JP2006283387A - バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式止水構造 - Google Patents

バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式止水構造 Download PDF

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Abstract

【課題】バルコニー等の屋外腰壁の外壁側の端部の上面側と外壁面との間を、乾式で止水することができ、また、施工も容易な、バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式防水構造を提供する。
【解決手段】金物3よりも上方領域において、外壁縦目地5内に、テープ状のしなやかな乾式粘着止水材6が、その幅方向の一方の側を縦目地を挟む一方の面部に粘着させ、もう一方の側をもう一方の側の面部に粘着させて外壁目地を止水するように備えられ、該乾式粘着止水材6の下端部が前記金物3の上面側に導出され、該金物3の上面側に広げられて粘着されている。乾式粘着止水材6は、幅方向の一方の側ともう一方の側とに切込み10,10が入れられ、各側が切込み部10,10で重ねられ粘着されて金物3の上面側に導出されているとよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式止水構造に関する。
例えばバルコニー腰壁の外壁側の端部の上面側と、外壁面との間は、従来、バルコニー笠木と外壁面との間に湿式のコーキングを設けることによって止水されていた。また、外壁面材間の縦目地が前記コーキング部を通過するように備えられている場合は、外壁面材間の縦目地を湿式のコーキングで止水すると共に、このコーキングと、バルコニー笠木側のコーキングとを湿式でジョイントさせることが行われていた。
しかしながら、バルコニー笠木と外壁面との間は細かく入り込んだところであり、湿式でコーキングの施工を行うのは非常に厄介であるという問題がある。特に、上記のように、外壁面材間の縦目地がバルコニー笠木部分のコーキング部を通過するように備えられている場合には、外壁縦目地側のコーキングとバルコニー笠木側のコーキングをうまくジョイントするのにかなりの熟練を必要とする。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、バルコニー等の屋外腰壁の外壁側の端部の上面側と外壁面との間を、乾式で止水することができ、また、施工も容易な、バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式防水構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、バルコニー等の屋外腰壁の外壁側の端部の上面部をカバーする腰壁側ベース部と、外壁面側に面する外壁側ベース部を備えたピース物の金物を具備し、
該金物の外壁側ベース部と外壁面との間に乾式の弾性止水材が介設され、該止水材が圧縮状態となるように外壁側ベース部が外壁面の側に寄せ込まれ、その寄せ込み状態において、腰壁側ベース部が腰壁に固着状態に取り付けられており、かつ、
該金物よりも上方領域において、外壁面材間の縦目地内には、テープ状のしなやかな乾式粘着止水材が、その幅方向の一方の側を縦目地を挟む一方の面部に粘着させ、もう一方の側をもう一方の側の面部に粘着させて外壁目地を止水するように備えられ、該乾式粘着止水材の下端部が前記金物の上面側に導出され、該金物の上面側に広げられて粘着されていることを特徴とする、バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式防水構造によって解決される。
この構造では、金物の外壁側ベース部と外壁面との間が、それらの間に挟み込まれて圧縮された乾式の弾性止水材で止水され、金物の腰壁側ベース部が腰壁の外壁側の端部の上面をカバーしているので、この金物と乾式の弾性止水材とで、腰壁の外壁側の端部の上面側と外壁面との間を乾式でしっかりとした止水状態にすることができる。しかも、上記のようなピース物の金物を用いていることにより、乾式弾性止水材の圧縮を、外壁面側への金物の寄せ込みによって行うことができ、腰壁の外壁側の端部の上面側と外壁面との間を施工容易に止水することができる。なお、寄せ込みは、例えば、しの孔を設けてしのを使って行うこともでき、その場合は、しの孔は使用後に必要に応じて塞げばよい。
そして、金物よりも上方領域において、外壁面材間の縦目地内には、テープ状のしなやかな乾式粘着止水材が、その幅方向の一方の側を縦目地を挟む一方の面部に粘着させ、もう一方の側をもう一方の側の面部に粘着させて外壁目地を止水するように備えられ、該乾式粘着止水材の下端部が前記金物の上面側に導出され、該金物の上面側に広げられて粘着されているので、乾式粘着止水材によって縦目地を通じた屋内側への水の侵入をしっかりと防ぐことができ、また、縦目地内において乾式粘着止水材で止水された水は、金物の上面側に導出されている部分を通じて金物の上面側に排出され、乾式粘着止水材で止水された水の一部が下方に流れていかず、屋内側への水の侵入を防ぐことができ、これらの作用によって、上記の部分をしっかりとした止水状態にすることができる。しかも、テープ状のしなやかな粘着止水材を使用した止水構造であるので、止水材料費のコストダウンが可能である。
上記の構造において、乾式粘着止水材は、外壁縦目地内を延びる部分と金物の上面側に導出される部分との境界部において、幅方向の一方の側ともう一方の側とに切込みが入れられ、各側が切込み部で重ねられ粘着されて金物の上面側に導出されているとよい。その場合は、金物上面側への乾式粘着止水材の導出を施工容易にしてかつきれいに行うことができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、バルコニー等の屋外腰壁の外壁側の端部の上面側と外壁面との間を乾式で止水することができ、また、施工も容易である。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示す実施形態の止水構造において、1は屋外腰壁としてのバルコニー腰壁、2は外壁、3は金物であり、外壁面材4,4間の縦目地5が腰壁1を通過するように備えられている。
金物3は、ピース物からなっていて、腰壁1の外壁2側の端部の上面部をカバーする腰壁側ベース部12と、外壁面2側に面する外壁側ベース部13とを備えており、腰壁側ベース部12は、下向き開放のチャンネル状をしていて、腰壁1の端部上面部に外嵌め状態に嵌合することができるようになされている。なお、12aは取付け孔である。
外壁側ベース部13は、腰壁側ベース部12の端部において、その上壁部と左右の側壁部から上方及び左右に張り出す板状門形をしていて、外壁面2と対向する側の面部には、ブチル系ゴムなどからなる乾式の弾性止水材15が全面わたるように備えられている。
該金物3は、外壁側ベース部13を外壁面2側に向け、腰壁側ベース部12を、腰壁1の端部の上面部に外嵌め状態に嵌合した状態で、外壁面2の側に寄せ込まれ、腰壁1内のフレームに固定されている。
これにより、金物3の外壁側ベース部13と外壁面2との間の弾性止水材15が圧縮状態となって、金物3の外壁側ベース部13と外壁面2との間が該弾性止水材15で止水状態となり、また、金物3の腰壁側ベース部12が腰壁1の外壁側の端部の上面をカバーし、それらによって、この金物3と乾式の弾性止水材15とで、腰壁1の外壁側の端部の上面側と外壁面2との間が乾式でしっかりとした止水状態になる。
そして、金物3よりも上方領域において、外壁面材4,4間の縦目地5内には、ブチル系テープなどのテープ状のしなやかな乾式粘着止水材6が、図2(ロ)に示すように、その幅方向の一方の側6aを縦目地5を挟む一方の面部5aに粘着させ、もう一方の側6aをもう一方の側の面部6aに粘着させて外壁目地5を止水するように備えられ、該乾式粘着止水材6の下端部は、図3(イ)に示すように金物3の上面側に導出され、図2(ロ)に示すように金物3の腰壁側ベース部12の上面において広げられ、該腰壁側ベース部12に粘着されている。
該乾式粘着止水材6の取付けは、種々の方法で行われてよいが、例えば、粘着層の幅方向の中間部を挟む両側に離型紙を付けた乾式粘着止水材6の幅方向中間部の粘着層を柱7側の3次止水材8に粘着させ、屋外側から離型紙を剥がし取り、中間部を挟む両側の粘着層を外壁縦目地5を挟む各面5a,5aに粘着させるというようにして行えば、きれいに取り付けることができる。
その場合に、図2(イ−1)に示すように、離型紙の付けられた乾式粘着止水材6の幅方向中間部6aを挟む両側部分6b,6bに、離型紙を含めて切込み10,10を入れておくことにより、金物3の上面側への乾式粘着止水材6の導出を、図2(イ−2)に示すように、幅方向の中間部6bを折り曲げるようにするだけで方向をきれいに変えさせることができ、その状態で離型紙を剥がせば、幅方向の一方の側ともう一方の側の各側6b,6bが切込み部10,10で重ねられ、その部分を互いに粘着させてきれいな仕上がりの止水状態にすることができる。なお、離型紙付きの乾式粘着止水材6は、外壁の建方を行う前に柱7の3次止水材8の正面側に粘着させておいてもよいし、外壁の建方後に外壁目地に設置するようにしてもよい。なお、図3(ロ)(ハ)に示すように、外壁目地5内の乾式粘着止水材6で囲まれた内部には1次止水材としての乾式ガスケット11が設置される。
上記の構造では、図3(ハ)に示すように、乾式粘着止水材6によって縦目地5を通じた屋内側への水の侵入をしっかりと防ぐことができ、また、縦目地5内において乾式粘着止水材6で止水された水は、金物3の上面側に導出されている部分を通じて金物3の上面側に排出され、乾式粘着止水材6で止水された水の一部が屋内側に流れていかず、これらの作用によって、しっかりとした止水状態を形成することができる。
しかも、テープ状のしなやかな乾式粘着止水材6を使用した止水構造であるので、止水材料費のコストダウンを図ることができ、上記のように離型紙を利用して乾式粘着止水材6の取付けを行うことにより、施工も容易にすることができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の第1,第2実施形態では、屋外腰壁がバルコニーの腰壁である場合を示しているが、屋外に備えられるその他の腰壁であってもよい。
実施形態の止水構造を示す分解斜視図である。 図(イ−1)(イ−2)はそれぞれ、テープ状乾式粘着止水材の斜視図、図(ロ)は止水構造部分の断面平面図である。 図(イ)は乾式粘着止水材を金物の上面側に導出させた状態の断面側面図、図(ロ)は該導出部を金物の上面部に貼り付けた状態の断面側面図、図(ハ)は止水の状況を示す断面側面図である。
符号の説明
1…バルコニー腰壁(屋外腰壁)
2…外壁
3…金物
5…縦目地
6…テープ状乾式粘着止水材
10…切込み
12…腰壁側ベース部
13…外壁側ベース部
15…乾式弾性止水材

Claims (2)

  1. バルコニー等の屋外腰壁の外壁側の端部の上面部をカバーする腰壁側ベース部と、外壁面側に面する外壁側ベース部を備えたピース物の金物を具備し、
    該金物の外壁側ベース部と外壁面との間に乾式の弾性止水材が介設され、該止水材が圧縮状態となるように外壁側ベース部が外壁面の側に寄せ込まれ、その寄せ込み状態において、腰壁側ベース部が腰壁に固着状態に取り付けられており、かつ、
    該金物よりも上方領域において、外壁面材間の縦目地内には、テープ状のしなやかな乾式粘着止水材が、その幅方向の一方の側を縦目地を挟む一方の面部に粘着させ、もう一方の側をもう一方の側の面部に粘着させて外壁目地を止水するように備えられ、該乾式粘着止水材の下端部が前記金物の上面側に導出され、該金物の上面側に広げられて粘着されていることを特徴とする、バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式防水構造。
  2. 前記乾式粘着止水材は、外壁縦目地内を延びる部分と金物の上面側に導出される部分との境界部において、幅方向の一方の側ともう一方の側とに切込みが入れられ、各側が切込み部で重ねられ粘着されて金物の上面側に導出されている請求項1に記載の、バルコニー等の屋外腰壁と外壁との境界部分の乾式防水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017066735A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ニチハ株式会社 排水構造および水路構成部材
JP2017180036A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 大和ハウス工業株式会社 排水部材及び排水構造

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