JP7017617B2 - 改装窓構造及び改装窓の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、既設枠により形成される開口内に新設枠が設けられる改装窓構造及び改装窓の施工方法に関する。
改装窓構造としては、例えば、建物開口部に沿って設けられる既設枠体の内側に、枠状に組み合わせて形成されてなるリフォーム用枠体が被せられたリフォーム用開口部装置が備えられることが知られている(特許文献1参照)。このリフォーム用開口部装置は、室外側において、リフォーム用枠体と既設枠体との間に長手方向に沿ってパッキン材が介在されて水密・気密が確保されている。
特許5394205号公報
上記のような改装窓構造は、リフォーム用枠体と既設枠体との間に長手方向に沿って介在されているパッキン材により水密・気密を確保しているが、リフォーム用枠体と既設枠体とが変形している場合にはパッキン材が密着できない部位において水密・気密を確保できない虞がある。このため、リフォーム用枠体と既設枠体との間に湿式のシーリングを充填して水密・気密を確保する場合もあるが、湿式のシーリング剤を充填する場合には、現場での作業が繁雑であるとともに、養生に多大な時間を費やさなければならないという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、施工が容易で高い水密性・気密性を備えた改装窓構造及び改装窓の施工方法を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の改装窓構造は、躯体に固定された既設枠により形成される開口内に新設枠が設けられる改装窓構造であって、前記新設枠に取り付けられて前記既設枠との間に位置し前記躯体に固定されるアタッチメントと、前記既設枠と前記アタッチメントまたは新設枠とを繋ぐ防水シートと、を備え、前記防水シートは前記既設枠及び前記アタッチメントまたは前記新設枠に各々接着されていることを特徴とする改装窓構造である。
このような改装窓構造によれば、改装窓構造を構成する既設枠と新設枠に取り付けられたアタッチメントとの間、または、既設枠と新設枠との間は防水シートにより繋がっているので、既設枠と新設枠に取り付けられているアタッチメントとの間からの水の浸入を防止することが可能である。また、既設枠とアタッチメントまたは新設枠とは防水シートが接着されて繋がっているので、防水シートを接着するだけで容易に水密・気密を確保することが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記新設枠と前記アタッチメントとの間にはシール材が介在されていることが望ましい。
このような改装窓構造によれば、新設枠にアタッチメントが取り付けられている部位には、新設枠とアタッチメントと間にシール材が介在されているので、新設枠とアタッチメントとの間からの水の浸入をも防止することが可能である。このため、防水シートを接着するだけで既設枠と新設枠との間を容易に水密・気密を確保することが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記アタッチメントは、前記既設枠より室内側に突出して前記躯体と対向する第一突出部と、前記第一突出部より内周側に設けられ、当該第一突出部と間隔を空けて対向する第二突出部と、を有し、前記第一突出部が前記躯体にビス止めされ、前記第二突出部に前記防水シートが接着されていることが望ましい。
このような改装窓構造によれば、第一突出部が前記躯体にビス止めされ、前記第二突出部に前記防水シートが接着されている。すなわち、アタッチメントにおいて躯体にビス止めされる部位と防水シートが接着される部位とは互いに異なる部位である。このため、ビス頭部を覆うように防水シートが接着されることはないので、防水シートに浮きや剥がれが生じにくい。このため、既設枠とアタッチメントとの間からの水の浸入をより確実に防止することが可能であり、シート材を接着するだけで既設枠と新設枠との間の水密・気密を確保することが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記防水シートは、可撓性を有することが望ましい。
このような改装窓構造によれば、防水シートを屈曲させて設けることができるので、様々な形状の改装窓構造において既設枠とアタッチメントとの間の水密・気密を確保することが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記防水シートは、水により膨潤する特性を有することが望ましい。
このような改装窓構造によれば、例え、防水シートが損傷して水が防水シート内及び防水シートの反対側に浸入する場合であっても、防水シートが膨潤することにより水は防水シートを越えて浸入しにくいので、より高い防水性を備えることが可能である。
かかる改装窓構造であって、前記防水シートと前記既設枠及び前記新設枠とは、防水性を備えた両面テープにより接着されていることが望ましい。
このような改装窓構造によれば、防水シートは防水性を備えた両面テープにより接着されているので、容易に貼り付けることが可能であるとともに、より高い防水性を備えることが可能である。
また、開口を形成する既設枠の室内側の部位に防水シートを接着する第1接着工程と、新たに設ける新設建具が備え、前記既設枠との間に配置されるアタッチメントが取り付けられた新設枠を、前記防水シートが接着された前記既設枠の内側に吊り込み躯体に固定する新設枠固定工程と、固定された前記新設枠に取り付けられている前記アタッチメントの室内側の部位、または、前記新設枠の室内側の部位に、前記防水シートの室内側の端部を接着する第2接着工程と、を有する改装窓の施工方法である。
このような改装窓の施工方法によれば、既設枠と新設枠に取り付けられたアタッチメントまたは新設枠とをシート状をなす防水シートを接着することにより繋ぐので、シート状の部材でなる防水シートを接着するだけで容易に水密・気密を確保することが可能である。また、湿式のシーリング材を用いないので、養生の必要がなく現場での施工時間及びシーリング費用を削減することが可能である。
本発明によれば、施工が容易で高い水密性・気密性を備えた改装窓構造及び改装窓の施工方法を提供することが可能である。
本実施形態に係る改装窓構造を示す縦断面図である。 本実施形態に係る改装窓構造を示す横断面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 図1におけるB部の拡大図である。 図2におけるC部の拡大図である。 改装窓の施工方法を示す図である。 新設枠の角部を示す斜視図である。 図8(a)は、防水シートの室内側の端部を上板突出部の延出部に接着した例を示す図であり、図8(b)は、防水シートの室内側の端部を上板突出部の垂設部に接着した例を示す図である。 防水シートを防水テープにより取り付ける例を示す横断面図である。 防水シートを外周面部に接着した例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る改装窓構造について図面を参照して説明する。
本実施形態の改装窓構造は、図1、図2に示すように建物等に設けられていた既設建具から障子を外した枠体(以下、既設枠という)2にて形成される開口2a内に、新たに辷り出し窓用の建具(以下、新設建具という)1が設けられている。尚、図面においては、後述する防水シートと既設枠及び新設枠との繋がりを明確に示すために、便宜上、防水シートの接着面以外は周囲の部材と離して図示している。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の既設枠2及び新設建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。改装窓構造の各部位であっても、また、改装窓構造を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、奥行き方向となる方向にて方向を特定して説明する。また、既設枠2及び新設建具1が備える新設枠3はいずれも矩形状に枠組みされているので、矩形の内側を内周側、外側を外周側として説明する。
既設枠2は、押出成形材でなる既設上枠21と、既設下枠22及び左右の既設縦枠23とが枠組みされて矩形状をなしている。既設上枠21と、既設下枠22及び左右の既設縦枠23は、長手方向に沿って各々全長に亘って設けられ、外周側に突出して躯体4に固定されるヒレ状の既設固定部21a、22a、23aを有している。既設上枠21と、既設下枠22及び左右の既設縦枠23の室外側の端部は各々、躯体4の室外側に設けられている外壁材5よりも室外側に突出しており、外壁材5との間にシーリング材5aが充填されている。既設上枠21と、既設下枠22及び左右の既設縦枠23の室内側の端部は、室内側に全周にわたって設けられている既設額縁24の室外側の端面24aと対向する額縁対向部21b、22b、23bと、額縁対向部21b、22b、23bの内周側の端部から室内側に延出され既設額縁24の室外側の端部を内周側から覆う既設枠延出部21c、22c、23cとを有している。
新設建具1は、既設枠2の内周側に取り付けられる新設枠3と、新設枠3に回動自在に設けられる障子6とを有している。
新設枠3は、押出成形材でなる新設上枠31と、新設下枠32及び左右の新設縦枠33とが枠組みされて矩形状をなしている。新設枠3を形成する新設上枠31、新設下枠32及び左右の新設縦枠33は、いずれも同一の押し出し成形部材が互いの端部を突き合わせて接合されている。新設上枠31、新設下枠32及び左右の新設縦枠33は、見込み方向に沿い外周面を形成する外周面部31a、32a、33aと、外周面部31a、32a、33aの室内側の縁から内周側に延出されて室内に臨む面を形成する内壁部31b、32b、33bと、外周面部31a、32a、33aの室外側の縁から内周側に延出されて室外に臨む面を形成する外壁部31c、32c、33cと、を有している。
新設下枠32及び左右の新設縦枠33には、内壁部32b、33bの外周側縁より僅かに内周側に位置し、長手方向に沿うとともに全長に亘って室内側に突出され、躯体4にビス止めされるヒレ状の突出片32d、33dを有している。新設上枠31は、外周面部31aの外周側に配置されて取り付けられているアタッチメント35を介して躯体4にビス止めされている。アタッチメント35については後述する。
既設上枠21の室内側の部位と新設上枠31に取り付けられたアタッチメント35の室内側の部位との間は、可撓性を有する1枚の防水シート7により繋がっており、既設下枠22及び左右の既設縦枠23の室内側の部位と新設下枠32及び左右の新設縦枠33の室内側の部位との間は、可撓性を有する1枚の防水シート7により繋がっている。すなわち、既設枠2及び新設枠3の室内側は、既設枠2側と新設枠3側とが1枚の防水シート7により全周にわたって繋がっている。ここで、防水シート7としては、貫通孔等から浸入しようとする水を高分子吸収体が水を吸って膨潤し、貫通孔をふさぐ機能を備えている、例えば、スリーエムジャパン株式会社製 止水機能付外壁防水シート2407が望ましい。
新設下枠32は、図3に示すように、既設額縁24上に室内側の部位が載置され、既設額縁24より室外側の既設下枠22の上方に張り出して配置され、新設下枠32の突出片32dが既設額縁24及び既設額縁24の下に位置する躯体4にビス止めされている。このとき、新設下枠32の外周面部32aの下には、既設額縁24の室外側の端との間に既設下枠22の既設枠延出部22cが位置している。また、既設下枠22の室内側の部位と新設下枠32の室内側の部位との間は、既設枠2と新設枠3との間に全周にわたって設けられる防水シート7により全長に亘って繋がっている。
より具体的には、防水シート7は、室外側の端部が既設下枠22の額縁対向部22bと既設枠延出部22cとに防水性を有する両面テープ7aにより接着されており、既設額縁24と新設下枠32の外周面部32aとの間から室内側に至るように設けられている。また、室内側の端部は、新設下枠32の突出片32dの外周側から内周側に回り込まされて突出片32dの内周面に防水性を有する両面テープ7aにより接着されている。このとき、新設下枠32を固定しているビス8は、既設額縁24と外周面部32aとの間では防水シート7を貫通しているが、突出片32dには締め込まれたビス頭部8aとともに防水シート7が内周側から接着されている。
既設下枠22と新設下枠32の室外側には、図1に示すように、既設下枠22と新設下枠32との間を覆う下カバー材34が新設下枠32の外壁部32eにビス止めされている。
新設上枠31の外周側に取り付けられているアタッチメント35は、室内側に位置する室内部材351と室外側に位置する室外部材352とが連結部材353により連結されている。室内部材351と室外部材352とはアルミニウム製の押出成形部材であり、室内部材351と室外部材352との間に合成樹脂製の連結部材353が介在されて一体に成形されている。
室内部材351は、新設上枠31の外周面部31aの室内側の部位と間隔を空けて対向する上面板部351aと、上面板部351aから外周面部31a側に突出して先端が上面板部351aに当接される2つの脚部351b、351cと、2つの脚部351b、351cのうちの室内側の脚部(室内脚部)351cの下端から室内側に突出された第二突出部としての室内突出部351dと、室内脚部351cより僅かに室内側に設けられ室内突出部351dから垂設された室内垂設片351eと、室内垂設片351eの下端にて室外側に突出する突起351fと、を有している。
2つの脚部351b、351cのうちの室外側の脚部(室外脚部)351bは、上面板部351aの室外側の縁に位置している。また、上面板部351aは、室内脚部351cより室内側に突出する第一突出部としての上板突出部351gを有している。上板突出部351gと室内突出部351dとは、上下方向に間隔を空けて対向し、ほぼ平行に設けられ、上板突出部351gの方が室内突出部351dより大きく室内側に突出している。
室外部材352は、室外脚部351bと見込み方向に間隔を空けて配置され上端部が連結部材353により室内部材351と連結されている連結脚部352aと、連結脚部352aの上縁から延出され室外側に向かって上面板部35aとの間隔が狭まるように傾斜する傾斜板部352bと、傾斜板部352bの室外側に延出され外周面部31aの室外側の部位と対向してビス止めされる室外側固定部352cと、室外側固定部352cの室外側の縁から立設された室外立設部352dと、を有している。
アタッチメント35は、室外脚部351b、室内脚部351c及び連結脚部352aの下端が新設上枠31の外周面部31aに当接され、室内垂設片351eの突起351fが内壁部31bの室内側に当接された状態で室内垂設片351eが内壁部31bに、また、室外側固定部352cが外周面部31aにそれぞれビス止めされて新設上枠31に固定される。このとき、室外側固定部352cを外周面部31aに固定するビスには、ねじ部に合成樹脂が塗布されて螺合することによりビス孔を止水する止水性を有するビスが用いられている。また、室内垂設片351eと内壁部31bとの固定部は、突起351fが内壁部31bの室内側に当接されて、室内垂設片351eと内壁部31bとの間に形成される空隙にシール材9が介在された状態でビス止めされている。
アタッチメント35が新設上枠31に取り付けられた状態では、室内脚部351cと内壁部31bとが見込み方向においてほぼ同じ位置に配置されており、上板突出部351gと室内突出部351dとは、内壁部31bよりも室内側に突出している。
アタッチメント35が取り付けられた新設上枠31は、図4に示すように、既設額縁24の下に室内側の部位が配置され、既設額縁24より室外側の既設上枠21の下方に張り出して配置される。アタッチメント35は、上板突出部351gが、既設額縁24及び既設額縁24の上に位置する躯体4にビス8により固定されている。このとき、新設上枠31の外周面部31aの上に位置するアタッチメント35の上には、既設額縁24の室外側の端との間に既設上枠21の既設枠延出部21cが位置している。また、既設上枠21の室内側の部位とアタッチメント35の室内側の部位との間は、既設枠2とアタッチメント35との間に設けられる防水シート7により全長に亘って繋がっている。
より具体的には、防水シート7は、室外側の端部が既設上枠21の額縁対向部21bと既設枠延出部21cとに防水性を有する両面テープ7aにより接着されており、既設額縁24とアタッチメント35の上面板部351aとの間から室内側に至るように設けられている。また、室内側の端部は、アタッチメント35の上板突出部351gの外周側から室内側を経由して内周側に回り込まされ室内突出部351dの内周面に防水性を有する両面テープ7aにより接着されている。このとき、新設上枠31を固定しているビス8は、既設額縁24と上面板部351aとの間では防水シート7を貫通しているが、ビスが貫通している上板突出部351gより内周側に位置するには室内突出部351dに接着された防水シート7により上板突出部351gの内周側及び室内側が覆われている。
既設上枠21と新設上枠31の室外側には、図1に示すように、既設上枠21と新設上枠31との間を覆う上カバー材36がアタッチメント35の室外立設部352dにビス止めされており、上カバー材36と既設上枠21及び新設上枠31との間は、シール材9が介在されている。
左右の新設縦枠33は、図2に示すように、左右が反転した対称の形状をなしている。このため、ここでは左の新設縦枠33を例に挙げて説明する。
新設縦枠33は、図5に示すように、既設額縁24の内周側に、室内側の部位が飼い木37を介して配置され、既設額縁24より室外側の既設縦枠23の側方に張り出して配置され、新設縦枠33の突出片33dが既設額縁24及び既設額縁24の外周側に位置する躯体4にビス止めされている。このとき、新設縦枠33の外周面部33aと、外周面部33aの左に位置する既設額縁24の室外側の端との間に既設縦枠23の既設枠延出部23cが位置している。また、既設縦枠23の室内側の部位と新設縦枠33の室内側の部位との間は、既設枠2と新設枠3との間に全周にわたって設けられる防水シート7により全長に亘って繋がっている。
より具体的には、防水シート7は、室外側の端部が既設縦枠23の額縁対向部23bと既設枠延出部23cとに防水性を有する両面テープ7aにより接着されており、既設額縁24と飼い木37との間から室内側に至るように設けられている。また、室内側の端部は、新設縦枠33の突出片33dの外周側から内周側に回り込まされて突出片33dの内周面に防水性を有する両面テープ7aにより接着されている。このとき、新設縦枠33を固定しているビス8は、既設額縁24と飼い木37との間では防水シート7を貫通しているが、突出片33dには締め込まれたビス頭部8aとともに防水シート7が内周側から接着されている。
既設縦枠23と新設縦枠33の室外側には、図2に示すように、既設縦枠23と新設縦枠33との間を覆う縦カバー材38が設けられており、縦カバー材38は、当該縦カバー材38の室内側の部位にビス止めされた連結部材39を介して新設縦枠33の外周面部33aにビス止めされている。また、縦カバー材38と既設縦枠23及び新設縦枠33との間は、シール材9が介在されている。
本実施形態の改装窓の施工方法は、例えば、まず、図6に示すように、既設建具の障子(不図示)を取り外した状態の既設枠2に、防水シート7を貼り付ける(第1接着工程:S1)。このとき、例えば、既設上枠21の左右方向の端部を避けた位置から、既設上枠21の額縁対向部21bと既設枠延出部21cとに防水性を有する両面テープ7aにより室外側の端部を接着し、防水シート7の室内側は既設額縁24側に延出しておく。防水シート7には、既設枠2及び新設枠3に接着するための両面テープ7aを予め接着しておく。
防水シート7は、左側の既設縦枠23、既設下枠22、右側の既設縦枠23、既設上枠21の順で各々額縁対向部21b、22b、23bと既設枠延出部21c、22c、23cに防水性を有する両面テープ7aにて室外側の端部を接着する。既設枠2の内周に全周にわたって接着される防水シート7は、防水シート7の、貼り付け時における始端と終端でなる両端部が重なるように接着する。
次に、下カバー材34、上カバー材36、縦カバー材38、アタッチメント35及び連結部材39が取り付けられた新設枠3を、室外側から防水シート7が接着され、飼い木37が配置された既設枠2の内側に吊り込んで配置する。このとき、上カバー材36、縦カバー材38及びアタッチメント35には、既設枠2及び新設枠3との間に介在されるシール材9が取り付けられている。既設枠2の内側に配置した新設枠3を、新設下枠32及び左右の新設縦枠33の各突出片32d、33dと新設上枠31に取り付けられたアタッチメント35の上板突出部351gとをビス8により躯体4に固定して取り付ける(新設枠固定工程:S2)。
新設下枠32、左右の新設縦枠33の各突出片32d、33d及びアタッチメント35の上板突出部351gをビス止めした後に、防水シート7の、新設枠3より室内側に位置している部位を各突出片32d、33dの内周側に、また、上板突出部351gの室内側を通して内周側に位置する室内突出部351dの内周側に回り込ませ、突出片32d、33d及び室内突出部351dに防水性を有する両面テープ7aにより接着する(第2接着工程:S3)。このとき、既設枠2および新設枠3の角部においては、防水シート7の室内側の部位に見込み方向に切り込みを入れて、新設縦枠33側の部位と、新設下枠32及びアタッチメント35側の部位とを重ねて新設枠3の表面に沿わせて貼り付ける。防水シート7の切り込み部7bには、図7に示すように、内周側から防水性を有する防水テープ10を貼り付けて目張りをしておく。
本実施形態の改装窓構造によれば、改装窓構造を構成する既設枠2の既設下枠22と新設下枠32との間及び既設縦枠23と新設縦枠33との間は防水シート7により繋がり、既設上枠21と新設上枠31との間においては、新設上枠31に取り付けられたアタッチメント35と既設上枠21との間が防水シート7により繋がっている。また、アタッチメント35の室内垂設片351eと新設上枠31の内壁部31bとの間に形成される空隙にはシール材9が介在されて、アタッチメント35と新設上枠31との間が止水されている。このため、既設枠2と新設枠3との間からの水の浸入を防止することが可能である。
また、既設枠2と新設枠3及びアタッチメント35とは防水シート7が接着されて繋がっているので、躯体4に取り付けられている既設枠2と新たに取り付ける新設枠3との間を、防水シート7を接着するだけで容易に水密・気密を確保することが可能である。このとき、新設上枠31に予めアタッチメント35を取り付ける際に、室内垂設片351eと内壁部31bとの間にシール材9を介在させるので、新設上枠31とアタッチメント35との間を容易にかつ確実に止水することが可能である。このため、施工が容易で高い水密性・気密性を備えた改装窓構造を提供することが可能である。
本実施形態の改装窓構造は、上板突出部351gが躯体4にビス止めされ、室内突出部351dに防水シート7が接着されている。すなわち、アタッチメント35において躯体4にビス止めされる部位と防水シート7が接着される部位とは互いに異なる部位である。このため、躯体4にビス止めしているビス8のビス頭部8aを覆うように防水シート7が接着されることはないので、防水シート7に浮きや剥がれが生じにくい。このため、既設上枠21とアタッチメント35との間からの水の浸入をより確実に防止することが可能である。
また、防水シート7は可撓性を有するので屈曲させて設けることができる。このため、例えば変形している既設枠であっても容易に取り付けて水密性を確保することが対応することが可能であるとともに、様々な形状の改装窓構造において既設枠2と新設枠3との間の水密・気密を確保することが可能である。このため、汎用性が高い改装窓構造を実現することが可能である。
また、防水シート7は、水により膨潤する特性を有しているので、例え、防水シート7が損傷して水が防水シート7内及び防水シート7の反対側に浸入する場合であっても、防水シート7が膨潤することにより水は防水シート7を越えて浸入しにくいので、より高い防水性を備えることが可能である。
また、防水シート7は防水性を備えた両面テープ7aにより接着されているので、容易に貼り付けることが可能であるとともに、より高い防水性を備えることが可能である。
また、新設枠3の角部において、新設縦枠33側にて突出片33dに回り込ませた部位と、新設上枠31及び新設下枠32側から回り込ませた部位との境界部が防水テープ10により接合されているので、防水シート7の繋ぎ目においても防水性を備えることが可能である。
また、既設枠2と新設枠3との室外側の境界部分にはシール材9が設けられているので、室内側に設けられた防水シート7のみならず室外側もシールされているので、より高い防水性を備えることが可能である。
また、本実施形態の改装窓の施工方法によれば、既設枠2と新設枠3及びアタッチメント35とはシート状をなす防水シート7が接着されて繋がっているので、シート状の部材でなる防水シート7を接着するだけで容易に水密・気密を確保することが可能である。
また、新たに取り付ける新設枠3を躯体4に取り付けられている既設枠2により形成される開口2a内に配置した状態では、湿式のシーリング材を用いないので、養生の必要がなく現場での施工時間及びシーリング費用を削減することが可能である。このため、施工が容易で高い水密性・気密性を備えた改装窓の施工方法を提供することが可能である。
上記実施形態においては、防水シート7の室内側の端部を突出片32d、33dに接着した例について説明したが、新設枠3が突出片32d、33dを有していない場合には、室内に臨む面を形成する内壁部32b、33bに接着しても構わない。また、上記実施形態においては、防水シート7の室内側の端部を上板突出部351gの外周側から内周側に回り込ませて室内突出部351dの内周面に接着した例について説明したが、アタッチメント35が室内突出部351dを有していない場合には、室内垂設片351eに接着する、或いは、図8(a)に示すように、上板突出部351gのビス8貫通部より室内側に延出されたアタッチメント延出部351h、または、図8(b)に示すように、上板突出部351gの室内側の縁から垂設された垂設部351iに接着しても構わない。
また、上記実施形態においては、防水シート7の室内側の端部は、新設縦枠33の突出片33dの外周側から内周側に回り込まされて突出片33dの内周面に防水性を有する両面テープ7aにより接着されている。
また、上記実施形態においては、防水シート7を両面テープ7aにより既設枠2及び新設枠3及びアタッチメント35に接着する例について説明したが、これに限らず、例えば、図9に示すように、内周側から防水シート7と既設枠2または新設枠3及びアタッチメント35とにわたって端部を塞ぐように防水テープ10により接着しても構わない。また、両面テープ7a及び防水テープ10は、予め防水シート7に設けられていても、また、防水シート7を接着する際に、既設枠2、新設枠3及びアタッチメント35にそれぞれ設ける、或いは、既設枠2または新設枠3及びアタッチメント35と防水シート7とにわたるようにそれぞれ設けても構わない。
また、上記実施形態においては、既設上枠21及び新設上枠31側において、防水テープ7の室内側の端部をアタッチメント35に接着した例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図10に示すように、新設上枠31の外周面部31aを室内側に延出させて、外周面部31aの室内側の部位の内周面側に防水テープ7の室内側の端部を接着しても構わない。
また、上記実施形態においては、新設枠3及びアタッチメント35の室内側の部位と既設枠2の室内側の部位との間が、1枚の防水シート7により全周にわたって繋がっている例について説明したが、これに限るものではない。たとえば、新設枠及びアタッチメントと既設枠との間の一部に、パッキン材等が介在されており、他の部位に接着されている防水シートとともに、全周にわたって水密・気密が確保されている構成であっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
2 既設枠、2a 開口、3 新設枠、4 躯体、7 防水シート、
7a 両面テープ、9 シール材、21 既設上枠、31 新設上枠、
31a 外周面部、35 アタッチメント、351d 室内突出部、
351g 上板突出部、351h 延出部、351i 垂設部、

Claims (8)

  1. 躯体に固定された既設枠により形成される開口内に新設枠が設けられる改装窓構造であって、
    前記新設枠に取り付けられて前記既設枠との間に位置し前記躯体に固定されるアタッチメントと、
    前記既設枠と前記アタッチメントとを繋ぐ防水シートと、
    を備え、
    前記防水シートは、前記既設枠及び前記アタッチメント側の各端部のみ貼り付けられる両面テープまたは防水テープにより各々接着されていることを特徴とする改装窓構造。
  2. 請求項1に記載の改装窓構造であって、
    前記防水シートは、前記アタッチメントの室内側を覆い、室外側の端部における室内側の面が前記既設枠と対向し、室内側の端部における室外側の面が前記アタッチメントと対向することを特徴とする改装窓構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の改装窓構造であって、
    前記新設枠と前記アタッチメントとの間にはシール材が介在されていることを特徴とする改装窓構造。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の改装窓構造であって、
    前記アタッチメントは、前記既設枠より室内側に突出して前記躯体と対向する第一突出部と、
    前記第一突出部より内周側に設けられ、当該第一突出部と間隔を空けて対向する第二突出部と、
    を有し、
    前記第一突出部が前記躯体にビス止めされ、前記第二突出部に前記防水シートが接着されていることを特徴とする改装窓構造。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の改装窓構造であって、
    前記防水シートは、可撓性を有することを特徴とする改装窓構造。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の改装窓構造であって、
    前記防水シートは、水により膨潤する特性を有することを特徴とする改装窓構造。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の改装窓構造であって、
    前記両面テープは、防水性を備えていることを特徴とする改装窓構造。
  8. 躯体に固定された既設枠により形成される開口内に新設枠を設ける改装窓の施工方法であって、
    前記新設枠に取り付けられて前記既設枠との間に位置し前記躯体に固定されるアタッチメントと、前記既設枠と、を繋ぎ、前記アタッチメント側及び前記既設枠側の各端部のみに貼り付けられる両面テープまたは防水テープにより接着される防水シートの、前記既設枠側の前記端部を、前記開口を形成する前記既設枠の室内側の部位に接着する第1接着工程と、
    前記アタッチメントが取り付けられた前記新設枠を、前記防水シートが接着された前記既設枠の内側に吊り込み前記躯体に固定する新設枠固定工程と、
    固定された前記新設枠に取り付けられている前記アタッチメントの室内側の部位に、前記防水シートの室内側の前記端部を接着する第2接着工程と、
    を有する改装窓の施工方法。
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