り付けが簡単で施工時間
の短縮化が図れる。また、蛇行や浮き沈みすることなく
直進性に優れるため外観上の見栄えもよい。更に乾式止
水ガスケットは中空シール部とシールリップ部からなる
単純なものであるので安価に生産することができる。ま
た、シールリップ部が外壁パネル側に突出していること
によって目地幅のバラツキを吸収することができる。特
に、横目地と縦目地が交わるコーナー部加工は、型成形
や切断した端部を突き合わせるものではなく、中空シー
ル部の外壁パネル側の一部およびシールリップ部を切断
し中空シール部内に屈曲自在の保持部材を差し込むだけ
でよいのでコーナー部加工が非常に簡単で、施工時間の
短縮化が図れる。よって、製造工数の少ない、低コスト
の乾式止水ガスケットが提供される。また乾式止水ガス
ケットをサッシに工場にて先付けする事により現場での
作業工数の低減が出来る。
【0026】また請求項2に記載の乾式止水ガスケット
によれば、請求項1の記載の発明の作用効果に加えて、
下部横目地には水切りパネルなどを設けることによって
浸入した水を外部に排出することができる。
【0027】更に請求項3に記載の乾式止水ガスケット
によれば、請求項1又は2の記載の発明の作用効果に加
えて、遮蔽リップ部がコーナー成形された部分を外部か
ら覆うので外観上見栄えが良い。しかも、遮蔽リップ部
はシールリップ部とともにシール機能も有するので優れ
た止水効果が得られる。
【0028】また、請求項4に記載の乾式止水ガスケッ
トによれば、請求項3の記載の発明の作用効果に加え
て、遮蔽リップ部の先端部の肉厚は厚いので、遮蔽リッ
プ部にかかる張力の影響はやわらげられ、遮蔽リップ部
にリップ切れなどの破壊を生じさせることが防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾式止水ガスケット10の拡大断面図である。
【図2】乾式止水ガスケット10が目地空間mに挿入さ
れた状態を示す正面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】図3の部分拡大断面図である。
【図5】コーナー部加工を示す、図2のX部拡大正面図
である。
【図6】他のコーナー部加工を示す、図2のX部拡大正
面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る乾式止水ガスケット2
0の拡大断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る乾式止水ガスケット2
0が目地空間mに挿入された状態を示す正面図である。
【図9】図8のB−B線拡大断面図である。
【図10】コーナー部加工を示す、図8のY部拡大正面
図である。
【図11】図10に示すZ方向からコーナー部加工を見
た外観図である。
【図12】本発明の実施形態に係る乾式止水ガスケット
20のコーナー部の加工手順の一部を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 開口部サッシ 2 外壁パネル 2a 側端部 3 ブチルテープ 4 水切りパネル 10 乾式止水ガスケット 11 中空シール部 11a 内側側面部 11b 曲面部 12 シールリップ部 12a 先端部 13 凹部 15 コーナー部材 20 乾式止水ガスケット 21 遮蔽リップ部 21a 先端部 22 カラー材 30 保持部材 m 目地空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部サッシと、その外周に施工された外
    壁パネルとの間に形成される目地空間に沿って挿入され
    るとともに、前記開口部サッシ側の内側側面部が開口部
    サッシに固着され、前記外壁パネルの施工により押圧さ
    れる中空シール部と,および、該中空シール部から外壁
    パネル側に突出するように一体成形され、前記外壁パネ
    ルの施工時に先端部が外壁パネルの側端部に当接するシ
    ールリップ部と,を備え、横目地と縦目地が交わるコー
    ナー部においては、前記中空シール部の外壁パネル側の
    一部およびシールリップ部を切断し中空シール部内に屈
    曲自在の保持部材を差し込んでコーナー成形してなるこ
    とを特徴とする乾式止水ガスケット。
  2. 【請求項2】開口部サッシと、その外周に施工された外
    壁パネルとの間に形成される目地空間のうち上部横目地
    および左右縦目地に沿って挿入されるとともに、前記開
    口部サッシ側の内側側面部が開口部サッシに固着され、
    前記外壁パネルの施工により押圧される中空シール部
    と,および、該中空シール部から外壁パネル側に突出す
    るように一体成形され、前記外壁パネルの施工時に先端
    部が外壁パネルの側端部に当接するシールリップ部と,
    を備え、前記上部横目地と左右縦目地が交わるコーナー
    部においては、前記中空シール部の外壁パネル側の一部
    およびシールリップ部を切断し中空シール部内に屈曲自
    在の保持部材を差し込んでコーナー成形してなることを
    特徴とする乾式止水ガスケット。
  3. 【請求項3】前記中空シール部の外壁パネル側の一部の
    切断により、残った中空シール部の開口部サッシ側の外
    側に外壁パネル側に延び、しかも前記外壁パネルの施工
    時に先端部が外壁パネルの側端部に当接してシールする
    遮蔽リップ部を一体成形して、前記保持部材が差し込ま
    れてコーナー成形された部分を外部から覆って隠すよう
    にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の乾式止
    水ガスケット。
  4. 【請求項4】前記遮蔽リップ部の先端部の肉厚を厚くし
    たことを特徴とする請求項3に記載の乾式止水ガスケッ
    ト。
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