JP2000291344A - 建物の開口部構造 - Google Patents

建物の開口部構造

Info

Publication number
JP2000291344A
JP2000291344A JP11102801A JP10280199A JP2000291344A JP 2000291344 A JP2000291344 A JP 2000291344A JP 11102801 A JP11102801 A JP 11102801A JP 10280199 A JP10280199 A JP 10280199A JP 2000291344 A JP2000291344 A JP 2000291344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof sheet
wall panel
wall
opening
sash frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11102801A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kubo
剛 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11102801A priority Critical patent/JP2000291344A/ja
Publication of JP2000291344A publication Critical patent/JP2000291344A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水性及び耐久性に優れると共に、施工時の
作業能率の向上も図ることができる建物の開口部構造を
提供する。 【解決手段】 壁に形成されている開口部Kの縁に窓枠
10が取り付けられている建物の開口部構造Kにおい
て、前記開口部Kの縁の室外面13と前記窓枠10の外
周部の裏面(壁面側)との間に挟んだ防水シート1を外
方に延長し、その端部を外壁パネル11の木口面12に
接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の開口部の縁に窓枠が取り付
けられている開口部構造においては、開口部の縁の室外
面と窓枠との間の防水構造として、シーリング材または
ガスケットが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シーリ
ング材は耐久年数が短いため、従来の開口部構造には窓
枠と壁との隙間に充填されたシーリング材が劣化するこ
とによる防水上の問題が生じ易い。また、シーリング材
の充填作業は手間を要するため施工時の作業能率が悪い
し、シーリング材の使用量等を一定させ難いため施工直
後の防水性にもバラツキが生じ易いという問題がある。
【0004】また、ガスケットは完全な防水が難しく、
ガスケットと外壁の木口面との間に結露等により保水し
易く、外壁木口から吸水し、外壁の木口の防水処理を徹
底しないと、耐久性に問題があった。
【0005】本発明は上記従来の問題に着目し、防水性
及び耐久性に優れると共に、施工時の作業能率の向上も
図ることができる建物の開口部構造を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の建物の開口部構造は、壁に形成され
ている開口部の縁に窓枠が取り付けられている建物の開
口部構造において、前記窓枠の外周部の裏面(壁面側)
と壁面との間に挟んだ防水シートを外方に延長し、その
端部を外壁パネルの木口面に接合されていることを特徴
とする。
【0007】請求項2に記載の建物の開口部構造は、上
記防水シートに粘着材が予め一体化されていることを特
徴とする。
【0008】上記防水シートとしては、例えば、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂
を一定寸法に圧延、成形したシートや布付きのブチルゴ
ムシート等が挙げられる。そして、上記防水シートにブ
チルゴム系の粘着材やアクリル系共重合体及び粘着付与
剤からなる粘着材等が一体になされている事が好まし
い。
【0009】請求項3に記載の建物の開口部構造は、上
記外壁パネルの木口に接合された防水シートと窓枠の外
周部との間にガスケットが装着されていることを特徴と
する。上記ガスケットとしては、硬質EPDM(エチレ
ン−プロピレン−ジエン−ターポリマー)、硬質CPE
(塩素化ポリエチレン)、硬質CSM(クロロスルホン
化ポリエチレン)等の合成樹脂や硬質塩化ビニル樹脂等
耐候性を有するものや、シリコーンゴムや上記CPE等
の耐候性に優れたものを表面材とし、クロロプレンゴ
ム、エチレンプロピレンゴム等の合成ゴムとを比較的長
尺に一体成形して成るものが好適に用いられる。
【作用】請求項1に記載の建物の開口部構造にあって
は、壁に形成されている開口部の縁に窓枠が取り付けら
れている建物の開口部構造において、前記窓枠の外周部
の裏面(壁面側)と壁面との間に挟んだ防水シートを外
方に延長し、その端部を外壁パネルの木口面に接合され
ているので、外壁パネルの木口面からの吸水がなく、開
口部の縁と窓枠との間の防水性が長期にわたって確保さ
れる。
【0010】請求項2に記載の建物の開口部構造にあっ
ては、上記防水シートに粘着材が予め一体化されている
ので、防水シートを前記窓枠の外周部の裏面(壁面側)
と壁面との間に挟み、更にその防水シートを外方に延長
し、その端部を外壁パネルの木口面に圧着するだけで接
合が完了し施工時の作業能率を向上させることができ
る。
【0011】請求項3に記載の建物の開口部構造にあっ
ては、上記外壁パネルの木口に接合された防水シートと
窓枠の外周部との間にガスケットが装着されているの
で、防水シートを外壁パネルの木口面の接合を長期間保
持すると共に開口部の室外側からの外観意匠性が向上す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2に基づいて本発
明の実施例を説明する。図1は本発明実施例の建物の開
口部構造を示す横断面図、図2は図1のA部拡大断面図
である。
【0013】開口部Kの室外側側縁は、硬質木片セメン
ト板からなる外壁パネル11の木口面と、合板22と石
膏ボード21と縦枠材14とからなる内壁パネル20と
を、サッシ枠本体16と化粧カバー15とからなるサッ
シ枠(縦框)10が取り付けられて構成している。ま
た、開口部の室内側側縁は、障子枠の縦框19が取り付
けられている。
【0014】そして、前記内壁パネル20の合板22の
上面には透湿防水シート3が張設され、前記開口部の室
外側側縁のサッシ枠10と合板22との間で、上記透湿
防水シート3の上面に布付きのブチルゴムシートに粘着
材として未加硫ブチゴムが予め一体化された防水シート
1をサッシ枠10の長さ方向に沿って張設し、幅方向に
は外壁パネル11の木口面12を覆う状態で接合されて
いる。また、前記開口部の側縁のサッシ枠10と合板2
2とは、サッシ枠本体16と合板22との接合部13に
ブチルゴム系のシーリング材17でシールされると共
に、ネジ18,18で固定されている。更に、サッシ枠
10と外壁パネル11との隙間は室外側からプラスチッ
ク製のガスケット2が挿着され、外観意匠性が向上する
と共に外壁パネル11への防水シートの接合がより確実
なものとなっている。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。
【0016】本実施例の建物の開口部構造にあっては、
開口部の室外側側縁であるサッシ枠10と外壁パネル1
1の隙間に、サッシ枠10と内壁パネル20の合板22
との間に挟まれた防水シート1が延長され、外壁パネル
11の木口面12を覆うように接合されているので、木
口面12からの吸水がなくなり、防水性が確保される。
更に、室外側からガスケット2が挿着されるので、外観
意匠性に優れるだけでなく、防水シート1の防水性が長
期にわたり確保される。また、防水シート1には粘着材
が予め塗布されているので、木口面に貼りつけるだけで
よく作業性に優れ、コーキング等による充填作業がない
ので、施工時の作業能率がよい。
【0017】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、引き違い窓を嵌め込む窓枠を採用した例を示したが
引き違い窓に限らず、開き窓や嵌め殺し窓を嵌め込むこ
とができる窓枠を採用してもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の建物の開口部構造にあ
っては、壁に形成されている開口部の縁に窓枠が取り付
けられている建物の開口部構造において、前記窓枠の外
周部の裏面(壁面側)と壁面との間に挟んだ防水シート
を外方に延長し、その端部を外壁パネルの木口面に接合
されているので、外壁パネルの木口面からの吸水がな
く、開口部の縁と窓枠との間の防水性が長期にわたって
確保される。
【0019】請求項2に記載の建物の開口部構造にあっ
ては、上記防水シートに粘着材が予め一体化されている
ので、防水シートを前記窓枠の外周部の裏面(壁面側)
と壁面との間に挟み、更にその防水シートを外方に延長
し、その端部を外壁パネルの木口面に圧着するだけで接
合が完了し施工時の作業能率を向上させることができ
る。
【0020】請求項3に記載の建物の開口部構造にあっ
ては、上記外壁パネルの木口に接合された防水シートと
窓枠の外周部との間にガスケットが装着されているの
で、防水シートを外壁パネルの木口面の接合を長期間保
持すると共に開口部の室外側からの外観意匠性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の建物の開口部構造を示す横断面
図である。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 防水シート 2 ガスケット 3 透湿防水シート 10 サッシ枠 11 外壁パネル 12 木口面 14 縦枠 15 化粧カバー 16 サッシ枠本体 17 シーリング材 18 ネジ 19 縦框 20 内壁パネル 21 石膏ボード 22 合板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁に形成されている開口部の縁に窓枠が
    取り付けられている建物の開口部構造において、前記窓
    枠の外周部の裏面(壁面側)と壁面との間に挟んだ防水
    シートを外方に延長し、その端部が外壁パネルの木口面
    に接合されていることを特徴とする建物の開口部構造。
  2. 【請求項2】 上記防水シートに粘着材が予め一体化さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の建物の開口部
    構造。
  3. 【請求項3】 上記外壁パネルの木口に接合された防水
    シートと窓枠の外周部との間にガスケットが装着されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の建物の開口
    部構造。
JP11102801A 1999-04-09 1999-04-09 建物の開口部構造 Withdrawn JP2000291344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11102801A JP2000291344A (ja) 1999-04-09 1999-04-09 建物の開口部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11102801A JP2000291344A (ja) 1999-04-09 1999-04-09 建物の開口部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000291344A true JP2000291344A (ja) 2000-10-17

Family

ID=14337186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11102801A Withdrawn JP2000291344A (ja) 1999-04-09 1999-04-09 建物の開口部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000291344A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111862A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 下地部材
JP2019052492A (ja) * 2017-09-15 2019-04-04 トヨタホーム株式会社 建具枠と外壁材とのシール構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111862A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 下地部材
JP2019052492A (ja) * 2017-09-15 2019-04-04 トヨタホーム株式会社 建具枠と外壁材とのシール構造
JP6996691B2 (ja) 2017-09-15 2022-01-17 トヨタホーム株式会社 建具枠と外壁材とのシール構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009260760B2 (en) Sealing membrane for sealing gaps between frames of a window and rough openings
KR100384324B1 (ko) 창,문또는건물정면에고정가능한밀봉박막스트립
JP2000291344A (ja) 建物の開口部構造
JP3900337B2 (ja) ガラスブロックパネルおよびゴム製止水材
JP3655418B2 (ja) 乾式止水ガスケット
JP2006283387A (ja) バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式止水構造
JP4588253B2 (ja) リフォーム用サッシ枠の取付構造およびリフォーム用サッシ枠の取付方法
JPS6326510Y2 (ja)
JP6588670B2 (ja) 改装窓構造及び改装窓の施工方法
JPH08326234A (ja) 天窓用ユニットおよび天窓
JP7017617B2 (ja) 改装窓構造及び改装窓の施工方法
JP2594964Y2 (ja) パネル定着用の外側部材
US8099911B2 (en) Jamb flashing
JP6894257B2 (ja) 建具
JP2022160720A (ja) 建具
JPH06493Y2 (ja) 壁面パネル
JP2543272Y2 (ja) 外壁材の合决接合部の構造
JP3971956B2 (ja) サッシ下枠の取付構造
JP2000038793A (ja) カーテンウォールの止水構造
JPH1181802A (ja) サッシ取付部の防水構造
JP3069160U (ja) 水切と止水を兼用する弾性ゴムを用いた押出成形セメント板の目地部の水切止水構造
JP3753661B2 (ja) 外壁
JPH1061122A (ja) 天 窓
JP2000291167A (ja) 外壁目地シール構造
JPH07286378A (ja) 目地構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060119

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060825